1/6 藤崎詩織[水着]

2021年10月完成

メーカー:ニューライン

恋愛ゲームの草分けとして有名な「ときめきメモリアル」のメインヒロイン「藤崎詩織」の製作依頼が入りました。「ときめきメモリアル」ついては名前くらいしか知らないので、このキャラについてネットで調べましたが、学業優秀でスポーツ万能の理想的なガールフレンドという設定のようです。

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キットレビュー

パーツ数は10点と少なめで、浜辺をイメージしたベースが付属。やや古めのキットですが、目立った気泡や成形不良はなく、製作上苦労しそうなところはなさそうです、

組み立て・表面処理

いつものように中性洗剤を混ぜたお湯で煮沸して離型剤落とし。念のため、髪のモールドなど奥まった場所は歯ブラシで磨きます。

前髪、後ろ髪、首、両腕、両足を2mm真鍮線で軸打ちをして仮組み。パーツの合いは良好ですが、髪や水着のぬい目などモールドがダルいところが目立ちます。

髪のパーツは合いがよく、首筋の接合線も目立たない構成になっているので、パテ埋めをしなくても大丈夫そうです。

組み立て説明書にも書いてありますが、完成見本は試作品なのか製品版とは右手の指の位置が微妙に違います。

ディスプレイ時に安定するようにヒザとベースにネオジム磁石を埋め込み。

ヘアバンドと髪の間に若干スキマがあるので、ポリパテで修正。あまりぴったり合わせると塗料の厚みではまらなくなるので、微妙にスキマを作ってやります。

モールドの彫り直しなど表面処理がおおむね完了。腕を接着してから塗装か、塗装してから接着か思案中・・・。

塗装

髪のテスト塗装。ピンクなのかオレンジなのかよくわからない色で、いろいろ試しましたが、結局、クレオスのあずき色+オレンジで塗装しました。依頼者様と相談した結果、もう少しオレンジを強めにすることにしました。

水着とヘアバンドの塗装は光沢ホワイトというオーダーだったので、ホワイトパールで塗装。下地にベースホワイトを塗って、ビキニを塗装。散々悩みましたが、ビキニの塗装→マスキング→肌塗装→腕の接着→タッチアップという段取りにしました。

ビキニの部分をマスキング。マスキングテープのスキマから塗料が入り込まないように、さらにマスキングゾルでコーティング。

肌は色白でとの指定でしたので、基本色はガイアカラーのノーツフレッシュホワイトを使用。同じくガイアカラーのノーツサフレスオレンジとピンクでシャドー入れ。

指の間など細かい部分のシャドーを入れてから腕を接着。接着線を処理した後で塗装のタッチアップをします。

ディスプレイベースの塗装完了。サンディブラウンに白を混ぜて塗り、仕上げにホワイトパールをふわっとかけました。

アイペイントはエナメル塗料で筆塗り→光沢クリアでコーティングを繰り返し、少しずつ進めます。まず、ピンクで眉とアイラインの下書き。髪と同色で眉を塗り、ブラック+ブルーでアイラインと瞳の輪郭を描き込み。瞳は赤とピンクで塗り、上部に影を入れました。白でハイライトを入れて完成!

依頼者様よりアイペイントの修正指示あり。筆塗りでチョコチョコやってみましたが、イチからやり直したほうが早くきれいにできると判断し思い切ってドボンしました。

塗装を全て落としてサーフェイサー、ベースホワイト、ガイアカラーのノーツフレッシュホワイトを吹き直しました。

肌にシャドー入れ。クリアーをかけて十分乾燥したら、あらためてアイペイントを始めます。

まゆとアイラインの再塗装。まつ毛の形にこだわりのあるお客様で、数度の描き直しの末にようやく完成!

黒目の輪郭と二重のラインを追加。二重のラインはギリギリまで細くしました。

黒目の中を塗り、白でハイライトを入れて完成!

