No.71 ハセガワ 1/24 スバル インプレッサ WRX

2024年4月製作開始

セリカGT-Rと同じお客様からセットでいただいた注文品です。インプレッサWRXは1992年にデビューし、世界ラリー選手権(WRC)で活躍してスバルの名を世界に広めた名車です。一見、普通の4ドアセダンですがボンネットにエアスクープ、リアにスポイラーを装備と、かえる工房の好物「羊の皮をかぶった狼」です。

『頭文字D』の主人公の父親の愛車がこの初代インプレッサですが、「プロジェクトD編」に入った頃から飽きてしまったのですっかり忘れていました。(^◇^;)

ハセガワのカーモデルはパーツ状態で見ると繊細なモールドが美しくすばらしいキットに見えるのですが、繊細すぎて破損しやすかったりプラモデルとして効果的なアレンジが足りなかったりして、実際に組んでみるとストレスを感じることがよくあります。昔のハセガワはタミヤに次いで「国内第二の模型メーカー」というイメージだったのですが、得意の飛行機模型と違ってカーモデルはどうもすっきりしない点が目立ちます。

キットの問題点

①バリやヒケが結構目立つ。特に足回りやサイドミラーなどの小物の成形がヒドい。

②足回りパーツの精度が低く、ドライブシャフトも歪んでいるため組み立て方を工夫しないとリアタイヤのアライメントがきちんと出ない。

③センターピラーあたりのウィンドウの塗り分けラインがおかしい。(実車と比較をしていないので断言できませんが)

④取り付けダボの合いが悪かったり、そもそもダボがなくて接着位置が分かりにくい部分が多い。

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ数は約70点。タミヤのセリカGT-R同様エンジレスキットですが、パーツが細かく分割されていてフロアマットを再現するシールやウィンドウのマスキングシートが付属するなど差別化が図られています。

ボディの成形

ボディはモールドが浅くてぼんやりとしていてルーフ裏側には大きなゲートが残っています。どうもハセガワさんが契約してる金型屋さんはかなり技術力が低いようです。

仮組み①

タミヤのセリカより新しいキットですが、パーツの精度が低く仮組みは必須です。リアの足回りのパーツにバリが多く時間をかけてすり合わせをしました。

仮組み②

一応仮組みはできましたが、リアの接地が悪くて少しガタつくのでさらに調整が必要です。ボディにも若干ヒケがあり、モールドが浅めなので掘り直したほうが良さそうです。

ウィンドウのライン

ウィンドウのフチはブラックで塗装しますが、塗装用のケガキ線がずいぶん前に飛び出しています。普通はセンターピラーに重なるものだと思うのですが・・・。

表面処理

捨てサフ吹き

セリカと同様、パーティングラインやヒケの目立つ部分にサフ代わりのファンデーショングレーを吹いて表面処理。モールドが浅いのでついでに掘り直しました。

ボディ製作

下地塗装①

セリカ同様ボディ色はレッド系なのでやはりピンクサフで下地塗装をしました。

下地塗装②

下地塗装をしてからフロントフェンダーにヒケの見落としを発見!ヒケの部分に溶きパテを盛って処理をしました。

本塗装①

ボディ色はフィニッシャーズのディープレッドを使用。アルファロメオなどに使われる色でセリカのリッチレッドより暗い赤です。

シャーシ製作

塗装

シャーシ関連パーツの塗装完了。改めて確認すると一体成形になったドライブシャフトが微妙に反っているためリアタイヤのアライメントが狂うことがわかりました。

コクピット製作

No.69 ガンダムビッグソフビ一番くじ(頭部改造)

2024年4月製作開始

バンプレスト一番くじガンダムのソフビフィギュアの頭部をジムに改造するという依頼品が入りました。ボディの改造と塗装はお客様が自分でされるので、頭部改造のみのご注文です。

製作記録

レビュー

HGUC1/144ジムとの比較

全高約35cmというサイズで「ビッグソフビ」の名に違わず、PGより大きい1/50ほどのスケールになります。

MG1/100ジムとの比較

MGジムver.2の形状を見本に改造します。全体のフォルムはぼ同じですが、細部が大胆に省略されて簡易量産型と一目で分かる秀逸なデザインです。初めて見た時はその分かりやすさにひっくり返ってしまいました。

