ガイアノーツ メカサフ

ガンプラなどの関節部を塗装していてサーフェイサー⇒本塗装と重ね塗りをするうちに塗膜が厚くなって可動部に干渉して塗装がはげることがあるので、メカサフを試してみました。

隠ぺい力が高くサーフェイサーの機能を持ちながら、発色もなかなかきれいです。

特に色にこだわりがなければこのシリーズは重宝しそうです。

オルファ 186B ロータリーコンパスカッター

フィギュアのベースとしてミラーシートを切り出したかったのですが、今まで愛用していたもの(左)ではサイズが足りなかったため一回り大型の「ロータリーコンパスカッター」(右)を購入。

今までのものでは半径75㎜くらいが限界。

新しいものでは半径110㎜くらいまで可能。

カッター部分が円形になっていてクルクル回りながら切っていきます。慣れれば今までのものより使いやすく、正確に切り出すことができます。

ミラーシートを円形に切り出して、6辺を直線に切って完成!

WAVE HG特殊形状ダイヤモンドヤスリ

フィギュアの髪の整理や段差モールドの表現に使用しています。「製作代行 MASKED MODELER」さんのYoutubeで知って、試しに使ってみたところこれが非常に使いやすい!それまで紙やすりを細かく切ったり丸めたりしていた苦労がうそようです。

足首と靴の段差を強調するためにダイヤモンドヤスリナイフ形を使用。

服のしわの部分にはダイヤモンドヤスリ丸/輪型を使用。

製作記録 LS 1/32 日野コンテッサ1300クーペ

積みプラ整理シリーズ車編。

今は無きLSの製品です。今もアリイが生産していますが、LS時代の箱絵は雰囲気があってすごくイイ!(^_^)。

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ルノー4CVのライセンス生産をした技術を生かして日野が独自に開発した車で、ミケロッティデザインのボディが美しい(^_^)。

ヨーロッパ車のデザインは日本車にない独特の雰囲気があります。

60年代の車としては車高がえらく低く見えるので少し上げようかと思ったのですが、実車写真と見比べるとこのくらいでちょうどいいようです。

ルノー4CVの技術の影響を受けているためRRレイアウトになっています。

そのため、リヤのオーバーハングが長く廃熱グリルが後ろにあります。

今やほとんど絶滅したRR車ですが、FRやFFを見慣れた現在の目で見るとラジエーターグリルのない顔は非常にユニークに見えます。

シャーシ完成。

内装はセミグロスブラックで塗装。

サーフェイサー⇒ベースホワイトで下地塗り。

いよいよボディの塗装に入ります。

クレオスのMr.カラーにワインレッドがなかったので、マルーンにブルーを混ぜて若干暗くしましたが・・・

ちょっと暗くなりすぎました。

(´・ω・`)

・・・薄め液にドボンして塗り直し。

( ノД`)シクシク・・・

今度はマルーンをそのまま塗装。

少し明るいようですが、このくらいのほうがカッコいいかな?

デカールを貼って光沢クリアでコーティング。古いキットでデカールが劣化していて苦労しました。

「クリア⇒研ぎ出し」を何度か繰り返し、いい感じにツヤがでてきました。

窓枠にハセガワのミラーフィニッシュをはりこんで完成!

バンパー、グリル類は塗装で対応しました。

バンダイ 1/35 17式TA ライデン

1998年に放映された『ガサラキ』に登場するTA(タクティカルアーマー)ライデンです。

90年代から2000年代にかけて、『ブレンパワード(1998年)』『 ビッグオー(1999年)』『ラーゼフォン(2002年)』『ザ・マーズ・デイブレイク(2004年)』等、ガンダムに代わるロボットアニメが製作され、プラモデルも発売されましたが、新たなブームを作るところまではいかず忘れ去られてしまいました。このキットもその一つですが、比較的人気があるのか2020年になってロボット魂から新製品が発売されました。

製作記録

70~80年代の作品と違って作画がしっかりしていてけっこう燃えるシーンもあったのですが、肝心のストーリーがエヴァンゲリオンとパトレイバーと諸星大二郎を足して水で薄めたような内容でした。パクリ的な作風は高橋良輔監督の持ち味ですが、ボトムズやレイズナーなどはB級作品的なところに可愛げがあって笑えたのですが、この作品は暗いキャラクターが漏らす世迷言をひたすら聞かされるという作風が見ていて非常につらかったです。何よりもロボットほとんど活躍しないという決定的な問題がありました。