顔を塗り直したことで肌の色が合わなくなったので、ボディの方も塗り直し。ドボンしてサーフェイサーからやり直しました。(´・ω・`)

肌塗装完了!ビキニのマスキングをはがしてタッチアップをして、いよいよ仕上げに入ります。

瞳の光沢出しは依頼者様のご希望でUVジェルクリアではなく、エナメルクリアーを使用。髪の取り付けはけっこうタイトで、注意しないと塗装がはげてしまいます。

完成!(^O^)

ビキニのマスキングをはがして、塗装の欠けやはみ出しをタッチアアップすれば完成!

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製作記録 HGUC 52 1/144 マラサイ その1

第24回オラザク参加用に製作開始。このキットを作るのは2回目で、旧キットを含めると3機目のマラサイになります。今回のテーマは1/100MGを参考にしつつ、ROBOT魂ver.A.N.I.M.Eのように設定画に準じたプロポーションと可動の両立です。Zガンダムの設定は完全無視で、ザクの正統後継機として一年戦争末期にジオンが開発した機体として仕上げる予定です。

キットレビュー

パチ組み状態と設定画を比較。組み立てやすさや可動性は旧キットと比べるとグッと進化していますが、初見で最もガッカリしたのはプロポーション!スネが太すぎるし胸が変に引っ込んでいる!HGUCシリーズにはなぜか上腕や太ももが細く、スネや足首が大きいと末端肥大症的なものが目立ちます。(ギラドーガとかゲルググとか・・・)以前はストレート組みで製作しましたが、今回はプロポーションと可動に徹底的にこだわってみたいと思います。

ヒザは二重関節で90°ほど曲がりますが、足首が動かないのであまり意味がありません。また、二重関節の上のほうがあまり動かないため、ヒザを曲げた状態がなんとなく不自然に見えます。

ヒジ関節は一軸ですが、可動範囲も十分で曲げた状態も自然です。

脚部の改造

サイズや形状がピッタリだったので、脚にHGUC197ギャンのフレームを組み込むことにしました。フレームが若干長いため太ももが2mmほど長くなりました。

太ももの下部は関節に干渉しないで独立可動するように、左右で1mm、前後に1.5mm延長。関節との接続には3mmのネオジム磁石を使用しました。

1mmプラ板の箱組みでヒザアーマーを新造し2mmアルミ線でヒザ関節に接続。スネに切り欠きを入れてアーマーがピッタリおさまるようにしました。ヒザを曲げるとヒザ関節がスカスカに見えるので、なにかディティールを入れたほうがよさそうです。

スネ内部のバーニアパーツの受けが足首に干渉するので、受けの部分を全てくりぬき。外側のバーニア基部は3mmプラ角棒に置き換え、内側はフレームから切り取ってスネの内側に直接固定しました。

スネは前面の接着線をクサビ状に削って強引に幅ヅメ。スネが下に向かってしぼられましたが、内部をくり抜いたおかげで足首の左右スウィングに影響はありません。せっかくヒザがよく曲がるようになったので、足首の前後可動も広げたいところです。

足首を前後に分割し、前のスリッパを分割線から3mmほどカットして小型化。後ろのスリッパにポリキャップを仕込んでつま先可動ができるように加工しました。

足首アーマーはコトブキヤのABSユニットWジョイントを使用。最初はスプリング接続で試作しましたが、こちらの方式に変更。やはりちゃんとヒンジがあってヒコヒコ動かせるほうが気持ちがいいですもんね。

脚部の改造完了!(`・∀・´)

かなり自然に深く足を曲げられるようになりました。足首を小型化したので、足首アーマーの可動はあまり意味がなくなりました。(T ^ T)

 腕部の改造

腕は無改造でも良かったのですが、せっかくギャンのキットをツブしてしまったので、ヒジ関節も移植することにしました。関節のモールドもノーマルよりカッチョいいかな?(^O^)

