PVCフィギュア改造(キャストオフver.)
2023年12月製作開始

前回は露出度の高いフィギュアをベースにしましたが、今回は身体のラインを全て造形することにチャレンジします。ベースを何にするかいろいろ考えた結果「新世紀エヴァンゲリオン」から綾波レイを選択。かえる工房は「綾波派」でも「アスカ派」でもないのですが、なぜかアスカばかりに作っているので、今回は綾波さんに登場してもらいました。
製作記録
レビュー
パーツ分解
改造・組み立て
リペイント
フィギュア・プラモデル・ガレージキットの製作代行
PVCフィギュア改造(キャストオフver.)
2023年12月製作開始
前回は露出度の高いフィギュアをベースにしましたが、今回は身体のラインを全て造形することにチャレンジします。ベースを何にするかいろいろ考えた結果「新世紀エヴァンゲリオン」から綾波レイを選択。かえる工房は「綾波派」でも「アスカ派」でもないのですが、なぜかアスカばかりに作っているので、今回は綾波さんに登場してもらいました。
2022年8月完成
PVCフィギュア改造リペイント
フィギュアすげ替えシリーズ第4弾。ミンメイ水着ver.のアイペイントに手こずっている間に、並行してホシノ・ルリビキニver.を作製することにしました。
ホシノ・ルリ The prince of darkness プレミアムフィギュア
全高約22センチで、スケールにすると1/7程度になります。造形はなかなかいいのですが、プライズフィギュアの宿命として塗装や細部仕上げに雑なところが見られます。
綾波レイ エクストラサマービーチフィギュア
このシリーズは安価で入手できるので、リペイントの素材にするためにストックしておいたものです。写真は日焼けバージョンですが、製作には通常バージョンを使用しました。
肌の塗装
基本色としてノーツフレッシュホワイトをベタ塗りしてノーツフレッシュホワイト+ノーツフレッシュピンクでシャドー入れ。今回頭部はオリジナルのまま使用するのでできるだけ近い色になるよう注意しました。
ビキニの塗装
いろいろ迷いましたが、ビキニは結局オレンジに。基本色としてホワイト+蛍光オレンジをベタ塗りして蛍光オレンジでシャドー入れ。ボディが分解できなかったためマスキングがなかなかめんどうでした。
蛍光色はパッと明るい感じがしてカワイイのですが、いささが強すぎたようです。通常のオレンジを少し混ぜた方がよかったかもしれません。
2020年4月完成
PVCフィギュア改造リペイント
「超時空要塞マクロス」のヒロイン、リン・ミンメイ。今でもそこそこ人気があると思うのですが、フィギュア化にはあまり恵まれていません。本放送当時のものはデキが悪いし、マックスファクトリーのものは1/20と小さすぎるし、今は無きCM’sのグッコレはプレミア価格がついていて手が出ない・・・。というわけで「30thアニバーサリーSQフィギュアシリーズ」のミンメイを改造することにしました。
今回はリペイントを最小限にとどめたため、あっという間に完成。同じシリーズの合体なので非常にスムーズにいきました。
2022年3月完成
PVCフィギュア改造リペイント
中古ショップで「木之本桜クリアカード編」のPVCフィギュアを手に入れましたが、杖が破損していたので首をすげ替えてビキニ姿に改造してみました。クリアカード編には水着回がありませんでしたが、劇中に登場しても違和感がないような健康的で明るいさくらちゃんを目指しました。水着フィギュアですから全裸にするのは簡単ですが、それはまた別の機会に・・・(^_^)
木之本桜クリアカード編(EXQフィギュア)
PVC完成品フィギュアとしてはなかなかクオリティが高く、細かいモールドで衣装の質感まで再現されています。全高は約24㎝で、スケールにすると1/7程度になります。
初音ミク(Project DIVA-Fスイムウェアみずたまビキニ)
さくらちゃんに合う適当なボディをネットで検索。サイズは同じ24㎝でプロポーションや水着のデザインも中1のさくらちゃんにふさわしく値段も手頃だったので、ドナーに選びました。
PVCフィギュアは熱するとゴムのように柔らかくなり、接着剤が劣化して分解ができます。熱湯で煮沸するので、火傷防止のため作業中は厚めのゴム手袋を着用します。熱しすぎると変な形で固まってしまうことがあるので、注意が必要です。
赤で塗装するつもりですが、下地は白のほうが塗装が楽だろうと考えてホワイトバージョンを購入。実はあまり意味がなかったことが後に判明・・・。
