カーボン塗装

80年代以降レーシングカーやチューニングカーなどにカーボンファイバーが使われるようになり、その再現が大きなポイントになります。平板な部分には市販デカールが使えますが、複雑な曲面にキレイに貼るのはなかなか難しいです。

カーボンデカール

タミヤ カーボンスライドマーク(綾織り・極細 2)

ルーフやボンネットなど平板な場所にはタミヤのデカールが便利です。デカールの質もなかなかよく、GRヤリスのルーフに使用しました。

カーボン塗装

塗装テスト(フレッシュ系)

1.ガイアノーツ フレッシュカラーシリーズ

  価格:275円(税込) 容量:15ml

051 ノーツフレッシュ

最も標準的な肌色で、特にこだわりがなければこれ一色をベタ塗りしてもそれなりの仕上がりになります。

052 ノーツフレッシュホワイト

かなりホワイトに近い色でベタ塗りでは少し特殊な肌色になります。かえる工房の場合、擬似サフレス塗装の場合の下地に使っています。

053 ノーツフレッシュピンク

ノーツフレッシュをベースにしてシャドーを入れるときに使っています。サフレス塗装に比べて柔らかい色調になります。

054 ノーツフレッシュオレンジ

ノーツフレッシュピンク同様、色調整やシャドー入れに使います。一般的にはピンクとオレンジを5;5に混ぜて使います。

059 サフレスフレッシュピンク

クリアーピンクのような塗料でレジンの成形色を生かした「サフレス塗装」で使用します。

060 サフレスフレッシュオレンジ

サフレスフレッシュピンク同様、クリアーオレンジの塗料です。ピンクとオレンジを好みによって調色します。

  

2.クレオス Mr.カラー ラスキウスシリーズ

  CL01〜02・06〜09 価格:264円(税込) 容量18ml
   CL03〜05  価格:220円(税込) 容量10ml

CL01 ホワイトピーチ

下地に使う塗料でガイアカラーのフレッシュとフレッシュホワイトの中間くらいの色になります。

CL03 クリアペールレッド

シャドー入れの専用色でガイアカラーのサフレスフレッシュピンクに似ています。

CL04 クリアペールオレンジ

CL05 クリアペールブラウン

CL06 クリアーホワイト

パールホワイト+クリアーという感じで、仕上げ段階で明るさ調整に使います。

CL09 スムースパールコート

ラスキウスシリーズの特徴はこれ。パールホワイトのようですが、仕上げにこれをフワッとかけることで独特の質感がでます。

CL102 栗毛

茶髪系の塗装に使います。オレンジやブラウンを混食するより手間が省けてよさそうです。

ハセガワ 1/12 アニス・ファーム

2025年6月完成

メーカー:ハセガワ 原型製作:つるぎ だん

アニス・ファーム3作目。

「超音戦士ボーグマン」は30年以上前の作品ですが、当時のアニメファンの心によほど深く食い込んでいるのか、21世紀になってからも新製品が次々と発売されています・・・まあ、アニスのフィギュアだけですが・・・😅😅😅

昔のハセガワは飛行機専門メーカーのイメージでしたが、やはりそれだけでは苦しいのか、80年代にはカーモデルにも手を広げ、最近では特撮やアニメメカ、美少女フィギュアなども数多く発売しています。かえる工房も次に発売予定の「白鳥のジュン」を予約していたりします。😆😆😆

 

 

製作記録

キットレビュー

レジンパーツ

左右の脚がつながっているのが少し気になりますが、レジンフィギュアとしては標準的なクオリティで特に苦労するところはなさそうです。

瞳デカール

1/12サイズでアイペイントはきついな〜・・・と思っていましたが、ちゃんとデカールが付属していました、最近のメーカーもののフィギュアでは瞳デカール付属が一般的になっているようです。

組み立て説明書

組み立て方や塗装指示が細かく指示されています。ガレージキットでは「完成写真を参考に自由に塗装してください」というものがよくありますが、この辺はメーカーもののプライドを感じさせます。

組み立て

軸打ち

1mm真鍮線で軸打ち。小スケールだし破損しやすいパーツもないので、今回は磁石接続は行いません。

ディスプレイベース

キットにはベースが付属しないのでジャンクパーツから適当なものをチョイス。スタンド用の穴が空いていたので丸モールドパーツを接着。

仮組み

ごく普通の立ちポーズで極端なアレンジもなく面白みはありませんが、万人に受け入れられる無難な造形です。

表面処理

捨てサフを吹いて240番〜600番のヤスリで磨いて表面処理。バリや段差もわずかで特に苦労するところはありません。

塗装

塗装①

肌はガイアフレッシュ、上着は蛍光ピンク+ホワイトで塗装。髪はオレンジ、ブーツはブラウンで下地塗装をしました。

瞳デカール

瞳デカールは左目線のものを使用。筆塗りアイペイントだと全体作業の半分近く時間がかかるのにあっという間に完成です。

塗装②

髪はオレンジの下地にエナメル塗料でスミ入れをしてから、オレンジ+クレオス131赤褐色+クリアーで色慣らし。

塗装③

ブーツはブラウンで下地塗装をしてからエナメル塗料でスミ入れをして、クレオス131赤褐色+クリアーで色慣らし。

塗装④

手袋とソックスはノーツフレッシュの下地にエナメル塗料のクリアーオレンジでシャドーを入れて、雲母堂本舗CCパール(イエロー)+クリアーで本塗装しました。

塗装⑤

スカート、ジャケットは一体成形で塗装が少しメンドー。きれいにマスキングするのは無理だと判断して筆塗りに変更しました。

完成

上着はセミグロス、手袋、ソックス、スカートは光沢でクリアーコート。イヤリング、ブローチ、ベルトなど細部を塗装して完成です。

塗装テスト(グレー系)

