2025年製作開始予定
メーカー:フリュー 原型製作:きむ+まつを(モワノー) 彩色製作:La Plastique
次の依頼品はフィギュアの顔のリペイント。誤って汚してしまった顔を綺麗にお化粧しなおします。「MONSTER HUNTER XX」というゲームのキャラクターらしいですが、かえる工房はゲームはほとんどしないので全く知りませんでした(⌒-⌒; )

フィギュア・プラモデル・ガレージキットの製作代行
PVCフィギュア改造
2024年2月完成
前回の製作は露出度の高いコスチュームでしたが、今回はしっかり服を着たフィギュアを脱がすことにチャレンジ。何をベースにするか考えた結果、「綾波レイ パジャマベイビー」を選択。かえる工房は「アスカ派」というわけではないのですが、なぜかアスカのフィギュアばかり作っているので、今回は綾波を選びました。
この手のフィギュアはオークションに出品しませんので、興味のある方は「見積もり依頼・問い合わせ」からご連絡ください。
原型製作はVISPOの片桐克洋氏。造形に色気があってかえる工房の好きな原型師さんの一人です。
不要部の切り取り
キズがつかないように顔をマスキングして肩と胸のパジャマ部分を削り取り。胸の造形さえすればすぐに完成しそうですが、ボディや足に接着跡やパーティングラインがけっこう残っているので、それなりに手間がかかりそうです。
今回の目的はきっちり着込んだ服を脱がしてボディを作り込むことでしたが、パジャマの下に素肌がきっちり造形されていたので、結局おっぱいを作るだけになってしまいました。(⌒-⌒; )
2022年8月完成
PVCフィギュア改造リペイント
フィギュアすげ替えシリーズ第4弾。ミンメイ水着ver.のアイペイントに手こずっている間に、並行してホシノ・ルリビキニver.を作製することにしました。
ホシノ・ルリ The prince of darkness プレミアムフィギュア
全高約22センチで、スケールにすると1/7程度になります。造形はなかなかいいのですが、プライズフィギュアの宿命として塗装や細部仕上げに雑なところが見られます。
綾波レイ エクストラサマービーチフィギュア
このシリーズは安価で入手できるので、リペイントの素材にするためにストックしておいたものです。写真は日焼けバージョンですが、製作には通常バージョンを使用しました。
肌の塗装
基本色としてノーツフレッシュホワイトをベタ塗りしてノーツフレッシュホワイト+ノーツフレッシュピンクでシャドー入れ。今回頭部はオリジナルのまま使用するのでできるだけ近い色になるよう注意しました。
ビキニの塗装
いろいろ迷いましたが、ビキニは結局オレンジに。基本色としてホワイト+蛍光オレンジをベタ塗りして蛍光オレンジでシャドー入れ。ボディが分解できなかったためマスキングがなかなかめんどうでした。
蛍光色はパッと明るい感じがしてカワイイのですが、いささが強すぎたようです。通常のオレンジを少し混ぜた方がよかったかもしれません。
2020年4月完成
PVCフィギュア改造リペイント
「超時空要塞マクロス」のヒロイン、リン・ミンメイ。今でもそこそこ人気があると思うのですが、フィギュア化にはあまり恵まれていません。本放送当時のものはデキが悪いし、マックスファクトリーのものは1/20と小さすぎるし、今は無きCM’sのグッコレはプレミア価格がついていて手が出ない・・・。というわけで「30thアニバーサリーSQフィギュアシリーズ」のミンメイを改造することにしました。
今回はリペイントを最小限にとどめたため、あっという間に完成。同じシリーズの合体なので非常にスムーズにいきました。
2022年3月完成
PVCフィギュア改造リペイント
中古ショップで「木之本桜クリアカード編」のPVCフィギュアを手に入れましたが、杖が破損していたので首をすげ替えてビキニ姿に改造してみました。クリアカード編には水着回がありませんでしたが、劇中に登場しても違和感がないような健康的で明るいさくらちゃんを目指しました。水着フィギュアですから全裸にするのは簡単ですが、それはまた別の機会に・・・(^_^)
木之本桜クリアカード編(EXQフィギュア)
PVC完成品フィギュアとしてはなかなかクオリティが高く、細かいモールドで衣装の質感まで再現されています。全高は約24㎝で、スケールにすると1/7程度になります。
