No.101 POP RACE 1/64 アストンマーチンDBX 707

2025年製作予定

次はアストンマーチンDBXのミニカーリペイントです。ミニカーの主なスケールは1/43か1/18ですが、今回のご依頼品は1/64です。

写真は自由にDLしていただいて結構ですが、二次使用目的の場合は必ず事前に連絡をお願いします。

製作記録

パーツ分解

パーツ分解

塗装剥離

塗装

最終組み立て

No.95 TRAJECTOIRE 1/43 フェラーリ512F

2025年7月製作開始

次のご依頼品は1/43のレジンキット、フェラーリ製プロトタイプレーシングカーの512Fです。1970年にフェラーリ512 Sは70年のル・マンやデイトナに出場しましたが、ライバルのポルシェ917にはかなわず、翌年には改良型の512Mを発表しました。この512Mがスイスのプライベートチーム、スクーデリア・フィリピネッティの手で独自にモディファイされたのがこの512Fだということです。512Sは知っていましたが、512Fの存在は今回のご依頼を受けるまで全く知りませんでした。

TRAJECTOIREはフランスのガレージキットメーカーのようです。フランス製キットはマニアックな車種を発売していて魅力的なのですが、クセが強くてタメオのキットなどと比べると10倍くらい大変なものが多くて悪い予感がします・・・😅😅😅

写真は自由にDLしていただいて結構ですが、二次使用目的の場合は必ず事前に連絡をお願いします。

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ構成は1/43ガレージキットとしては一般的なものですが、嫌な予感がするのは着色済みのボディとデカール。ライトユーザーに向けた仕様ですが、以前ランドクルーザーで酷い目にあった記憶が・・・。

仮組み

塗装

最終組み立て

No.94 アオシマ 1/24 ジャンクション・15マジェスタ

2025年6月製作開始

次のご依頼品はアオシマの「1/24 スーパービップカー シリーズ」のマジェスタです。2代目 S150型のマジェスタにローダウンパーツ、ホイール、エアロパーツなどを追加したものです。

アオシマは箱変えやパーツ追加をして繰り返し再販するため、キットの素性が調べにくいのですが、おそらく2代目クラウンマジェスタ(S150)がデビューした90年代の製品のようで、以前依頼品として作ったセドリックより若干現代的な構成になっています。

写真は自由にDLしていただいて結構ですが、二次使用目的の場合は必ず事前に連絡をお願いします。

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ数は約100点とエンジンレスのカーモデルとしては標準的なものです。古いキットなので、成形の荒れや歪みがけっこう目立ちます。

ボディパーツ

追加パーツとして前後フェンダーやサイドパネルが付属します。

ローダウンパーツ

シャコタンにするための専用足回りが付属。上段がノーマルのブレーキディスクで、このキットでは中段の大型ディスクを使用します。

ディスプレイケース

ケースに固定のご依頼ですので、今回はタミヤのディスプレイケースCを使用します。

シャーシ製作

いつもはボディから作業を始めるのですが、パーツの精度や強度に難があるので、まずシャーシを完成させてから、ボディの組み立てをすることにしました。

ベース固定

ディスプレイケースに3mm穴をあけ、シャーシ側の排気管中央にナットを埋め込み。さらに回転防止のためオイルパンに2mm真鍮線を差し込むようにしました。

基本塗装

全体をニュートラルグレイで、エンジンや足回りをフラットブラックで、排気管をシルバーで塗り分け。

マフラー

マフラーはノーマルパーツの後部をカットしてメッキパーツのデュアルタイプに交換します。

足回り組み立て

「鬼キャン仕様」というのでしょうか?後輪はかなり深いキャンバーがつきます。パーツ精度が低く取り付け位置も曖昧なので、四輪がキチンと接地するか確認しながら慎重に接着しました。

コクピット製作

基本塗装

クレオスのサンディイエローで全体を塗装し、マスキングをしてから軍艦色、ジャーマングレーで塗装して基本塗装完了。

細部塗装

ハンドル、ダッシュボードなどの細部を塗装して組み立て。

ボディ製作

リアフェンダー

パーツが歪んでいるのか、右のリアフェンダーがキチンと合わなかったので、テープで固定して強引に接着しました。

サイドパネル

設計がテキトーでボディにピッタリフィッティングしないので、前後のフェンダー部をカット。左が加工済み、右が加工前です。

ボディの歪み

よく見るとボディが微妙に歪んでいて左フェンダーが浮いています。どうしたものかと思っていましたが、シャーシを組み込みとねじれが修正されて気にならない程度になりました。

