2022年5月完成
懐かしのF1マシン、タイレルP34六輪車です。タミヤのカーモデルやバイクはその時代の最先端のものをキット化する傾向があり、このキットも六輪車が話題になった1976年ごろに発売されました。そして、2002年になってから新規パーツを追加してモナコGP仕様として再販されました。
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76年シーズンに好成績をおさめたP34はF1マシンの新しい可能性を示し、フェラーリ、マーチ、ウィリアムズなども六輪車の開発実験を始めました。しかし、本家P34は77年にはカウルを変えたりラジエーターをフロントに配置したりと試行錯誤しましたが、グッドイヤーが専用の小径タイヤの開発を進めてくれなかったため苦戦し、レギュレーションの変更もあり実戦に投入された史上唯一の六輪車となりました。コスワースDFVの優秀さもあって、70年代のF1マシンはさまざまなコンストラクターによる変態的なマシンが多くて私の大好物です。できれば、ロータス76、リジェJS5、ルノーRS01、コパスカーFD04、ヘスケス308Bなんかもキット化してもらいたいものですが、無理だろうなあ・・・・・・(*´ω`*)。
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今回はフィニッシャーズのウレタンクリアーを使用。ラッカークリアーと違った硬質な仕上がりになりました。
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P・デパイユのフィギュアはヘルメットにシールドを追加。
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シルバー部分はメッキを落として、ガイアカラーのexシルバーやSHOW UPのリアルクロームライトなど数種の塗料で塗り分け。エンジンにはプラグコードとエアファンネルカバーを追加。
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リヤウイングのステーや翼端版にはエッチングパーツを使用し、シャープに仕上がりました。
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製作記録
キットレビュー
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追加パーツ・デカール
コクピットカウル、ロールバー、デカール等が再販時に追加されました。こちらはモールドがきれいでバリもありません。デカールもきれいですが、質のいいサードパーティーのデカールがあればそちらを使うかもしれません。
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STUDIO27のエッチングパーツ①
オークションで落札できたので、今回はSTUDIO27のエッチングパーツを使用します。リアウイングのステーや翼端板、フロントスポイラーなどがエッチングパーツでシャープに再現できます。
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STUDIO27のエッチングパーツ③
パーツナンバー25の「リヤウイング ガーニーフラップ」にはだいぶ悩みました。最初はリヤウイング後端に接着するのかと思っていましたが、単なる誤植で「フロントカウル ガーニーフラップ」の間違いのようです。
シャーシ・カウルの製作
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電池BOXのスキマ埋め
昔のカーモデルはモーター走行が当たり前でしたが、このキットも電池BOXの名残が残っています。見えないところはこだわらない主義ですが、さすがにこのままではどうかと思ってプラ板と「黒い接着剤」でスキマを埋めました。
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リヤウイング①
エッチングパーツのステーは取り付け用のダボがなくプラパーツよりずっと薄いため、そのままでは組み立てられません。そこで、虫ピンとメッキパイプでステーを新造し、0.5mmプラ板から切り出したスペーサーを接着しました。
エンジン・ミッション・足回りの製作
ドライバーフィギュアの製作
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フィギュアの組み立て①
MMシリーズと同じノリなのか、この時期のタミヤはカーモデルもドライバー付きでした。首と肩に軸を埋め込んで、肩のスキマを黒い接着剤で埋めました。さて、ロニー・ピーターソンにしようか?パトリック・デパイユにしようか?
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フィギュアの組み立て②
キットのままでは顔が丸出しになって少し間抜けに見えるのでシールドを自作しました。0.3mmプラ板では少し厚すぎるので、ハセガワのミラーフィニッシュの外箱を切り抜き、ドライヤーで熱して曲面に加工しました。
塗装
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エアファンネルネット作製
金網に3mmベアリングと5円玉を押し付けて型取りをし、4mmのポンチで打ち抜き。この作業を8回繰り返します。金網が硬いのかポンチの切れ味が悪いのか切り口に少しギザギザが残ってしまいました。
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タイヤの塗装
トレッド面を240番のヤスリで一皮むいて「GOOD YEAR」のレタリングを塗装。テンプレートを使ったほうがかんたんなのですが、ショルダー部にモールドが入っていたので、それに沿ってチマチマ筆塗り。後輪はまあまあですが、前輪は小さすぎてたいへんでした。
P・デパイユの塗装
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デカール貼り付け
デパイユのヘルメットの赤と白のラインは5枚のデカールを組み合わせて表現しますがうまく貼り付けるのがなかなか大変でした。表面はほとんど三次曲面なのでマークソフターを使って強引に馴染ませました。