1/8セーラームーン

メーカー:G-PORT 原型製作:智恵理

2021年5月完成

ギャラリー

製作記録

①キットについて

外箱のデザインはシリーズ共通のものでどのキットか区別ができないし、ちょっと味気ない。せめて完成写真をつけてほしかったです(´・ω・`)。

智恵理氏のフィギュアは初めてですが、生き生きとしたポーズが魅力的です。このキットは顔と髪が一体成型になっていてマスキングに注意が必要です。

②製作開始

いつものように、中性洗剤を混ぜたお湯で煮沸して離型剤落とし。ついでにパーツの歪みを修正します。たいていはこれだけでOKなのですが、念のため奥まった場所を歯ブラシでゴシゴシします。

首、肩、腰は2㎜の、髪は1.5㎜の真鍮線で軸打ち。

腰の部分には3㎜ネオジム磁石を埋め込んで脱着できるように加工。

飾り台には百均で見つけた木製コースターを使用。

仮組み完了!おなじみの決めポーズです。アニメや漫画のイラストに比べるとちょっと頭が大きいかな?

足を開いた直立ポーズですが、単なる棒立ちではなく腰に絶妙なひねりが入っていて可愛さを引き立てています。

髪の先、イヤリングなどは別パーツになっていて細かいディティールを再現しています。

240番⇒400番⇒600番と表面処理をしてサフ吹き完了!

サーフェイサー⇒ベースホワイトで下地を作ってから塗装開始。今回はガイアノーツの「ノーツフレッシュホワイト」を使用しました。

同じくガイアノーツの「サフレスフレッシュピンク」+「サフレスフレッシュオレンジ「(1:3)でシャドー入れ

シャドー色を薄めて色を慣らして肌塗装完了!スカートはコバルトブルーで塗りましたが、少し明るすぎるので普通のブルーで塗りなおす予定です。

基本塗装完了!心配していたマスキングもだいたいうまくいきました。後はアイペイントと細部塗装をすればいよいよ完成です。

髪のシャドー入れもまあまあうまくいきました。

胸と腰のリボンを塗装。シャインレッドを基本色にして、シャドーとハイライトを入れました。

前髪が一体成型になっていて塗りずらかったですが、アイペイントもだんだんまとまってきました。

完成!😁😁😁

1/8 木之本桜 vol5

メーカー:B-CLUB 原型製作:佐藤嘉昭

動画

製作記録

第12話「さくらの終わらない一日」で「タイム」を封印した時のバトルコスチューム。この回は学校の時計台に向かって飛翔する場面が印象的なのですが、残念ながら杖にまたがって空を飛ぶポーズのフィギュアは案外少ないです。

B-CLUBのキットは髪の処理などディティールがもっさりとしたところが目立ちますが、バリエーションが豊富なところが魅力。このコスチュームを発売しているのもB-CLUBだけです。

離型剤落としは専用液を使って歯ブラシでみがく人が多いですが、私はたいてい熱湯に中性洗剤を入れて弱火で20分ほどコトコトと煮ます。

パーツチェック。杖の柄が歪んでいるのでもう一度ゆでて修正。

大雑把にバリをとり、2㎜真鍮線で軸打ち。ケロちゃんの羽根など小さいパーツには1㎜真鍮線を使用。

腰、太もも、首、腕などにハイキューパーツのネオジム磁石を埋め込み。ひと手間かかりますが、作業中の仮組みが簡単できるのでかえって効率的です。

とりあえず仮組み。躍動感があって元気なさくらちゃんのイメージがうまく再現されています。この回で夏制服に衣替えしたのに合わせたのか、珍しく露出度が高めで足や胸元が涼しそうです。

封印の杖は柄の部分が妙に歪んでいて断面が楕円になっていたので、思い切って切り飛ばして3㎜プラ棒に置き換えました。ついでに一体成型になっていた手首に穴をあけて後ハメできるようにしたので、マスキングの必要もなくなりました。