製作

頭部分解

首はねじ込み式。ドライヤーで温めてアンテナと顔を分解しました。この頭部を芯にしてパテやプラ板でジムに改造します。

ねじ込み部の加工

改造後に熱するとパテがはがれれてしまう恐れがあるので、赤線部分をカットして温めなくてもスムーズに脱着できるように加工しました。

パテ埋め

とりあえず、アンテナと顔を取り外した部分をパテ埋め。耳と後頭部の処理をどうするか悩み中。

後頭部切り取り

中空のソフビでは削っても穴が開くだけなので、思い切って全てカットしました。

後頭部パーツ製作①

カットしたパーツの裏にメンソレータムを塗ってからエポキシパテを詰め込みます。

後頭部パーツ製作②

パテが硬化したらソフビのパーツをはがします。これでガンダムの後頭部より一回り小さいパーツができました。

後頭部パーツ製作③

このようにガンダムの後頭部に接着して耳と後頭部の膨らみのないジムヘッドの芯ができました。

頭部造形①

パテを盛っては削ってを繰り返して、だいぶジムの顔に近づいてきましたが。ガンダムヘッドのままでは頭部の丸みが足りないし、補助カメラが上下に潰れています。

頭部造形②

さらにパテを盛ってチョンマゲを高くして、頭部に丸みをつけました。

頭部造形③

GM ver.2を参考にチョンマゲの角度を修正し、エリ足を削り込んで後頭部に丸みをつけました。

No.68 BBR 1/43 マクラーレンMP4/8(1993年ブラジルGP)

2024年3月製作開始

しばらくミニカーリペイントが続きましたが、次のご依頼は1/43のF1メタルキット、マクラーレンMP4/8ブラジルGP仕様(アイルトン・セナ車)です。

当時無敵のホンダエンジンを失い非力なフォードHBエンジンを搭載したMP4/8は苦戦が予想されましたが、フタを開けてみると優勝5回と好成績を残しました。アイルトン・セナは翌94年にウィリアムズに移籍したため、MP4/8がマクラーレン時代のセナの最後のマシンということになります。

1/43のF1キットは昔大量に作りましたが、その時はタメオのルノーRS01、ウィリアムズFW06、タイレル006と足回りやエンジン周りが複雑なものがほとんどでした。BBRのキットは初めてですが、SRCやタメオの初期キットと似たのシンプルなキットです。

MP4/8といえばタミヤの1/20キットのようにコクピットの左右につけられたバージボードが特徴ですが、ブラジルGPではこれを外していたようです。

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

ホワイトメタル製のボディとホイール、エッチング製のウィング、足回りなどが付属します。エンジンレスキットなのでF1キットとしてはパーツ数は少なめです。

エッチングパーツ①

前後ウィングは全て真鍮のエッチングパーツを折り曲げて組み立てます。

エッチングパーツ②

足回りはウィングより厚いエッチングパーツで作られていますが、粘りがなく折れやすいので注意が必要です。

デカール

イタリア製キットはだいたいデカールの質がいいし2セット付属しているので安心です。この辺は国産のプラモデルでも見習ってもらいたいところです。上の方に「Marlboro」マークがまとめられ折り線がついているところを見ると輸出先によってはカットして販売するのかもしれません。

ホイール

メタル製のホイールパーツにエッチングのスポークをはさんで組み立て、さらに真鍮削り出しのリムを接着するという構造です。

タイヤ

「GOODYEAR」ロゴが印刷済み。経年劣化のせいか、少し硬化しています。

ディスプレイケース

ミニカーショップロムの1/43アクリルケースを使用。少し値段がはりますが、タミヤやWAVEのものに比べて高級感があります。

組み立て

脱脂作業

パーツをアセトンに数分漬け込んで、表面の離型剤を除去。表面にシールを剥がしたような跡があったので、さらに歯ブラシで磨きました。

ネジ止め固定

WAVEの黒い瞬間接着剤でシャーシに3mmナットを固定。ディスプレイベースには固定用の穴が最初から空いているので便利です。穴は三つ空いているので適当な位置のものを一つ選びます。

