塗装テスト(フレッシュ系)

1.ガイアノーツ フレッシュカラーシリーズ

  価格:275円(税込) 容量:15ml

051 ノーツフレッシュ

最も標準的な肌色で、特にこだわりがなければこれ一色をベタ塗りしてもそれなりの仕上がりになります。

052 ノーツフレッシュホワイト

かなりホワイトに近い色でベタ塗りでは少し特殊な肌色になります。かえる工房の場合、擬似サフレス塗装の場合の下地に使っています。

053 ノーツフレッシュピンク

ノーツフレッシュをベースにしてシャドーを入れるときに使っています。サフレス塗装に比べて柔らかい色調になります。

054 ノーツフレッシュオレンジ

ノーツフレッシュピンク同様、色調整やシャドー入れに使います。一般的にはピンクとオレンジを5;5に混ぜて使います。

059 サフレスフレッシュピンク

クリアーピンクのような塗料でレジンの成形色を生かした「サフレス塗装」で使用します。

060 サフレスフレッシュオレンジ

サフレスフレッシュピンク同様、クリアーオレンジの塗料です。ピンクとオレンジを好みによって調色します。

  

2.クレオス Mr.カラー ラスキウスシリーズ

  CL01〜02・06〜09 価格:264円(税込) 容量18ml
   CL03〜05  価格:220円(税込) 容量10ml

CL01 ホワイトピーチ

下地に使う塗料でガイアカラーのフレッシュとフレッシュホワイトの中間くらいの色合いです。

CL08 ナッツホワイト

これも下地塗料で肌を色白にしたい場合に使います。

CL03 クリアペールレッド

シャドー入れの専用色で「レッド」という名前ですが、ガイアカラーのサフレスフレッシュピンクに似ています。

CL04 クリアペールオレンジ

同じくシャドー入れ専用色。ほとんどクリアーオレンジと違いはないように見えます。

CL05 クリアペールブラウン

名前の通りブラウンに近い色です。

CL06 クリアーホワイト

パールホワイト+クリアーという感じで、仕上げ段階で明るさ調整に使います。

CL09 スムースパールコート

ラスキウスシリーズの特徴はこれ。パールホワイトのようですが、仕上げにこれをフワッとかけることで独特の質感がでます。

CL102 栗毛

茶髪系の塗装に使います。オレンジやブラウンを混色する手間が省けてよさそうです。

WAVE ゴッドフェニックス

2025年8月製作開始

ハセガワの1/12白鳥のジュンを作ってガッチャマン熱が再燃。全105話を全て見直すのは流石に無理でしたが、ポイントとなる何話かとOVA版をあたらめて視聴。かえる工房はこのアニメでジュンとゴッドフェニックスが大好きだったことを再確認しました。

ゴッドフェニックスのプラモデルは当時品以外ではこのWAVEのものと韓国のアカデミーから発売されています。アカデミーの方が入手しやすかったのですが、デフォルメのキツさが嫌でこちらを選びました。

写真は自由にDLしていただいて結構ですが、二次使用目的の場合は必ず事前に連絡をお願いします。

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

組み立て

塗装

パイロットフィギュア

WAVE 1/35 ベルゼルガWP(PS版)

2025年製作予定

スコープドッグに続き、ベルゼルガを製作します。『装甲騎兵ボトムズ』はストーリーが全体にグダグダしていてアニメとしてそれほど優れたものではありませんが、第二部「クメン編」は評価が高く、後にストーリーのキーマンとなるル・シャッコの愛機がこのベルゼルガです。

タカラの1/35旧キットは足が短く寸詰まりだったので太もも延長の改造をやりかけましたが、そこで飽きて放り出してしましいた。今回は何十年ぶりかのリベンジとなります。

写真は自由にDLしていただいて結構ですが、二次使用目的の場合は必ず事前に連絡をお願いします。

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

組み立て

塗装

パイロットフィギュア

カーボン塗装

80年代以降レーシングカーやチューニングカーなどにカーボンファイバーが使われるようになり、その再現が大きなポイントになります。平板な部分には市販デカールが使えますが、複雑な曲面にキレイに貼るのはなかなか難しいです。

カーボンデカール

タミヤ カーボンスライドマーク(綾織り・極細 2)

