塗装テスト(ホワイト系)

美少女フィギュアの水着やレオタードなどを光沢ホワイトで塗装する場合にどのような表現ができるか、いくつか塗装テストをしてみました。

①ホワイト+シャドー

クレオスのホワイトにガイアカラーの風群青でシャドーを入れたもの。白のブラウスやワンピースなどを塗装するときの定番です。

さくらちゃんのワンピースは風群青で、翼はピンクでシャドー入れをしました。

②缶スプレー

タミヤの缶スプレーTS-26ピュアホワイトを塗料が垂れる寸前まで吹いたものです。黒や赤だとテロテロした面白い光沢がでるのですが白ではイマイチのようです。

③C-151ホワイトパール(白下地)

ホワイトの下地にクレオスのC-151ホワイトパールを重ね塗り。淡いパールホワイトでこれといった特徴はなく無難な感じに仕上がります。

④ C-151ホワイトパール(銀下地)

シルバーの下地にクレオスのC-151ホワイトパールを重ね塗り。ホワイトというより青みがかったシルバーグレーに近くなりました。

⑤GX110クリアシルバー

ホワイトの下地にクレオスのGX110クリアシルバーを重ね塗り。やや青みがかった銀に近い色になります。

⑥XC01ダイアモンドシルバー

ホワイトの下地にXC01ダイアモンドシルバーを重ね塗り。テラテラした感じがキレイなので、「アスカゴスロリver.」のストッキングに使用しました。

⑦XC08ムーンストーンパール

ホワイトの下地にXC08ムーンストーンパールを重ね塗り。ダイアモンドシルバーより輝きが柔らかい感じがします。「セーラーサターンミュージカルver.」に使用しました。

タミヤ1/12マクラーレンMP4/6

2021年7月完成

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製作記録

今回の依頼品はタミヤの1/12マクラーレンMP4/6のリペイント。「McLaren」ロゴを「Marlboro」に貼り替えようとして塗装面を傷つけてしまったそうで、傷ついた塗装面をリペイントしデカールを貼り直すだけのお手軽コースです。

ボディのリペイント

デカールをはがす際にナイフか何かを使ったようで結構な傷がついていたので、240番のやすりで磨いてデカール落としとキズ消しを行います。ボディサイドは状態が良かったので、元の塗装を生かしました。

マルボロレッドとボディサイド部をマスキングしてサーフェイサー→ベースホワイトを塗装。400番〜600番で磨いてからフィニッシャーズのファンデーションホワイトで塗装。

マスキングをはがした状態。まあまあうまくいきましたが、塗装が若干ヨレた部分をタッチアップして塗装完了。

デカールは純正品と社外品のタバコデカールを使用。社外品デカールは印刷も鮮明で非常に質の良いものでした。国産キットはなべてデカールが貧弱なものが多いですが、特にレーシングカーの場合はもう少しデカールにこだわって欲しいものです。

ネットの画像を参考にしてデカールを貼り付け。本当はこの後クリアーをかけて塗装の段差消しとデカールの保護をした方がいいのですが、今回はお手軽コースなのでここで完成とします。

ヘルメットのバイサー作製

今回のもう一つの依頼はドライバーのヘルメットにバイザーをつけるというもの。たしかにキットのままでは顔が丸出しでちょっとマヌケ・・・。

ヘルメットから型取りをして0.3mm透明プラ板を切り出し。ドライヤーで熱して丸みをつけました。

テープで仮止めして雰囲気を確認。なかなかいい感じです。バイザーの裏からスモークを吹いてドライバーの顔が見えなくなるくらいにしました。

エポキシ接着剤で接着して完成!バイザーは固定式ですが、ヒンジの部分に虫ピンを埋め込んで可動しそうな雰囲気にしてみました。

(^O^)完成!

上がリペイント前、下がリペイント後です!