ボディ&シャーシ

ボディのパーティングラインはけっこう大きな段差があったので、パテ埋めをして修正。ヤスリで表面を磨いて表面処理完了。

前後ウィングの組み立て①

エッチングパーツを折り曲げてウイングと翼端板を接着。直角がキチンとでるように真鍮ブロックで固定して一晩硬化させます。

前後ウィングの組み立て②

ウィング完成。フロントウィングのボーテックスジェネレーターの部分にスキマができるのでパテ埋めをしました。

仮組み完了

全体的なプロポーションや接地性は悪くないですが、足回りの組み立て方を少し検討する必要があります。

フロントサスペンション

フロントサスは上下一体のままでは塗装後にボディにはめるのが難しいので、アッパーアームとロワーアームに分割しました。

リアサスペンション

リアもアッパーアームとロワーアームを分割。ドライブシャフトを通さないとアップライトがしっかり固定できないので、ドライブシャフトを半分にカットして後ハメできるように加工しました。

塗装

下地塗装

マルチプライマーで足付けをした後、ファンデーショングレーで下地塗装。この状態で細かいキズを修正したら、次はいよいよ本塗装に入ります。

本塗装

表面処理ができたらフィニッシャーズのピュアホワイトで本塗装。

デカールはり

デカールはなかなか質がよくマルボロレッドの発色もキレイです。ボディ下面に回り込む部分が少し厳しいので、マークソフターを塗って少しずつ馴染ませました。

タッチアップ

デカールが乾燥したら各部をチェック。写真のようにハシが欠けた部分や長さが足りなかった部分などを塗装でタッチアップします。

シャーシ・足回りの塗装

実際には微妙に色分けがあるのでしょうが、今回はキットの指定通りに全てセミグロスブラックで塗装しました。

No.67 タミヤ 1/35 日本陸軍歩兵セット

2023年4月完成

次の依頼品はタミヤのMMシリーズ1/35日本陸軍歩兵セットです。

ミリタリーモデルはあまり経験がないのですが、小スケールフィギュアは「ボトムズ」のATパイロットやカーモデルのドライバーをいくつも作っているのでその応用でやってみます。

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

歩兵が4体セットでパーツ数は全57点。1/35スケールですが、アニメキットと違って装備品など細かいパーツがたくさんあってなかなか作りがいがありそうです。

組み立て

組み立て①

とりあえず主要パーツを組み立て。足に0.8mm真鍮線を埋め込んでベースに固定できるようにしました。

組み立て②

主要パーツの接着線やパーティングラインを処理して、サフ代わりにファンデーショングレイで下地塗装。

塗装

塗装①

肌部分をガイアカラーのノーツフレッシュで塗装。この後は筆塗りに切り替え、エナメル塗料でチマチマと塗装をしていきます。

塗装②

エナメル塗料のカーキ、バフ、グリーンなどで少しずつ筆塗り。スミ入れやドライブラシをかけてだんだん立体感を出していきます。

塗装③

フラットクリアで肌や軍服のツヤを調整してから、銃や日本刀などの装備を塗装。

完成!

アオシマ 1/12 ホンダ ドリームCB750FOUR

2024年3月完成 定価:4,400円

オートバイシリーズ第7弾はホンダドリームCB750FOURです!(^∇^)

「大型バイク=ナナハン」の名称を浸透させ、量産車で初の最高速200km/hオーバーを達成してホンダの名前を世界に知らしめた名車です。長らく1/12スケールのプラモデルがありませんでしたが、アオシマから発売されると聞いて速攻でポチってしまいました。

空冷4ストローク2バルブSOHC4気筒  最高出力 67ps/8,000rpm
乾燥重量 235 kg  1969年発売  販売価格38万5,000円

かえる工房にとってCBと言えばCB750Fがドンズバ世代で、「ドリームナナハン」は子供時代に漫画や映画で見ただけのまさしく夢のバイクでした。K0は『ワイルド7』の飛葉ちゃんの愛車として有名ですが、将来K2が発売されたら赤に塗装して『750ライダー』の早川光くんのマシンも作るつもりです。

上から見ると幅広のタンクがいかにも「ナナハン」という感じです。ただ、サイドカバーが飛び出していて足つき性に問題があったため後に小型化されたそうです。

製作記録

キットレビュー

アオシマのバイクキットはZⅡを作ったことがありますが、かなり古いキットでいろいろビミョーな点がありました。今回のCB750は新金型の最新キットなのでかなり期待しています。アオシマといえば昔はスーパーカーブームやガンプラブームに便乗してオモチャっぽいキットを乱発するメーカーという印象でしたが、90年代以降はしっかりしたキットを発売するようになり、かえる工房のランキングではハセガワやフジミを抜いて国内模型メーカーNo.2になっています。(^∇^)

パーツ一覧

パーツ数は約240点とタミヤのキットの倍以上(値段も・・・)。意味なくパーツ数が多くて作っていてストレスのたまるだけのキットもありますが、さて、これはどうでしょうか?