フェンダーの加工

ローダウンするとタイヤがフェンダーに干渉するので矢印部分を薄く削ります。この辺はちゃんと説明書に指示があるので、ハセガワのキットよりは親切です。

仮組み完了

完成したシャーシとコクピットを組み込んでバランスを確認。シャーシをはめることでボディのネジれは矯正されますが、逆にタイヤの接地が少しガタつきます。

表面処理

捨てサフがわりにファンデーショングレーを吹いて400〜600番のヤスリで表面処理。バリやヒケはそれほどありませんが、全体にモールドが甘いので、一通り掘り直しをしました。

リアスポイラー

エアロパーツは全て接着しましたが、リアスポイラーだけは塗装後に接着することにしました。位置がきちんと決まるようにプラ棒でダボを新造しました。

本塗装①

ボディの腰上をクレオスのGX2ウイノーブラックで塗装。通常のブラックより深みがありツヤも良く出ます。

マスキング

塗料がしっかり乾燥したのを確認して、ボディ腰上をマスキング。

塗装②

腰下はタミヤのLP-19 ガンメタルで塗り分け。マスキングもうまく行きました。

最終組み立て

タミヤ 1/20 フェラーリ312T3(1978年カナダGP)

2025年製作(予定)

ヴィルヌーブシリーズ第2弾はフェラーリ312T3。

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

ドライバーフィギュア付きでパーツ数は約120点。最近のキットと比べると実にシンプルです。デカール欠品のジャンク品ですが、デカールはサードパーティーのものを使用するので、特に問題ありません。

デカール

デカールはミュージアムコレクションのカナダGP用を使用します。

ボディ・カウル製作

エンジン製作

シャーシ・足回り製作

コクピット製作

フィギュア製作

No.93 AUTOBARN 1/43 マクラーレン F1-GTR

2025年5月製作開始

次のご依頼品は1/43のレジンキット、マクラーレンF1-GTR(WEST BPR 1996 SPA仕様)です。ブラバムやマクラーレンで数多くのF1マシンを生み出した鬼才ゴードン・マレーが、マクラーレンのロードカー部門に移籍して最初にデザインしたのがこのマクラーレンF1です。さすが俺たちのゴードン・マレー様だけあって中央にドライバーシートが、左右後方に助手席が配置された3人乗りという変態的(褒め言葉)レイアウトです。

AUTOBARNというメーカーは初めてですが、海外製レジンキットとしては平均的な水準で成形も割とキレイです。主要パーツ数は少なめですが、細かいエッチングパーツが付属していて窓枠も別パーツで再現されます。

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ数は30点程度。レジン、ホワイトメタル、エッチングパーツで構成される典型的なガレージキットです。後期タメオ製品のように偏執狂的な部分はありませんが、ウィンドウの組み立ては一工夫が必要です。

組み立て説明書

組み立て

離型剤落とし①

レジンパーツを中性洗剤を混ぜた熱湯につけて20分ほど弱火でゆでます。

離型剤落とし②

一般的なレジンキットなら煮沸だけでも十分なのですが、細かいモールドが多いので念のため奥まった部分を歯ブラシで磨いておきます。

ディスプレイベース固定

3mmビスで固定できるように、ベースとシャーシとコクピットに2mmと3mmの穴あけ、コクピットの3mm穴は6mmまで拡大してナットを埋め込み。ベースに2mm真鍮線を埋め込み、回転防止のダボとします。

車高調整

キットのままでも特に問題ありませんが、依頼者様のご希望で0.5mmほど車高を落としました。

ウィンドウパーツ

このキット1番の難所。ウィンドウパーツは切り取り線もなく「自分で勝手に切り抜いてね」という仕様でサイズもギリギリの透明プラ板が1枚付属するだけ。ううむ・・・どう処理したものか・・・😖😖😖

