HGUC 020 1/144 ジム

2024年12月完成

依頼品のソフビガンダム改造に触発され、HGUC1/144ジムを製作することに。ジムの見せ場というと、①ジャブローでシャアのズゴックに腹を貫かれる。②ソロモン戦でビグザムに焼かれる。③ザクに蹴られたボールが衝突。と破壊されるシーンが印象的ですので、哀愁と諦観に満ちたやられメカの鑑のような仕上がりを目指しました。

 

色々考えましたが、結局ア・バオア・クー攻略戦のイメージで製作することにしたので、セットでボールも製作しました。

HGUCジムはけっこういいキットですが、プロポーションはバンダイクオリティーの子供体型なので、モモを2mm、上腕を1mm延長、スリッパを削って一回り小さくして、スラッとしたプロポーションに見えるようにしました。変なアレンジは廃してできるだけ劇中のイメージに近づけました。

製作記録

かえる工房はかつて旧キットのジムⅡをベースにしてジムⅢを作ったり、ジムキャノンを作ったりしましたが、実はノーマルジムをきちんと作るのは初めてだったりします。

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ数は70点程度。HGUC初期のキットでパーツ数は少なめですが、いたずらに複雑でパズルのようなキットよりこのくらいの方がイジりやすくて、かえる工房の好みです。

仮組み

パチパチと組み立てて30分ほどで完成。オモチャ的には楽しくてなかなかカッチョいいですが、よく見るといつものバンダイの悪いクセで、上腕と太ももが短く足がデカいことが気になります。

太もも・股関節

問題点

発売前に試作をして問題点をきちんとチェックしていないのか、つま先をハの字に開いてヒザを伸ばすと、モモ関節が後部装甲に干渉してこのようにお辞儀をしてしまいます。

股関節軸移動

キットの関節軸をカットして、位置を下に2mm、前に2mm変更して股関節を新造。モモを延長する手もあったのですが、股関節ロールの問題も解決できて一石二鳥です。

改修後

左が改造前で右が改修後。つま先を開いてヒザを目一杯伸ばしてもお辞儀をせずにキレイなS字立ちができるようになりました。

腰関節

問題点

腹にポリキャップが入っていて、腰を左右にスイングできます・・・が、それで喜ぶ人が何人いるのでしょうか?どうせなら前後スイングできるようにすればいいのに・・・( ´△`)

ポリキャップの位置変更

プラ板で軸受けを新造してポリパーツを90°回転。内部パーツも合わなくなったので、0.5mmプラ板で形状を変更しました。

改修後

このように背筋をそらすポーズがとれるようになりました。

足首

形状

HGUCパワードジムほどではありませんが、やはり足がデカい。さらに劇中の作画や設定画を無視して、ガンキャノンのようにつま先が反り上がっていて、スリッパ部分に段差があります。アンクルガードも厚ぼったく足首が太く見えます。

足首関節

可動範囲を広げるために関節部分をカットしてボールジョイントに交換。

関節部のディティールアップ

関節部に適当にジャンクパーツを接着。スリッパと足首に2mmスプリングを通します。

初期HGUC共通の弱点ですが、手首の造形がショボい。ジョイントを塞いでシールドを手に握らせたいのですが、接着しないときちんと保持するのは難しそうだし、ううむ、どうしたものか・・・。