キットレビュー

仮組み状態。設定画に比べるとややがっちりした体形ですが、なかなかカッコいいです。一昔前のバンダイフォーマットで関節部にはポリキャップが使用され各関節は全て後ハメできます。

背部から。デザインの印象と違って関節の可動範囲はさほど広くなく、一部ポリキャップが露出しているところもあります。

背部ハッチを開くとパイロットのフィギュアが入っています。設定は身長4.4mとボトムズのATとほぼ同じです。ハッチを開くとオープンカーのようになるATと比べてはるかに密閉感があり、可変ロボですがイメージとしては『メガゾーン23』のガーランドのほうに近いものです。

頭部ハッチを開くとパイロットの頭が見えますが、この状態で行動することはできないようです。人間の「目」に当たるメインカメラはあごの下の6本のスリットにあります。ダグラム⇒ボトムズに続く「顔のないロボット」の究極的なデザインで、同じデザイナーの出渕裕氏がパトレイバーでデザインしたブロッケンとよく似ています。

降着姿勢。ヒザ関節が差し替え式であるため、ポージングが劇中のイメージに近くロボット魂と比べて唯一優れているポイントです。

背部から。AT同様、搭乗しやすくするためのシステムですが、スタンドアローンでの運用ができない兵器のためか劇中で活用されたことはありませんでした。常に生体データをモニターされ、必要とあれば応じて怪しい薬品を注入されるというシステムでとても操縦してみたいとは思えませんでした。

組み立て

けっこう出来のいいキットなので無改造で行きたかったのですが、どうしても気になるポイントだけ小改造をしました。まず、手首関節はプラ製ですぐにユルユルになってしまうので、市販のボールジョイントに交換しました。

シートとパイロットははさみ込み方式になっていて塗装が面倒なので、ポリキャップとプラ棒を使って後ハメができるようにしました。

パイロットも搭乗可能にしたかったのですが、頭と肩が干渉して不可能でした。さすがエヴァンゲリオン以上の非人道兵器TAですね。仕方ないので「出動準備中」を再現することにしました。

塗装

ポリキャップを使用した設計は個人的には好みですが、最近のガンプラと違って接着線が多くて表面処理に思いのほか手間がかかってしまいました。今回、下地は全てガイアノーツのメカサフHEAVYを使用しました。

真っ黒でなかなかカッコいい!いつも感じることですが、サフ吹きのこの段階が一番カッコよくてもうこのままで完成にしてもいいと思えます。

軟質素材のフィギュア。こんなことをするのはバンダイだけで他のメーカーでは見たことがありません。表面処理が非常にやりにくいのですが、どういうメリットがあるのでしょうか?塗料がちゃんと定着するか心配なのでプライマーサーフェイサーを吹きました。

本体塗装完了。17式のメインビジュアルはサンディブラウンですが、劇中では砂漠戦の印象があまりなかったので、ダークグリーンにしました。メカサフの色合いが透けて見える程度にエアブラシで薄く吹き付けました。

75mm低圧砲完成!

デカールではなくシールが付属。質感はデカールに近いものですが、粘着剤が強くて位置決めに苦労しました。

マーキングの上からつや消しクリアを吹き、ウェザリングカラーでスミ入れをしました。

写真立てとスチレンボードを加工して格納庫の床風の飾り台を作製。降着姿勢で飾ることも考慮して長方形の台にしました。

角の部分にエナメル塗料をスポンジでチッピング。

フィギュアを塗装して完成!