外装パーツ

かえる工房はスケールキットでは塗装をするのが当たり前だと考えているので、カラフルな成形色を使うのに否定的ですが、このキットではボディ色に塗装するパーツのみブルーに色分けされていて製作の便宜を図っているようです。

シリンダー①

シリンダーは冷却用フィンを一枚づつ重ね合わせる方式。フィンを薄く再現するためでしょうが、ちょっとメンドくさそうです(´・_・`)。上部は6枚、下部は9枚の計15枚。順番を間違えないように切り出してからきちんと並べます。

シリンダー

シリンダーフィンの取り付けダボは組み立てミスを防ぐために、一枚一枚形状が変えてあります。ここ以外にもホイールやキャブなど位置を間違えやすいパーツには同じような処理がされています。こういうユーザー視点に立った設計がされているとすごく感動します。(^∇^)

シリンダー③

これまた頭のおかしい設計(ほめ言葉)。ピストンこそ入っていませんが、ピストンの穴が再現されカムカバーの裏にはバルブのモールドが入っています。

クランクケース

ミッションやオイルパンにも内部構造がモールドされています。完成すれば100%見えなくなるのに・・・。これは「整備中のジオラマをつくってね♡」というメーカーからのメッセージなのでしょうか?

ホイール

ワイヤーホイールの場合、左右2パーツはり合わせが一般的ですが、このキットでは4パーツ構成。今回もスポークを張り替える予定ですが、前回のマッハとはやり方を変える必要がありそうです。

チェーン

チェーンは前後スプロケットと一体成形。ちゃんとチェーンのたるみが再現されているのがウレシいですが、モールドが少しダルい・・・。

ウィンカーとブレーキランプ

ウィンカーとブレーキランプはクリアーオレンジとクリアーレッドで成形されていて塗装不要。他の色に塗装する可能性はほとんどないのに塗装の必要なクリアーパーツを採用するメーカーが多いのはコスト的な問題なのでしょうか?

組み立て説明書

タミヤのビッグスケールのような冊子形式で見やすい作りになっています。実車についての解説がついていればカンペキだったのですが・・・。

仮組み完了

主要パーツを仮組み。まだハンドルをつけていないのでノーマルとはかなり印象が違います。クリップオンハンドルとシングルシートをつけてカフェレーサー仕様に改造するのもおもしろそうです。

外装パーツの製作

塗装テスト(キャンディゴールド)

取説にはカッパー+クリアオレンジ(1:5)と指示されていますが、キャンディ塗装をすることにしました。写真はカッパーの下地にクリアイエロー+クリアオレンジ(少量)を吹いたもの。

下地塗装

サフ代わりにファンデーショングレーを吹いて表面状態をチェック。さらにカッパーで下地塗装をしました。

本塗装

カッパーの下地にクリアイエロー+クリアオレンジ(少量)を重ね塗りをしてキャンディ塗装にしました。実車でも写真によって色合いが異なるので、調色にだんぶ悩みました。

デカール&クリアコート

タンクにデカールを貼ってからクリアコート。昔のマシンなのでメッキパーツが多くてめんどうですが、グラフィックは至ってシンプルです。

外装パーツ完成

クリアー層を1500〜3000番のヤスリで研ぎ出してから、タミヤコンパウンドの粗目→細目→仕上げ目で磨いて、エンブレムやモールを接着。

スポーク張り替え

メッキ落とし①

ホイールをキッチンハイターにつけてメッキ落とし。メッキを生かした製作もしたいのですが、キズをつけずにスポーク張り替えをする自信がないので、今回もメッキ塗料で再塗装をします。