ビルドハンズ丸型

手首はバンダイのオプションパーツ、ビルドビルドハンズ丸型を使用。L、M、Sの3サイズがありますが、Mサイズが良さそうです。

上腕部延長

太ももほどではありませんが、上腕も若干短いので、プラ板をはさんで1mmほど延長しました。

手首関節加工

キットのままでは手首の関節軸が丸見えになるので、ソデの部分をくり抜き、角バーニアを加工して関節カバーを作製しました。

改修後

写真上がノーマルで下が改造後。手首がグッとリアルになりました。関節カバーは関節軸に通してあるだけなので手首の動きに合わせて可動させることができます。

銃の持ち手

ビルドハンズのパーツではしっかり持てないので、銃の持ち手のみキットのものを使用。角指は気に入らないのでナイフで削り込んで丸指に近づけます。

頭部

カメラアイ

カメラアイの裏側からハセガワのミラーフィニッシュを接着。

首関節新造

キットのボールジョイントはゆるゆるで可動範囲も狭いので、引き出し式関節を新造。バーニアパーツをカットして首関節カバーを作りました。

改修後

ジムは首がないほうが好みなので、通常では埋もれた感じにして、可動させる時に内部関節を引き出します。

ランドセル

ランドセル

上面だけC面を入れ忘れているため、変に角ばってオモチャっぽく見えます。余計なアレンジは熱心にするのに、こういう基本的な部分には平気で手抜きをしています。

武装

ジョイント部

手でグリップを握る方式はキチンと保持させるのが難しいので、腕のジョイントに接続する方式にしました。グリップは邪魔になるので、カットしました。

ビームサーベル

キットはビーム刃部分が通常のプラで整形されているのでカットして、HGUCジムストライカーのパーツを流用しました。

改修完了

左がノーマル、右が改修後。足を延長すると設定身長が変わってしまうので、好きではないのですが、手足が長くなって全体にスラリとした感じになりました。

塗装

塗装①

最近はホワイトで塗装するのが流行っているようですが、アニメ本編の色合いを参考に、ホワイトにインディブルー+デイトナグリーン(少量)で調色して緑がかったホワイトで塗装しました。

塗装②

赤部分はシャインレッド+オレンジ(少量)で、黄色部分はイエロー+オレンジ(少量)で調色しました。

塗装③

マスキングのはみ出しなどを修正して基本塗装完了。

マーキング

地球連邦軍MS用ガンダムデカールを使用。あまりうるさくならないように控えめにしました。

完成

各パーツをはめこんで完成!

ディスプレイベース

材料

ジャンク箱にあった適当なベースと2mm径のステンレスバネ線、waveのボールジョイント、プラ棒などを組み合わせます。

接続部

プラ棒に2mm径と3mm径の穴を開けてバネ線とボールジョイントに接着します。

仮組み

高い方にジムを、低い方にボールを載せてみて高さを調整。股間部に3mm径の穴を明けてボールジョイントのダボを差し込んでいます。

塗装

全体をセミグロスブラックで、ベースの上面のみをライトガンメタルで塗装しました。

No.71 ハセガワ 1/24 スバル インプレッサ WRX

2024年6月完成

セリカGT-Rとセットで注文された依頼品です。インプレッサWRXは1992年にデビューし世界ラリー選手権(WRC)で活躍してスバルの名を世界に広めた名車です。一見、普通の4ドアセダンに見えますが、ボンネットにエアスクープ、リアにスポイラーを装備とかえる工房の好物「羊の皮をかぶった狼」です。

『頭文字D』の主人公の父親の愛車がこの初代インプレッサですが、「プロジェクトD編」に入った頃から飽きて読まなくなったので、すっかり忘れていました。(^◇^;)

ハセガワのカーモデルはパーツ状態で見ると繊細なモールドが美しくすばらしいキットに見えるのですが、繊細すぎて破損しやすかったりプラモデルとしてのアレンジが足りなかったりして、実際に組んでみるとストレスを感じることがよくあります。昔のハセガワはタミヤに次いで「国内第二の模型メーカー」というイメージだったのですが、得意の飛行機模型と違ってカーモデルはどうもすっきりしない点が目立ちます。

キットの問題点

①バリやヒケが結構あり、特に足回りやサイドミラーなど小物の成形がヒドい。

②ドライブシャフトが反っているためアライメントがきちんと出ない。

③取り付けダボが小さく合いがキツいため、すぐに折れてしまう。

④センターピラーのウィンドウの塗り分けラインがおかしい。

⑤ホイールの塗装指示が「黒鉄色」になっているのはおかしい。

 

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ数は約70点。タミヤのセリカGT-R同様エンジレスキットですが、パーツが細かく分割されていてフロアマットを再現するシールやウィンドウのマスキングシートが付属するなど差別化が図られています。