ウィンドウのテンプレート

いろいろ考えた結果、エッチングの窓枠パーツをコピーしてテンプレートを作りました。

捨てサフ吹き

組み立て説明書がいい加減で間違いや漏れがあってかなり時間がかかりましたが、仮組みができたので主要パーツにサフ吹き。

ボディ

塗装①

ガイアカラーのアルティメットホワイトでボディ、ウィング、ミラーを塗装。

マスキング

赤部分を塗装するためにマスキング。塗り分け部にしっかりモールドが入っていますが、ボディサイドにはルーバーが入っていて少し面倒でした。

基本塗装完了

赤部分はフィニッシャーズのシルクレッドで塗装。

塗装ミス修正

デカール貼りの準備中にフロント部の赤ラインの塗装ミスを発見。泣きながら塗装を落として修正しました。

デカール貼り

デカールの質は標準的で特に苦労しませんでしたが、細かいデカールの位置の指示が全くないので、完成写真と照らし合わせて確認するのにかなり時間がかかりました。

シャーシ・コクピット・足回り

基本塗装

シャーシや内装をセミグロスブラックで塗装。

コクピット完成

コクピットにシート、ロールバーなどを接着。シートベルトはキット付属のシールを使用しました。

タイヤ・ホイール

ホイール全体をセミグロスブラックで塗装し、ナット部分をレッド、ブルーで塗装。この時点でブレーキディスクを接着しておきます。

最終組み立て

フジミ 1/20 フェラーリ126CK(1981年カナダGP)

2025年1月製作開始

F1シリーズ第6弾はフェラーリ126CKです!😆😆😆

6年にわたって活躍し、4度のコンストラクターズタイトル、3度のドライバーズタイトルを獲得した312Tシリーズも流石に古さが目立ち、1981年には完全新設計の126CKがデビューしました。126CKにはフェラーリ初のターボエンジンTipo021が搭載され、パワーはあったもののスペースフレームにアルミパネルを貼り付けたセミモノコックシャーシは全くの時代遅れで剛性が不足していました。それでも、ヴィルヌーヴのドライブによってモナコGPとスペインGPで2度の優勝をかざり、母国カナダGPではフロントウィングを破損しながらも走行を続け、3位に入賞しました。

懲りもせずにまたもやフジミのキットです。体調がいい時に取り組もうと積んでいたものを押入れから引っ張り出しました。かえる工房はヴィルニューブのファンですが、フジミの126C2はエンジンがデカすぎる、ボディの形状がヘン、などよくないウワサばかり聞くので、126CKを製作することにしました。こちらはエンジンもリニューアルされかなり改善されているということですが・・・😅😅😅

製作記録

キットの問題点

カウルとシャーシがキチンと合わない。
②組み立て説明書が分かりにくくいいかげんなところが多い。
ホイールが接着式で脱着ができない。
カウルの分割方法が実車と違う。
ブレーキダクトが透明パーツで成形されている。

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ数は約160点。スペインGP仕様とカナダGP仕様のコンパチキットなので、2種類のノーズのほか、スリックタイヤとレンタイヤの2セットが付属します。

組み立て説明書①

一般的なF1キットではリアのロアアームはエンジン側に接着するのですが、このキットではなぜかシャーシに接着するよう指示されています。しかし、図のような取り付けダボがないためキチンとした位置に接着することができません。

組み立て説明書②

リアのスタビライザーは前後が微妙に湾曲していますが、説明書には方向の指示がなくイラストも分かりにくいです。何度も仮組みをして中央がへこんだ方が前だと判断しました。

組み立て説明書③

ミラー鏡面はメッキパーツではない(なぜ?)のに塗装指示を忘れているし、ノーズ下面の塗装はシルバーが正解です。カナダGPでノーズがめくれあがった状態で走り続けた126CKは超有名だと思っていたのですが・・・。どうしてこんなミスをするのでしょうか?