ルーフやボンネットなど平板な場所にはタミヤのデカールが便利です。デカールの質もなかなかよく、GRヤリスのルーフに使用しました。

カーボン塗装

No.98 WAVE 1/24 スコープドッグ(新版)

2025年9月完成

久しぶりにロボットものの製作依頼。1/24スコープドッグはタカラの旧キットが超名作で、発売先をウェーブに移してからも長年愛されてきましたが、2023年になってついに完全新規のスコープドッグが発売!!『装甲騎兵ボトムズ』はストーリー的にはグダグダですが、前作『太陽の牙ダグラム』の反省を踏まえてロボットの活躍が中心に据えられ、特にスコープドッグはデザインや設定が秀逸で40年を超えて愛され続けています。

写真は自由にDLしていただいて結構ですが、二次使用目的の場合は必ず事前に連絡をお願いします。

無加工でタカラ旧キットのパラシュートザックが取り付け可能

製作記録

タカラの旧キット1/24スコープドッグのゴリラっぽいプロポーションもよかったのですが、WAVEのNewキットはプロポーションをスマートにアレンジしながら、やりすぎない絶妙のポイントをおさえています。一年ほど前にWAVEの1/35キットを作りましたが、それを単純にスケールアップしただけでなくアームパンチ可動、メンテハッチ開閉、ターンピック可動とプラモデルとして最上級を狙ったキットです。今回は改造なしのストレート組みですが、依頼者様のご希望でネイビーブルー×ニュートラルグレーで塗装しました。

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ数は約250点。深い箱からはみ出すほどのパーツ数でMGガンプラのようです。ただし、こちらは完成後に見えなくなるような無意味パーツはほとんどありませんが・・・。

頭部

ターレットの回転と左右移動、バイザー開閉と劇中のアクションは全て可能です。ただ、首の回転がシブく、逆にターレットの左右可動がユルユルです。手足の関節可動はスムーズなのに、頭部だけクリアランス調整を忘れたのでしょうか?

ボディ背部

背面の腰パーツの中にはメカ部分が再現されています。

ハードポイント

バリエーション展開のためボディ左右とヒジアーマーにハードポイントがあり、ノーマル仕様で製作する場合は隠しパーツをはめ込むようになっています。

脚部の可動

1/35PS版同様、降着機構を組み込むためかヒザの曲がり方がやや不自然ですが、つま先がかなり曲がるので、ポージングの幅は広そうです。降着機構は太ももが水平になるタイプで、上下が低めで前後が長めになります。

ターンピック

おそらくプラモデルで初のターンピック可動!👍👍👍・・・可動したからといってどう使えばいいか分かりませんが・・・😅😅😅

腕部の可動

肩はボールジョイント化されていていますが、ヒジの可動は90°程度と旧キットとほぼ同じ。旧キットの弱点の握り拳もリアルに再現されています。

アームパンチ

もちろんアームパンチ機構も再現。旧キットと違って下腕にポリキャップが仕込まれていてスムーズに可動します。

仮組み完了

可動部を現代的に再設計し、頭部が小型化されていますが、全体的なプロポーションやディティールはタカラの旧キットを踏まえています。どこかのガンプラのようにつまらないアップデートをしないあたりに好感が持てます。

降着ポーズ

旧キットでは不可能だった降着ポーズも問題なくできますが、やはり2次元のウソがあって横から見ると前後にかなり長く見えます。

パイロットフィギュア

本体は無塗装でもほぼ完全に色分けができますが、パイロットフィギュアはオレンジ一色で成形。最近は塗装が面倒な人が多いので、1/35ではパイロットなしのST版が発売されるのでしょうか?

