2024年9月完成
メーカー:HOBBY BASE 烈風 原型製作:藤縄和彦
セーラー戦士5作目で、セーラーサターン3作目になります。
セーラーサターンこと土萠ほたるちゃんはテレビアニメ第3作『美少女戦士セーラームーンS』の後半から登場。活躍場面はそれほど多くありませんが、物語のキーになるキャラで陰のある設定が大きいお友達にウケたのか亜美ちゃんを抜いて一番人気になりました。実際かえる工房でもほたるちゃんは圧倒的な稼ぎ頭だったりします。
右太ももを交換してポーズ変更ができます。
4種類の表情パーツを交換可能!
スカートは脱着可能
製作記録
HOBBY BASE 烈風のフィギュアは微妙に感じるものが多くてなかなか手が出せなかったのですが、このキットは完成写真に惚れ込んでプレ値も気にせずポチってしまいました(^◇^;)・・・。原型製作の藤縄和彦氏は聞いたことがありませんでしたが、竜人氏や智恵理氏に匹敵する素晴らしい造形力だと思います。
キットレビュー
パーツ一覧
パーツ数は全26点。ヒザやヒジ、イヤリングやティアラなどのアクセサリーは一体成形されていますが、なんと表情パーツが4種類、右太ももが2種類付属しています。
顔パーツ
通常顔、妖しい笑み、明るい笑顔、ウィンクと表情違いの頭部が4種類も付属します。今回はこれを全部製作し、交換可能にします。
太ももパーツ
右太ももパーツは2種類付属していて通常の立ちポーズと右足を跳ね上げたポーズが取れます。こちらも完成後に交換できるようにします。
サイレンスグレイブ
2パーツ構成。レジンキットのお約束で、杖の部分に歪みがあり真円がきちんと出ていません。柄のお尻の三角錐の部分の造形が大雑把ですが、改造しても大変なだけで大して見栄えは変わらないので、今回はこのまま製作します。
組み立て
仮組み①
主要パーツを仮組み。全体のサイズやプロポーションは竜人氏の「ミュージカルver.」に近いものです。
仮組み②
右の太ももを交換することでこのようにジャンプしているようなポーズにもできます。太もも以外は同じパーツなのですが、全く違うフィギュアに見えます。
スキマの処理
接続部のスキマが結構目立つので、ポリパテを詰めてすり合わせ。特に前髪は脱着可能にするので念入りに行います。
軸うち①
太ももと腰に真鍮線(1.5mm)+ネオジム磁石(5mm×2mm)を埋め込み。
軸うち②
肩には真鍮線(1mm)+ネオジム磁石(3mm×3mm)を埋め込み。
軸うち③
首は面積が狭いので、軸うちを兼ねてネオジム磁石(3mm×3mm)のみで接続。
軸うち④
後ろ髪→顔→前髪の順に磁石接続できるように加工。
軸うち⑤
胸と腰のリボンはネオジム磁石のみで接続。メタルパーツの星のパーツはリボン中央に穴を開けて塗装後に接着する予定です。
アイペイント
アイペイント①
前回は瞳デカールを使ったのでアイペイントは久々。まず白目、まゆ、アイラインなどを書き込みます。4種類もあるので大変です。
アイペイント②
シアン+マゼンタで黒目の輪郭を描き込み。自然な視線になるかどうかここで決まるので、納得できるまでじっくりやります。
アイペイント③
黒目の輪郭を少し修正。蛍光ブルー+蛍光ピンク+白(少量)で虹彩を塗りつぶしました。
アイペイント④
二重のラインと瞳孔を描き込み。アイペインは久々なので、少し手間取ってしまいました。
アイペイント⑤
まつ毛、ハイライトを入れてアイペイントは完了!
頭部完成
セクグロスクリアーでツヤを整えUVジェルクリアで瞳の光沢出し。ティアラの細部を塗装して頭部は完成です。
塗装
表面処理
捨てサフを吹いて400番〜600番のヤスリで表面の細かいキズを消します。
肌塗装
ガイアカラーのノーツフレッシュホワイトで基本塗装をして、サフレスオレンジ+サフレスピンクでシャドーを入れました。
白部分塗装
セーラースーツと手袋の白部分はホワイトの下地にクレオスのXC08ムーンストーンパールを重ね吹き。
紫部分塗装
スカート、ブーツなどはシルバー→クリアパープルでキャンディ塗装。エリは一体成形なので、マスキング塗装をしましたが、なかなか面倒でした。
ブーツのヒモ
ブーツのヒモはイラストによって黒と白の2種類がありますが、今回は白で塗装。悪目立ちしないように少量の紫を混ぜたエナメル塗料ホワイトで、金具の部分はゴールブリーフで筆塗りしました。
胸と腰のリボン
リボンはシルバー+ブラックで下地塗装をしてから、クリアレッドを重ね吹き。胸の星はシルバー一色では単調になるので、シルバーとゴールドで塗り分けました。
サイレンスグレイブ
組み立て
柄の部分をプラ棒で新造。細い部分は強度的に心配なので真鍮線に置き換えました。
塗装①
基本塗装としてメタルブラックをベタ塗りした上から、クリアーバイオレットを薄吹きして光沢感を出しました。
塗装②
いつもはメッキ塗料を使うのですが、今回はクレオスのSM208スーパージュラルミンを使ってみました。
ディスプレイベース
キットパーツ
キットにはガレキになった石畳のベースが付属。ブラック、レッドブラウン、ブラウンの3色でグラデーションを入れて塗装しました。
木製プラーク
キットのパーツは小さくて少しバランスが悪いので、木製プラークと組み合わせます。砥の粉で目止めをしてから水性ニスで色付けとツヤ出しをします。
ベース完成
キットのパーツを両面テープでプラークに固定。左足を固定するために2mm真鍮線とネオジム磁石を埋め込みました。