No.93 AUTOBARN 1/43 マクラーレン F1-GTR

2025年製作予定

次のご依頼品は1/43のレジンキット、マクラーレンF1-GTR(WEST BPR 1996 SPA仕様)です。デザイナーはブラバムやマクラーレンで数多くのF1マシンを世に出したゴードン・マレーですが、ロードカー部門に移籍して最初にデザインしたのがこのマクラーレンF1です。さすが俺たちのゴードン・マレー様だけあって中央にドライバーシートが、左右後方に助手席が配置された3人乗りという変態的(褒め言葉)レイアウトです。

ちなみに

AUTOBARNというメーカーは初めてですが、最近の一般的なレジンキットの水準で成形はキレイです。パーツ数は少なめですが、エッチングパーツの窓枠が付属するなど凝った作りになっています。

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

仮組み

塗装

最終組み立て

タミヤ 1/24 ホンダ・シティターボ+モトコンポ

2022年10月完成

次の依頼品は80年代の名車、懐かしのホンダ・シティターボです。

かえる工房の好みはほとんどが60〜70年代車ですが、初代シティも結構好きで、背の高い独特のボディデザイン当時のシビックと比べてすごくオシャレでアカ抜けたデザインでした。、折りたたみ式の小型バイクが搭載でき、1.2Lターボエンジンは100馬力を叩き出すと夢がある車でした。(^∇^)

タミヤのカーモデルやバイクモデルは一般にメジャー志向で、リアルタイムで人気のあるモデルをキット化する傾向があります。このキットも1981年に初代シティが発売されヒットしたことを受けてすぐにモデル化されたものです。

タミヤの1/24スポーツカーシリーズ初期の製品はプラモデルと玩具の中間的なコンセプトで、パーツ数はできるだけおさえ、ヘッドライト点灯、モーターで走行可となっています。個人的にハコ車はボディのフォルムが全てだと思っているので、こういうキットは結構好きだったりします。

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ数は約45点。インテリアや足回りも最低限のパーツ構成になっていて、フロントグリルやウィンカーも一体成形されています。逆に最近では全く見かけなくなったドライバーフィギュアが付属しています。

タイヤ、デカールなど

年代物のキットなので、デカールの劣化が心配なので、黄ばみ取りをしてからクリアーコートをした方がよさそうです。今回はモーターライズ用のパーツは使用しません。

モトコンポ

シティのウリの一つ、モトコンポが付属。ハンドルを折りたたむとシティのトランクにすっぽり収まる超小型バイクです。パーツ数7点のシンプルなキットですがけっこう精密にできています。

仮組み

中性洗剤でパーツ洗浄をおこなってからとりあえず仮組み。う〜む、なかなかカワイイ❤️❤️❤️。目的地に着いたらトランクから下ろした折り畳みバイクで周囲を散策・・・なかなかグッとくるコンセプトです。

ボディの製作

パテ盛り①

全体のプロポーションはいいのですが、パーティングラインの段差が目立つのでパテ盛りをしました。

パテ盛り②

シートのヘッドレストやフェンダーミラーなど、厚みのあるパーツには派手なヒケがあるので、ここもパテ盛りをします。

表面処理

パテ盛りをした部分を中心に240番→400番→600番とヤスリがけ。ヤスリがけでモールドが消えないようにウィンカーとフォグランプにマスキングをしておきます。

下地塗装

モールドがツブレるのを避けるため、サーフェイサーのかわりにフィニッシャーズのファンデーショングレイを吹き付け。800番のヤスリで細かいキズを消したら、次はいよいよ塗装です!😁😁😁😁

本塗装

クレオスのブラックで塗装。砂吹き→セミウェット→ウェットと塗料を徐々に薄くしていってツヤを出します。

デカール

さほど変色は見られませんが、年代ものですので、念のためワレ防止のクリアコーティングをしました。経年のせいかデカールが浮いてくるのに半日ほどかかりましたが、なんとか使えました。