初音ミク(Project DIVA-Fスイムウェアみずたまビキニ)
さくらちゃんに合う適当なボディをネットで検索。サイズは同じ24㎝でプロポーションや水着のデザインも中1のさくらちゃんにふさわしく値段も手頃だったので、ドナーに選びました。
PVCフィギュアは熱するとゴムのように柔らかくなり、接着剤が劣化して分解ができます。熱湯で煮沸するので、火傷防止のため作業中は厚めのゴム手袋を着用します。熱しすぎると変な形で固まってしまうことがあるので、注意が必要です。
赤で塗装するつもりですが、下地は白のほうが塗装が楽だろうと考えてホワイトバージョンを購入。実はあまり意味がなかったことが後に判明・・・。
原型製作は宮川武氏で造形は素晴らしいのですが、塗装はベタ塗りで立体感に乏しく、肌の部分は成型色のままのようです。一番の問題は右肩、両ひざには分割線がクッキリとでていること(´・ω・`)。最初はブーツのラインかと思ったのですが、ハイヒールの形からするとどうやら違うようです。金型の都合なのでしょうが、「アスカbunny」ではちゃんと一体成型されていたのに・・・。
とりあえず鍋で30分ほどゆでてパーツを分解。PVCフィギュアは熱を加えるとゴムのように柔らかくなり、接着剤が劣化して分解できるようになります。作業をするときは厚手のゴム手袋をしてやけどを防止します。
分解したパーツを薄め液にドボンして塗装をはがした状態。けっきょく成型色はクリーム色でわざわざホワイトバージョンを購入した意味はありませんでした(´・ω・`)。
右肩、両ひざを再接着し、分割線をシアノンで埋めました。PVCはプラモデルやレジンキットと違った軟質素材ですが、ある程度の加工は可能です。加工しにくい場合は表面にシアノンやサフを吹けばやや硬くなり加工が容易になります。
若干バランスが悪くて安定しないので、ヒザに3㎜の、台座に15㎜のネオジム磁石を埋め込みました。3㎜磁石ではやや磁力不足でしたが、ちょっと動かしただけでひっくり返るようなことはなくなりました。
塗装を落としてみるとあちこちにパーティングラインやバリが残っていたので、全体にプライマーサーフェイサーを吹いて表面処理。アイペイントはオリジナルを活かしたいので、顔だけは透明のプライマーを吹きました。
コスチュームとハイヒールはブラックで下地塗り。テカテカでこのままでもじゅうぶんきれいです。今回は赤のキャンディ塗装ですが、いつか黒のバニーガールを作ってみたいです。
ブラックの上からゴールドを塗装。この上にクリアレッドを吹いてキャンディ塗装にします。下地はシルバーでもいいのですがゴールドのほうが微妙なニュアンスがでて雰囲気があります。
最後にクリアレッドを吹いて完成!シャドー部だけ濃い目に、その他は下地の金が透ける程度に薄めに吹いてグラデーションを入れました。
肌の下地塗装。前回のさくらちゃんではタミヤのレーシングホワイトを使いましたが、少し色白すぎたので、今回はクレオスのキャラクターフレッシュ(1)を使用しました。
クリアオレンジとクリアレッドを混ぜた塗料でシャドー入れ。
がんばって細吹きをしても指の間のような狭い部分では限界があるので、はみ出した部分をメラニンスポンジで磨いて塗料を落とします。
アスカの髪はいつもはオレンジ、ブラウン系で塗装するのですが、本来は金髪であるとアニメでは設定されているようなので、今回はゴールドを使ってみました。
ブラック+クリアでシャドー入れ。せっかく塗った金色が濁ってなんだかウ〇コみたいな色に(´・ω・`)。
ハイライト部分にクリアオレンジを吹いた状態。まあ、こんなもんでしょう。
瞳のマスキングをはがし、消えてしまった眉、まつ毛、くちびる等を塗り直し。
色合いをチェックするために仮組み。太ももの色が少し薄いので、もう少しクリアオレンジを吹きました。
凝ったデザインの飾り台がついていますが、無塗装の白一色で素っ気ないものなので、クリスマスケーキのイメージで塗装をしてみました。
非常に残念なことに完成すると左手でお尻が隠れてしまいます(´・ω・`)・・・というわけで組み立て前に記念撮影。
完成!パーツの接着にはエポキシ接着剤を使用。瞬着と違って時間がかかりますが、接着力が強く多少はみ出してもエナメル系溶剤でふき取ることができるので重宝しています。