製作記録 タミヤ 1/24 ロータスヨーロッパスペシャル

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タミヤの1/24ロータスヨーロッパ。オプションホイールやエッチングパーツ等が追加されたリニューアルバージョン。大昔にクラウンのキットを作ったきりで、きちんとしたスケールモデルを作るのは初めてです。

ボディが低いと言われていますが、なるほどぺったんこです。

エッチング製のメッシュやブレーキディスク、金属製のエアファンネルがついています。

ホイールはノーマルとRSワタナベの2セットが付属。今回はRSワタナベのホイールを使用する予定。

パーツ数はそれほど多くないにもかかわらず、エンジンや特徴的なY字バックボーンフレームまで再現。さすがタミヤ!\( ˆoˆ )/

完成後もこの状態でディスプレイできるようフレームを脱着式に改修しました。

ハイキューパーツのネオジム磁石をプラパイプに埋め込んでフレームとシャーシに接着。エンジン周りの補器類が干渉しそうなので、どうやってクリアするか検討しながら作業を進めます。

成型が難しいためか、フロントとサイドのアンダーカウル、リアウィンドウ下が別パーツになっています。リアウィンドウ付近には給油口がありますが、接着線を消す邪魔になるので、一旦くりぬいて塗装後に自作パーツを組み込みます。

主要パーツの仮組み完了。ボディはペッタンコなのに、案外、車高が高いところが60年代の車らしいです。

穴あきのネオジム磁石とゼムクリップから切り出した鉄線を組み合わせて接続ジョイントを作り、フレームを脱着するときにキャブレターを外せるようにしました。

フレームとエンジン周りが完成!マフラーの焼けや汚れをウェザリングカラーで表現しました。金属製のエアファンネルが実にいい感じです。モデラーズのプラグコードを追加しましたが、キャブの脱着時に干渉するのでディストリビューターにはつながず、キャブの間から下にたらしてあるだけです。

シートベルトは付属のシールとエッチングパーツで再現。エンチングパーツの金具が非常に小さくて目が疲れました。(~_~;)

ボディの表面処理終了!塗膜の厚みのクリアランスを確保するためにエンジンフードの周囲を一皮剥いておきました。

ボディ塗装開始!白に赤ストライプも捨てがたかったのですが、そうなるとウィンカーやらミラーやら改造箇所が増えるので、今回は一般的なブラックにしました。

Y字バックボーンフレームのおかげでエンジンが低く積まれ、ボディの下からミッションが飛び出しているのがわかります。この低重心が安定したコーナリンング性能に貢献しています。

フロントスタビライザーは地上高わずか12センチの位置ににあり、ちょっとしたことで地面に接触して破損することが多いそうです。

「ガッ!」「しまった!スタビライザーを打ったか?」Σ(‘◉⌓◉’)

完成したシャーシにボディを乗せて雰囲気をチェック。ボディ下部とホイールはタミヤのLP-38フラットアルミで塗装。グレーに近いシルバーでなかなか渋い色です。

インレットシールとデカールを貼り付け。「LOTUS」のロゴが実にカッチョいい!\( ˆoˆ )/。窓枠は例によってハセガワのミラーフィニッシュを貼り込み。

光沢クリアと研ぎ出しを何度か繰り返してだいぶツヤが出てきました。

キットにはイギリス仕様のナンバープレートしかないので、プラ板を切り出してNデカールで「あの人」のナンバープレートを作製。

クリアをかけるときに表面にホコリがついてしまったので修正せねば・・・(´・ω・`)

コンパウントの粗目→細目→仕上げ目と磨き込み、ヘッドライト、バンパーなどの小物パーツを接着。

ラジエータグリル、エンジンフードのメッシュ部分はエッチングで再現。実にいい雰囲気です!

試行錯誤の結果、小物パーツの接着にはエポキシ接着剤を使用しています。接着力が強く、エナメルうすめ液で溶かすことができるからです。この写真もミラーの接着時にドアに接着剤が付いてしましましたが、うすめ液につけた綿棒で気長にこすれば、塗装面を傷つけずに接着剤を落とすことができます。(^∇^)

完成!