デカールはりとエンブレム塗装

エンブレムのモールドは筆の腹をこすりつけるという伝統的な方法で塗装。デカールが古いせいか「turbo」の文字は発色がイマイチ。

赤モールの塗装

前後左右のモール部分にエナメル塗料を流し込むようにして塗装。下地にホワイトを塗ったので発色もバッチリです。

マスキング

ボディに光沢クリアーをかけて十分乾燥させてからマスキング。

コクピット・シャーシの製作

インテリアの塗装

まず下地にホワイトを吹いてからシャンレッドで塗装。赤部分をマスキングして黒部分を塗装。カラフルでなかなかオシャレです。

シートの塗装修正

塗装後に中央のクッションは上から2段目だけ黒だったことに気がついて修正。デカールをはる前に気がついてよかったです。

コクピット完成

シートとフロアにつや消しクリアをかけてコクピット完成。

シャーシ完成

セミグロスブラックとシルバーで塗り分けてシャーシーが完成。パーツ数が少ないので、この辺はあっという間に完成しました。

ウィンドウのフチ塗装

リアウィンドウは黒いふちどりが入っていますが、ここは説明書の通りにエナメル塗料を裏から筆塗りをしました。

小物の塗装

ルームミラーはフラットホワイトでその他はセミグロスブラックで塗装。ミラーの鏡面にはミラーフィニッシュをはりこみ。

モトコンポの製作

ボディの接着

ボディ左右を接着してパテ盛り。Fタイヤが後ハメできるように、フォークのピンを短くカットしました。

ボディの塗装

ホワイトで下地塗りをしてから本塗装。発色を良くするために通常のイエローに蛍光イエローを混ぜています。

デカールはり

「HONDA」と「MOTOCOMPO」のデカールをはってクリアーコート。

黒部分の塗装

セミグロスブラックで黒部分を塗装。だいぶ精密感が出てきました。

ホイールの塗装

ホイールを塗装して接着。ようやく地上に立ちました。

最終仕上げ

基本塗装完了

ボディ、シャーシの基本塗装完了!主要パーツを組み立てて灯火類や小物を取り付ければ完成です。

ハセガワ 1/24 BMW 2002 ターボ

2024年11月完成

02シリーズの末弟であるBMW2002ターボは量産車で初めてターボエンジンを積んだマシンとして有名ですが、ドッカンターボで燃費も悪くオイルショックの影響もあってわずか1,672台で生産終了となりました。西風氏の漫画で年代物ターボエンジンのため、停車後すぐにエンジンを切らないでしばらくアイドリングをしておく必要があるというエピソードが印象的でした。

水冷直列4気筒SOHC  最高出力:170hp 最高速度:211km/h
全長:1,410mm 重量:1,060Kg    1973年発表

ハセガワの02シリーズは「ターボ」以外にも「2002ti」「2002tii」「ラリー仕様」「パトカー仕様」など数多くのバリエーションが売されており、このキットもベースキットにエアロパーツを追加する構成になっています。ハセガワの「ヒストリックカーシリーズ」はかえる工房好みのラインナップがそろっていますが、いろいろと細かいツメが甘いのが悩みの種です。(⌒-⌒; )

 

製作記録

キットの問題点

①ボディとシャーシの組み立てが異常にタイトではめ込みが難しい。

②足回りがノーマルのままでトレッドが狭くタイヤも細い。

②シートや内張りの造形が実にテキトー。

④ゲートが異常に多くて処理が大変だし、メッキパーツのあちこちがハゲる。

⑤デカールのストライプの赤が薄いように思える。

 

キットレビュー

パーツ一覧

バリエーション展開のための不要パーツを差し引くとパーツ数は100点程度。モールなどのメッキパーツが細かく分割されているので、エンジンレスキットにしてはパーツ数は多めです。

デカール

赤・紺・青のラインの赤の部分が薄くてオレンジに見えます。こういう仕様のものもあったのでしょうか?

シート

単体ではよくわかりませんが、妙にデカい・・・。形状も変に角張っていて、まるで段ボール箱で作った子供の工作のようです。(−_−;)

コクピット

一体成形のバスタブ型。それはいいのですが、よく見ると内張りは申し訳程度に横線モールドが入っているだけでドアノブもハンドルもありません。うっかり乗り込んだが最期、中からはドアが開けられないというステキ仕様です。(−_−;)

仮組み①

とりあえず仮組みをしてみましたが、なんかおかしい・・・。

仮組み②

ターボ専用の足回りを追加しなかったようで、ノーマルならバッチリなのですが、ターボ仕様としてはトレッドが狭くタイヤも細く見えます。

シャーシ製作

シャーシ仮組み

シャーシのはめ込みが異常にタイトなのでタイヤハウス部を中心に一回り小さく削りました。以前作ったランチアストラトスもそうですが、ハセガワさんでは試作→修正というのをしないのでしょうか?

塗装

シャーシはボディと同色のクレオスのホワイトFS17875を使用。足回りやエンジン部などの細部をブラックとシルバーで塗装。仕上げにセミグロスクリアでツヤを整えてウェザリングマスターのマルチブラックで軽くウォッシングしました。

車軸延長

トレッドを広げるためにホイールの車軸をフロント2mm、リア1mmほど延長しました。

ホイール完成

ホイールをシルバー+グレーで塗装しデカールを貼って完成。タイヤはフジミのスカイライン2000GT-Aから流用。少しバリが目立ちますが、オリジナルよえり若干幅が広いです。

コクピット製作

ダッシュボード

全体をセミグロスブラックで塗装。メーターはデカールを貼ってからエナメルクリアでガラスの感じを表現。ステアリング中央のエンブレムはMSMクリエイションのメタルロゴエンブレムステッカーを使用。

コクピット完成

見えない(目立たない)部分は気にしない主義なので、キットのままストレートに製作。コクピット全体をセミグロスブラックで塗装。この時代の車の塗装はシンプルで実に楽です。

ナンバープレート製作

ナンバープレートメーカー

以前はWAVEやフジミのデカールを使っていましたが、最近はアオシマの「ナンバープレートメーカー」を使っています。

印刷

ハイキューパーツの水転写デカールも試しましたが、インクジェットプリンタ用は滲んでキレイに印刷できないので、最近はA-oneの光沢ラベルを使っています。

貼り付け

完成したシールをキットのパーツに貼り付け。

ボディ製作

パーツ不良①

フロントのモールが成形不良でちぎれていました!タミヤのロータス25にも同じ不良がありましたが、細いメッキ部品は成形不良が起きやすいのでしょうか?

