No.84 メイデックモデル1/5000 ジュピトリス

2024年11月製作(予定)

次の依頼品は『機動戦士Zガンダム』に登場する資源採掘艦ジュピトリスです。

ジュピトリスの本来の目的はヘリウム3採取で武装もほとんどありませんが、内部工場で生産されたメッサーラ、ジ・OなどのMSを搭載していてシロッコの移動基地としてグリプス戦役に参加しました。

富野監督は『2001年宇宙の旅』の大ファンで、こちらに登場する木星往還船ディスカバリー号がイメージソースではないかと思います。ファーストガンダムには未登場ですが、木星帰りの「ニュータイプ、シャリア・ブル」が乗っていたのもこの艦ではないかと勝手に想像しています。

全長2000mという巨大艦とあって、1/5000でありながら完成後の全長は50cmにもなります。メーカーのメイディックモデルはZガンダムを中心にアレンジが強めのMSや小林誠氏のメカなどのレジンキャストキットを発売しているようです。

製作記録

キットレビュー

脚部

組み立て

塗装

アニス・ファーム(私服ver.)

2024年10月製作開始

メーカー:MERSA  原型製作:MERSA

『超音戦士ボーグマン』のヒロイン、アニス・ファームです。80年代には「アニメは子供のもの」という常識から脱却しようと意欲的な設定やデザインのものがたくさん制作されましたが、そのほとんどが「意余って力足らず」という感じで、この『ボーグマン』も残念ながら物語も作画も非常に微妙で、脳内補完しながら鑑賞する必要があります。

しかしながら、菊池通隆氏のキャラクターデザインはなかなかに魅力的で、アニスのフィギュアもいつか作りたいと思って古いガレージキットを探していましたが、まさか21世紀になって新製品が発売されるとは思ってもみませんでした。以前「模型サークルEBO」のキットに手をつけましたが、あまりにも酷いデキだったので、MERSAのキットに変更しました。MERSAさんのフィギュアはデフォルメのキツいものが多くてあまり好みではないのですが、この製品はバランスがよく、キッチリ服を着ているのに非常にエロチックな造形が気に入っています。、

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ数は本体24点+椅子(?)5点。材質は一般的なレジンキャストで成形は非常にキレイです。スケール表記はありませんが、頭部やボディのサイズからするとおおむね1/5ぐらいになります。

仮組み

パーツの精度が非常に高くてバリや段差ズレが少なく、ほとんど調整しなくてもピタパチで組み上がります。

つま先の湯口

唯一気になったのが、湯口がつま先にあること。このキットのチャームポイントで造形的にも微妙な部分なので、なんとかしてもらいたかったところです。

ディスプレイベース

パーツ一覧

パーツ数は5点。シンプルな構成ですがメカ部分に細かいモールドが入っていてなかなか凝っています。

湯口の成形

湯口は後ろの目立たないところにありますが、ここだけモールドがなくて寂しいので、ディティールパーツを適当に接着しました。

組み立て

塗装

1/6 セーラーサターン(HOBBY BASE 烈風)

2024年9月完成

メーカー:HOBBY BASE 烈風 原型製作:藤縄和彦

セーラー戦士5作目で、セーラーサターン3作目になります。

セーラーサターンこと土萠ほたるちゃんはテレビアニメ第3作『美少女戦士セーラームーンS』の後半から登場。活躍場面はそれほど多くありませんが、物語のキーになるキャラで陰のある設定が大きいお友達にウケたのか亜美ちゃんを抜いて一番人気になりました。実際かえる工房でもほたるちゃんは圧倒的な稼ぎ頭だったりします。

右太ももを交換してポーズ変更ができます。

 4種類の表情パーツを交換可能!