ブレーキダクト

透明パーツで再現されていて、さすが!・・・と言いたいところですが、ブレーキダクトが半透明なのは312Tシリーズで、126CKは一般的な黒パーツ・・・。形状はいいのですが、こういう無意味な努力をするところがいかにもフジミらしいです・・・😅😅😅

アップライト

ブレーキディスクは2枚重ねでクーリングホールが再現され、さらにキャリパーが別パーツになっていてブレークディスクが回転するという凝った作りです。しかし、ホイールをディスクに接着するようになっていて、完成後は脱着できないという不思議な構造です。

タイヤとホイール

ギラギラしたメッキは少し品がないので、ツヤを落としたメッキ塗装をする予定です。レインタイヤが付属しているのは嬉しいのですが、形状的には中央部の膨らみが足りないように感じます。

サイドスカート

さすがのフジミクオリティ、右のサイドスカートが見事に歪んでいます。まあ、この程度ならどうということはないと思っていたのですが・・・。

カウルとシャーシのスキマ

大問題が発生。シャーシとカウルに2mmほどのスキマができてしまいます。最初はこれで正しいのかと組み立て説明書や資料を見返しましたが、やはりそんなデザインではありませんでした。

ボディ・カウル製作

カウルとシャーシの修正①

どこかが干渉しているのかと、あーでもないこーでもないと調べましたが、けっきょく成形不良でカウルとシャーシが微妙に反り返っているようです。写真の矢印の部分に浅く切れ込みを入れて反り返りを修正してから瞬間接着剤を流し込んで強引に固定しました。

カウルとシャーシの修正②

カウルとシャーシの歪みを修正してもイマイチ合いが悪いので、エンジンパーツが干渉している部分を削り込みました。

カウルとシャーシの修正③

あちこちを曲げたり削ったりしましたが、なんとかうまく収まりました。相変わらずフジミのキットはしなくても良い苦労をさせられます。😅😅😅

カウル分割方式の変更

実車ではノーズとサイドパネルはシャーシ側に残るので、上面部をカットしてサイドパネルをシャーシ側に接着しました。

磁石接続

カウルがピタッと収まるように、4カ所に2mmのネオジム磁石を埋め込みました。

サイドパネルのスリット

スリットから内部がチラリと見えるところに怖わりたいので、開口部をカンナやヤスリでキレイに整えました。

サイドミラー

ダボが浅く接着強度に不安があるので、0.5mm真鍮線で軸打ちをしました。

シャーシ塗装

シャーシの内部と裏側をセミフラットブラックで塗装してマスキング。サイドパネルは別パーツですが、塗装後にキチンと接着するのが難しそうなので、塗装前に接着しました。

フロントウィング

メッキ面を傷つけないようにウィング本体をマスキングして翼端版のメッキを剥がして薄々攻撃。翼端板のみ赤塗装なのでここはパーツ分割をしてもらいたかったところです。

カウルの塗装

ガイアカラーのサフピンクEVOで下地塗装をしてからクレオスのモンザレッドで本塗装。前後ウイングの翼端版はメッキを剥がしてから塗装しました。

コクピット内部

コクピット内部色はホワイトではキツすぎるような気がしたので、クレオスの灰色9号で塗装。マスキングのはみ出しをタッチアップして塗装完了です。

スカート&キャッチピン

カウルのキャッチピンはメタルシールに置き換えたかったのですが、適当なものが見つからなかったので、諦めてシルバーで塗装しました。

リアウィング組み立て

かえる工房は塗装後の接着があまり好きではないので、この時点でウィングと翼端板を組み立ててしまいます。接着ダボが浅くて安定しないので、垂直がきちんと出るように真鍮ブロックで固定します。

デカール貼り①

サイドパネル下の細長いデカールは左右がはみ出します。そこはお客様が自分でカットしてくださいということなのでしょうが、説明書にちゃんと書いておいてほしかったです・・・。ちなみにリアウィングの「MICHELIN」やコクピットサイドのイタリア国旗のストライプも同じ仕様です。

デカール貼り②

デカール貼り完了。やや透けているようにも感じましたが、品質は標準的なもので特に問題ありませんでした。

中研ぎ

デカールが乾燥したら、オートクリアーを砂吹き。目立った凹凸を1500番のヤスリで慣らします。

研ぎ出し

ウレタンクリアーでコーティングしてから本研ぎ。2000番〜10000番のヤスリで研ぎ出し、タミヤのコンパウンド粗目→細目→仕上げ目、ハセガワのセラミックコンパウンドで磨き上げます。