ボディの成形

ボディはモールドが浅くてぼんやりとしていてルーフ裏側にはでっかいゲートが残っています。どうも金型屋さんの技術力がかなり低いようです。

仮組み①

90年代発売のキットですが精度が低いので、仮組みは必須です。特に足回りのパーツにバリがひどく、けっこう時間をかけてすり合わせをしました。

仮組み②

一応仮組みはできましたが、リアの接地が悪くて少しガタつくのでさらに調整が必要です。ボディにも若干ヒケがあり、モールドが浅めなので掘り直したほうが良さそうです。

ウィンドウのライン①

ウィンドウのフチはブラックで塗装しますが、塗装用のケガキ線がずいぶん前に飛び出しています。普通はセンターピラー中心に重なるものだと思うのですが・・・。

ウィンドウのライン②

実車写真をいくら見てもよく分からなかったので、説明書の塗装図通りにセンターピラー中心に合わせた位置で塗装することにしました。

表面処理

捨てサフ吹き

パーティングラインやヒケの目立つ部分にサフ代わりのファンデーショングレーを吹いて240〜600番のヤスリで表面処理。ついでにモールドを深く掘り直しました。

ボディ製作

下地塗装

セリカ同様ボディ色はレッド系なのでやはりピンクサフで下地塗装。

ヒケの修正

下地塗装をしてからフロントフェンダーにヒケがあることを発見!(@_@)。溶きパテを盛って処理をしました。

本塗装

ボディ色はフィニッシャーズのディープレッドを使用。アルファロメオなどに使われる色でセリカのリッチレッドよりかなり暗い赤です。

ボディの研ぎ出し

クリアコートをしてから、クリア面を1500〜3000番のヤスリで研ぎ出し、コンパウンドで磨き込み。だいぶツヤが出てきました。

ウィンドウのマスキング

キットにはマスキング用のシールが付属。最近は飛行機模型でもこのようなオマケがついていて非常に助かります。

基本塗装完了

窓枠、ドアノブ、サイドモールなどをセミグロスブラックで塗装。だいぶ完成状態に近づいてきました。

ボディ完成

ウィンドウ、ミラー、灯火類、ナンバープレートなどを接着してボディ完成!

シャーシ製作

塗装

シャーシ関連パーツの塗装完了。改めて確認すると一体成形になったドライブシャフトが微妙に反っているためリアタイヤのアライメントが狂うことがわかりました。

アライメント調整

足回りパーツを取り付けてから、リアサスとタイヤハウスの接続部に接着剤を流し込み。接着部が固まるまで指で押さえて四輪がきちんと接地するように調整しました。

シャーシ完成

足回りのアライメントが決まったら、シャーシ関連パーツを取り付け。軽くスミ入れをしてシャーシは完成です。

ホイール塗装①

リムはメッキの地肌をそのまま生かし、スポーク部は組み立て説明書の指示通りクレオスの(28)黒鉄色で塗装。・・・しかしなんかおかしい・・・。

ホイール塗装②

依頼者様からご指摘をいただきましたが、実車のホイールはほとんどシルバーに近い色・・・。かえる工房ランキングでハセガワさんの評価がまた一段落ちました・・・(−_−;)

ホイール塗装③

完成した塗装を剥がして、シルバー+黒鉄色(少量)で調色したもので再塗装。

コクピット製作

フロアマット

フロアマットには起毛シールが付属。ノリが強くて微調整がしにくいので、はみ出した部分はナイフでカットしました。

コクピット完成

内装はブラックと36 RLM74 グレーグリーンで塗り分け。シートの模様はデカールで再現します。

No.70 タミヤ 1/24 トヨタ・セリカ GT-R(T180型)

2024年6月完成

次の依頼品はタミヤのセリカGT-R。

かえる工房にとって「セリカ」といえば初代の「ダルマセリカ」こと1600GTなのですが、1989年にデビューした5代目セリカはヌルッとした曲面主体のボディにリトラクタブルヘッドライトを装備と時代の流れを感じさせます。このT180型は直4ターボエンジンを搭載しラリーマシンのベースにもなった名車です。

組み立て説明書によるとキットの発売は実車デビューと同じ1989年。タミヤのカーモデルはその時代の最新のものをキット化する傾向がありますが、個人的にはもっとヒストリックカーに力を入れてもらいたいと思っています。

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ数は約50点。以前製作したシティターボがシリーズNo.30で、このキットがNo.56。さすがにモーターライズではなくなりましたが、パーツは少なめで、おもちゃ的プラモからディスプレイキットに移行する過程が見えて興味深いです。

仮組み①

パーツ数は少なめですがタミヤらしくカチッと組み上がり、4WDの足回りの雰囲気をよく再現しています。

訂正:T180型はFFでした・・・。フロアトンネルがあるのでFRか4WDだと思い込んでいましたが、おハズカシイ・・・(⌒-⌒; )

仮組み②

エキパイの左にドライブシャフトが通ります。えらく細いように感じますが、実物でもこんなに細いのでしょうか?

訂正:コメントでもご指摘がありましたが、このキットのセリカはFFなので、エキパイの隣のパイプはドライブシャフトではありませんでした。少し調べましたが、どうも4WSのシャフトのようです。