スカートは脱着可能

製作記録

HOBBY BASE 烈風のフィギュアは微妙に感じるものが多くてなかなか手が出せなかったのですが、このキットは完成写真に惚れ込んでプレ値も気にせずポチってしまいました(^◇^;)・・・。原型製作の藤縄和彦氏は聞いたことがありませんでしたが、竜人氏や智恵理氏に匹敵する素晴らしい造形力だと思います。

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ数は全26点。ヒザやヒジ、イヤリングやティアラなどのアクセサリーは一体成形されていますが、なんと表情パーツが4種類、右太ももが2種類付属しています。

顔パーツ

通常顔、妖しい笑み、明るい笑顔、ウィンクと表情違いの頭部が4種類も付属します。今回はこれを全部製作し、交換可能にします。

太ももパーツ

右太ももパーツは2種類付属していて通常の立ちポーズと右足を跳ね上げたポーズが取れます。こちらも完成後に交換できるようにします。

サイレンスグレイブ

2パーツ構成。レジンキットのお約束で、杖の部分に歪みがあり真円がきちんと出ていません。柄のお尻の三角錐の部分の造形が大雑把ですが、改造しても大変なだけで大して見栄えは変わらないので、今回はこのまま製作します。

組み立て

仮組み①

主要パーツを仮組み。全体のサイズやプロポーションは竜人氏の「ミュージカルver.」に近いものです。

仮組み②

右の太ももを交換することでこのようにジャンプしているようなポーズにもできます。太もも以外は同じパーツなのですが、全く違うフィギュアに見えます。

スキマの処理

接続部のスキマが結構目立つので、ポリパテを詰めてすり合わせ。特に前髪は脱着可能にするので念入りに行います。

軸うち①

太ももと腰に真鍮線(1.5mm)+ネオジム磁石(5mm×2mm)を埋め込み。

軸うち②

肩には真鍮線(1mm)+ネオジム磁石(3mm×3mm)を埋め込み。

軸うち③

首は面積が狭いので、軸うちを兼ねてネオジム磁石(3mm×3mm)のみで接続。

軸うち④

後ろ髪→顔→前髪の順に磁石接続できるように加工。

軸うち⑤

胸と腰のリボンはネオジム磁石のみで接続。メタルパーツの星のパーツはリボン中央に穴を開けて塗装後に接着する予定です。

アイペイント

アイペイント①

前回は瞳デカールを使ったのでアイペイントは久々。まず白目、まゆ、アイラインなどを書き込みます。4種類もあるので大変です。

アイペイント②

シアン+マゼンタで黒目の輪郭を描き込み。自然な視線になるかどうかここで決まるので、納得できるまでじっくりやります。

アイペイント③

黒目の輪郭を少し修正。蛍光ブルー+蛍光ピンク+白(少量)で虹彩を塗りつぶしました。

アイペイント④

二重のラインと瞳孔を描き込み。アイペインは久々なので、少し手間取ってしまいました。

アイペイント⑤

まつ毛、ハイライトを入れてアイペイントは完了!

頭部完成

セクグロスクリアーでツヤを整えUVジェルクリアで瞳の光沢出し。ティアラの細部を塗装して頭部は完成です。

塗装

表面処理

捨てサフを吹いて400番〜600番のヤスリで表面の細かいキズを消します。

肌塗装

ガイアカラーのノーツフレッシュホワイトで基本塗装をして、サフレスオレンジ+サフレスピンクでシャドーを入れました。

白部分塗装

セーラースーツと手袋の白部分はホワイトの下地にクレオスのXC08ムーンストーンパールを重ね吹き。

紫部分塗装

スカート、ブーツなどはシルバー→クリアパープルでキャンディ塗装。エリは一体成形なので、マスキング塗装をしましたが、なかなか面倒でした。

ブーツのヒモ

ブーツのヒモはイラストによって黒と白の2種類がありますが、今回は白で塗装。悪目立ちしないように少量の紫を混ぜたエナメル塗料ホワイトで、金具の部分はゴールブリーフで筆塗りしました。