スクリーンの取り付け

スクリーンの裏からクリアーブルーで塗装。フチに虫ピンの頭を埋め込んで実車と同じようにビスで固定されている雰囲気を再現しました。

翼端版のリベット

翼端版のモールドを削り取ってトップスタジオの金属リベット(1.2㎜)を埋め込み。

エンジン製作

エンジン組みたて

エンジン本体と足回りを組み立て。塗装後の接着をできるだけ避けたいので、アップライト、ドライブシャフト、サスペンション、吸排気部品以外は全て接着しました。

エアファンネルカバー

エアファンネル部がただの板になっているので、真鍮メッシュでカバーを新造。プラ板を切り出した雄型と雌型で真鍮メッシュを絞り出しました。この辺りがはっきり分かる資料がなかったので、形状はわりとテキトーです。

サスペンション製作

サスペンションはバネ部分の造形がショボショボなので改造。上下をカットして、0.5mm真鍮線と3mm径のバネをはさんで接着しました。

基本塗装

今回はいつもとやり方を変えて、基本塗装にSHOW UPリアルクロームライトを使用。ここからエナメル塗料で筆塗りをしていきます。

パーツ調整

F1やバイクなど細かいパーツが組み合わさったキットでは、いざ接着という段階で微妙な歪みが出ることがあります。このキットもターボ関連のパーツが干渉してカウルが閉まらなくなったので、パーツがきちんと収まるようにすり合わせをしました。

パイピング変更

キットパーツのままではとうやってもタービン周りのパイピングができないので、ビニールチューブに交換しました。

エンジン完成

レッドブラウン、シルバー、ブラック、クリアーブルー、クリアーオレンジなどをエナメル塗料筆塗りで段階的に色を重ねていきました、

テールライト

テールライトのパーツを紛失してしまった😖😖😖ので、MSのモノアイなどに使われるパーツを流用しました。

シャーシ・足回り・コクピット製作

ディスプレイベースの接続

3mmビスでディスプレイベースに接続するので、シャーシ内側にナットを接着。回転防止のためビス穴の他に2mm穴を開けて真鍮線を埋め込みました。

リアブレーキダクト

ブレーキダクトはアップライトの上に接着しますが、取り付けダボが非常に浅くて強度に問題があるので真鍮線を埋め込みました。

フロント周り仮組み

モノコックは上下分割式でアッパーアームをはさみ込む形式になっています。

リベット打ち

モノコックサイドのリベットが省略されているので、ハセガワのリベットゲージを両面テープで貼り付けてニードルでリベットを打ちます。

基本塗装

ラジエーター部をセミグロスブラックで塗装し。アルミパネルの部分はSHOW UPリアルクロームライトで塗装。こちらはクリアーコートをかけて仕上がりです。

ブレーキホース追加

手持ちのパーツの0.3mm真鍮ワイヤーをブレーキホースとしてブレーキキャリパーに埋め込み。資料がなかったので接続位置はテキトーです。

フロント足回り完成

フロントサスは完成後には見えなくなるのでキットのパーツをそのまま使用。スムーズにステアリングできるようにシャーシ側のブレーキホースは差し込んであるだけです。実車では黒なのですが、模型的な見栄えを考えて無塗装で行こうと思います。

ホイール完成

タイヤの「MICHELIN」デカールは大小2種類が付属。ホイールはメッキ落としをしてSHOW UPリアルクロームライトを吹いて、スポーク部をエナメル塗料のゴールドで筆塗りをしました。