組み立て

頭部すり合わせ

頭部の回転が異常に硬いので、すり合わせ。写真のダボの部分のクリアランスが足りないようなのでヤスリを入れて少し広げました。

ハッチ取り付け部

完成後はハッチが外せなくなる仕様ですが、製作の都合や完成後のメンテナンス性を考えて後ハメ式に変更。赤丸のストッパーの部分をカットすると簡単に後ハメ式にできます。

内装後ハメ加工

背部内装が後ハメできるようにダボを緩めに調整し、左右のダボをカットしました。

塗装

ネイビーブルー

濃いグリーンの部分はクレオスの14ネイビーブルーで塗装しました。

接着線の処理

スネの裏と肩アーマーには接着線が残ってしまうので、接着後にタッチアップをしました。

ニュートラルグレー

薄いグリーンの部分はガイアカラー072 ニュートラルグレー2で塗装。仮組みをして塗膜の厚みで可動の渋くなった部分を調整します。

パイロットシート

座面はウッドブラウンで、メカ部は明度の違うブルーグレーやライトグレーで塗り分けました。

操縦桿

レビューで書き忘れましたが、乗降時のスペースを確保するために操縦桿が前後に可動します。劇中では水平状態のグリップを90度回転させるアクションのほうが印象的でしたが、こちらはオミットされています。

手首パーツ

これまたレビューで書き忘れましたが、握り手以外に平手と銃の持ち手が付属します。今回のご依頼はAT本体のみでマシンガンは依頼者様が製作したものです。

パイロットフィギュア

基本塗装

耐圧服をオレンジ+レッド(少量)で塗装。あんまり鮮やかな色になってもおかしいので、下地はグレーにしました。

細部塗装

ブラウンやグレーの細部はエナメル塗料で筆塗り。

コクピット完成

セミグロスクリアーを吹いてツヤを整え、ヘルメットのガラス面を塗装して完成。コクピットに乗せてみました。

完成!

関節の調整や塗装ハゲをチェックして完成!依頼者様のご希望でウェザリングはなしでスミ入れも最小限にして新品状態として製作しました。

塗装テスト(グレー系)

グレー系の塗料といえばミリタリーモデルでよく使われ、特にクレオスのMr.カラーは種類が豊富でいいのですが、名称が専門的でわかりにくいので、わかりやすく一覧にしてみました。

1.クレオス Mr.カラー

  価格:220円(税込) 容量:10ml

戦車や飛行機モデルに特化した塗料がたくさん発売されていますが、名前だけではどんな色か全く分からないので、明るい(と思われる)順に並べてみました。

315 グレーFS16440

「グレー」といってもほとんどホワイトに近い色で、航空機の明るいグレーに使うものです。

11 ガルグレー

こちらも米海軍機に使われる明るいグレーですが、グレーFS16440に比べるとグレー寄りの色です。

116 RLM66 ブラックグレー

明るいところでは普通のグレーに見えますが、暗いところではブラックよりに見えます。

40 ジャーマングレー

写真では明るめに写っていますが、ほとんど黒に近いグレーです。ブラック一色では単調でニュアンスが欲しいときに使っています。

2.ガイアノーツ

  価格:275円(製込) 容量:15ml

072 ニュートラルグレー

ガイアカラーのニュートラルグレーはⅰ〜ⅴまでの5段階があり、数字が大きくなるほど暗い色になります。クレオスと違って汎用カラーなので光沢色になります。

塗装テスト(シルバー系)

ミニカーリペイントでシルバー系希望のお客様が続いたので、各社から発売されているシルバー系塗料をテストしました。特にタミヤはバイクやF1モデルを意識しているのか、シルバー系の塗料が非常に豊富です。

1.タミヤ ラッカー塗料

  価格:220円(税込) 容量:10ml

LP-38 フラットアルミ

その名の通りつや消しのアルミ色ですが・・・なんというかシルバーではなくコンクリートのようなグレーに見えます。エナメル塗料のフラットアルミはちゃんと金属感があるのですが・・・(−_−;)

LP-48 スパークリングシルバー

一般的なシルバーに比べて発色がよくキラキラしています。カーモデルのシルバーボディに似合いそうです。

LP-63 チタンシルバー

やや金色がかったシルバーです。その名の通りチタンパーツを多用したバイクやカーモデルに重宝します。

LP-70 アルミシルバー

通常のシルバーに比べると白っぽい色合いです。LP-38 フラットアルミはつや消しがキツすぎるので、アルミシルバーを混ぜることで調整ができます。

LP-72 マイカシルバー

メーカーHPには「若干の青味を含んだ明るい銀色」とありますが、塗装テストのピースを見る限り金色がかっているように見えます。

2.クレオス Mr.カラー

  価格:220円(税込) 容量:10ml

159 スーパーシルバー

特にクセのないシルバーですが、クレオスの通常のシルバーに比べるとやや高級感があります。

SM208 スーパージュラルミン

メッキ塗料ではありませんが、金属感のあるシルバーになります。Mr.カラーのスーパーメタリック2シリーズは発色に高級感があってなかなかいい感じです。

3.フィニッシャーズ カラー

  価格:420円(税込) 容量:20ml

ライトガンメタル

明るめのメタリックグレイでハコスカなどにピッタリです。タミヤのメタリックグレーがつや消しなので、光沢塗装にはこれを使います。

塗装テスト(レッド系)