胸と腰のリボン

リボンはシルバー+ブラックで下地塗装をしてから、クリアレッドを重ね吹き。胸の星はシルバー一色では単調になるので、シルバーとゴールドで塗り分けました。

サイレンスグレイブ

組み立て

柄の部分をプラ棒で新造。細い部分は強度的に心配なので真鍮線に置き換えました。

塗装①

基本塗装としてメタルブラックをベタ塗りした上から、クリアーバイオレットを薄吹きして光沢感を出しました。

塗装②

いつもはメッキ塗料を使うのですが、今回はクレオスのSM208スーパージュラルミンを使ってみました。

ディスプレイベース

キットパーツ

キットにはガレキになった石畳のベースが付属。ブラック、レッドブラウン、ブラウンの3色でグラデーションを入れて塗装しました。

木製プラーク

キットのパーツは小さくて少しバランスが悪いので、木製プラークと組み合わせます。砥の粉で目止めをしてから水性ニスで色付けとツヤ出しをします。

ベース完成

キットのパーツを両面テープでプラークに固定。左足を固定するために2mm真鍮線とネオジム磁石を埋め込みました。

1/6 希(のぞむ)

2024年5月製作開始 

メーカー:半眼工房 原型製作:不明

懲りずにまたまたやばいフィギュアを製作開始。普通に販売されているキットなので問題ないと思いますが、小柄で貧乳ですが今年18歳のAV女優という設定にしました。

以前作ったDF研のものとそっくりですので今回も同じような仕様で製作しようと思います。

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ数は16点。右腕は2種類、ネコミミ、シッポ、手袋ありなしが選択可能。カラーレジンで整形され、無塗装でも髪や肌の色が再現されます。瞳デカールがついていないので、アイペイントは必要ですが・・・。

仮組み

とりあえず主要パーツを仮組み。右手を上げた状態ではバランスが悪いので真鍮線か磁石でベースに固定した方が良さそうです。

肩の接着部

肌部分の接着線はどうしてもキレイに消えずにうっすら線が残ることがあるのですが、このキットでは肩の接着線をうまく髪で隠してくれます。d(^_^o)

組み立て

接続部①

首、両肩、髪などの接続部には四角いダボがありますが、凹側が浅くてこのままでははめることができません。

接続部②

凹部分を平の彫刻刀で掘り直し。柔らかいレジンを使っているので、サクサクと掘ることができました。

磁石接続

ネオジム磁石を埋め込んで右腕を交換できるように加工。

塗装

1/8 セーラーサターン(G-PORT)

2024年製作予定

メーカー:G-PORT 原型製作:石田昌也(マックスファクトリー)

セーラー戦士6作目で、セーラーサターンの4作目になります。

G-PORTのガレージキットはシリーズ共通で同じ箱絵を使っていて、ちょっと見ただけではムーンなのかマーキュリーなのか分かりにくく完成写真もついていません。箱絵はよりも完成写真がついているほうが有難いのですが・・・。後期のキットからは箱の横に完成写真がついて少しマシになったのですが・・・。

 

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

サイレンスグレイブやソデなど他のセーラー戦士とデザインが違うため、パーツ数17点とやや多め。リューノスやアミエグランのキットは成人女性の体格で造形されていますが、このキットは設定通り他のセーラー戦士より一回り小柄に造形されています。

組み立て

塗装

ディスプレイベースの作製

Love Toys Vol.5 磔台

2024年製作予定

メーカー:スカイチューブ

一時1/12のアクションフィギュアにハマっていたころに購入して、仮組みをしたところで飽きてしまって倉庫の奥にしまってあったものを引っ張り出しました。

同じシリーズの「木馬」が欲しかったのですが、すでに生産終了しているようで、ネット検索をしてもほとんど売り切れかプレ値になっています。

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

組み立て

塗装

サイレンスグレイブ

ディスプレイベース

1/7 アニス・ファーム(すわりアニス) 

2024年1月製作開始(現在休止中)

メーカー:EBO 原型製作:模型サークルEBO 定価:12,000円

メーカーの模型サークルEBOさんはアニスがお気に入りのようで、「すわりアニスver.」の他に「テニスver.」「スイカわりver.」「レオタードver.」「あいどるver.」「バニーガールver.」「タンキニver.」などが発売されています。外箱は最近のガレージキットとは思えないほどショボイもので、完成写真も組み立て説明書もないという実に男らしい仕様です。(^∇^)