仮組み③

接地性は良好。2代目、3代目の角張ったデザインとは全く違うヌルッとした曲面主体のデザインです。リトラクタブルライトは固定式になっています。

表面処理

捨てサフ吹き

サフ代わりにフィニッシャーズのファンデーショングレーを吹いて、180〜600番のヤスリでパーティングラインやヒケの目立つ部分を整えました。

ボディ製作

下地塗装

ボディはレッドで塗装するので、下地はガイアノーツのピンクサフで塗装しました。

本塗装

ボディ色はフィニッシャーズのリッチレッドを使用。複数の塗装見本から依頼者様に選んでもらいました。

デカールはり

フロントグリルは透明パーツになっていますが、デカールはりの段階でボディに接着して、クリアーコートをかけることにしました。

クリア研ぎ出し

1500番から3000番のヤスリで研ぎ出し→クリア→研ぎ出し→クリアを繰り返し、仕上げにコンパウンドで磨いて光沢を出しました。

ウィンドウ

ウィンドウのフチは裏側からエナメル塗料セミグロスブラックで塗装。

マスキング

ボディサイドのモールと窓枠を塗装するためにボデイをマスキング。

塗装完了

モール塗装後にウィンドウ、灯火類を接着。黒の差し色が入るとグッとしまって見えます。

シャーシ・コクピット製作

塗装①

シャーシはボディと同色で塗装。マスキングをしてからエンジン部やタイヤハウスをブラックで塗装します。

塗装②

シャーシ関連パーツの塗装完了。あとはエナメル塗料筆塗りで細部塗装をしたら組み立てに入ります。

シャーシ完成

各パーツを接着してから軽くスミ入れをしてシャーシ側は完成です。

コクピット完成

塗装指示がエナメル塗料だったので、近似色としてクレオスのラッカー系塗料C317グレー FS36231とC-331ダークシーグレーで塗り分けました。

完成

No.69 ガンダムビッグソフビ一番くじ(頭部改造)

2024年5月完成

ガンダムのソフビフィギュアの頭部をジムに改造するというご依頼です。

頭部はサフ吹きまででボディはガンダムのままですが、この後、お客様が自分でボディ改造と塗装をされるので、依頼製作はこれで完了です。

ジムもガンダムもそれほど違いはないと思っていましたが、こうしてみるとかなり奇妙に見えます。

製作記録

レビュー

HGUC1/144ジムとの比較

「ビッグソフビ」の名に違わず、全高約35cmでスケールにするとPGより大きい1/50ほどになります。現代的なアレンジはなく劇中のガンダムを忠実に再現しています。

MG1/100ジムとの比較

MGジムver.2の形状を参考にします。全体のフォルムは似たようなものですが、細部が大胆に省略されたジムは「簡易量産型」と一目で分かる秀逸なデザインです。初めて見た時はその分かりやすさにひっくり返ってしまいました。

製作

頭部分解

首はねじ込み式。ドライヤーで温めてアンテナと顔を分解しました。この頭部を芯にしてパテやプラ板で造形していきます。

ねじ込み部の加工

改造後には熱するとパテや接着部がはがれれてしまうので、赤線部分をカットして温めなくてもスムーズに脱着できるように加工しました。

パテ埋め

とりあえず、アンテナと顔を取り外した部分をパテ埋め。耳と後頭部のふくらみをどうするか悩み中。

後頭部切り取り

中空のソフビでは削っても穴が開くだけなので、思い切って耳と後頭部を全てカットしました。

後頭部パーツ製作①

カットしたパーツの裏にメンソレータムを塗ってからエポキシパテを詰め込みます。

後頭部パーツ製作②

パテが硬化したらソフビのパーツをはがします。これでガンダムの後頭部より一回り小さいパーツができました。

後頭部パーツ製作③

ガンダムヘッドに接着して耳と後頭部の膨らみのないジムヘッドの芯ができました。単純にパテを詰め込んでも良かったのですが、少しでも軽量に仕上がるように中空にしました。

頭部造形①

パテを盛っては削ってを繰り返して、だいぶジムの顔に近づいてきましたが、ガンダムヘッドのままでは頭部の丸みが足りないし、補助カメラが上下に潰れています。

頭部造形②

さらにパテを盛ってチョンマゲを高くして、頭部に丸みをつけました。耳と口はプラ板を切り抜いた仮パーツで、バランスを確認するためにつけています。

頭部造形③

GM ver.2を参考にチョンマゲの角度を修正し、エリ足を削り込んで後頭部に丸みをつけました。

目と口

目の輪郭ををキレイに整形してエポキシパテで口を造形。プラ板箱組み+パテでチョンマゲ前後の補助カメラを造形。

ジムヘッドでいちばんの複雑な耳のスリットはプラ板の積層で再現しました。

表面処理

耳を接着して頭部に馴染ませ、細かいキズや歪みを修正します。

No.68 BBR 1/43 マクラーレンMP4/8(1993年ブラジルGP)

2024年6月完成

しばらくミニカーリペイントが続きましたが、次のご依頼は1/43のF1メタルキット、マクラーレンMP4/8ブラジルGP仕様(アイルトン・セナ車)です。

当時無敵のホンダエンジンを失い非力なフォードHBエンジンを搭載したMP4/8は苦戦が予想されましたが、フタを開けてみると優勝5回と好成績を残しました。アイルトン・セナは翌94年にウィリアムズに移籍したため、MP4/8がマクラーレン時代のセナの最後のマシンということになります。