パーツ不良②

とりあえずハセガワさんに連絡したところ、無償ですぐに代替パーツを送ってくれました。d(^_^o)

サイドモール

やたらとゲートが多くてゲート処理をするとかなりメッキが剥がれてしまうので、結局、メッキを落として、塗装かメッキシールで再現することにしました。

オーバーフェンダーのリベット

リベットの部分に0.3mmの虫ピンを埋め込み。少し手間はかかりますが、この方がモールドを塗装するよりキレイにできます。

内部塗装

説明書では内部はイエローで塗装するよう指示されていましたが、そのような資料は見当たらないしメンドくさいので、結局、セミグラスブラックで塗装。

表面処理完了

窓枠などモールドが甘い部分を掘り直して、ファンデーショングレーで下地塗装。

本塗装

説明書の指定通りクレオスの316ホワイトFS17875で塗装。クリーム色に近い白で、旧車の塗装にピッタリです。

ボディのストライプ

MSMクリエイションから色合いを調整したデカールが発売されているのですが、ずっと売り切れ状態なので、諦めてキット付属のデカールを使用。ハセガワのデカールは薄くて段差は出にくいのですが、破れやすいので注意が必要です。

クリアコート

今回はフィニッシャーズのウレタンクリアーGP1を使用。説明書には希釈は10〜30%とありますが、どう考えても濃すぎるので40〜50%程度に薄めました。

研ぎ出し

1500番〜3000番のスポンジヤスリで表面の凸凹を慣らしてから、田宮コンパウンドの粗目→細目→仕上げ目で磨いてツヤ出しをします。

窓枠塗装

ボディをマスキングして前後ウィンドウの窓枠とサイドモールをセミグロスブラックで塗装。ウレタン塗装の上から塗料がのるか心配でしたが、なんとかうまく行きました。

サイドモール

サイドモールと窓枠にハセガワのミラーフィニッシュを貼り込み。この年代の車はメッキパーツが多くて処理が大変です。窓枠はデカールも用意されていますが、メッキ感に欠けるので使用しませんでした。

フェンダーの黒フチ

フロントスポイラーとオーバーフェンダーの取り付け部分には細い黒ラインが入りますが、塗装で再現するのは難しいので、ハセガワのマスキングテープ 0.5mmを貼り込みました。

エブロ 1/24 シトロエンDS19

2025年製作予定

気分転換にガンプラやフィギュアに手をつけましたが、どうにも調子が出ないので久しぶりにロードカー製作に切り替え。最近の依頼品は80年代以降の(かえる工房的に)新しい車ばかりだったので、思い切って50年代車を選びました。

フランスを代表するシトロエンの変態車DS19です。当時としては極めて先進的な「ハイドロニューマチック・システム」を搭載し、サスペンションだけでなく、パワーステアリング、ブレーキ倍力機構などを油圧で制御します。しかし、かえる工房が最もシビレるのは宇宙船のようなアバンギャルドなデザインで、21世紀の車なんかよりはるかに未来的です。

エブロといえばミニカーメーカーだと思っていましたが、2000年代になってマニアックなF1や市販車のプラモデルを次々と発売。最近、倒産したというウワサを聞きますが、このようなメーカーには何とか生き残ってもらいたいものです。

OHV水冷直列4気筒 1,911 cc 最高出力75 HP 最高速度145 km/h            全長4.81 m 全幅1.8 m 全高1.47 m 1955年発売

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

製作開始を決めてから気がつきましたが、タイヤがない・・・(@_@)。ヤフオクで購入したのですが、どうもジャンク品をつかまされたようです。メーカーは倒産したそうでHPも無くなっているし・・・(´・∀・`)

表面処理

ボディ製作

シャーシ製作

コクピット製作

No.76 タメオ 1/43 ティレル019(1990年モナコGP)

2024年9月完成

ベネトンB186とセットでご注文いただいたティレル019です。

60年代〜70年代にかけて大活躍したティレルチームは80年代に入ると強力なエンジンやスポンサーの獲得に恵まれずパッとしない時期が続きました。しかし、ハーベイ・ポスルスウェイト設計の018から戦闘力を取り戻し、019は空力設計担当のジャン=クロード・ミジョーのアイディアによるハイノーズデザインと中嶋悟のドライビングで注目を集めました。