関節と下腕の接続は接着でもよかったのですが、メンテナンス性を考えて脱着式で作製。ヒジ関節に接続用のダボを新造し、下腕内部にポリキャップを仕込みました。

関節部が丸出しになるのはどうかと思いますが、180°近く曲がるようになりました。

手首関節の丸棒が目立つので、ポリキャップを一段深い位置に押し込んでスキ間をせまくしました。可動する時にはポリキャップを引き出して元に位置にもどすこともできます。

頭部・胴体の改造

プラ棒とプラパイプを組み合わせてモノアイレールを作製。ついでにヘルメットの取り付け位置を微妙に変えました。

首関節はしょぼいポリパーツで、しかもユルユルなので、市販のボールジョイントとバーニアパーツを組み合わせて首関節を新造。

このキットのもう一つの大問題。コクピットハッチが極端に引っ込んでいて胸元のラインが不自然!旧キットではこんなことなかったのにいつの間にか設定が変えられているのでしょうか?( ´△`)!

設定的に正しいかどうかはともかく好みではないので、ハッチの部分を切り取って前方に移動させました。

腹部をくり抜いてボールジョイントを埋め込み。上半身をしっかり支えられるように大型のものを使用し、プラ板でガイドレールを設けてスライド可動ができるようにしました。

こんな感じで可動します。

スナップキットは手軽で良いのですが、一度はめ込むと二度とはずせなくなったり、ダボが折れたりします。完成後のメンテナンスや拡張性を考えてバックパックは磁石接続にしました。

フロントアーマーを中央で切り離して左右が独立可動するように加工。中央に小さいポリキャップを仕込んでいるので、飛行ポーズの際にもだらしなくたれ下がったりすることがありません。

関節の移植とプロポーションの変更完了。特に足パーツはさんざん切った貼ったして結構大変でしたが、無改造と比べても違いがあまり分からない・・・(*´ω`*)

関節はやわらかプラで作られていて、試作時にあーでもないこーでもないといじり倒したためユルユルになってしまい、結局もう一体ギャンを購入。なんだかんだで結構費用がかかってしまいました。( ´△`)

次は、近藤和久版のマラサイへの改造を行います!

ラブ・バッグシリーズ(1968〜77年・米)

ラブ・バッグ(1968年・米)原題:The Love Bug

落ち目のレーサー、ジム・ダグラスが意思を持ったフォルクスワーゲンの「ハービー」と出会い、レースで連戦連勝を続ける・・・。実写のカースタントはあまりなく、ウィリーをするなど派手なシーンはコマ落としや合成技術を使ってアニメ的に表現するところがディズニーらしいです。ストーリーは敵役の卑怯な妨害もあり、ヒロインとのラブロマンスもありと良くも悪くも一昔前のレースコメディの典型です。

舞台はサンフランシスコで、有名なロンバートストリートの坂道を軽快に降っていくシーンが印象的でした。


続ラブ・バッグ(1973年・米)原題:Herbie Rides Again

キャストを総入れ替えした本作ではハービーはレースを引退したポンコツ車という扱いになり、車映画としては物足りない内容になっています。大型スーパーの建設を画策する不動産業者からどうやっておばあちゃんの家を救うか?・・・というストーリーに、人気者のハービーを無理やり割り込ませた印象でいささかバランスの悪い作りになっています。合成が多用され、ハービーがゴールデンゲートブリッジや高層ビルに登るなどファンタジー感は増していますが、リアルなカーアクションはほとんどありません。

ラブ・バッグ モンテカルロ大爆走(1977年) 原題:Herbie Goes To Monte Carlo

シリーズ3作中で私のイチオシはコレ!