1/43のF1キットは昔大量に作りましたが、その時はタメオのルノーRS01、ウィリアムズFW06、タイレル006と足回りやエンジン周りが複雑なものがほとんどでした。BBRのキットは初めてですが、SRCやタメオの初期キットと似たのシンプルなキットです。

MP4/8といえばタミヤの1/20キットのようにコクピットの左右につけられたバージボードが特徴ですが、ブラジルGPではこれを外していたようです。

 

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

ホワイトメタル製のボディとホイール、エッチング製のウィング、足回りなどが付属します。エンジンレスキットなのでF1キットとしてはパーツ数は少なめです。

エッチングパーツ①

前後ウィングは全て真鍮のエッチングパーツを折り曲げて組み立てます。

エッチングパーツ②

足回りパーツはウィングより分厚いですが、材質に粘りがなくポキポキ折れてしまうので、いったんバラバラにして改めて接着し直すことにしました。

デカール

イタリア製キットはだいたいデカールの質がいいし2セット付属しているので安心です。この辺は国産のプラモデルでも見習ってもらいたいところです。上の方に「Marlboro」マークがまとめられ折り線がついているところを見ると輸出先によってはカットして販売するのかもしれません。

ホイール

メタル製のホイールパーツにエッチングのスポークをはさんで組み立て、さらに真鍮削り出しのリムを接着するという構造です。

タイヤ

「GOODYEAR」ロゴが印刷済み。経年劣化のせいか、少し硬化しています。

ディスプレイケース

ミニカーショップロムの1/43アクリルケースを使用。少し値段がはりますが、タミヤやWAVEのものに比べて高級感があります。

組み立て

脱脂作業

パーツをアセトンに数分漬け込んで、表面の離型剤を除去。表面にシールを剥がしたような跡があったので、さらに歯ブラシで磨きました。

ネジ止め固定

WAVEの黒い瞬間接着剤でシャーシに3mmナットを固定。ディスプレイベースには固定用の穴が最初から空いているので便利です。穴は三つ空いているので適当な位置のものを一つ選びます。

ボディ&シャーシ

ボディのパーティングラインはけっこう大きな段差があったので、パテ埋めをして修正。ヤスリで表面を磨いて表面処理完了。

前後ウィングの組み立て①

エッチングパーツを折り曲げてウイングと翼端板を接着。直角がキチンとでるように真鍮ブロックで固定して一晩硬化させます。

前後ウィングの組み立て②

ウィング完成。フロントウィングのボーテックスジェネレーターの部分にスキマができるのでパテ埋めをしました。

仮組み完了

全体的なプロポーションや接地性は悪くないですが、足回りの組み立て方を少し検討する必要があります。

フロントサスペンション

フロントサスは上下一体のままでは塗装後にボディにはめるのが難しいので、アッパーアームとロワーアームに分割しました。

リアサスペンション

リアもアッパーアームとロワーアームを分割。ドライブシャフトを通さないとアップライトがしっかり固定できないので、ドライブシャフトを半分にカットして後ハメできるように加工しました。

塗装

下地塗装

マルチプライマーで足付けをした後、ファンデーショングレーで下地塗装。この状態で細かいキズを修正したら、次はいよいよ本塗装に入ります。

本塗装

表面処理ができたらフィニッシャーズのピュアホワイトで本塗装。

デカールはり

デカールはなかなか質がよくマルボロレッドの発色もキレイです。ボディ下面に回り込む部分が少し厳しいので、マークソフターを塗って少しずつ馴染ませました。

タッチアップ

デカールが乾燥したら各部をチェック。写真のようにハシが欠けた部分や長さが足りなかった部分などを塗装でタッチアップします。

クリアーコート

オートクリア→研ぎ出しを2回ほど行った状態。デカールの段差が消え、だいぶツヤが出てきました。

シャーシ・足回りの塗装

実際には微妙に色分けがあるのでしょうが、今回はキットの指定通りに全てセミグロスブラックで塗装しました。

タイヤ・ホイール完成

ホイールを組み立てて、塗装、デカールはり。経年劣化でタイヤが硬くなっていたので、ドライヤーで温めてからはめ込みました。

組み立て①

ボティの研ぎ出しが完了したのでFサスのロワアームとシャーシを合体。ここからは水平に注意して足回りを組んでいきます。

組み立て②

前後サスを組み立ててホイールを接着。垂直、水平がきちんと出るように真鍮ブロックで固定します。

組み立て③

コクピット前縁には小さなバイザーがつくのですが、キットのパーツは形状がおかしくてカウルにうまくつかないので、0.2mm透明プラ板で作り直し。

組み立て④

前後ウィング、小物類を接着して完成!