ネットでよく「タイレルは間違い、ティレルが正しい」という発言を見ますが、映画『ブレードランナー』やGoggles翻訳では「タイレル」と発音しているところから単にアメリカ英語とイギリス英語の違いのようで、第二次F1ブームの頃から「ティレル」に変わったようです。個人的には001〜008までを「タイレル」、009以降を「ティレル」と呼んでいます。

019を初めて見た時、サイドのホワイトの部分がスカスカなのを不思議に感じました。実はメインスポンサーが「Rothmans」になる予定でデザインを決めたのですが、それが中止になったためこんな中途半端なカラーリングになったそうです。

80年代に入って空力の研究が進み、かつては剥き出しになっていたダンパーなどもボディに内蔵されて足回りがスッキリしています。さらに019はフロントサスがシングルタイプなのでノーズが非常に細くなっています。

019のセールスポイント、「ドルフィンノーズ」と「アンヘドラル(下反角)ウィング」。ミジョーのデザインではベネトンB192のような左右2本のピラーで一枚のウィングを吊り下げる方式でしたが、ポスルスウェイトが「格好悪い」と言ったためこの形式に落ち着いたそうです。

製作記録

今回もタメオのキットですが、ベネトンB186と比べるとかなり初期のものなので、パーツは少なめでパーティングラインのズレや表面の荒れが目立ちます。ウィングがついていないせいかもしれませんが、パーツ単体で見るとノーズが妙に太く見えます。

キットレビュー

メタルパーツ一覧

メタルパーツは全25点。タメオの初期のキットなのでエンジレスのシンプルな構成で説明書も白黒の簡潔なものです。

エッチングパーツなど

エッチングパーツはウィング用の薄いものと足回り用の厚いものの2種類が付属。

デカール

なぜか1セットしか付属しません。白の部分はデカールをそのまま使うか、マスキング塗装にするか検討中。

組み立て

ホイール

リムの精度が低くてスポーク部がスムーズに収まらないのですり合わせが必要。真鍮削りだしのものもあるようですが、このキットにはホワイトメタル製のものが付属します。

ギヤボックス

内部パーツはギヤボックス後部のみですが、ここが干渉してカウルがきちんと閉まらないので上下を削ってすり合わせをしました。

アンテナ

エッチング製のアンテナ(ピトー管?)は妙に太くてボッテリしているので、真鍮線などに交換したほうが良さそうです。

フロントウィング

エッチングパーツの翼端版は平板な形状なので、後部はタイヤの形に沿うように内側に曲げる必要があります。

仮組み完了

パーツ構成はBBRのマクラーレンと似たようなものですが、エッチングパーツがポキポキ折れるようなこともなく足回りやウィングの水平もきちんと出ました。

分解

アセトンに漬け込んでパーツを分解。仮組みには瞬間接着剤を使用していますが、このように簡単に分解できるのがメタルキットの利点です。

ボディ・ウィング組み立て

改めてパーツをキチンと接着し、フロントウィングの翼端版の曲線出し。ヤスリとポリッシャーで表面をピカピカに磨きます。

シャーシ組み立て

シャーシの方も細かいパーツを接着。ベースにネジ止めするため3mmナットを黒い接着剤で固定。さらに回転防止のため2mm真鍮線を埋め込みました。

シートベルト①

このキットにはシートベルトが付属しないので、別売のエッチングパーツを使用します。後期のキットに標準で付属しているものと基本的に同じものです。

シートベルト②

真鍮製のエッチングパーツを切り出してライターであぶって焼きなまし。シートの形状に合わせて曲線をつけます。

塗装

下地塗装

今回のキットは表面にピンホールなどが目立つので、プライマーサーフェイサーを吹いて細かいキズをチェックします。

本塗装①

フィニッシャーズのファンデーションホワイトで全体を塗装。デカールをコピーしたものを型紙にしてマスキングシートを作成しました。

本塗装②

青部分はフィニッシャーズのピュアブルーで塗装。マスキングもまずまずうまく行きました。

デカール貼り

結局ホワイト部分は塗装で処理したので、塗り分けラインのシルバーのみ使用しました。

シャーシ・足回り塗装

シャーシ、ホイール、サスペンションなどは全てセミグロスブラックで塗装。細かい部分はエナメル塗料で筆塗りをします。

シャーシ完成

コクピット、リアサスを取り付けてシャーシ側は完成。

足回り組み立て

ボディの研ぎ出しと磨きが完了したので、シャーシと合体させてサスアームを組み立て。微調整をしながら組む必要があるのでエポキシ接着剤を使いました。

タイヤ接着

サスアームの組み立てが完了したら、次はホイールを接着。水平、垂直がきちんと出るように真鍮ブロックで固定します。

リアウィング接着

同じようにリアウィングを接着。やはり真鍮ブロックで固定します。

小物接着

ミラー、ヘッドレスト、アンテナなどの小物を接着。ヘッドレストはキットのパーツは四角形ですが、資料を見ると円形が正解のようなので、プラ板を切り抜いて自作しました。

No.75 タメオ 1/43 ベネトンB186(1986年メキシコGP)

