2025年製作予定
次はアストンマーチンDBXのミニカーリペイントです。ミニカーの主なスケールは1/43か1/18ですが、今回のご依頼品は1/64です。

フィギュア・プラモデル・ガレージキットの製作代行
2025年7月製作開始
次のご依頼品は1/43のレジンキット、フェラーリ製プロトタイプレーシングカーの512Fです。1970年にフェラーリ512 Sは70年のル・マンやデイトナに出場しましたが、ライバルのポルシェ917にはかなわず、翌年には改良型の512Mを発表しました。この512Mがスイスのプライベートチーム、スクーデリア・フィリピネッティの手で独自にモディファイされたのがこの512Fだということです。512Sは知っていましたが、512Fの存在は今回のご依頼を受けるまで全く知りませんでした。
TRAJECTOIREはフランスのガレージキットメーカーのようです。フランス製キットはマニアックな車種を発売していて魅力的なのですが、クセが強くてタメオのキットなどと比べると10倍くらい大変なものが多くて悪い予感がします・・・😅😅😅
パーツ一覧
パーツ構成は1/43ガレージキットとしては一般的なものですが、嫌な予感がするのは着色済みのボディとデカール。ライトユーザーに向けた仕様ですが、以前ランドクルーザーで酷い目にあった記憶が・・・。
2025年6月製作開始
次のご依頼品はアオシマの「1/24 スーパービップカー シリーズ」のマジェスタです。2代目 S150型のマジェスタにローダウンパーツ、ホイール、エアロパーツなどを追加したものです。
アオシマは箱変えやパーツ追加をして繰り返し再販するため、キットの素性が調べにくいのですが、おそらく2代目クラウンマジェスタ(S150)がデビューした90年代の製品のようで、以前依頼品として作ったセドリックより若干現代的な構成になっています。
いつもはボディから作業を始めるのですが、パーツの精度や強度に難があるので、まずシャーシを完成させてから、ボディの組み立てをすることにしました。
2025年5月製作開始
次のご依頼品は1/43のレジンキット、マクラーレンF1-GTR(WEST BPR 1996 SPA仕様)です。ブラバムやマクラーレンで数多くのF1マシンを生み出した鬼才ゴードン・マレーが、マクラーレンのロードカー部門に移籍して最初にデザインしたのがこのマクラーレンF1です。さすが俺たちのゴードン・マレー様だけあって中央にドライバーシートが、左右後方に助手席が配置された3人乗りという変態的(褒め言葉)レイアウトです。
AUTOBARNというメーカーは初めてですが、海外製レジンキットとしては平均的な水準で成形も割とキレイです。主要パーツ数は少なめですが、細かいエッチングパーツが付属していて窓枠も別パーツで再現されます。
写真は自由にDLしていただいて結構ですが、二次使用目的の場合は必ず事前に連絡をお願いします。
パーツ一覧
パーツ数は30点程度。レジン、ホワイトメタル、エッチングパーツで構成される典型的なガレージキットです。後期タメオ製品のように偏執狂的な部分はありませんが、ウィンドウの組み立ては一工夫が必要です。
ディスプレイベース固定
3mmビスで固定できるように、ベースとシャーシとコクピットに2mmと3mmの穴あけ、コクピットの3mm穴は6mmまで拡大してナットを埋め込み。ベースに2mm真鍮線を埋め込み、回転防止のダボとします。
ウィンドウパーツ
このキット1番の難所。ウィンドウパーツは切り取り線もなく「自分で勝手に切り抜いてね」という仕様でサイズもギリギリの透明プラ板が1枚付属するだけ。ううむ・・・どう処理したものか・・・😖😖😖
2025年1月製作開始
F1シリーズ第6弾はフェラーリ126CKです!😆😆😆
6年にわたって活躍し、4度のコンストラクターズタイトル、3度のドライバーズタイトルを獲得した312Tシリーズも流石に古さが目立ち、1981年には完全新設計の126CKがデビューしました。126CKにはフェラーリ初のターボエンジンTipo021が搭載され、パワーはあったもののスペースフレームにアルミパネルを貼り付けたセミモノコックシャーシは全くの時代遅れで剛性が不足していました。それでも、ヴィルヌーヴのドライブによってモナコGPとスペインGPで2度の優勝をかざり、母国カナダGPではフロントウィングを破損しながらも走行を続け、3位に入賞しました。