第1作の主人公ジム・ダグラスが再登場し、ダイヤモンド盗難事件に巻き込まれながらもフランス縦断レースに出場します。エッフェル塔からスタートし、パリの街中から田園地帯をぬけ、アルプスの山越えを経てモンテカルロへと観光映画的な楽しさもあり、登場する車種もヒロインの愛車、ランチアベータモンテカルロ、ライバルレーサーのポルシェ917(のレプリカ)の他にも背景としてチラリと写る程度ですが、デ・トマソ・パンテーラ、フェラーリデイトナ、ロータスエラン、ポルシェ911、フェアレディZ、ランチアストラトスと私好みの車が続々と登場します。

スタート地点のエッフェル塔に参加車が集合。

予選レースでカワイイ車を見つけたハービーは興奮します。ハービーは今回4回ほどウィリーを披露しますが、全て機械的な仕掛けを使った特撮で合成ではありません。

今回、ハービーのガールフレンドになる「ランチア ベータ モンテカルロ」。車名に「モンテカルロ」が入っているのもなんだかベタベタでイイ!。ヘッドライトが変なリトラクタブルに改造されているのはウィンクをする演技があるからでしょう。

公園で戯れるハービーとランチア。「まてよ〜❤️」「うふふふふふ❤️捕まえてごらんなさい❤️」というシュールなシーン。よくみるとランチアは髪飾りの花をつけています。

レース本戦がスタート!各車は凱旋門の前を通ってパリの街中へ。

ライバルのポルシェ917(モドキ)とデ・トマソ・パンテーラ。

定番の土管くぐり。敵役のベンツが後に続いて・・・結果は言うまでもありませんね(^_^;)

アルプス越えをしてモンテカルロの街中へ。有名なロウズヘヤピンでタイヤを滑らせてコーナリングをするフォルクスワーゲンとポルシェ917(モドキ)。

レース終了後にヘンな日本人がチラリと登場。メガネに出っ歯にスーツ姿で写真を撮りまくる。77年にしてまだこの日本人ギャグが生きていたのですね(^_^;)。

レース映画として改めて作り直そうとがんばったのか、第1〜2作と比べるとカースタントが充実していて、特にゴールのモンテカルロ市街地コースでライバルのポルシェ917とデットヒートを繰り広げるシーンはかなり燃えます。コマ落としを使っているのではないかと思いますが、アニメっぽい合成シーンに比べれば100倍マシです。唯一残念なのが、前作までは16:9のビスタサイズで撮影されていたのに、この作品だけは4:3のスタンダードサイズになっていることです。

この3作の後、1980年製作の「ビバ!ラブ・バッグ」という4作目があるそうですが、なぜかDVDセットには入っていませんでした。そして、2005年には「ハービー 機械じかけのキューピッド」がリメイクされましたが、これも未見なのでそのうち見てみるつもりです。

ミニミニ大作戦(2003年・米、仏、英)原題:The Italian Job

模型製作のモチベーションを上げるために、カーアクション映画をいくつか再見。これは1969年制作のオリジナル版。低予算でありながら、車表現にこれでもかとこだわりを見せた名作。登場する車もミニをはじめ、アルファロメオジュリエッタ、ランボルギーニミウラ、アストンマーチンDB4、ジャガーEタイプ等、往年の名車が次々と登場し、次々と壊されていくというウヒャウヒャな展開。(^O^)

2003年版がネット配信されていたので、この機会に続けて鑑賞。「BMWミニ」が主役ということで今まであまり食指が動かなかったのですがが、それよりもこの映画の致命的な問題点は車が主役ではないということ。

冒頭シーン。ヴェネツィアの運河での船のアクションが延々続いて、「・・・え、ヴェネツィア?カーアクションじゃないじゃん・・・見る映画、間違えたの?(・・?)」となりました。

ようやく過去の因縁話が終わって、ヒロインのシャーリーズ・セロンが運転する旧ミニがようやく登場。「おお、ここで旧ミニがキビキビと走る姿を見せてリスペクトを表すのだな!(^O^)」と期待。