2024年8月完成

次のご依頼は1/43のF1メタルキット、ベネトンB186 メキシコGP仕様(ゲルハルト・ベルガー優勝車)です。

F1でスポンサー活動をしていたイタリアのアパレルメーカー「ベネトン」がトールマンチームを買収し、1986年に「ベネトン・フォーミュラ」として参戦を始めた最初のマシンがこのB186です。トールマン時代から引き続きロリー・バーンが設計を手がけ、マシンデザインはTG185の流れをくむものですが、BMW直4ターボエンジンにスイッチしたことで予選1400馬力、決勝900馬力という強烈なパワーを手に入れました。

今回のご依頼品はタメオの比較的新しいキットなので、ヘタなプラモデルよりも安心して製作できました。

アパレルメーカーのチームとあってド派手なグラフィックです。翌年のB187からは一般的な塗り分けに変わりましたが、これは評判が悪かったのでしょうか?

F1では珍しい直列4気筒エンジンを積んでいるためインテークは左側のみ。冷却上の問題があったのかメキシコGP仕様では右サイドポンツーンのパネルが外されていてエンジン部がチラリと見えます。

製作記録

キットレビュー

メタルパーツ一覧

パーツ数は約130点。1/20キット並みの精密さですが、今回はプロポーションモデルとして製作しますので、見えない部分の組み立てや塗装は極力省略します。

エッチングパーツ、その他

新品キットなのでパーツはピカピカです。この前のBBRのキットはタイヤやエッチングパーツの劣化がありましたが、これは大丈夫のようです。

デカール

質の高い(おそらくカルトグラフ製)デカールが2セット付属。海外製ガレージキットでは割と一般的ですが、国産キットでもグラフィックの重要なキットでは見習ってもらいたいところです。

組み立て説明書

タメオの後期のキットはフルカラーの説明書がついています。この辺りもヘタなプラモデルよりよほどしっかりしています。

ネームプレート

エッチング製のネームプレートとデカールが付属。今回はメキシコGPで優勝したG・ベルガー車として製作します。

仮組み

脱脂作業

パーツを30分ほどアセトンに漬け置きをして脱脂作業。キツい溶剤を使っても侵される心配がないのがメタルキットのいい点です。

ディスプレイベース

ロムの1/43アクリルケースホワイトベースを使用。シャーシ側に3mmナットを黒い接着剤で固定。スペーサーはキット付属のものを使用します。

エンジン周り組み立て

カウルを脱着して鑑賞できるようにM12/13エンジンが精密に再現されています。足回りは若干すり合わせが必要です。

仮組み

ボディに前後ウィングと足回りをつけてバランスを確認。接地性は良好で特に調整する必要はありませんでした。

サイドカウル

80年代のマシンなので、当然フルカバーカウルだと思っていましたが、なんと右サイドのカウルが外されています!資料がなくてよくわかりませんがメキシコGPだけの特別仕様のようです。

塗装

下地塗装

マルチプライマーを吹いてから、ファンデーショングレイで下地塗装。細かいキズをチェックしてから本塗装に入ります。

塗装①

フィニッシャーズのピュアホワイトで塗装してからマスキング。

塗装②

緑の部分はフィニッシャーズのピュアグリーンで塗装。

シャーシ塗装

シャーシ、前後ウィングはセミグロスブラックで塗装します。

デカール貼り

ボディと前後ウィングにデカール貼り。デカールは質の良いものでシワもワレもなくキレイに貼れました。アパレルメーカーのチームとあって後部のグラフィックが実にハデです。

コクピット

シート、ステアリングホイール等を塗装。シートベルトはキット付属のエッチングパーツを使用しました。

シャーシ側完成

シャーシにエンジン、コクピットを接着。サイドポンツーンの右側は外から見えるので、細かい内部パーツも組み立てて塗装しました。

ボディ完成

ボディにウレタンクリアを吹いて、1000番〜3000番のヤスリで研ぎ出しをしてコンパウンドで磨いて完成。あとは各パーツを組み立てるだけです。

最終組み立て

フロントサス完成

サスアームの取り付け位置が決まったら、プッシュロッド、タイロッドを取り付けてフロントサスは完成です。

足回り組み立て

エポキシ接着剤で足回りを接着。水平、垂直が正確に出るように接着剤が完全硬化するまで真鍮ブロックで固定します。

ウィング組み立て

エポキシ接着剤でウィングを接着。足回りと同じように真鍮ブロックで固定します。

細部組み立て

コクピット周り細部組み立て。シールドは極薄の透明シートを切り抜いて丸みをつけてから接着するようになっていて、この作業だけで三日もかかってしまいました。

ミニカーリペイント

※金属製ミニカーが対象です。ボディがプラスチックやレジン製の場合はご相談ください。

基本メニュー

①おまかせコース
明らかなミスやごく簡単な修正は無料で承りますが、微妙な形状や色合いについてはこちらにお任せいただきますので、事前にできるだけ正確な指示をお願いします。
作業開始後の依頼内容変更は追加料金が発生します。