原型製作は宮川武氏で造形は素晴らしいのですが、塗装はベタ塗りで立体感に乏しく、肌の部分は成型色のままのようです。一番の問題は右肩、両ひざには分割線がクッキリとでていること(´・ω・`)。最初はブーツのラインかと思ったのですが、ハイヒールの形からするとどうやら違うようです。金型の都合なのでしょうが、「アスカbunny」ではちゃんと一体成型されていたのに・・・。
とりあえず鍋で30分ほどゆでてパーツを分解。PVCフィギュアは熱を加えるとゴムのように柔らかくなり、接着剤が劣化して分解できるようになります。作業をするときは厚手のゴム手袋をしてやけどを防止します。
分解したパーツを薄め液にドボンして塗装をはがした状態。けっきょく成型色はクリーム色でわざわざホワイトバージョンを購入した意味はありませんでした(´・ω・`)。
右肩、両ひざを再接着し、分割線をシアノンで埋めました。PVCはプラモデルやレジンキットと違った軟質素材ですが、ある程度の加工は可能です。加工しにくい場合は表面にシアノンやサフを吹けばやや硬くなり加工が容易になります。
若干バランスが悪くて安定しないので、ヒザに3㎜の、台座に15㎜のネオジム磁石を埋め込みました。3㎜磁石ではやや磁力不足でしたが、ちょっと動かしただけでひっくり返るようなことはなくなりました。
塗装を落としてみるとあちこちにパーティングラインやバリが残っていたので、全体にプライマーサーフェイサーを吹いて表面処理。アイペイントはオリジナルを活かしたいので、顔だけは透明のプライマーを吹きました。
コスチュームとハイヒールはブラックで下地塗り。テカテカでこのままでもじゅうぶんきれいです。今回は赤のキャンディ塗装ですが、いつか黒のバニーガールを作ってみたいです。
ブラックの上からゴールドを塗装。この上にクリアレッドを吹いてキャンディ塗装にします。下地はシルバーでもいいのですがゴールドのほうが微妙なニュアンスがでて雰囲気があります。
最後にクリアレッドを吹いて完成!シャドー部だけ濃い目に、その他は下地の金が透ける程度に薄めに吹いてグラデーションを入れました。
肌の下地塗装。前回のさくらちゃんではタミヤのレーシングホワイトを使いましたが、少し色白すぎたので、今回はクレオスのキャラクターフレッシュ(1)を使用しました。
クリアオレンジとクリアレッドを混ぜた塗料でシャドー入れ。
がんばって細吹きをしても指の間のような狭い部分では限界があるので、はみ出した部分をメラニンスポンジで磨いて塗料を落とします。
アスカの髪はいつもはオレンジ、ブラウン系で塗装するのですが、本来は金髪であるとアニメでは設定されているようなので、今回はゴールドを使ってみました。
ブラック+クリアでシャドー入れ。せっかく塗った金色が濁ってなんだかウ〇コみたいな色に(´・ω・`)。
ハイライト部分にクリアオレンジを吹いた状態。まあ、こんなもんでしょう。
瞳のマスキングをはがし、消えてしまった眉、まつ毛、くちびる等を塗り直し。
色合いをチェックするために仮組み。太ももの色が少し薄いので、もう少しクリアオレンジを吹きました。
凝ったデザインの飾り台がついていますが、無塗装の白一色で素っ気ないものなので、クリスマスケーキのイメージで塗装をしてみました。
非常に残念なことに完成すると左手でお尻が隠れてしまいます(´・ω・`)・・・というわけで組み立て前に記念撮影。
完成!パーツの接着にはエポキシ接着剤を使用。瞬着と違って時間がかかりますが、接着力が強く多少はみ出してもエナメル系溶剤でふき取ることができるので重宝しています。
※レジンキットフィギュア以外に破損したフィギュアの修理やリペイント、小改造も承ります。その他に何かご希望があればご相談ください。
①おまかせコース
お客様のご希望にそって製作をしますが、完成後の変更はできませんので、塗料の種類、塗装法、塗り分け方など、こだわりの点はできるだけ細かく正確に指示してください。
②こだわりコース
まず「仮塗装」を行い、その完成写真を確認していただいた上で、色合いや塗り分けなどに修正を加えて「本塗装」を行います。費用や時間は「おまかせコース」の倍近くかかりますが、理想のフィギュアを手に入れたいという方にお勧めします。
①ガレージキットにはウレタン型から外すための離型剤が塗布されており、そのままでは塗料がしっかり定着しません。かえる工房では中性洗剤を混ぜたお湯で20分ほど煮沸して離型剤落としをします。同時にパーツのゆがみも修正します。
①グラデーション塗装
②サフレス塗装
③キャンディ塗装
④ディスプレイベースの作製