わずかな駐車スペースを発見。「お、ここでスピンターンでぴたりと駐車して、ミニのすごさやかわいさを見せるのだな!」・・・と思いきや・・・。

ハンドル操作をするシーンからカットを割っていつの間にか停車しているミニ・・・。「え・・・Σ( ̄。 ̄ノ)ノ・・・こ、これは自主制作映画なのか?」このあたりから制作者が車をかっこよく見せる気がないことがわかって真面目に見る気が失せました。

一応最後まで見ましたが、予想した通り制作者たちは車に対する特別なこだわりも愛情もなく、腕のあるドライバーによって車が信じられない動きをするシーンを期待する私にとっては全く見どころがない作品でした。現在の映画制作環境では昔のような乱暴なカースタントは不可能になっているのでしょうが「それならこんな題材を選ぶな!」と言いたいです。

ネットで好意的な意見の人は概ね、マーク・ウォールバーグ、シャーリーズ・セロン、ジェイソン・ステイサムといった俳優陣が豪華で良かったというもの。さらにいうとオリジナルがあることを知らなかった人も多数。なるほど、そういう人たちに向けて作られた映画だったのね・・・。それならそれで構わないのですが、カーアクション映画のお勧めに挙げられているのを見て「それはじぇんじぇん違うぞ!」と言いたくてこの小文を書いたという次第です。

カーアクション映画好きの人にはオリジナルの「ミニミニ大作戦」こそお勧めします。古い映画なので前半は退屈に思えるかもしれませんが、そんな人は思い切って最後のクライマックスシーンだけを見てもかまいません。要するに金塊を奪ってミニで逃走するだけの話ですから。この逃走場面こそが映画のキモで、俳優の出番もほとんどなく延々と「ミニが演技をする」姿を見てもらいたいものです。

エクセルエポ 高透明度 エポキシ接着剤

カーモデルを作っていて悩ましいのが、ウィンドウ、ヘッドライト、バックミラーなどの小物パーツの接着です。メッキパーツはシンナー系接着剤ではつかないし、瞬着を使うとクリアーパーツが曇ってしまいます。試行錯誤の結果、現在は「エクセルエポ 高透明度 エポキシ接着剤」を愛用しています。

エポキシ接着剤は2液混合が面倒だし、手につくとベタベタするのがあまり好きではありませんでしたが、エナメル系溶剤で溶かすことができるのを知ってからは愛用しています。左の写真はミラーを付けようとしてドアに接着剤をつけてしまいましたが、綿棒にエナメル薄め液を含ませて根気よくこするときれいに落とすことができました。

デコトラのミラーなども細かいメッキパーツが複雑に組み合っていますが、エポキシ系接着剤を使うことできれいに仕上げることができました。

タミヤ コンパウンド用スポンジ

今まではコンパウンドがけにはティッシュや布を使っていましたが、ショップで見かけてつい購入したので、試しに使ってみましたが、これがなかなか具合が良かったです。

消しゴムのような形で、用途に応じて大・中・小を使い分けるようになっています。白い部分が研磨面で青の部分を持って使用します。

カーモデルのルーフやボンネットなどは平たい部分を使って平滑に、奥まった箇所は角の部分を使えば残さずきれいに磨くことができます。

オリジナルナンバープレートの製作

カーモデルを作る場合、私は必ずナンバープレートをつけます。その車には現実にオーナーがいて、公道で乗り回されているものだというイメージで製作したいからです。

WAVE Nデカール

長年愛用しているのがコレ、WAVEさんのNデカール。ただし、もう絶版になっているようで、手持ちの分をやりくりしたり、売れ残り品を探したりしています。

白紙のデカールにインレタの文字を一つづつ転写する方式で少し根気とコツがいります。インレタをデカールに重ねてつまようじの先などでコリコリこすりますが、注意しないと文字がかたむいたり、隣の文字まで転写したりします。

完成!あとは通常のデカール同様、ぬるま湯につけてナンバープレートに貼り付けます。

アオシマ ナンバープレートメーカー

アオシマのHPに「ナンバープレートメーカー」なるものを発見!WEB上で好きなナンバープレートが自由に作れるというものです。

「自動車:昭和」「自動車:現代」「バイク」「トラック・バス」「イタリア車」からプレートの種類を選びます。

自動車の場合は「1/20」「1/24」「1/32」、バイクの場合は「1/12」スケールを選択します。

「自家用」「自家用軽」「事業用」「事業用軽」からプレートを選択します。

地図から「地域・分類番号」を選びます。

最後にひらがなと数字を入力すれば完成です!