②こだわりコース
作業内容はおまかせコースと同じですが、工程ごとにチェックしていただき、微妙な形状や色合いなどをお客様が納得いくまで修正します。費用も手間もかなりかかりますが、理想通りの完成品を手に入れたいお客様にオススメします。

①パーツ分解

カシメ部を削り、接着部を溶剤や熱湯で溶かしてパーツを完全に分解します。

②破損部の補修

パーツがガッチリ接着されていて分解時に破損してしまった場合はできるだけ目立たないように修復します。写真の作例では二つに裂けた天井の内張りを繋ぎ直しました。

③塗装剥離

オリジナル塗装に重ね塗りするとシャープさが失われるので、剥離剤を使って塗装を全剥離します。(プラスチックやレジン製ミニカーではボディも溶けてしまうので不可能です)

④塗装剥離

オリジナルの塗装をキレイに剥がします。

⑤下地処理

模型用塗料は金属面には定着しにくいので、メタルプライマーやプライマーサーフェイサーで下地処理をします。

⑥下地塗装

リペイントの赤の発色を良くするためにピンクサーフェイサーで下地塗装をします。

⑦塗装テスト

本塗装の前に塗装テストを行います。塗装テストは3種類まで行いますが、それ以上のテストが必要な場合や調色が必要な場合は「こだわりコース」で注文をお願いします。

⑧本塗装

作例では5種類の塗料をテストした結果、フィニッシャーズの「シルクレッド」を使用しました。

内装のリペイント

①パーツ分解

ボディと同じようにパーツを分解します。

②再塗装

内装をブラックで再塗装。フロアのチェック模様はシールを自作して再現しました。

オプションメニュー

①クリアーフィニッシュ1

ラッカー系のクリア塗料でボディをクリアコートして塗装面やデカールを保護します。さらにクリアー面をコンパウンドやワックスで磨き込んで光沢をだします。

②クリアーフィニッシュ2

作業内容はクリアーフィニッシュ1と同じですが、ウレタン系クリア塗料を使用します。ウレタン塗料は値段が高く扱いも難しいので料金は高めになりますが、塗膜が頑丈で硬質感のあるカチッとした仕上がりになります。

 

塗装テスト(レッド系)

カーモデルのボディ色はやっぱり赤!(個人の感想)。しかし、一口に赤と言ってもさまざまな色合いがあります。ポルシェ911の赤とフェラーリの赤はやはり差別化したい!・・・ということで各社から発売されている赤塗料の比較テストを行いました。ソリッドカラーのレッドは全てガイアノーツのピンクサフで下地塗装をしています。

1.フィニッシャーズ カラー

  価格:420円(税込) 容量:20ml

カーモデル専門のメーカーとあって、車やバイクのボディ色に対応した各種カラーが発売されています。容量はクレオスやタミヤの2倍で価格は2倍弱、さらに濃いめに調整されているので、かなりお買い得かもしれません。欠点は容器で、フタとラベルの色が全て同じで見分けにくいことと、中ブタが別体になっていて扱いが面倒なことでしょうか。

ブライトレッド

フィニッシャーズカラーでは一番明るい赤で、クレオスのシャインレッドに近い色です。

ピュアレッド

ブライトレッドよりやや濃い赤です。

リッチレッド

ピュアレッドよりやや明るめで、スタンダードな赤です。クレオスのレッドに近い色です。

シルクレッド

リッチレッドよりやや濃い赤です。

ディープレッド

フィニッシャーズの塗料では一番濃い赤。アルファロメオなどに使えそうです。

  

2.クレオス Mr.カラー

  価格:220円(税込) 容量:10ml

この中では一番歴史の長い塗料で、かえる工房はアメリカのレベル社と提携した「レベルカラー」の時代から愛用しています。一番の長所は最もポピュラーでタミヤ以外の国産キットはたいていMr.カラーで指定されており、どこの模型店でも手に入ることです。

3 レッド

大昔から愛用しているレッド。かえる工房にとってレッドといえばこの色が基準になります。

79 シャインレッド

上のレッドに比べてかなり明るい赤。フィニッシャーズほど細分化されていないので選択に迷うことはありません。

171 蛍光レッド

レッドといってもオレンジに近い色です。F1などのマルボロレッドに使えそうなので、いつか試してみます。

171 クリアーレッド

シルバーの下地にクリアーレッドを重ね吹き。通常のメタリックカラーより深みがあるので気に入っています。CB750Fの外装やフィギュアのコスチュームなどで使用しています。