シートベルト製作①

モデルファクトリーヒロの1/20用セットを使用。少し値段が高いですが、組み立てやすくデカールも複数付属していて非常に気に入りました。

シートベルト製作②

セミグロスブラックでシートを塗装して、シートベルトを接着。ベルトの布部分は鉛板で裏打ちされていて形をつけやすくなっています。

コクピット完成

後期型ではコクピット前方にアルミパネルを貼って補強されているようですが、いいかげん疲れてきたので気が付かなかったことにします。😅😅😅

最終組み立て

前後ウィング取り付け

クリアーをかけて初めて気がつきましたが、前後ウィングは結構ヒケがひどいのでメッキ落としをして塗装仕上げにするべきでした・・・😢😢😢

ホイール取り付け

前後ホイールを接着。キットレビューでも言いましたが、せっかく精密に再現されたブレーキ部はほとんど見えなくなりました。一体何の目的でこんな設計にしたのか?・・・。

フィギュア製作

ジル・ヴィルヌーブ

肖像権に配慮してか商品名は「ドライバーE」となっていますが、どう見てもヴィルヌーブです。今は無きモデラーズの希少品ですが、思い切って今回開封することにしました。

パーツ一覧

ヘルメットの他に腕パーツが2種類付属し、腕組みポーズとグローブをはめたポーズの2種類が選択できます。デカールは変色が激しく使用は難しそうです。

サフ吹き

ゲート後やパーティングラインを処理してプライマーサフを吹きましたが、ヘルメットはもう少し修正した方が良さそうです。

スーツの基本塗装

ホワイトに黄燈色を少量混ぜた塗料をエアブラシでベタ塗り。

デカールはり①

オリジナルのデカールは劣化がひどいので、ミュージアムコレクションの「1/20F1ドライバーセット」を使用。ニキ・ラウダ(76年)とヴィルヌーブ(81年・82年)の三種が付属しています。

デカールはり②

印刷はキレイですが、硬くて曲面部にはなかなか馴染みません。

デカールはり③

マークソフターを使ってもなかなか馴染まないので、けっきょく伝統技法の蒸しタオルを使用しました。

顔塗装①

スーツ部にシャドーを入れて、肌の下地塗装と白目を描き込みました。

顔塗装②

エナメル塗料のスミ入れ、ドライブラシで塗り重ねて、なんとなくまとまってきました。小サイズのリアルフィギュアは苦手分野なので、もっと精進する必要がありますね。😅😅😅

仕上げ

全体にセクグロスでクリアーコートをしてフィギュア完成。予選前に「いっちょポールを取ったるか!」というイメージです。

ヘルメット

前後2パーツ構成ですが、成形不良の段差や気泡が目立つので、パテを使って修正する必要があります。

基本塗装

ブルー部分はほとんど黒に近い濃紺なのですが、ミュージアムコレクションのデカールはなぜか明るいブルーなので、クレオスのC326ブルーFS15044で塗装しました。

デカールはり

結局デカールはモデラーズのものを使用。かなり劣化していましたがなんとか使えました。アゴの「PIEMME」が付属しないのでこれだけミュージアムコレクションのものを使用。

アオシマ 1/12 カワサキGPZ900R(BSTチョースケ仕様)

2025年7月製作開始

オートバイシリーズ第8弾はカワサキGPZ900R。

70年代のビッグマシンは空冷4気筒が主流でしたが、80年代になるとそれにも限界を迎えました。そこで各メーカーは次々とエンジンの水冷化を推し進めましたが、GPZ900Rもその中の一台で、「サイドカムチェーン」方式を採用し幅の狭い左右非対称のエンジンが特徴です。海外市場向け向けにはNinjaのペットネームがつけられました。初めて聞いた時には「カタナ」はともかく、さすがに「ニンジャ」はないだろうと思いましたが、外人さんにはクールに感じるのか、映画『トップガン』の主人公マーベリックの愛車としても有名です。

水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒  最高出力 115PS/9,500rpm
乾燥重量 228kg  1984年発売  販売価格38万5,000円

このキットはノーマルのGPZ900Rに前後足回り、マフラー、ハンドルなどのオプションパーツを追加して、漫画『キリン』の第2部「The Horizontal Grays」に登場するチョースケの愛車を再現しています。

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ数は約200点ですが、使用しないノーマルパーツが大量にあるので、実質150点というところでしょうか?いたずらに製作難易度をあげるパーツ分割はあまりなく、かえる工房の好みです。

デカール

カウルの塗り分けはデカールで再現されますが、少し劣化しているので塗装で再現するか、新品を購入した方がいいかもしれません。ナンバープレートは原作漫画でもはっきり描かれていないでので「KAWASAKI」マークが付属しています。