カーモデルのボディ色はやっぱり赤!(個人の感想)。しかし、一口に赤と言ってもさまざまな色合いがあります。ポルシェの赤とフェラーリの赤はやはり差別化したい!・・・ということで各社から発売されている赤塗料の比較テストを行いました。ソリッドカラーのレッドは全てガイアノーツのピンクサフで下地塗装をしています。

1.フィニッシャーズ カラー

  価格:420円(税込) 容量:20ml

カーモデル専門メーカーとあって、車やバイクのボディ色に対応した各種カラーが発売されています。容量はクレオスやタミヤの2倍で価格は2倍弱、さらに濃いめに調整されているので、お買い得かもしれません。欠点は容器で、フタとラベルの色が全て同じで見分けにくいことと、中ブタが別体になっていて扱いが面倒なことでしょうか。

ブライトレッド

フィニッシャーズカラーでは一番明るい赤で、クレオスのシャインレッドに近い色です。

ピュアレッド

ブライトレッドよりやや濃い赤です。

リッチレッド

ピュアレッドよりやや明るめで、スタンダードな赤です。クレオスのレッドに近い色です。

シルクレッド

リッチレッドよりやや濃い赤です。

ディープレッド

フィニッシャーズの塗料では一番濃い赤。アルファロメオなどに使えそうです。

メタリックレッド

明るめのメタリックレッドでピュアレッドをそのままメタリックカラーにした感じです。

  

2.クレオス Mr.カラー

  価格:220円(税込) 容量:10ml

この中では一番歴史の長い塗料で、かえる工房はアメリカのレベル社と提携した「レベルカラー」の時代から愛用しています。一番の長所は最もポピュラーでタミヤ以外の国産キットはたいていMr.カラーで指定されており、どこの模型店でも手に入ることです。

3 レッド

大昔から愛用しているレッド。かえる工房にとってレッドといえばこの色が基準になります。

68 モンザレッド

フェラーリなどのイタ車にぴったりのやや明るいレッドです。

79 シャインレッド

上のレッド二つに比べるとかなり明るい赤。フィニッシャーズほど細分化されていないので選択に迷うことはありません。

171 蛍光レッド

レッドといってもオレンジに近い色です。F1などのマルボロレッドに使えそうなので、いつか試してみます。

171 クリアーレッド

シルバーの下地にクリアーレッドを重ね吹き。通常のメタリックカラーより深みがあるので気に入っています。CB750Fの外装やフィギュアのコスチュームなどで使用しています。

171 クリアーレッド+クリアーブラック

暗い赤を表現するため、シルバーの下地にクリアーレッド+クリアーブラックを重ね吹きしました。ブラックの割合が少なかったのか上とそれほど変わりませんでした。

171 クリアーレッド

下地を黒鉄色に変えてクリアーレッドを重ね吹き。かなり感じが変わりました。セーラーサターンのリボンはこの方法で塗装しました。

GX215 メタルブラッディレッド

暗いメタリックレッドが欲しくて購入しましたが、ビンのフタのようにレッドというよりブラウンに近い色で使いどころが難しそうです。

3.タミヤ ラッカー塗料

  価格:220円(税込) 容量:10ml

タミヤの塗料はアメリカのパクトラ社と提携したエナメル塗料の「パクトラタミヤカラー」を販売し続け、一昔前はラッカー系なら「レベルカラー」、エナメル系なら「パクトラタミヤカラー」の二択でした。そのためかタミヤのラッカー系塗料は缶スプレーのみで、ビン塗料は2017年になってやっとが発売されました。

TS-85 ブライトマイカレッド

1/20フェラーリF1用に開発された塗料です。クレオスのレッドよりやや濃い赤で、フィニッシャーズのシルクレッドに近い感じです。タミヤのHPには「メタリックレッド」と説明されていますが、メタリック感はほとんどありません。