171 クリアーレッド+クリアーブラック

暗い赤を表現するため、シルバーの下地にクリアーレッド+クリアーブラックを重ね吹きしました。ブラックの割合が少なかったのか上とそれほど変わりませんでした。

171 クリアーレッド

下地を黒鉄色に変えてクリアーレッドを重ね吹き。かなり感じが変わりました。セーラーサターンのリボンはこの方法で塗装しました。

3.タミヤ ラッカー塗料

  価格:220円(税込) 容量:10ml

タミヤの塗料はアメリカのパクトラ社と提携したエナメル塗料の「パクトラタミヤカラー」を販売し続け、一昔前はラッカー系なら「レベルカラー」、エナメル系なら「パクトラタミヤカラー」の二択でした。そのためかタミヤのラッカー系塗料は缶スプレーのみで、ビン塗料は2017年になってやっとが発売されました。

TS-85 ブライトマイカレッド

1/20フェラーリF1用に開発された塗料です。クレオスのレッドよりやや濃い赤で、フィニッシャーズのシルクレッドに近い感じです。タミヤのHPには「メタリックレッド」と説明されていますが、メタリック感はほとんどありません。

TS-31 ブライトオレンジ

4.ガイアノーツ

  価格:275円(製込) 容量:15ml

No.71 ハセガワ 1/24 スバル インプレッサ WRX

2024年6月完成

セリカGT-Rとセットで注文された依頼品です。インプレッサWRXは1992年にデビューし世界ラリー選手権(WRC)で活躍してスバルの名を世界に広めた名車です。一見、普通の4ドアセダンに見えますが、ボンネットにエアスクープ、リアにスポイラーを装備とかえる工房の好物「羊の皮をかぶった狼」です。

『頭文字D』の主人公の父親の愛車がこの初代インプレッサですが、「プロジェクトD編」に入った頃から飽きて読まなくなったので、すっかり忘れていました。(^◇^;)

ハセガワのカーモデルはパーツ状態で見ると繊細なモールドが美しくすばらしいキットに見えるのですが、繊細すぎて破損しやすかったりプラモデルとしてのアレンジが足りなかったりして、実際に組んでみるとストレスを感じることがよくあります。昔のハセガワはタミヤに次いで「国内第二の模型メーカー」というイメージだったのですが、得意の飛行機模型と違ってカーモデルはどうもすっきりしない点が目立ちます。

キットの問題点

①バリやヒケが結構あり、特に足回りやサイドミラーなど小物の成形がヒドい。

②ドライブシャフトが反っているためアライメントがきちんと出ない。

③取り付けダボが小さく合いがキツいため、すぐに折れてしまう。

④センターピラーのウィンドウの塗り分けラインがおかしい。

⑤ホイールの塗装指示が「黒鉄色」になっているのはおかしい。

 

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ数は約70点。タミヤのセリカGT-R同様エンジレスキットですが、パーツが細かく分割されていてフロアマットを再現するシールやウィンドウのマスキングシートが付属するなど差別化が図られています。

ボディの成形

ボディはモールドが浅くてぼんやりとしていてルーフ裏側にはでっかいゲートが残っています。どうも金型屋さんの技術力がかなり低いようです。

仮組み①

90年代発売のキットですが精度が低いので、仮組みは必須です。特に足回りのパーツにバリがひどく、けっこう時間をかけてすり合わせをしました。

仮組み②

一応仮組みはできましたが、リアの接地が悪くて少しガタつくのでさらに調整が必要です。ボディにも若干ヒケがあり、モールドが浅めなので掘り直したほうが良さそうです。

ウィンドウのライン①

ウィンドウのフチはブラックで塗装しますが、塗装用のケガキ線がずいぶん前に飛び出しています。普通はセンターピラー中心に重なるものだと思うのですが・・・。

ウィンドウのライン②

実車写真をいくら見てもよく分からなかったので、説明書の塗装図通りにセンターピラー中心に合わせた位置で塗装することにしました。

表面処理

捨てサフ吹き

パーティングラインやヒケの目立つ部分にサフ代わりのファンデーショングレーを吹いて240〜600番のヤスリで表面処理。ついでにモールドを深く掘り直しました。

ボディ製作

下地塗装

セリカ同様ボディ色はレッド系なのでやはりピンクサフで下地塗装。

ヒケの修正

下地塗装をしてからフロントフェンダーにヒケがあることを発見!(@_@)。溶きパテを盛って処理をしました。

本塗装

ボディ色はフィニッシャーズのディープレッドを使用。アルファロメオなどに使われる色でセリカのリッチレッドよりかなり暗い赤です。

ボディの研ぎ出し

クリアコートをしてから、クリア面を1500〜3000番のヤスリで研ぎ出し、コンパウンドで磨き込み。だいぶツヤが出てきました。

ウィンドウのマスキング

キットにはマスキング用のシールが付属。最近は飛行機模型でもこのようなオマケがついていて非常に助かります。

基本塗装完了

窓枠、ドアノブ、サイドモールなどをセミグロスブラックで塗装。だいぶ完成状態に近づいてきました。

ボディ完成

ウィンドウ、ミラー、灯火類、ナンバープレートなどを接着してボディ完成!