仮組み

「CB750FOUR」はなかなかいいキットだったのですが、それに比べると古いせいか、精度はイマイチ。時間をかけてしっかり仮組みした方が良さそうです。

エンジン・フレーム

カウル・タンク

タミヤ 1/24 ホンダ・シティターボ+モトコンポ

2022年10月完成

次の依頼品は80年代の名車、懐かしのホンダ・シティターボです。

かえる工房の好みはほとんどが60〜70年代車ですが、初代シティも結構好きで、背の高い独特のボディデザイン当時のシビックと比べてすごくオシャレでアカ抜けたデザインでした。、折りたたみ式の小型バイクが搭載でき、1.2Lターボエンジンは100馬力を叩き出すと夢がある車でした。(^∇^)

タミヤのカーモデルやバイクモデルは一般にメジャー志向で、リアルタイムで人気のあるモデルをキット化する傾向があります。このキットも1981年に初代シティが発売されヒットしたことを受けてすぐにモデル化されたものです。

タミヤの1/24スポーツカーシリーズ初期の製品はプラモデルと玩具の中間的なコンセプトで、パーツ数はできるだけおさえ、ヘッドライト点灯、モーターで走行可となっています。個人的にハコ車はボディのフォルムが全てだと思っているので、こういうキットは結構好きだったりします。

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ数は約45点。インテリアや足回りも最低限のパーツ構成になっていて、フロントグリルやウィンカーも一体成形されています。逆に最近では全く見かけなくなったドライバーフィギュアが付属しています。

タイヤ、デカールなど

年代物のキットなので、デカールの劣化が心配なので、黄ばみ取りをしてからクリアーコートをした方がよさそうです。今回はモーターライズ用のパーツは使用しません。

モトコンポ

シティのウリの一つ、モトコンポが付属。ハンドルを折りたたむとシティのトランクにすっぽり収まる超小型バイクです。パーツ数7点のシンプルなキットですがけっこう精密にできています。

仮組み

中性洗剤でパーツ洗浄をおこなってからとりあえず仮組み。う〜む、なかなかカワイイ❤️❤️❤️。目的地に着いたらトランクから下ろした折り畳みバイクで周囲を散策・・・なかなかグッとくるコンセプトです。

ボディの製作

パテ盛り①

全体のプロポーションはいいのですが、パーティングラインの段差が目立つのでパテ盛りをしました。

パテ盛り②

シートのヘッドレストやフェンダーミラーなど、厚みのあるパーツには派手なヒケがあるので、ここもパテ盛りをします。

表面処理

パテ盛りをした部分を中心に240番→400番→600番とヤスリがけ。ヤスリがけでモールドが消えないようにウィンカーとフォグランプにマスキングをしておきます。

下地塗装

モールドがツブレるのを避けるため、サーフェイサーのかわりにフィニッシャーズのファンデーショングレイを吹き付け。800番のヤスリで細かいキズを消したら、次はいよいよ塗装です!😁😁😁😁

本塗装

クレオスのブラックで塗装。砂吹き→セミウェット→ウェットと塗料を徐々に薄くしていってツヤを出します。

デカール

さほど変色は見られませんが、年代ものですので、念のためワレ防止のクリアコーティングをしました。経年のせいかデカールが浮いてくるのに半日ほどかかりましたが、なんとか使えました。

