2022年10月完成
メーカー:クレイズ 原型製作:宮川武
さくらちゃん9作目。
かえる工房が「OP1ver.」と同じくらいお気に入りの「ねこみみver.」。アニメ本編では第8話「さくらのライバル登場!」のバトルコスチュームですが、この回は小狼の登場編でさくらちゃんがイマイチ活躍できなかったのが残念です。「ねこみみver.」はB=CLUBからはレジンキットが、フリューからは完成品フィギュアが発売されていますが、どちらもビミョーなデキで、さくらちゃんといえばやはり宮川武氏でしょう!躍動感あふれるポージングが素晴らしいキットです。
スカートはキャストオフ可能
製作記録
以前、ソフビの半完成品を手に入れた時は杖を塗装し、ディスプレイベースを作製しただけでしたが、今回はレジンキットなので完全に自分流に仕上げるつもりです。
キットレビュー
パーツ一覧
パーツ数は23点。あちこちにバリや段差や形くずれが見られますが、この時期のキットとしては標準的なものです。いつも感じることですが、クレイズのキットはどうしてケロちゃんがついていないのでしょうか?
ソフビver.と比較。同一原型だと思っていましたが、首や足の角度、スカートの開き方などがけっこう変わっていました。ソフビ版のほうがクセがないところを見るとレジン版をベースにリニューアルしたのではないかと思います。
組み立て
前髪のフィッティング
前髪裏側に形崩れがあって合いが悪かったので、リューターでコリコリ削ってフィッティング。
首の作り直し
頭部と手首は一体成形になっていますが、塗装の都合を考えて一旦カットして差し込み式に加工。瞬着パテで首を延長し、エリの内部をリューターで掘り込みました。
手首の作り直し
同じように手首も差し込み式に加工。最終的に接着をするので磁石埋め込みは行っていません。
キットではスカートと上半身を接着する仕様になっていますが、貫通式に変更。
スカートを外した部分にスキマができるのでエポキシパテで腰を新造。インナーのラインが浮き上がって見えるようタイツにモールドを追加。
以上の加工でこのようにスカートのキャストオフができるようになりました。
塗装
髪の塗装
①まず基本色に白を足した色をベタ塗り。
②髪のモールドにそってエナメル塗料でスミ入れ。
③薄めた基本色を全体に吹き付けて色慣らし。
アイペイント
エナメル塗料を筆塗り。アイラインの塗装に黒を使うとなんとなく薄汚れた感じになりがちなので、シアン+マゼンタを使用。瞳を蛍光グリーンで塗装して、シャドーとハイライトを入れると完成!
みこみみを塗装して、クリアーコートでツヤを調整。瞳はUVジェルクリアで光沢を出し、ほおにはウェザリングマスター(ピーチ)で軽くチークを入れました。
黒部分の塗装
アンダーウェアはタイツ地と解釈して、フレッシュの下地にクリアーブラックを重ね塗り。微妙に透けを表現しましたが、結局黒のベタ塗りと大差ない仕上がりに(−_−;)
ドレスの塗装
黒部分をマスキングしてドレスのピンクを塗装。ホワイト+ピンク(少量)を下地にしてクリアーレッドでシャドーを入れて透明感を出してみました。
フリルの塗装
外フリルはパープル+ブラックで、内フリルはホワイト+ピンクで塗装。マスキングが大変でしたが、完成すると内フリルはほとんど見えない・・・(´・_・`)
ショック!!靴のマスキングをはがしたら、カカトのあたりの塗装がΣ੧(❛□❛✿)・・・。離型剤落としが不十分だったのか下地のサーフェイサーまで完全にはがれてしまいました・・・気を取り直してマルチプライマーを吹いてタッチアップ。
封印の杖の作製
パーツ一覧
封印の杖はインジェクションのプラ製なので歪みを気にする必要はありません。羽根の部分は1mm真鍮線で軸打ち。
手首の加工
右手首はただのグーで、説明書では両面テープで貼るように指示されていますが、それではあんまりなので、きちんと握れるように右手首に3mm径の穴を空け、杖のお尻をカットして差し込めるようにしました。
塗装①
柄の部分を蛍光ピンク+ホワイトで塗装。柄の部分をマスキングして頭とお尻の塗装をします。
塗装②
目玉とクチバシはシルバー→クリアレッドで塗装。頭とお尻の部分はシルバー→スターブライトゴールドで塗装。マスキングのはみ出しを修正すれば完成です。
ディスプレイベースの作製
今回は150×15サイズの木製デコバージュを使用。目止めをしてサーフェイサー→フラットブラックで塗装。
プリントした魔法陣と0.3mm透明プラ板を丸く切り出し。周囲に虫ピンを埋め込んで固定。
このようになります。バランスの悪いポーズを左足のみで支えるため長めの2mm真鍮線でガッチリ固定します。
完成したパーツ
髪、肩、腰、後ろのリボンは磁石接続で脱着可能としました。