PDFファイルで1セット4枚のナンバープレートが完成します。この画像をダウンロードしてプリントアウトしたものをキットに貼れば完成です。

ハイキューパーツのインクジェット用ホワイトデカールにプリントしましたが、文字がかすれているしデカールが薄くて透けています。通常の紙にテスト印刷した状態では問題なかったのですが・・・。

失敗の原因はインクジェットプリンタの性能とデカールの質によるようです。WEB上で手軽にナンバープレートが作れるのは魅力なので、いずれ再チャレンジしてみます。次回はデカールの種類を変えてレーザープリンタでやってみようと思います。

続く・・・(´・_・`)いつか・・・

1/6 木之本桜 3rdOPver.

メーカー:クレイズ 原型製作:宮川武

2021年7月完成

「カードキャプターさくら」は個人的には「クロウカード編」でキチンと完結していると思っていて、その後の続編は蛇足感があってそれほど好きではないのですが、それでも「さくらカード編」のOPで少し大人っぽくなったさくらちゃんの憂いを含んだ表情にはドキッとさせられました(^∇^)

スカートのフリルは脱着可能

製作記録

クレイズのキットはOPアニメと違ってさくらちゃんらしい明るい表情をしていて可愛いです。(^∇^)原型製作の宮川武氏はおそらく世界で一番ccさくらのフィギュアを数多く手がけていらっしゃる方で、イベント品などの限定商品を含めると20種類以上のキットが発売されています。私もまだ手に入れていないものもあるのですが、プレミア価格がついていてとても手が出ません(T_T)

パーツ状態。フリル、フリル、フリルがいっぱい・・・(−_−;)ニーソのヒザの長いリボンの処理もメンドくさそう・・・。

いつものように中性洗剤を入れた熱湯で煮沸。前回は離型剤落としが不十分だったので、たっぷりと洗剤を入れました。通常はこれで十分ですが、髪の隙間やフリルなど奥まった場所は念のため歯ブラシでこすって洗浄します。

組み立て

首にwaveの2mm真鍮線とハイキューパーツの2mmネオジム磁石を2か所に埋めこんで接続。

スカートを接着すると腕が下から入らなくなるので、真鍮線をギリギリまで切り詰めてハイキューパーツの3mmネオジム磁石を腕に埋め込み、横から差し込めるようにしました。

モモの部分はは重量がかかるので2mm真鍮線を通し、周囲の4か所に3mmネオジム磁石を埋め込んで接続。

主要パーツの仮組み完了!宮川氏原型のさくらちゃんはスラリとしてかっこいいのですが、頭身が高くて中学生くらいに見えます。まだスカートを付けていないので、パンツが丸見え。ここの処理が最重要ポイントになるのかなあ・・・σ(^_^;)。

宮川氏原型のもう一つの特徴は顔が平たいこと。パーツ状態で見ると「こんなので本当にだいじょうぶか?」と思えますが、不思議なことに組み立ててみると違和感がなくなり自然な感じになります。二次元を三次元に置き換えるアプローチには様々な解釈があることが分かります。

お尻がペッタンコだったので、waveのポリパテを盛りつけて丸みを出して、シアノンで表面をコーティングして縫い目やシワなどの質感を表現しました。

スカートは三段重ねでバリもけっこうあって、またしてもフリル地獄の始まりです!Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