ビートル同様、洋白線を曲げて作ったステーでエンジンフードを支えています。

タミヤ 1/24 フォルクスワーゲン ビートル

2021年6月完成

1年以上前に製作したものをリメイク。適当に塗ったボディ色が気に入らなかったので、今回は真面目に調色したバハマブルーで塗装しました。

ボンネット開状態

製作記録

8割方完成したところで放置していたビートルの製作を再開。シャーシはほぼ完成しています。 

途中で嫌になって放り出した理由はこの色!ルノーか?リジェか?どう見てもフランス車にしか見えないぞ!Σ( ̄。 ̄ノ)ノ本当はバハマブルーを塗りたかったのですが、調色が面倒で「似たようなものだろう」と手元にあったフレンチブルーを適当に塗ったのです。

というわけで薄め液にドボンして塗料を完全に落とします。

表面処理をやり直して1200番のサーフェイサーで下地作り。

説明書の指示ではホワイト:10+ブラック:1+ライトグリーン:1とありましたが、これでは緑がかったグレーにしかならないので、自分で考えました。スカイブルー:3+ホワイト:2+ルマングリーン:1+ブラック:少量を混合。最初グリーンが強すぎたので、スカイブルーとホワイトを少しずつ混ぜていって最終的に5番に決定しました。

下地にベースホワイトを吹いてから、本塗装!鮮やかなフレンチブルーと違ってちょっとくすんだブルーがビートルらしくてやっぱりイイっ!

メタルシールのエンブレムとトリムにはハセガワの「ミラーフィニッシュ」を貼り込んだ上からクリアーでコーティング。

ボディとフェンダーの接合部は細い黒線が入っていますが、塗装よりシャープに仕上がるかと考え、ハセガワの「つや消し黒フィニッシュ」を細切りにして貼り付け。幅は0.3mmくらいにしたかったのですが、私の技術では0.5mmが限界でした。

キットのナンバープレートは「VW」のモールドが入っていますが、市販車仕様にしたかったので、モールドを削ってwaveの「Nデカール」で作成したデカールを使用。

ウィンカー、ミラー等の小物を取り付け。今までメッキパーツの接着にはエポキシ接着剤を使っていましたが、今回「ハイグレード模型用セメダイン」を使用。硬化に30分以上とやや時間がかかりますが混ぜ合わせる必要がなくて手軽に使えます。

ボディを乗せる前にコクピット、エンジン周りの記念撮影。

ボディ色と内装色が合っていませんが、今回は気がつかなかったフリをします・・・(^_^;)

(^O^)完成!

洋白線を曲げてボンネットとエンジンフードを支えるための簡単なステーを作りました。

タミヤ コンパウンド用スポンジ

今まではコンパウンドがけにはティッシュや布を使っていましたが、ショップで見かけてつい購入したので、試しに使ってみましたが、これがなかなか具合が良かったです。

消しゴムのような形で、用途に応じて大・中・小を使い分けるようになっています。白い部分が研磨面で青の部分を持って使用します。

カーモデルのルーフやボンネットなどは平たい部分を使って平滑に、奥まった箇所は角の部分を使えば残さずきれいに磨くことができます。

各種エアブラシ紹介

大昔に購入したオリンポスのPC101がだいぶガタが目立ってきたので、プロに転向したのをきっかけにエアブラシやコンプレッサーを買い替えました。かなりの期間エアブラシを封印して筆塗りにこだわっていたため、エアブラシやコンプレッサーがいつの間にか進化して驚いた感想などについて書いていきます。

エアブラシを買い替えて一番助かったことは今はどれもボタンが垂直についていることです。気を利かせたつもりでしょうが、PC101はボタンが右に傾いていたのです。しかし、左利きの私にはただ単にボタン操作が苦痛でした・・・( ´△`)。

クレオス プロコンBOY WA プラチナ0.3 Ver.2

ノズル:0.3mm カップ容量:10cc  価格:14,630円(税込)

現在のところこれをメインに使用しています。選んだ理由は単純に「一番人気のあるモデルだから」というもの。「エアアジャストシステム」「エアアップ機構」「セミイージーソフトボタン」と豪華スペックで、ボタン操作が滑らかで気に入っていますが、個人的には4つほど不満点があります。