No.67 タミヤ 1/35 日本陸軍歩兵セット

2023年4月完成

次の依頼品はタミヤのMMシリーズ1/35日本陸軍歩兵セットです。

ミリタリーモデルはあまり経験がないのですが、小スケールフィギュアは「ボトムズ」のATパイロットやカーモデルのドライバーをいくつも作っているのでその応用でやってみます。

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

歩兵が4体セットでパーツ数は全57点。1/35スケールですが、アニメキットと違って装備品など細かいパーツがたくさんあってなかなか作りがいがありそうです。

組み立て

組み立て①

とりあえず主要パーツを組み立て。足に0.8mm真鍮線を埋め込んでベースに固定できるようにしました。

組み立て②

主要パーツの接着線やパーティングラインを処理して、サフ代わりにファンデーショングレイで下地塗装。

塗装

塗装①

肌部分をガイアカラーのノーツフレッシュで塗装。この後は筆塗りに切り替え、エナメル塗料でチマチマと塗装をしていきます。

塗装②

エナメル塗料のカーキ、バフ、グリーンなどで少しずつ筆塗り。スミ入れやドライブラシをかけてだんだん立体感を出していきます。

塗装③

フラットクリアで肌や軍服のツヤを調整してから、銃や日本刀などの装備を塗装。

完成!

アオシマ 1/12 ホンダ ドリームCB750FOUR

2024年3月完成 定価:4,400円

オートバイシリーズ第7弾はホンダドリームCB750FOURです!(^∇^)

「大型バイク=ナナハン」の名称を浸透させ、量産車で初の最高速200km/hオーバーを達成してホンダの名前を世界に知らしめた名車です。長らく1/12スケールのプラモデルがありませんでしたが、アオシマから発売されると聞いて速攻でポチってしまいました。

空冷4ストローク2バルブSOHC4気筒  最高出力 67ps/8,000rpm
乾燥重量 218kg  1969年発売  販売価格38万5,000円

かえる工房にとってCBと言えばCB750Fがドンズバ世代で、「ドリームナナハン」は子供時代に漫画や映画で見ただけのまさしく夢のバイクでした。K0は『ワイルド7』の飛葉ちゃんの愛車として有名ですが、将来K2が発売されたら赤に塗装して『750ライダー』の早川光くんのマシンも作るつもりです。

上から見ると幅広のタンクがいかにも「ナナハン」という感じです。ただ、サイドカバーが飛び出していて足つき性に問題があったため後に小型化されたそうです。

製作記録

キットレビュー

アオシマのバイクキットはZⅡを作ったことがありますが、かなり古いキットでいろいろビミョーな点がありました。今回のCB750は新金型の最新キットなのでかなり期待しています。アオシマといえば昔はスーパーカーブームやガンプラブームに便乗してオモチャっぽいキットを乱発するメーカーという印象でしたが、90年代以降はしっかりしたキットを発売するようになり、かえる工房のランキングではハセガワやフジミを抜いて国内模型メーカーNo.2になっています。(^∇^)

パーツ一覧

パーツ数は約240点とタミヤのキットの倍以上(値段も・・・)。意味なくパーツ数が多くて作っていてストレスのたまるだけのキットもありますが、さて、これはどうでしょうか?

外装パーツ

かえる工房はスケールキットでは塗装をするのが当たり前だと考えているので、カラフルな成形色を使うのに否定的ですが、このキットではボディ色に塗装するパーツのみブルーに色分けされていて製作の便宜を図っているようです。

シリンダー①

シリンダーは冷却用フィンを一枚づつ重ね合わせる方式。フィンを薄く再現するためでしょうが、ちょっとメンドくさそうです(´・_・`)。上部は6枚、下部は9枚の計15枚。順番を間違えないように切り出してからきちんと並べます。

シリンダー

シリンダーフィンの取り付けダボは組み立てミスを防ぐために、一枚一枚形状が変えてあります。ここ以外にもホイールやキャブなど位置を間違えやすいパーツには同じような処理がされています。こういうユーザー視点に立った設計がされているとすごく感動します。(^∇^)

シリンダー③

これまた頭のおかしい設計(ほめ言葉)。ピストンこそ入っていませんが、ピストンの穴が再現されカムカバーの裏にはバルブのモールドが入っています。

クランクケース

ミッションやオイルパンにも内部構造がモールドされています。完成すれば100%見えなくなるのに・・・。これは「整備中のジオラマをつくってね♡」というメーカーからのメッセージなのでしょうか?

ホイール

ワイヤーホイールの場合、左右2パーツはり合わせが一般的ですが、このキットでは4パーツ構成。今回もスポークを張り替える予定ですが、前回のマッハとはやり方を変える必要がありそうです。

チェーン

チェーンは前後スプロケットと一体成形。ちゃんとチェーンのたるみが再現されているのがウレシいですが、モールドが少しダルい・・・。

ウィンカーとブレーキランプ

ウィンカーとブレーキランプはクリアーオレンジとクリアーレッドで成形されていて塗装不要。他の色に塗装する可能性はほとんどないのに塗装の必要なクリアーパーツを採用するメーカーが多いのはコスト的な問題なのでしょうか?