その後、仮組みを進めましたがとんでもなくひどいキットであることが判明。パーツの合いが非常に悪いのですが、3Dレジンはカチカチで削りにくいというシロモノ。かなり手間がかかりそうですが、現在、精神的にキツイ状態なので元気になったらいつか完成させるつもりです。

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ数は11点。髪はクリアーパーツで、巨大なガチャポンのようなディスプレイベースが付属。3Dプリンター出力キットで「スタンダードフォトポリマーレジン」というものを使っています。通常のレジンより硬くベタついた素材です。かえる工房は初体験ですが、うまく料理できますかどうか・・・。

組み立て

塗装

サイレンスグレイブ

ディスプレイベース

煩悩亭1/12ボディシリーズ

PCのデータを整理していたら、アマチュア時代に製作したものが出てきたので、まとめて紹介します。スマホで撮ったので写真がイマイチですが:::(*´ω`*) DF研のキット同様、figmaなど3mm軸の首がすげ替えできるシリーズです。

①1/12ぽっちゃりボディ

② 1/12女王様ボディ

③ 1/12ブラジル水着ボディ

1/7 エスカレイヤー〜ダメージver.〜

2024年製作予定

メーカー:グリフォンエンタープライズ 原型製作:石川 智

青い地球を守るため、胸の鼓動が天を衝く!エスカレイヤー、悪の現場に只今参上!

アダルトゲーム「超昂天使エスカレイヤー」のヒロイン、高円寺沙由香が変身するエスカレイヤーです。かえる工房はあまりゲームに興味がないのですが、OVAでこの作品を知りました。アダルトアニメやゲームの中には「美◯女◯士◯ーラー◯ーン」のパロディ的作品は結構ありますが、同人作品的なものばかりで、商業作品としてセンスまとめられたのは本作のみではないでしょうか?

エスカレイヤーのフィギュアはかなり発売されていますが、デザインの可愛らしさからか18禁以外のもののほうがよく見かけるような気がします。

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

組み立て

塗装

ディスプレイベース

No.62 大怪獣総進撃 メカゴジラⅡ号

2023年12月完成

メーカー:WAVE 原型製作:酒井智史

次の依頼品はまたしてもWAVEの「大怪獣総進撃」シリーズの「メカゴジラⅡ号」です。

メカゴジラはキングギドラ、ガイガンと並ぶ東宝怪獣映画の悪玉で、初登場は「ゴジラ対メカゴジラ(1974年)」。メカゴジラⅡ号は翌年、昭和ゴジラ最後の(厳密には違うけど)作品、「メカゴジラの逆襲」に登場しました。メカゴジラはこの後、姿や設定を変えつつ平成の「VSシリーズ」「ミレニアムシリーズ」にも登場し続け、「レディ・プレイヤー1」「ゴジラvsコング」といったハリウッド映画にも出演するなどなかなかの人気怪獣です。

WAVEの「大怪獣総進撃」シリーズは3作目になります。全高約50mmとごく小さいサイズのホワイトメタルキットで、今回も無改造ベタ塗り塗装で製作します。

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ数は全9点。秘密基地のドッグをイメージしたディスプレイベースが付属します。

組み立て

軸打ち

1mm真鍮線で両手両足に軸打ちをしました。

ディスプレイベース組み立て

こちらはパーツが薄くて軸打ちが難しいので、接着剤をたっぷりつけてマスキングテープで一晩固定。

組み立て完了

ワイヤーブラシで表面を磨いて組み立て完了。

塗装

下地塗装

プライマーサーフェイサーを吹いて表面処理をしてから、ブラックで下地塗装。

メカゴジラ本塗装

ガイアのEXシルバーで本塗装。目はクリアーオレンジ、耳はクリアーレッドを筆塗り。

ディスプレイベース本塗装

外側はフラットブラックで、内部はタミヤのメタリックグレーで塗装。窓?はエナメルのブラックで、照明?はシルバーで筆塗りをしました。