シャーシ製作

塗装

シャーシ関連パーツの塗装完了。改めて確認すると一体成形になったドライブシャフトが微妙に反っているためリアタイヤのアライメントが狂うことがわかりました。

アライメント調整

足回りパーツを取り付けてから、リアサスとタイヤハウスの接続部に接着剤を流し込み。接着部が固まるまで指で押さえて四輪がきちんと接地するように調整しました。

シャーシ完成

足回りのアライメントが決まったら、シャーシ関連パーツを取り付け。軽くスミ入れをしてシャーシは完成です。

ホイール塗装①

リムはメッキの地肌をそのまま生かし、スポーク部は組み立て説明書の指示通りクレオスの(28)黒鉄色で塗装。・・・しかしなんかおかしい・・・。

ホイール塗装②

依頼者様からご指摘をいただきましたが、実車のホイールはほとんどシルバーに近い色・・・。かえる工房ランキングでハセガワさんの評価がまた一段落ちました・・・(−_−;)

ホイール塗装③

完成した塗装を剥がして、シルバー+黒鉄色(少量)で調色したもので再塗装。

コクピット製作

フロアマット

フロアマットには起毛シールが付属。ノリが強くて微調整がしにくいので、はみ出した部分はナイフでカットしました。

コクピット完成

内装はブラックと36 RLM74 グレーグリーンで塗り分け。シートの模様はデカールで再現します。

No.70 タミヤ 1/24 トヨタ・セリカ GT-R(T180型)

2024年6月完成

次の依頼品はタミヤのセリカGT-R。

かえる工房にとって「セリカ」といえば初代の「ダルマセリカ」こと1600GTなのですが、1989年にデビューした5代目セリカはヌルッとした曲面主体のボディにリトラクタブルヘッドライトを装備と時代の流れを感じさせます。このT180型は直4ターボエンジンを搭載しラリーマシンのベースにもなった名車です。

組み立て説明書によるとキットの発売は実車デビューと同じ1989年。タミヤのカーモデルはその時代の最新のものをキット化する傾向がありますが、個人的にはもっとヒストリックカーに力を入れてもらいたいと思っています。

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ数は約50点。以前製作したシティターボがシリーズNo.30で、このキットがNo.56。さすがにモーターライズではなくなりましたが、パーツは少なめで、おもちゃ的プラモからディスプレイキットに移行する過程が見えて興味深いです。

仮組み①

パーツ数は少なめですがタミヤらしくカチッと組み上がり、4WDの足回りの雰囲気をよく再現しています。

訂正:T180型はFFでした・・・。フロアトンネルがあるのでFRか4WDだと思い込んでいましたが、おハズカシイ・・・(⌒-⌒; )

仮組み②

エキパイの左にドライブシャフトが通ります。えらく細いように感じますが、実物でもこんなに細いのでしょうか?

訂正:コメントでもご指摘がありましたが、このキットのセリカはFFなので、エキパイの隣のパイプはドライブシャフトではありませんでした。少し調べましたが、どうも4WSのシャフトのようです。

仮組み③

接地性は良好。2代目、3代目の角張ったデザインとは全く違うヌルッとした曲面主体のデザインです。リトラクタブルライトは固定式になっています。

表面処理

捨てサフ吹き

サフ代わりにフィニッシャーズのファンデーショングレーを吹いて、180〜600番のヤスリでパーティングラインやヒケの目立つ部分を整えました。

ボディ製作

下地塗装

ボディはレッドで塗装するので、下地はガイアノーツのピンクサフで塗装しました。

本塗装

ボディ色はフィニッシャーズのリッチレッドを使用。複数の塗装見本から依頼者様に選んでもらいました。

デカールはり

フロントグリルは透明パーツになっていますが、デカールはりの段階でボディに接着して、クリアーコートをかけることにしました。

クリア研ぎ出し

1500番から3000番のヤスリで研ぎ出し→クリア→研ぎ出し→クリアを繰り返し、仕上げにコンパウンドで磨いて光沢を出しました。

ウィンドウ

ウィンドウのフチは裏側からエナメル塗料セミグロスブラックで塗装。

マスキング

ボディサイドのモールと窓枠を塗装するためにボデイをマスキング。

塗装完了

モール塗装後にウィンドウ、灯火類を接着。黒の差し色が入るとグッとしまって見えます。

シャーシ・コクピット製作

塗装①

シャーシはボディと同色で塗装。マスキングをしてからエンジン部やタイヤハウスをブラックで塗装します。

塗装②

シャーシ関連パーツの塗装完了。あとはエナメル塗料筆塗りで細部塗装をしたら組み立てに入ります。

シャーシ完成

各パーツを接着してから軽くスミ入れをしてシャーシ側は完成です。

コクピット完成

塗装指示がエナメル塗料だったので、近似色としてクレオスのラッカー系塗料C317グレー FS36231とC-331ダークシーグレーで塗り分けました。

完成