メッキ落とし②

キッチンハイターに30分ほどつけるとキレイにメッキが落ちました。今回はフロントフォークは通常のシルバー塗装をすることにしたので、ついでにこちらもメッキを落としました。

スポーク張り替え①

リムの部分のみを接着。後で穴を開けるので、接着面がはがれないようにしっかりと固めます。スポークの刺さる角度をマーキングしておきます。

スポーク張り替え②

片面だけスポークを切ってハブを分離させます。

スポーク張り替え③

スポークの取り付け部をキレイに切り取って、ハブ側には0.4mm、リム側には0.6mmの穴を開けます。張り替え時にハブの位置がズレないようにビスで固定します。

スポーク張り替え④

マッハⅢの時は0.35mmの虫ピンを使いましたが、それでも少し太い感じだったので、今回は0.3mmを使用。汚れを避けるため今回は瞬着ではなく流し込みセメントを使用しました。

スポーク張り替え⑤

もう片面も同じように張り替えて完成!

エンジン・フレーム・足回りの製作

エンジン完成

説明書ではシルバー一色の指定ですが、あまりにも単調なのでシルバー、スーパージュラルミン、メタリックグレー、クロームシルバーなどで部分的に色調を変えました。

フレーム完成

エンジン周りのパイピングはかなり複雑なので、フレームに載せる前にやっておきます。

ホイール塗装

下地にプライマーサフを吹いてから、ブラック→ SHOW UPのリアルクロームライトでメッキ塗装。

リア足回り完成

足回りの組み立てはずいぶん変わった方式で少し戸惑いました。スイングアームはネジ止めでなくフレーム裏側のダボにはさみ込む方式になっています。

フロント足回り完成

フォークは上下分割されているので歪まないように注意して接着。メッキパーツのフェンダーは接着がけっこう面倒でした。

フレーム・足回り完成

エンジンと前後足回りを組んで、車体側は概ね完成。

その他小物の製作

バッテリー

中身こそないもののバッテリーケースは透明パーツで再現。「YUASA」のデカールも付属します。問題は完成後にはほとんど見えなくなること・・・(´・ω・)

メーター

デカールの印刷がキレイでガラスカバーのパーツも付いていて、なかなかいい雰囲気です。

ナンバープレート

ナンバープレートのデカールは「HONDA」と「•7 50」の2種が付属。地域は「静岡」「浜松」「品川」「埼」「三」、ひらがなは「ま」「み」「か」「せ」が選択可能。

マフラー①

ヒートガードはマフラーと一体成形になっているので、マスキングをしてシルバーで塗装。完成後に見えなくなるような部分に凝るよりこういう部分を細かく再現してもらいたかったです。

マフラー②

マフラー完成。ヒートガードの黒部分はデカールで再現。リアサスペンションはスプリングを組み込む形式でリアリティマシマシです。

シート

セミグロスブラック+グレー(極少量)で塗装。レザーの質感を出すためにあえて砂吹きで塗装しました。メッキモールの部分はキット付属の詩ルーを貼り付け。

車体側完成

小物類を取り付けて車体側はほぼ完成。あとは外装をつけるだけですが、そうすると内部パーツが見えなくなるのでその前に記念撮影。

1/7 アニス・ファーム(すわりアニス) 

2024年1月製作開始(現在休止中)

メーカー:EBO 原型製作:模型サークルEBO 定価:12,000円

1988年のアニメ「超音戦士ボーグマン」のヒロイン、アニス・ファームの水着フィギュアです。「ボーグマン」は当時大人気の「聖闘士星矢」のフォロワーの一つで、今見るとお尻がむずがゆくなるようななんとも言えない作品ですが、きくちみちたか(麻宮騎亜)氏のキャラデザインが新鮮でした。中でもアニスは人気があって今でもフィギュアの新製品が発売されています。

メーカーの模型サークルEBOさんはアニスがお気に入りのようで、「すわりアニスver.」の他に「テニスver.」「スイカわりver.」「レオタードver.」「あいどるver.」「バニーガールver.」「タンキニver.」などが発売されています。外箱は最近のガレージキットとは思えないほどショボイもので、完成写真も組み立て説明書もないという実に男らしい仕様です。(^∇^)

その後、仮組を進めましたがとんでもなくひどいキットであることが判明。パーツの合いが悪いのですが、3Dレジンはカチカチで削りにくいというシロモノ。かなり手間がかかりそうですが、現在、精神的にキツイ状態なので、元気になったらいつか完成させるつもりです。