組み立て説明書

タミヤのビッグスケールのような冊子形式で見やすい作りになっています。実車についての解説がついていればカンペキだったのですが・・・。

仮組み完了

主要パーツを仮組み。まだハンドルをつけていないのでノーマルとはかなり印象が違います。クリップオンハンドルとシングルシートをつけてカフェレーサー仕様に改造するのもおもしろそうです。

外装パーツの製作

塗装テスト(キャンディゴールド)

取説にはカッパー+クリアオレンジ(1:5)と指示されていますが、キャンディ塗装をすることにしました。写真はカッパーの下地にクリアイエロー+クリアオレンジ(少量)を吹いたもの。

下地塗装

サフ代わりにファンデーショングレーを吹いて表面状態をチェック。さらにカッパーで下地塗装をしました。

本塗装

カッパーの下地にクリアイエロー+クリアオレンジ(少量)を重ね塗りをしてキャンディ塗装にしました。実車でも写真によって色合いが異なるので、調色にだんぶ悩みました。

デカール&クリアコート

タンクにデカールを貼ってからクリアコート。昔のマシンなのでメッキパーツが多くてめんどうですが、グラフィックは至ってシンプルです。

外装パーツ完成

クリアー層を1500〜3000番のヤスリで研ぎ出してから、タミヤコンパウンドの粗目→細目→仕上げ目で磨いて、エンブレムやモールを接着。

スポーク張り替え

メッキ落とし①

ホイールをキッチンハイターにつけてメッキ落とし。メッキを生かした製作もしたいのですが、キズをつけずにスポーク張り替えをする自信がないので、今回もメッキ塗料で再塗装をします。

メッキ落とし②

キッチンハイターに30分ほどつけるとキレイにメッキが落ちました。今回はフロントフォークは通常のシルバー塗装をすることにしたので、ついでにこちらもメッキを落としました。

スポーク張り替え①

リムの部分のみを接着。後で穴を開けるので、接着面がはがれないようにしっかりと固めます。スポークの刺さる角度をマーキングしておきます。

スポーク張り替え②

片面だけスポークを切ってハブを分離させます。

スポーク張り替え③

スポークの取り付け部をキレイに切り取って、ハブ側には0.4mm、リム側には0.6mmの穴を開けます。張り替え時にハブの位置がズレないようにビスで固定します。

スポーク張り替え④

マッハⅢの時は0.35mmの虫ピンを使いましたが、それでも少し太い感じだったので、今回は0.3mmを使用。汚れを避けるため今回は瞬着ではなく流し込みセメントを使用しました。

スポーク張り替え⑤

もう片面も同じように張り替えて完成!

エンジン・フレーム・足回りの製作

エンジン完成

説明書ではシルバー一色の指定ですが、あまりにも単調なのでシルバー、スーパージュラルミン、メタリックグレー、クロームシルバーなどで部分的に色調を変えました。

フレーム完成

エンジン周りのパイピングはかなり複雑なので、フレームに載せる前にやっておきます。

ホイール塗装

下地にプライマーサフを吹いてから、ブラック→ SHOW UPのリアルクロームライトでメッキ塗装。

リア足回り完成

足回りの組み立てはずいぶん変わった方式で少し戸惑いました。スイングアームはネジ止めでなくフレーム裏側のダボにはさみ込む方式になっています。

フロント足回り完成

フォークは上下分割されているので歪まないように注意して接着。メッキパーツのフェンダーは接着がけっこう面倒でした。

フレーム・足回り完成

エンジンと前後足回りを組んで、車体側は概ね完成。

その他小物の製作

バッテリー

中身こそないもののバッテリーケースは透明パーツで再現。「YUASA」のデカールも付属します。問題は完成後にはほとんど見えなくなること・・・(´・ω・)

メーター

デカールの印刷がキレイでガラスカバーのパーツも付いていて、なかなかいい雰囲気です。

ナンバープレート

ナンバープレートのデカールは「HONDA」と「•7 50」の2種が付属。地域は「静岡」「浜松」「品川」「埼」「三」、ひらがなは「ま」「み」「か」「せ」が選択可能。

マフラー①

ヒートガードはマフラーと一体成形になっているので、マスキングをしてシルバーで塗装。完成後に見えなくなるような部分に凝るよりこういう部分を細かく再現してもらいたかったです。