一回目のサフ吹き。ここから240番、400番、600番とヤスリをかけて表面処理をしていきます。

塗装開始。下地にタミヤのレーシングホワイトを吹きます。

ガイアのサフレスフレッシュピンク+フレッシュオレンジをシャドー吹き。口元がはみ出してしまったので後から修正しました。

胸元のブローチ部分にピッタリのデコレーションシールを百均で見つけました。塗装済みのパーツに刃物を入れるのは不安でしたが、幸いきれいにくりぬくことができました。

靴のボンボンはモールドがもっさりしていて表面処理や塗装が面倒そうなので、切り飛ばして別パーツ化しました。

髪の塗装完了。いつもはオレンジ系で塗装していましたが、今回はブラウンを強めにしてみました。

基本塗装完了。

アイペイント。いつもはエナメル塗料で塗装していますが、今回初めてアクリルガッシュを使用しました。隠ぺい力が高く乾燥も速いので、かなり作業がはかどりました。

薄めて塗ると水彩絵の具のような透明感を出すこともできます。

うまく使いこなせばぼかし塗装もきれいにできそうです。これから色々使って研究していきます。

ケロちゃん完成。本体のオレンジをエアブラシで塗装後、細部をアクリルガッシュで筆塗りしました。

封印の杖完成。頭部が一体成型になっていて塗り分けが面倒でした。

杖のお尻の宝石部もモールドが歪んでいたので、パテとプラ板で造形しなおしました。

背中の羽根。この後シャドーを入れました。

デコレーションシールにイエローがなかったので、けっきょく胸元の宝石はオレンジにしました。

完成!

フィギュア製作

※レジンキットフィギュア以外に破損したフィギュアの修理やリペイント、小改造も承ります。その他に何かご希望があればご相談ください。

基本メニュー

①おまかせコース
明らかなミスやごく簡単な修正は無料で承りますが、微妙な形状や色合いについてはこちらにお任せいただきますので、事前にできるだけ正確な指示をお願いします。
作業開始後の依頼内容変更は追加料金が発生します。

②こだわりコース
作業内容はおまかせコースと同じですが、工程ごとにチェックしていただき、微妙な形状や色合いなどをお客様が納得いくまで修正します。費用も手間もかなりかかりますが、理想通りの完成品を手に入れたいお客様にオススメします。

①ガレージキットにはウレタン型から外すための離型剤が塗布されており、そのままでは塗料がしっかり定着しません。かえる工房では中性洗剤を混ぜたお湯で20分ほど煮沸して離型剤落としをします。同時にパーツのゆがみも修正します。

②ガレージキットは製法上、どうしても成形不良が避けられません。細かい気泡やパーツの欠けをチェックしてポリパテや瞬着パテで修正します。

③レジンパーツは瞬間接着剤で接着可能ですが、負荷のかかるパーツはかんたんに折れてしまうので、補強のため1mm〜2mmの真鍮線で軸打ちをします。

③発送時の破損を防ぐため、主要パーツや細いパーツは接着剤を使用せずに磁石で接続して分解可能にします。

④240番⇒400番⇒600番のヤスリでパーティングラインや成形不良部をきれいに磨きます。サフレス塗装の場合はパーツ表面の傷が目立つので、さらに800番⇒1000番まで磨き込みます。

⑤プラモデルと違ってレジンキットやソフビキットは塗料がはがれやすいので、プライマーサーフェイサーやメタルプライマーで下地処理をします。

⑥瞳デカールが付属しない場合は筆塗りでアイペイントをして、仕上げにUVジェルクリアで光沢を出します。

⑦ディスプレイベースが付属しないキットの場合は無料で木製コースターのベースをおつけします。(サイズやポーズによっては不可能な場合もあります)

オプションメニュー

①グラデーション塗装

基本色の上から極細のエアブラシを使って、シャドーやハイライトを入れて質感の高い塗装をします。

②サフレス塗装

ホワイトレジンを使ったキットの場合、サーフェイサーを使わずにレジンの色を生かしてクリアー塗料のみで塗装します。シャープで透明感のある仕上りになります。

③キャンディ塗装

シルバーやゴールドの下地にクリアーレッドを重ね吹きします。光の角度によってキラキラと色合いが変化します。

④ディスプレイベースの作製

透明アクリル板に真鍮線で接続。

木製デコバージュにニス塗りをして、芝生マットを貼り付け。

木製デコバージュをつや消し黒で塗装。魔法陣のデザインをプリントした紙を透明プラ板にはさんで貼り付け。

木製デコバージュをニスで塗装。タミヤの情景シートのレンガを貼り付け。

木製デコバージュをつや消し黒で塗装し、ミラーシートを張り付け。本体とディスプレイベースに磁石を埋め込めば、立てた状態で飾ることもできます。