デカールはりとエンブレム塗装

エンブレムのモールドは筆の腹をこすりつけるという伝統的な方法で塗装。デカールが古いせいか「turbo」の文字は発色がイマイチ。

赤モールの塗装

前後左右のモール部分にエナメル塗料を流し込むようにして塗装。下地にホワイトを塗ったので発色もバッチリです。

マスキング

ボディに光沢クリアーをかけて十分乾燥させてからマスキング。

コクピット・シャーシの製作

インテリアの塗装

まず下地にホワイトを吹いてからシャンレッドで塗装。赤部分をマスキングして黒部分を塗装。カラフルでなかなかオシャレです。

シートの塗装修正

塗装後に中央のクッションは上から2段目だけ黒だったことに気がついて修正。デカールをはる前に気がついてよかったです。

コクピット完成

シートとフロアにつや消しクリアをかけてコクピット完成。

シャーシ完成

セミグロスブラックとシルバーで塗り分けてシャーシーが完成。パーツ数が少ないので、この辺はあっという間に完成しました。

ウィンドウのフチ塗装

リアウィンドウは黒いふちどりが入っていますが、ここは説明書の通りにエナメル塗料を裏から筆塗りをしました。

小物の塗装

ルームミラーはフラットホワイトでその他はセミグロスブラックで塗装。ミラーの鏡面にはミラーフィニッシュをはりこみ。

モトコンポの製作

ボディの接着

ボディ左右を接着してパテ盛り。Fタイヤが後ハメできるように、フォークのピンを短くカットしました。

ボディの塗装

ホワイトで下地塗りをしてから本塗装。発色を良くするために通常のイエローに蛍光イエローを混ぜています。

デカールはり

「HONDA」と「MOTOCOMPO」のデカールをはってクリアーコート。

黒部分の塗装

セミグロスブラックで黒部分を塗装。だいぶ精密感が出てきました。

ホイールの塗装

ホイールを塗装して接着。ようやく地上に立ちました。

最終仕上げ

基本塗装完了

ボディ、シャーシの基本塗装完了!主要パーツを組み立てて灯火類や小物を取り付ければ完成です。

No.81 Otto Mobile 1/18 アウディRS2アバント

2024年11月完成

今回もミニカーのリペイントです。かえる工房はアウディというとクワトロくらいしか知らないのですが、RS2はポルシェがカスタマイズしたスペシャルモデルで、2.2 L 直5DOHCターボエンジは315馬力を叩き出し、最高速262km/hとなかなかスポーティなモデルのようです(Wikipedia情報)。直4や直6ではなく直列5気筒エンジンというところがいかにもアウディらしいです。

 

製作記録

「Otto Mobile」はフランスのミニカーブランドでマイナーなアイテムを数多く発売しています。そのためボディは亜鉛合金ではなく、レジンを使用していてミニカーというよりガレージキットの完成品という感じです。

ボディの分解と塗装剥離

主要パーツ分解

ドアの開閉もなく1/43並みの極めてシンプルなパーツ構成ですが、ほとんどのパーツが接着されていたため、ここまで分解するのに2週間もかかってしまいました。

シャーシ内部

タイヤハウスなどは全てボディ側に一体成形されています。ボディの前後はほとんどムクのカタマリなので、レジン製でありながらずっしりとした重量感があります。

ウィンドウの分解

リアウィンドウ以外は全て透明プラ板を切り抜いたものです。こんなところも以前製作した「PZY MODEL」のレジンキットとよく似ています。

ルーフキャリアの補修

もともと折れていたのか、成形不良だったのか、左のルーフキャリアがポロリと折れてしまったので、0.3mm真鍮線で軸打ちをして再接着。

ルーフアンテナの新造

樹脂製のルーフアンテナも折れそうになっていたので、0.3mm洋白線と0.9mmビニールパイプで新造しました。

ボディのリペイント

下地処理

ピラー部やライトレンズはオリジナル塗装を生かすのでマスキングします。剥離剤は使えないので塗装剥離をしないでペイントしますが、塗料がしっかり食いつくようにヤスリで表面を荒らして足付けをします。

下地塗装①

足つけをしたボディ表面にプライマーサーフェイサーで下地塗装。しっかり乾燥させてから、マスキングテープをはったりはがしたりしてしっかり定着しているか確認します。

下地塗装②

シルバーの発色を良くするためにブラックで下地塗装。この段階で細かいキズや凸凹などをチェックしできるだけ表面を滑らかにしておきます。

本塗装

ガイアカラーのEXシルバーで本塗装。塗装面のザラつきやホコリを噛んだ部分を修正して塗装完了。なかなかの輝きです。

デカール製作

リアのアウディマークはリサイクルできそうですが、左のRSエンブレムはボロボロになってしまったので、デカールを自作します。

研ぎ出し

フィニッシャーズのウレタンクリアーGP1でクリアーコート。十分乾燥したので、表面の研ぎ出しを始めます。

最終組み立て

エクステリア接着

研ぎ出し、コンパウンド研磨が終わったので、ウィンドウ、灯火類、グリルなどを接着。

インテリア接着

ルームミラー、ドア内張、バッシュボード、コクピットを接着。