製作記録 アスカ ハイグレードクリスマス(リペイント)

①リペイント前

赤で塗装するつもりですが、下地は白のほうが塗装が楽だろうと考えてホワイトバージョンを購入。実はあまり意味がなかったことが後に判明・・・。

原型製作は宮川武氏で造形は素晴らしいのですが、塗装はベタ塗りで立体感に乏しく、肌の部分は成型色のままのようです。一番の問題は右肩、両ひざには分割線がクッキリとでていること(´・ω・`)。最初はブーツのラインかと思ったのですが、ハイヒールの形からするとどうやら違うようです。金型の都合なのでしょうが、「アスカbunny」ではちゃんと一体成型されていたのに・・・。

②分解・塗装落とし

とりあえず鍋で30分ほどゆでてパーツを分解。PVCフィギュアは熱を加えるとゴムのように柔らかくなり、接着剤が劣化して分解できるようになります。作業をするときは厚手のゴム手袋をしてやけどを防止します。

分解したパーツを薄め液にドボンして塗装をはがした状態。けっきょく成型色はクリーム色でわざわざホワイトバージョンを購入した意味はありませんでした(´・ω・`)。

③表面処理

右肩、両ひざを再接着し、分割線をシアノンで埋めました。PVCはプラモデルやレジンキットと違った軟質素材ですが、ある程度の加工は可能です。加工しにくい場合は表面にシアノンやサフを吹けばやや硬くなり加工が容易になります。

若干バランスが悪くて安定しないので、ヒザに3㎜の、台座に15㎜のネオジム磁石を埋め込みました。3㎜磁石ではやや磁力不足でしたが、ちょっと動かしただけでひっくり返るようなことはなくなりました。

塗装を落としてみるとあちこちにパーティングラインやバリが残っていたので、全体にプライマーサーフェイサーを吹いて表面処理。アイペイントはオリジナルを活かしたいので、顔だけは透明のプライマーを吹きました。

④塗装

コスチュームとハイヒールはブラックで下地塗り。テカテカでこのままでもじゅうぶんきれいです。今回は赤のキャンディ塗装ですが、いつか黒のバニーガールを作ってみたいです。

ブラックの上からゴールドを塗装。この上にクリアレッドを吹いてキャンディ塗装にします。下地はシルバーでもいいのですがゴールドのほうが微妙なニュアンスがでて雰囲気があります。

最後にクリアレッドを吹いて完成!シャドー部だけ濃い目に、その他は下地の金が透ける程度に薄めに吹いてグラデーションを入れました。

肌の下地塗装。前回のさくらちゃんではタミヤのレーシングホワイトを使いましたが、少し色白すぎたので、今回はクレオスのキャラクターフレッシュ(1)を使用しました。

クリアオレンジとクリアレッドを混ぜた塗料でシャドー入れ。

がんばって細吹きをしても指の間のような狭い部分では限界があるので、はみ出した部分をメラニンスポンジで磨いて塗料を落とします。

アスカの髪はいつもはオレンジ、ブラウン系で塗装するのですが、本来は金髪であるとアニメでは設定されているようなので、今回はゴールドを使ってみました。

ブラック+クリアでシャドー入れ。せっかく塗った金色が濁ってなんだかウ〇コみたいな色に(´・ω・`)。

ハイライト部分にクリアオレンジを吹いた状態。まあ、こんなもんでしょう。

瞳のマスキングをはがし、消えてしまった眉、まつ毛、くちびる等を塗り直し。

色合いをチェックするために仮組み。太ももの色が少し薄いので、もう少しクリアオレンジを吹きました。

凝ったデザインの飾り台がついていますが、無塗装の白一色で素っ気ないものなので、クリスマスケーキのイメージで塗装をしてみました。

⑤組み立て・完成

非常に残念なことに完成すると左手でお尻が隠れてしまいます(´・ω・`)・・・というわけで組み立て前に記念撮影。

完成!パーツの接着にはエポキシ接着剤を使用。瞬着と違って時間がかかりますが、接着力が強く多少はみ出してもエナメル系溶剤でふき取ることができるので重宝しています。

製作記録 俺たちの1/12和式便所&男子便所

①和式便所

マイルストンの「俺たちの1/12和式便所」。これを作るのはなんだかんだで3回目。今回はエフェクトパーツにこってみたいと思います。

キットでは壁の裏表2枚を貼り付けるよう指示されていますが、外側に壁モールドは必要ないと判断し1枚だけ使用しています。また、接着してしまうと前後からの鑑賞が難しくなるので、左右の壁はネオジム磁石で接続し脱着可能としました。

このシリーズは作りが割と大雑把で接着面の印もダボも何もないため、自分で位置決めをしなければなりません。磁石接続だけでは壁がずれてしまうのでストッパーをつけました。