TS-31 ブライトオレンジ

タミヤの1/12YZR500のマルボロカラー指定色。蛍光レッドと蛍光オレンジの中間的な色合いです。

4.ガイアノーツ

  価格:275円(製込) 容量:15ml

038 プライマリーメタリックレッド

フィニッシャーズのメタリックレッドより暗い赤でなかなか雰囲気があります。

フィギュアのアイペイント(筆塗り)

フィギュア製作にチャレンジしたもののアイペイントで挫折した人は多いと思います。国宝級の職人ならともかく、一般的なモデラーでは筆塗りでアイペイントが一発で描ける人はそうはいないでしょう。しかし、塗ったり消したりが自由にできれば、細かい塗装もグッと楽になります。ここではエナメル塗料とラッカークリアを使った筆塗り塗装について紹介します。アイペイントだけでなく細かい筆塗りが必要な時にも応用できるので、ぜひマスターしてもらいたいテクニックです。

エナメル系塗料とラッカー系塗料の性質を利用

ラッカー塗料は塗膜が強くエナメル塗料の溶剤で侵されることがほとんどないという性質を利用します。つまり「エナメル塗料で筆塗り→ラッカークリアでコート→エナメル塗料で筆塗り→ラッカークリアでコート・・・」という工程を何度も繰り返して少しずつ塗装を進めていくのです。この方法なら失敗した部分をエナメル塗料の溶剤で溶かしてもラッカークリアで保護されている部分が侵される心配はありません。この塗装法のポイントとなるのが下記の3点です。

①「光沢塗料」を使用する

この工程では全て光沢塗料で塗装します。ツヤ消し塗装をするとエナメル溶剤でふき取る時にザラザラの表面に塗料が染み込んでキレイにふき取ことが難しくなるからです。古いホワイトボードの表面のキズにインクが入り込んで、いくらこすってもなかなかキレイにならないのと同じ理屈です。

②「溶かす」というより「削る」という感覚で

エナメル塗料を「溶かす」と上に書きましたが、溶剤をつけすぎて溶かすとシミが広がったようになってシャープな塗装になりません。塗装部をしっかり乾燥させて、エナメル溶剤で湿らせた面相筆の筆先で何度もなぞって少しずつ理想のラインに近づけていきます。「溶かす」と言うよりヤスリ代わりに筆先で「削る」感覚に近いと思います。

③クリアーコートは慎重に

エナメル系塗料はラッカー系塗料に侵されるので、クリアー吹きをする場合は注意が必要です。最初は濃いめの塗料で砂吹きをしてしっかり乾燥をさせてからセミウエット→ウェットと3回くらいに分けて吹きます。最初からウェットで吹くとせっかく完成した塗装が溶けて流れてしまうことがあります。

塗料・道具

ガイアエナメルカラーシリーズ

タミヤのエナメル塗料でもいいのですが、ガイアカラーのほうが乾燥が早いので、かえる工房ではもっぱらこちらを使っています。純色以外に蛍光カラーも発売されているので、鮮やかな色で塗装をしたい場合に重宝します。

タミヤ モデリングブラシPRO

少々値段は張りますが、安物の筆に比べると穂先にコシがあって急に自分の腕が上がったように感じます。これよりさらに高級なものもあるので、いつか試してみるつもりです。

UVジェルクリア①

ガイアノーツのUVジェルクリアS(¥1,650 )とUVライト(¥1,320)。瞳に塗ったジェルクリアをUVライトを照射して硬化させます。

UVジェルクリア

小皿などにUVジェルクリアを取り出し、つまようじにつけてチョンチョンと塗り付けます。

UVジェルクリア③

UVライトで紫外線を照射。約60秒で硬化します。

UVジェルクリア④

完成!滑らかでキレイな光沢が出ました。UVジェルクリアははがれやすいというウワサも聞きますが、今までのところ特に問題ありません。逆に失敗した時になかなかはがれずに苦労しました。

