製作記録 ハセガワ 1/24 トヨタ2000GTスーパーディテール

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キットレビュー

依頼品としてハセガワの1/24トヨタ2000GTスーパーディティールの作製を開始。

エンジンレスの通常キットにエンジンパーツ等が追加されたスペシャルキット。発売直後に通常キットを作製したことがあるので、今回は2台目の作製になります。

エンジン本体はメタル製、エンジルームはレジン製、ワイパーなどはエッチングパーツで再現されます。昔、グンゼが発売していたハイテックモデルに近い構成です。

専用の組み立て説明書はなく、ベーシックキットのものに説明書を追加する形式。あっちを見たりこっちを見たりとしなければならず、いささか不親切。(T_T)

組み立て

説明書ではシャーシを組み込んでからフロントアンダーパネルを接着すると指示されていますが、接着線の処理をするために先に組み立てます。取り付けダボも何もなく強度的に心配なので0.3mmプラ板を裏打ちして瞬着で固めました。

とりあえず仮組み。そのデザインからジャガーEタイプやフェラーリデイトナと同程度のサイズだと思い込んでいましたが、模型を作ってみて非常にコンパクトであることを知ってびっくりしました。

ロータスヨーロッパとの比較。ロータスの全幅が1635mmに対して2000GTは1600mm。それなのに重量はロータスの730kgに対して1,120kgもあります。いや、そもそもロータスが異常に軽いのですが・・・。

「ユーたち日本人なのにどうしてそう外車に乗りたがるのかね?・・・日本にもすばらしい車がたくさんあるじゃないか」

リアのオーバーハングが出ているため全長こそ長いものの、ホイールベースはロータスの方が若干長いです。

「フッホッホッホ!見せてやるぜ!ユーとミーのテクニックの差をな!」

エンジンルームはレジンキットで再現。若干歪みがあったので、離型剤落としをかねて、中性洗剤で10分ほど煮沸して修正。仮組みをしてシャーシやボディに干渉する部分を少しずつ削ってすり合わせ。

ボンネットのヒンジはエッチング+メタル+洋白線で再現。開閉はスムーズですが、ボンネットを閉めるとボディの中に沈み込んでしまうのでストッパーを作ってやる必要がありそうです。

主要パーツの仮組み完了!パーツの干渉や歪みがないかチェックしましたが、特に問題ないようです。

エンジンはメタルパーツで再現。製法上、パーツの取り付け穴の浅いところがあるので、ピンバイスで彫り直し、真鍮ブラシで表面を磨きます。

カムカバー上のエンブレムはエッチングで再現。磨いたメタルパーツに接着してプライマーを吹きました。

モデラーズのプラグコードをディストリビューターに接続。最初は穴を空けて差し込もうと思いましたが、基部が細すぎて無理だったので、一回り太いビニールチューブを間にはさんで接続。非常に細かい作業で目が疲れました。(´-ω-`)

タイヤはこの前のミウラと違ってちゃんとサイドウォールにモールドがある標準的なもの。ホイールとブレーキディスクはメッキされていますが、イマイチ実感がなくておもちゃっぽい。・・・(´・ω・`)というわけで、サンポールに浸けてメッキ落としをします。

塗装

ボディに捨てサフを吹いて600番のヤスリで表面処理。透け防止に内側からメカサフを塗り、下地としてベースホワイトを塗装。

フィニッシャーズのファンデーションホワイトを塗装。なかなか良い塗料できれいなツヤが出ましたが、写真で見るとほとんど変化がわからない・・・。( ´△`)

ウェザリングカラーのマルチブラックでスミ入れ。以前は最終仕上げでスミ入れをしていましたが、クリアーをかけるうちにだんだんモールドが埋まってしまうので、最近はこの段階でスミ入れをしています。はみ出した塗料はメラニンスポンジで拭き取ります。

エンブレムはエッチングパーツに塗装する方式とインレットシールにデカールをはる方式が選べますが、今回はデカールを使用しました。

ボディのクリア塗装が乾くのを待つ間にシャーシやエンジンの塗装を始めます。

エアブラシでガイアのexシルバーを全体に吹いてから、黒部分をエナメルのガンメタルで筆塗り。タイヤは結構バリが残っていたの、で400番のヤスリで軽くサンディングしてモデリングワックスで磨きました。

シャーシの塗装完了。パーツ数も塗り分けも少なく、あっという間に完成しました。

ダッシュボード完成!

メーターと木目部分はデカールで再現。ダッシュボードには細かいモールドが入っているので、マークソフターを使って強引に馴染ませました。

コクピット完成!

エンジンの塗装完了!ほとんど金属のカタマリなので、非常に重量感があります。

完成したシャーシにエンジンを積んでみましたが、オールメタルなので、ものすごいフロントヘビーになりました。

窓枠などメッキにはハセガワのミラーフィニッシュをはりこみ。細かくチマチマした作業で半日近くかかってしまいました。( ´△`)

キットに付属しているナンバープレートは「TOYOTA2000GT」ですが、依頼者様の希望で特注のものをWaveのNデカールで作製。

ワイパーはエッチングパーツを曲げて作製。非常に精密で、慎重に扱わないと簡単に歪んでしまいます。

ウィンドウ、ヘッドライト等の接着完了!ボディとシャーシを合体させればいよいよ完成です!(`・∀・´)

完成!(^O^)

オマケ

今回の製作でネットで資料を探していたら、1/24の後期型キットを発見!いつかハセガワから発売されるだろうとずっと待っていましたが、なんと、アオシマから発売!迷わずポチってしまいました!(≧∇≦)

「やっと、ミーのマシンを製作することができるぜ〜!フッホッホッホッホッホッホッホッホッホッホッホ!〜!」( ̄∇ ̄)

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