塗装完了。このキットには給水タンクパーツもついていますが、シンプルにレバーのみのタイプを選びました。

フィギュアを飾ると・・・。

②男子便所

同じく「俺たちの1/12男子便所」。こっちはあまり需要がなく、今回初めて作ります。

便器2個に洗面台が付きます。

「和式便所」にはしっかりしたベースがついているのですが、「洋式便所」「男子便所」にはタイル地を印刷したペラペラのボール紙だけなので、壁パーツの余りを利用してベースを作製しました。

塗装完了。

ちょっとせまくて飾りにくい・・・。

エフェクトパーツ

透明ランナーとエポキシ接着剤で水流エフェクトを試作。透明ランナーが少し太すぎるようです。

水流表現のため表面にモデリングウォーターを塗ってみましたが、いくら乾燥させてもベトベトとした感じが残るので、今回はエポキシ接着剤のみで作成することにしました。

④ヤキイモパーツ

エポパテでサツマイモやジャガイモを作りました。

これを便器の中に並べます・・・。

⑤完成!

水流はクリアイエローで、ヤキイモはクリアオレンジとブラックで塗装。

1/8 木之本桜 vol5

メーカー:B-CLUB 原型製作:佐藤嘉昭

動画

製作記録

第12話「さくらの終わらない一日」で「タイム」を封印した時のバトルコスチューム。この回は学校の時計台に向かって飛翔する場面が印象的なのですが、残念ながら杖にまたがって空を飛ぶポーズのフィギュアは案外少ないです。

B-CLUBのキットは髪の処理などディティールがもっさりとしたところが目立ちますが、バリエーションが豊富なところが魅力。このコスチュームを発売しているのもB-CLUBだけです。

離型剤落としは専用液を使って歯ブラシでみがく人が多いですが、私はたいてい熱湯に中性洗剤を入れて弱火で20分ほどコトコトと煮ます。

パーツチェック。杖の柄が歪んでいるのでもう一度ゆでて修正。

大雑把にバリをとり、2㎜真鍮線で軸打ち。ケロちゃんの羽根など小さいパーツには1㎜真鍮線を使用。

腰、太もも、首、腕などにハイキューパーツのネオジム磁石を埋め込み。ひと手間かかりますが、作業中の仮組みが簡単できるのでかえって効率的です。

とりあえず仮組み。躍動感があって元気なさくらちゃんのイメージがうまく再現されています。この回で夏制服に衣替えしたのに合わせたのか、珍しく露出度が高めで足や胸元が涼しそうです。

封印の杖は柄の部分が妙に歪んでいて断面が楕円になっていたので、思い切って切り飛ばして3㎜プラ棒に置き換えました。ついでに一体成型になっていた手首に穴をあけて後ハメできるようにしたので、マスキングの必要もなくなりました。

一回目のサフ吹き。ここから240番、400番、600番とヤスリをかけて表面処理をしていきます。

塗装開始。下地にタミヤのレーシングホワイトを吹きます。

ガイアのサフレスフレッシュピンク+フレッシュオレンジをシャドー吹き。口元がはみ出してしまったので後から修正しました。

胸元のブローチ部分にピッタリのデコレーションシールを百均で見つけました。塗装済みのパーツに刃物を入れるのは不安でしたが、幸いきれいにくりぬくことができました。

靴のボンボンはモールドがもっさりしていて表面処理や塗装が面倒そうなので、切り飛ばして別パーツ化しました。

髪の塗装完了。いつもはオレンジ系で塗装していましたが、今回はブラウンを強めにしてみました。

基本塗装完了。

アイペイント。いつもはエナメル塗料で塗装していますが、今回初めてアクリルガッシュを使用しました。隠ぺい力が高く乾燥も速いので、かなり作業がはかどりました。

薄めて塗ると水彩絵の具のような透明感を出すこともできます。

うまく使いこなせばぼかし塗装もきれいにできそうです。これから色々使って研究していきます。

ケロちゃん完成。本体のオレンジをエアブラシで塗装後、細部をアクリルガッシュで筆塗りしました。

封印の杖完成。頭部が一体成型になっていて塗り分けが面倒でした。

杖のお尻の宝石部もモールドが歪んでいたので、パテとプラ板で造形しなおしました。

背中の羽根。この後シャドーを入れました。

デコレーションシールにイエローがなかったので、けっきょく胸元の宝石はオレンジにしました。

完成!