塗装例

かえる工房では下記ように7段階の工程で塗装を完成しますが、自信がないうちはもっと細かく工程を分割してもいいでしょう。

①白目とアイライン→クリアコート

作例ではエナメル塗料で白目を塗りましたが、肌塗装の前にラッカー系塗料で白を塗ってからマスキングしておく方法もあります。

②虹彩→クリアコート

作例では蛍光グリーンを使いました。塗装作業は髪を外した状態で行いますが、完成後のイメージをつかむため、チェックの時には必ず髪をつけます。

③黒目のフチクリアコート

②〜④の段階で表情が決まるので納得いくまでじっくりと行います。作例のように横目になっている場合は正面ではなく視線の合う角度からチェックします。

クリアーコート瞳孔

アイラインや黒目のフチを整えて、瞳孔を入れます。写真に撮ってチェックすると肉眼では分からないアラが見つかります。

シャドー→クリアーコート

瞳の上のあたりにシャドーを入れ、虹彩にはアニメ設定通りに斜線を入れます。

⑥ハイライト→クリアコート

最後にホワイトでハイライトを入れることでフュギュアに生気が宿ります。ここでピンとこない場合は潔くイチからやり直しましょう。(T ^ T)

⑦フラットクリアー→UVジェルクリア

フラットクリアーでツヤを整えてから、UVジェルクリアで瞳に潤みを出します。UVジェルクリアははがれやすいというウワサを聞きますが、今までのところ特に問題ありませんでした。仕上げにウェザリングマスターの「ピーチ」で軽くチークを入れました。

 

アイペイント作例

木之本桜 OP1ver.

シェリス・アジャーニ

セーラーサターン ミュージカルver.

アスカ ゴスロリver.

WAVE 1/35 スコープドッグRSC(PS版)+旧キット

2023年4月完成

フィギュアや車に少し飽きたので、久しぶりにロボットを製作。大河原リアルロボットの究極、「装甲騎兵ボトムズ」に登場するATスコープドッグです。

タカラの旧キットは何体か作りましたが、WAVEのキットは初めてで、1/35シリーズは「ST版」と「PS版」が発売されていますが、降着機構はともかくコクピットが空っぽというのはいかがなものかと思って「PS版」をチョイスしました。

ブルーティッシュドックや旧タカラキットからパーツを流用して「ノーマルタイプ」「パラシュートザック」「ラウンドムーバー」と交換可能にしました。

基本装備

降着ポーズ

RSC用装備

パラシュートザック装備

ラウンドムーバー装備

製作記録

WAVEの1/35キットは決定版と言えるものですが、現在のところRSC仕様しか発売されていないので、タカラの旧キットを流用してラウンドムーバー、ソリッドシューター、パラシュートザックに交換できるようにしました。

キットレビュー

パーツ一覧

深い箱にギチッとつまったパーツは約200点。RSC用パーツのせいかと思いましたが、チェックしてみるとほとんどが本体用パーツでした。

仮組み

タカラの1/35キットと比べると細く絞られながらもATらしいガッチリした体格が再現されています。関節などもアニメ設定に準拠していて、つまらない現代的アレンジがないところも個人的に好みです。

腕部の可動

ポリキャップ内蔵で肩やヒジが後ハメできますが、ヒジは約90度、肩は45度ほどと可動範囲は旧キットとそれほど変わりません。

脚部の可動

「PS版」最大のウリ、スネに仕込まれた二重関節のフレームで降着機構を見事に再現(下)。しかし、そのために関節軸の位置が限定されて、通常の可動では少し不自然な曲がりかたになります。(右上)

コクピット

ハッチを開くとパイロットフィギュアが。胸部の幅を絞っているせいかフィギュアがやや小さいような気がします。

本体の組み立て

胸部の組み立て

キットでは内装を取り付けてから胸部を組み立てるようになっていますが、塗装の都合を考えて取り付けダボをカットして胸部を組み立ててから後ハメできるように加工。

アンテナ

破損防止のためアンテナを0.5mm真鍮線と1.0mmスプリングを組み合わせたものに置き換え。

手首

手首の丸モールドはボンヤリしているので、いったん削り取ってWAVEのHアイズを接着。

アームパンチスペアカートリッジ

RSCはヘビイマシンガンの予備カートリッジしかついていないので、ブルーティッシュドッグからパーツを流用。

ヒジのコード追加

ヒジのコードはまるで魚のヒレのように見える(右)ので、モールドを削り取ってコードを追加(左)。

武装パーツの組み立て

ロケット弾ポッド

ロケット弾ポッドを差し込んで何気なくねじったら、軸パーツがポッキリいってしまいました・・・( ´△`)。成形上の都合で軸パーツ基部の強度が不足していたようです。仕方なくランナーを削ったものを接着して補修しました。