懲りもせずにまたもやフジミのキットです。体調がいい時に取り組もうと積んでいたものを押入れから引っ張り出しました。かえる工房はヴィルニューブのファンですが、フジミの126C2はエンジンがデカすぎる、ボディの形状がヘン、などよくないウワサばかり聞くので、126CKを製作することにしました。こちらはエンジンもリニューアルされかなり改善されているということですが・・・😅😅😅
写真は自由にDLしていただいて結構ですが、二次使用目的の場合は必ず事前に連絡をお願いします。
①カウルとシャーシがキチンと合わない。
②組み立て説明書が分かりにくくいいかげんなところが多い。
③ホイールが接着式で脱着ができない。
④カウルの分割方法が実車と違う。
⑤ブレーキダクトが透明パーツで成形されている。
組み立て説明書①
一般的なF1キットではリアのロアアームはエンジン側に接着するのですが、このキットではなぜかシャーシに接着するよう指示されています。しかし、図のような取り付けダボがないためキチンとした位置に接着することができません。
組み立て説明書③
ミラー鏡面はメッキパーツではない(なぜ?)のに塗装指示を忘れているし、ノーズ下面の塗装はシルバーが正解です。カナダGPでノーズがめくれあがった状態で走り続けた126CKは超有名だと思っていたのですが・・・。どうしてこんなミスをするのでしょうか?
ブレーキダクト
透明パーツで再現されていて、さすが!・・・と言いたいところですが、ブレーキダクトが半透明なのは312Tシリーズで、126CKは一般的な黒パーツ・・・。形状はいいのですが、こういう無意味な努力をするところがいかにもフジミらしいです・・・😅😅😅
アップライト
ブレーキディスクは2枚重ねでクーリングホールが再現され、さらにキャリパーが別パーツになっていてブレークディスクが回転するという凝った作りです。しかし、ホイールをディスクに接着するようになっていて、完成後は脱着できないという不思議な構造です。
カウルとシャーシのスキマ
大問題が発生。シャーシとカウルに2mmほどのスキマができてしまいます。最初はこれで正しいのかと組み立て説明書や資料を見返しましたが、やはりそんなデザインではありませんでした。
カウルとシャーシの修正①
どこかが干渉しているのかと、あーでもないこーでもないと調べましたが、けっきょく成形不良でカウルとシャーシが微妙に反り返っているようです。写真の矢印の部分に浅く切れ込みを入れて反り返りを修正してから瞬間接着剤を流し込んで強引に固定しました。
リアウィング組み立て
かえる工房は塗装後の接着があまり好きではないので、この時点でウィングと翼端板を組み立ててしまいます。接着ダボが浅くて安定しないので、垂直がきちんと出るように真鍮ブロックで固定します。
デカール貼り①
サイドパネル下の細長いデカールは左右がはみ出します。そこはお客様が自分でカットしてくださいということなのでしょうが、説明書にちゃんと書いておいてほしかったです・・・。ちなみにリアウィングの「MICHELIN」やコクピットサイドのイタリア国旗のストライプも同じ仕様です。
エアファンネルカバー
エアファンネル部がただの板になっているので、真鍮メッシュでカバーを新造。プラ板を切り出した雄型と雌型で真鍮メッシュを絞り出しました。この辺りがはっきり分かる資料がなかったので、形状はわりとテキトーです。
パーツ調整
F1やバイクなど細かいパーツが組み合わさったキットでは、いざ接着という段階で微妙な歪みが出ることがあります。このキットもターボ関連のパーツが干渉してカウルが閉まらなくなったので、パーツがきちんと収まるようにすり合わせをしました。
フロント足回り完成