2mm真鍮線と3mmネオジム磁石を2カ所ずつに埋め込み、スカートの下2枚を脱着可能としました。

さくらカードの「フライ」の能力で背中から翼が出せるようになりました。サイズも重量もかなりあるので、2mmと1.5mmの真鍮線2本でしっかりと固定します。位置決めにかなり苦労しましたが、なんとか左右対称になりました。

髪につけるリボンは1mm真鍮線で接続。

小さすぎてゴミかと思って捨てそうになりましたが、胸元につける星も1mm真鍮線で接続。

リボンの付け根に1mm真鍮線を埋め込みソックスのフリルに接続。キットのままでは収まりが悪かったので、ドライヤーで温めながら少しずつ曲げて理想の形状に近づけました。

捨てサフを吹いて、600番のヤスリでシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ・・・(´・ω・)表面が滑らかになるまで磨きます。非常に単調ですが仕上がりを左右する重要な作業なので、ここで手を抜くわけにはいきません。

髪とアイペイント

今回は原作イラスト版のように明るい色の髪にしてみました。基本色はクレオスの黄橙色+ブラウン(少量)。まずハイライト色をベタ塗りし→基本色→シャドー色と段階的に暗くしていきました。

アイペイント完了!だいぶ手慣れて作業速度そのものは上がってきましたが、出来の方は正直まだまだです。もっとシャキッとした線で透明感のある瞳にしたいのですが・・・。

瞳の光沢を出すために今まではエナメルクリアを使っていましたが、今回は初めてガイアノーツのUVジェルクリアを使用。UVジェルを爪楊枝で瞳にチョンチョンとつけてUVライトを照射すると約60秒で硬化します。硬化が早くて作業性に優れますが、接着力が弱くてポロリと落ちるとも聞きますが、さて・・・。

最後に髪にリボンをつけてクリアを吹いてツヤを整えて完成!

肌とドレスの塗装

まず、肌の塗装。クレオスのベースホワイト→ガイアノーツのノーツフレッシュホワイトで下地を作り、ガイアカラーのサフレスフレッシュオレンジサフレスオレンジピンクを3:1で混合したものでシャドー入れ。最後にノーツフレッシュを薄めて全体に吹き付けて色を慣らしました。

ドレスの塗装。フィニッシャーズのファンデーションホワイトの下地に紫でシャドーを吹き、最後にホワイトを薄めて全体に吹き付けてシャドーをぼかしました。

靴の星の部分を塗装するためにマスキング。今回、新兵器を導入してみました。面積が広い部分は従来のマスキングテープを使い、隙間から塗料が染み込まないようマスキングゾルで固めます。

これが今回の新兵器。ハセガワのマスキングテープ 0.5mm。従来のマスキングテープと違って柔軟性があり、05mmと極細なので細かい部分のマスキングに威力を発揮できそうです。

下半身の塗装完了!ソックスの塗り分けが複雑でマスキングが大変でしたが、なんとかまとまりました。

スカートのフリルなど、ピンクの部分を塗装。完成までもう少しです!

パンツもピンクで塗装。ルリちゃんの時の経験がうまく活かせて今回はサクサク作業が進みました。

翼の塗装完了!キットの完成写真ではブルー系ですが、可愛さを強調するためにピンク系のシャドーを入れました。

星の杖の作製

杖パーツはインジェクション製でレジンのようにゆがみを心配する必要はありません。大と小の2種類の羽根が付属しています。

星の杖は魔法少女のアイコンとして分かりやすいデザインですが、封印の杖のような個性がなくなって残念でした。魔力発動時に羽根が伸びて中の星がクルクル回るギミックもオモチャっぽくて、初めて見たときにズッコケたことを覚えています。(~_~;)

インジェクション製とはいえ所詮はガレージキット。組み立て方法は自分で工夫しなければなりません。キットのままでは手に握らせることができないので、杖の頭をカットし手首を通してから再接着するように加工。星と羽には0.5mm真鍮線を埋め込んで本体に差し込むように加工しました。

組み立て完成!真ん中の星がくるくる回るギミックは・・・まあ、・・・やめときましょう(^_^;)

星の杖完成!