不満点①エアアジャストシステム

全開にしても全閉にしても風量にほとんど変化がなく、「回しすぎると破損する」という代物です。かえる工房は別売の「ドレン&ダストキャッチャーⅡ」を使っているためそもそも無用の長物でハンガーに引っかかって取り回しが悪いだけです。

不満点②塗料カップのフタ

塗料カップのフタが梨地の安っぽいもの(左)で、ピッタリとおさまらずすぐに外れてしまいます。結局、クレオスのオンラインショップで鏡面のフタ(右)を購入。見た目もキレイだし梨地のものよりキチンと収まります。

不満点③ニードルアジャスター

お尻についたアジャスターでニードルの後退量を調整できますが、これが緩くてすぐに狂ってしまいます。

不満点④エアバルブの角度

「手に馴染みやすく」ということでエアバルブに角度がつけてあります。欠点というわけではありませんが、普通のエアブラシと並行して使っていると少し違和感を感じます。

WAVE スーパーエアブラシ アドバンス

ノズル:0.3mm カップ容量:10cc  価格:15,180(税込)

0.3mm口径はもっとも使用頻度が高いので、サブにWAVEのスーパーエアブラシ アドバンスを購入。今の所非常に調子が良くプロコンBOYのような欠点がないので、いずfれこちらがメインになるかも・・・。

ニードルキャップ

ニードルキャップはクラウンタイプとフラットタイプの2種が付属していて、ユーザーが好みによって選べるようになっています。

エアマチックシステム

プロコンBOY の「エアアジャストシステム」と似たようなものですが、こちらはダイヤルが回しやすく効果もはっきりと分かります。

Mr.エアブラシカスタム018 ダブルアクション

ノズル:0.18mm カップ容量:10cc  価格:33,000円(税込)

口径0.18mmでかえる工房の知る限り世界でもっとも細吹きができるエアブラシです。ずっと欲しかったのですが、かなり高価なのでずっとエアテックスの0.2mmで代用していました。

塗料カップのフタ

プロコンBOYと同じサイズですが、なぜかこちらは鏡面仕上げの美しいフタが付属。コストの問題かと思いましたが、アフターパーツの価格は梨地のものと同額でした。(´・ω・)

エアテックス ビューティ4+(0.2mm)

ノズル:0.2mm カップ容量:2cc  価格:11,550円

フィギュアのシャドー入れなど細吹き専用として購入。細吹き用のエアブラシとしてはクレオスのMr.エアブラシ カスタム 0.18mmが最高峰ですが、あまりにも高価なので、とりあえずのつなぎとしてこちらを購入。ボディがアルミ製で非常に軽く、最初は少し戸惑いましたが慣れると実に使いやすい。ボタン操作もクレオスと違ってカチッとした感触です。

ビューティ4+シリーズには0.2mm、0.3mm、0.5mmの3種類があり、アフターパーツを交換することで口径を変えることも可能です。ボディのカラーは赤・黒・青・白・紫の5種類があり、用途によって色を変えて購入すると便利です。

エアテックス ビューティ4 ナイト(0.5mm)

ノズル:0.5mm カップ容量:15cc  価格:11,550円

0.3mmのエアブラシでメタリック塗装やサフ吹きをすると詰まることがあるため口径の大きいものを購入。カップと口径以外、ビューティ4+と全く同じものに見えますが、こちらはなぜか新品購入時から不調が目立ち、ちゃんとクリーニングをしているのにニードルが下がったままになり塗料を噴き出したりしました。おそらく製品管理上の問題だと思うのでメーカーに問い合わせてみるつもりです。0.2mm仕様が気に入っていただけに残念です。

タミヤ スパーマックス エアーブラシ SX0.5D

ノズル:0.5mm カップ容量:15cc  価格:11,560円

ビューティ4ナイトの不調がどうしても改善しないので、思い切って新調しました。値段も手頃だしタミヤのエアブラシは初めてなので、試してみるつもりで購入しました。ちょっと使ってみた感じではボタンのスプリングが強めですが、操作は滑らかでいい感じです。余計な機構もついておらず塗料カップのフタも気持ちよく閉まります。(^_^)