左腹ガトリングガン

RSC用装備は脱着可能ですが、装備を外すと腹部に取り付けダボの大穴が開くので、2mmネオジム磁石を埋め込んで脱着可能としました。

右腹ミサイルランチャー

左腹と同様に、2mmネオジム磁石を埋め込み。

左腕ソリッドシューター

ここにも2mmネオジム磁石を埋め込んで脱着可能に。

旧キットからパーツ流用

タカラの旧キットからラウンドムーバー、ソリッドシューター、パラシュートザック等を流用します。

WAVEのキットに取り付け

当然、加工が必要だろうと覚悟していましたが、なんと!無加工でピタリと装着することができました。WAVEさんは流用することを想定して設計したのかな?

ネオジム磁石埋め込み

塗装がはげないように接続ラックのクリアランスを大きめに取って、磁石接続で安定するようにしました。

パラシュートザック

ザックのサイドには細かいモールドが入っていますが、接着線を消すために一旦削りとって、後からプラ板で作ったモールドをはりつけました。

ラウンドムーバー①

左右のパイプ部分は本体と一体成形になっていていささか安っぽいので、アルミ線を曲げたものに交換。

ラウンドムーバー②

バーニアはキットのままでは肉厚がありすぎて実感にかけるのでコトブキヤのバーニアパーツ(4mm)に変更。

ソリッドシューター

グリップの幅が広すぎてWAVEのキットには合わないので幅を2.5mmほどに削り込み。トリガーガードも若干前に延長しました。

キリコのフィギュア

WAVEのキットは搭乗ポーズのみなので旧キットの立ちポーズフィギュアを流用。デキはイマイチですがやはりフィギュアを並べるとサイズ感が出て、グッと引き立ちます。

塗装

下地塗装

本体の下地塗装完了。今回はガイアのメカサフ(スーパーヘヴィ)を使用しました。

濃い緑

説明書に調色のしかたが書いてありましたが、やたら複雑でメンドくさいので、ガイアノーツ ボトムズカラー AT-01 グリーンを使用することにしました。

薄い緑

同様にボトムズカラー AT-02 ライトグリーンを使用。ベタ塗りのままでは色合いが明るめなので、軽くシャドーを入れる予定です。

肩アーマーとスネの塗装

最近のガンプラと違ってほとんどのパーツが塗装後に組み立てられるようになっていますが、肩アーマーとスネの裏だけはパーツを接着してから塗装しなければなりません。

塗装チェック

基本塗装完了(右)。色合いはなかなかいいのですが、無塗装(左)とほとんど印象が変わらない・・・(*´ω`*)・・・まあ、それだけキットのデキがいいと言うことですが。

スミ入れ

ベタ塗りのままではあまりにも単調なので、ウェザリングカラーのマルチブラックでスミ入れ。

ヘヴィマシンガン&ソリッドシューター

完成!ブルーティッシュドックの不要パーツを流用して握り手はそれぞれ専用のものを製作。

RSC用パーツ

肩パーツは2セット製作してRSC用と一般用に交換できるようにしました。

パラシュートザック

ほとんどがブルー・グリーン系の地味な塗装ですが、意外と塗り分けが多くて結構手間がかかりました。

ラウンドムーバー

塗装の参考になる適当な資料がなかなか見つからず、結局本体色はパラシュートザックと同じ色にしました。

キリコフィギュア①

エアブラシで基本色のオレンジを塗装をしてから、エナメル塗料で細部をチマチマ筆塗り。最近のレジンキットに比べると顔のモールドがノッペリしていてイマイチのデキですが、雰囲気は出たでしょうか?

キリコフィギュア②

完成したキリコをコクピットに乗せましたが、操縦桿がつかえてハッチがきちんと閉まらないかったので、少し調整しました。

完成!

RSC用パーツ以外に、ラウンドムーバー、ソリッドシューター、パラシュートザックを装備。ペンタトルーパーやロックガンも欲しいところですがそれはまた別の機会に・・・(^∇^)