星の部分はガイアノーツのスーブライトゴールドで杖の飾りはクレオスのゴールドで塗装し、質感を変えてみました。

ディスプレイベースの作製

今回のディスプレイベースは魔法陣をイメージしたものを作製。ネットで拾った画像を適当なサイズに拡大してとりあえず普通紙にプリント。

プリントした魔法陣をプラークに貼り付けてどんな雰囲気になるかチェック。プラークはつや消し黒で塗装するので、サーフェイサーで木目を消して下地作り。

色々テストした結果、もっとも色が鮮明だった写真印刷用紙を使用。プリントした紙と0.4mm透明プラ板をロータリーコンパスカッターで切り出し。

ディスプレイベース完成!

ベースに魔法陣を貼り付け、その上から透明プラ板でカバーして周囲の8か所を虫ピンで固定。

完成!(^O^)

1/8セーラームーン

メーカー:G-PORT 原型製作:智恵理

2021年5月完成

ギャラリー

製作記録

①キットについて

外箱のデザインはシリーズ共通のものでどのキットか区別ができないし、ちょっと味気ない。せめて完成写真をつけてほしかったです(´・ω・`)。

智恵理氏のフィギュアは初めてですが、生き生きとしたポーズが魅力的です。このキットは顔と髪が一体成型になっていてマスキングに注意が必要です。

②製作開始

いつものように、中性洗剤を混ぜたお湯で煮沸して離型剤落とし。ついでにパーツの歪みを修正します。たいていはこれだけでOKなのですが、念のため奥まった場所を歯ブラシでゴシゴシします。

首、肩、腰は2㎜の、髪は1.5㎜の真鍮線で軸打ち。

腰の部分には3㎜ネオジム磁石を埋め込んで脱着できるように加工。

飾り台には百均で見つけた木製コースターを使用。

仮組み完了!おなじみの決めポーズです。アニメや漫画のイラストに比べるとちょっと頭が大きいかな?

足を開いた直立ポーズですが、単なる棒立ちではなく腰に絶妙なひねりが入っていて可愛さを引き立てています。

髪の先、イヤリングなどは別パーツになっていて細かいディティールを再現しています。

240番⇒400番⇒600番と表面処理をしてサフ吹き完了!

サーフェイサー⇒ベースホワイトで下地を作ってから塗装開始。今回はガイアノーツの「ノーツフレッシュホワイト」を使用しました。

同じくガイアノーツの「サフレスフレッシュピンク」+「サフレスフレッシュオレンジ「(1:3)でシャドー入れ

シャドー色を薄めて色を慣らして肌塗装完了!スカートはコバルトブルーで塗りましたが、少し明るすぎるので普通のブルーで塗りなおす予定です。

基本塗装完了!心配していたマスキングもだいたいうまくいきました。後はアイペイントと細部塗装をすればいよいよ完成です。

髪のシャドー入れもまあまあうまくいきました。

胸と腰のリボンを塗装。シャインレッドを基本色にして、シャドーとハイライトを入れました。

前髪が一体成型になっていて塗りずらかったですが、アイペイントもだんだんまとまってきました。

完成!😁😁😁

クレオス ウェザリングカラー(スティンブラウン)

スミ入れやウェザリングは長年エナメルカラーを使っていましたが、エナメル系塗料はプラを侵してしまうことがあるので、クレオスから発売されているウェザリングカラーを試してみました。

いすゞフォワードの荷台部分に使用。まずラッカー系塗料のタンを塗装。

ウェザリングカラーのステインブラウンを全面に筆塗り。

20〜30分ほどおいてから専用薄め液で拭き取るとモールドにウェザリングカラーが残ってきれいな木目になりました。

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