マフラー②

マフラー完成。ヒートガードの黒部分はデカールで再現。リアサスペンションはスプリングを組み込む形式でリアリティマシマシです。

シート

セミグロスブラック+グレー(極少量)で塗装。レザーの質感を出すためにあえて砂吹きで塗装しました。メッキモールの部分はキット付属のシールを貼り付け。

車体側完成

小物類を取り付けて車体側はほぼ完成。あとは外装をつけるだけですが、そうすると内部パーツが見えなくなるのでその前に記念撮影。

1/7 アニス・ファーム(すわりアニス) 

2024年1月製作開始(現在休止中)

メーカー:EBO 原型製作:模型サークルEBO 定価:12,000円

メーカーの模型サークルEBOさんはアニスがお気に入りのようで、「すわりアニスver.」の他に「テニスver.」「スイカわりver.」「レオタードver.」「あいどるver.」「バニーガールver.」「タンキニver.」などが発売されています。外箱は最近のガレージキットとは思えないほどショボイもので、完成写真も組み立て説明書もないという実に男らしい仕様です。(^∇^)

その後、仮組みを進めましたがとんでもなくひどいキットであることが判明。パーツの合いが非常に悪いのですが、3Dレジンはカチカチで削りにくいというシロモノ。かなり手間がかかりそうですが、現在、精神的にキツイ状態なので元気になったらいつか完成させるつもりです。

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ数は11点。髪はクリアーパーツで、巨大なガチャポンのようなディスプレイベースが付属。3Dプリンター出力キットで「スタンダードフォトポリマーレジン」というものを使っています。通常のレジンより硬くベタついた素材です。かえる工房は初体験ですが、うまく料理できますかどうか・・・。

組み立て

塗装

サイレンスグレイブ

ディスプレイベース

No.66 T-Modell 1/43メルセデスベンツEクラスワゴン

2024年3月完成

なぜかミニカーリペイントのご依頼が続いていますが、今回はメタリックグレーのメルセデスベンツEクラスをホワイトに再塗装しました。

「T-Modell」というブランドは初めてですが、ケースの形からするともしかしたらエブロのOEM品なのかもしれません。

製作記録

分解

分解①

シャーシ裏のネジを外せばシャーシとコクピットが分解可能。ボディはダイキャスト製ですが、前後フェンダーのみプラスチック製になっています。

分解②

主なパーツは接着部を溶かして分解できましたが、ルーフキャリアとアンテナがどうしても外れないので熱湯につけて分解。

分解③

ボディパーツ分解完了。少し破損したパーツもありますが、目立たない部分なので、きちんと修復すれば問題なさそうです。

破損部の補修

二つにちぎれた天井内張りを丁寧に繋ぎ合わせ、キズをパテで埋めました。

塗装剥離

いつものように剥離剤を塗ってオリジナルの塗装を剥がします。

ナンバープレート

なぜかフロントフェンダーとリアハッチはプラスチック製の別パーツ。国内用のオリジナルナンバープレートに変更するため、0.5mmプラ板を切り出したプレートを接着。

リペイント

下地塗装

プライマーサーフェイサーを吹いて表面処理をしてから、ファンデーショングレーで下地塗装をしました。

本塗装

前後のプラスチックパーツを接着して、フィニッシャーズの「ファンデーションホワイト」で本塗装。

仕上げ

ボディ下部のシルバーラインはデカールで再現。クリアーコートをしてから研ぎ出し、コンパウンド研磨を行ってボディはほぼ完成。

内装

内装の分解

リペイントをするために内装を分解。細部塗装は不要のためシートはつけたままにします。

内装の塗装

内装をつや消しブラックでリペイント。

完成!

エアブラシ関連ツール

クレオス ドレン&ダストキャッチャーⅡ

エアブラシを3本同時に使えるようになったのはいいですが、使用するエアブラシを変えるたびにエア圧を調整し直すのが面倒なので購入してみました。

タミヤ エアブラシ用三連ジョイント

エアブラシの使い分けをするたびにホースの差し替えをして、そのたびにカップに入った塗料をこぼしたり・・・ということを繰り返していたので、三本のエアブラシを同時に使えるように三連ジョイントで接続しました。おかげで非常に作業効率が上がりました。

クレオス Mr.エアブラシスタンド

クレオスのスタンドと組み合わせてセットすると、ちょっとした要塞のようなルックになりました(^_^)。

ヤマゼン YDA-500W 食器乾燥機

塗装スペースが屋外にあるためドライブース導入を検討しましたが、クレオスのものはすでに絶版になっていました。ネットで調べると食器乾燥機が流用できることを知って購入しました。中の食器を支えるための突起を切り取り「Mr.ネコの手ステーション」を敷き詰めました。おかげで雨の日でもカブることがなくなり、ホコリ除けとしても重宝しています。