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ数は11点。髪はクリアーパーツで、巨大なガチャポンのようなディスプレイベースが付属。3Dプリンター出力キットで「スタンダードフォトポリマーレジン」というものを使っています。通常のレジンより硬くベタついた素材です。かえる工房は初体験ですが、うまく料理できますかどうか・・・。

組み立て

塗装

サイレンスグレイブ

ディスプレイベース

No.66 T-Modell 1/43メルセデスベンツEクラスワゴン

2024年3月完成

なぜかミニカーリペイントのご依頼が続いていますが、今回はメルセデスベンツEクラスをホワイトに再塗装しました。

「T-Modell」というブランドは初めてですが、ケースの形からするともしかしたらエブロのOEM品なのかもしれません。

製作記録

分解

分解①

シャーシ裏のネジを外せばシャーシとコクピットが分解可能。ボディはダイキャスト製ですが、前後フェンダーのみプラスチック製になっています。

分解②

主なパーツは接着部を溶かして分解できましたが、ルーフキャリアとアンテナがどうしても外れないので熱湯につけて分解。

分解③

ボディパーツ分解完了。少し破損したパーツもありますが、目立たない部分なので、きちんと修復すれば問題なさそうです。

破損部の補修

二つにちぎれた天井内張りを丁寧に繋ぎ合わせ、キズをパテで埋めました。

塗装剥離

いつものように剥離剤を塗ってオリジナルの塗装を剥がします。

ナンバープレート

なぜかフロントフェンダーとリアハッチはプラスチック製の別パーツ。国内用のオリジナルナンバープレートに変更するため、0.5mmプラ板を切り出したプレートを接着。

リペイント

下地塗装

プライマーサーフェイサーを吹いて表面処理をしてから、ファンデーショングレーで下地塗装をしました。

本塗装

前後のプラスチックパーツを接着して、フィニッシャーズの「ファンデーションホワイト」で本塗装。

仕上げ

ボディ下部のシルバーラインはデカールで再現。クリアーコートをしてから研ぎ出し、コンパウンド研磨を行ってボディはほぼ完成。

内装

内装の分解

リペイントをするために内装を分解。細部塗装は不要のためシートはつけたままにします。

内装の塗装

内装をつや消しブラックでリペイント。

完成!

マックスファクトリー 1/72 ダグラム UPDATE ver.

2024年製作予定

どっちを見てもガンプラだらけな世間の流行に逆らって、久しぶりにコンバットアーマーの製作です。

マックスファクトリーのダグラムシリーズは最近では珍しい手書きのボックスアートで往年のMSVシリーズを彷彿とさせる熱いモノです。

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ数は約200点。旧キットのパーツを一部流用しているので、使用しないものもけっこうあります。

本体の組み立て

武装パーツの組み立て

旧キットからパーツ流用

塗装

完成!

煩悩亭1/12ボディシリーズ

PCのデータを整理していたら、アマチュア時代に製作したものが出てきたので、まとめて紹介します。スマホで撮ったので写真がイマイチですが:::(*´ω`*) DF研のキット同様、figmaなど3mm軸の首がすげ替えできるシリーズです。

①1/12ぽっちゃりボディ

② 1/12女王様ボディ

③ 1/12ブラジル水着ボディ

1/7 エスカレイヤー〜ダメージver.〜

2024年製作予定

メーカー:グリフォンエンタープライズ 原型製作:石川 智

青い地球を守るため、胸の鼓動が天を衝く!エスカレイヤー、悪の現場に只今参上!

アダルトゲーム「超昂天使エスカレイヤー」のヒロイン、高円寺沙由香が変身するエスカレイヤーです。かえる工房はあまりゲームに興味がないのですが、OVAでこの作品を知りました。アダルトアニメやゲームの中には「美◯女◯士◯ーラー◯ーン」のパロディ的作品は結構ありますが、同人作品的なものばかりで、商業作品としてセンスまとめられたのは本作のみではないでしょうか?

エスカレイヤーのフィギュアはかなり発売されていますが、デザインの可愛らしさからか18禁以外のもののほうがよく見かけるような気がします。

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

組み立て

塗装

ディスプレイベース