フロントサスは完成後には見えなくなるのでキットのパーツをそのまま使用。スムーズにステアリングできるようにシャーシ側のブレーキホースは差し込んであるだけです。実車では黒なのですが、模型的な見栄えを考えて無塗装で行こうと思います。
2025年7月製作開始
オートバイシリーズ第8弾はカワサキGPZ900R。
70年代のビッグマシンは空冷4気筒が主流でしたが、80年代になるとそれにも限界を迎えました。そこで各メーカーは次々とエンジンの水冷化を推し進めましたが、GPZ900Rもその中の一台で、「サイドカムチェーン」方式を採用し幅の狭い左右非対称のエンジンが特徴です。海外市場向け向けにはNinjaのペットネームがつけられました。初めて聞いた時には「カタナ」はともかく、さすがに「ニンジャ」はないだろうと思いましたが、外人さんにはクールに感じるのか、映画『トップガン』の主人公マーベリックの愛車としても有名です。
水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒 最高出力 115PS/9,500rpm
乾燥重量 228kg 1984年発売 販売価格38万5,000円
このキットはノーマルのGPZ900Rに前後足回り、マフラー、ハンドルなどのオプションパーツを追加して、漫画『キリン』の第2部「The Horizontal Grays」に登場するチョースケの愛車を再現しています。
デカール
カウルの塗り分けはデカールで再現されますが、少し劣化しているので塗装で再現するか、新品を購入した方がいいかもしれません。ナンバープレートは原作漫画でもはっきり描かれていないでので「KAWASAKI」マークが付属しています。
2022年10月完成
次の依頼品は80年代の名車、懐かしのホンダ・シティターボです。
かえる工房の好みはほとんどが60〜70年代車ですが、初代シティも結構好きで、背の高い独特のボディデザイン当時のシビックと比べてすごくオシャレでアカ抜けたデザインでした。、折りたたみ式の小型バイクが搭載でき、1.2Lターボエンジンは100馬力を叩き出すと夢がある車でした。(^∇^)
タミヤのカーモデルやバイクモデルは一般にメジャー志向で、リアルタイムで人気のあるモデルをキット化する傾向があります。このキットも1981年に初代シティが発売されヒットしたことを受けてすぐにモデル化されたものです。
タミヤの1/24スポーツカーシリーズ初期の製品はプラモデルと玩具の中間的なコンセプトで、パーツ数はできるだけおさえ、ヘッドライト点灯、モーターで走行可となっています。個人的にハコ車はボディのフォルムが全てだと思っているので、こういうキットは結構好きだったりします。
パーツ一覧
パーツ数は約45点。インテリアや足回りも最低限のパーツ構成になっていて、フロントグリルやウィンカーも一体成形されています。逆に最近では全く見かけなくなったドライバーフィギュアが付属しています。
仮組み
中性洗剤でパーツ洗浄をおこなってからとりあえず仮組み。う〜む、なかなかカワイイ❤️❤️❤️。目的地に着いたらトランクから下ろした折り畳みバイクで周囲を散策・・・なかなかグッとくるコンセプトです。
2024年11月完成
今回もミニカーのリペイントです。かえる工房はアウディというとクワトロくらいしか知らないのですが、RS2はポルシェがカスタマイズしたスペシャルモデルで、2.2 L 直5DOHCターボエンジは315馬力を叩き出し、最高速262km/hとなかなかスポーティなモデルのようです(Wikipedia情報)。直4や直6ではなく直列5気筒エンジンというところがいかにもアウディらしいです。
「Otto Mobile」はフランスのミニカーブランドでマイナーなアイテムを数多く発売しています。そのためボディは亜鉛合金ではなく、レジンを使用していてミニカーというよりガレージキットの完成品という感じです。
下地処理
ピラー部やライトレンズはオリジナル塗装を生かすのでマスキングします。剥離剤は使えないので塗装剥離をしないでペイントしますが、塗料がしっかり食いつくようにヤスリで表面を荒らして足付けをします。