グレー系の塗料といえばミリタリーモデルでよく使われ、特にクレオスのMr.カラーは種類が豊富でいいのですが、名称が専門的でわかりにくいので、わかりやすく一覧にしてみました。

1.クレオス Mr.カラー

  価格:220円(税込) 容量:10ml

戦車や飛行機モデルに特化した塗料がたくさん発売されていますが、名前だけではどんな色か全く分からないので、明るい(と思われる)順に並べてみました。

315 グレーFS16440

「グレー」といってもほとんどホワイトに近い色で、航空機の明るいグレーに使うものです。

11 ガルグレー

こちらも米海軍機に使われる明るいグレーですが、グレーFS16440に比べるとグレー寄りの色です。

116 RLM66 ブラックグレー

明るいところでは普通のグレーに見えますが、暗いところではブラックよりに見えます。

40 ジャーマングレー

写真では明るめに写っていますが、ほとんど黒に近いグレーです。ブラック一色では単調でニュアンスが欲しいときに使っています。

2.ガイアノーツ

  価格:275円(製込) 容量:15ml

072 ニュートラルグレー

ガイアカラーのニュートラルグレーはⅰ〜ⅴまでの5段階があり、数字が大きくなるほど暗い色になります。クレオスと違って汎用カラーなので光沢色になります。

アニス・ファーム(私服ver.)

2024年11月完成

メーカー:MERSA  原型製作:MERSA

『セーラームーン』、『カードキャプターさくら』、『エヴァンゲリオン』ばかりに偏りがちなので、今回はガラッと趣向を変えて『超音戦士ボーグマン』のヒロイン、アニス・ファーム😆😆😆!菊池通隆氏のキャラクターデザインはなかなか魅力的で、いつか作りたいと思っていましたが、まさか21世紀になってこんなに次々と新製品が発売されるとは思ってもみませんでした。

 

80年代には「アニメは子供のもの」という常識から脱却しようと先進的な設定やデザインの作品が次々と制作されましたが、そのほとんどが「意余って力足らず」という感じで、この『ボーグマン』もヒロインのアニスは非常に可愛いのですが、アニメ本編はストーリーも作画も非常に微妙で、脳内補完しながら鑑賞する必要がありました。😅😅😅

 

製作記録

今年初めに「模型サークルEBO」のキットに手をつけ始めたのですが、あまりのデキの酷さにMERSAさんのキットに変更しました。MERSAさんのフィギュアはデフォルメのキツいものが多くてあまり好みではないのですが、この製品はバランスがよく、キッチリ服を着ているのにエロチックな造形が気に入っています。

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ数は本体が24点と椅子(?)パーツが5点。材質は一般的なレジンキャストキットですが、成形は非常にキレイです。スケール表記はありませんが、頭部やボディのサイズからするとおおむね1/5〜1/6ぐらいになります。

仮組み

パーツの精度が非常に高く、バリや段差ズレもほとんどなく、特に修正をしなくてもパチピタで組み上がります。

つま先の湯口

成形上、唯一気になったのはつま先に湯口があること。このキットのチャームポイントで造形的にも微妙な部分なので、ここはなんとかしてもらいたかったところです。

ディスプレイベース

パーツ一覧

パーツ数は5点。シンプルな構成ですがメカ部分に細かいモールドが入っていてなかなか凝っています。

湯口の成形

湯口は後ろの目立たないところにありますが、モールドがなくて寂しいので、ディティールパーツを適当に接着しました。

塗装

クレオスのレッド、クレオス316ホワイトFS17875で塗装。メカ部分はブラック→ライトガンメタル→アルミシルバーで立ち上げ塗装。レッド部分はレッド+クリアブルーでシャドーを入れました。

完成

パーツを組み立てて、エナメル塗料筆塗りで細部塗装をして完成。今回はフィギュア形状が特殊で、作業台が使えないのでディスプレイベースを先に完成させました。

組み立て

磁石接続

今回、磁石接続は少なめです。腰と両肩以外に、髪にもネオジム磁石を埋め込んで脱着可能としましたが、写真を撮り忘れてしまいました。😅😅😅

表面処理①

捨てサフを吹いて120番〜600番のヤスリで磨いて表面処理。肌部分はサフレス塗装をするので特に念入りに磨きました。

表面処理②

、パーツ成形は概ね良好ですが背中のセンター線に若干スキマができるのとぬいしろの部分のモールドが甘いので瞬着パテで修正して掘り直しました。

塗装

肌の塗装

肌部分はサフレス塗装。塗装面を念入りに磨いてからマルチプライマー→サフレスピンク+サフレスオレンジで塗装。今回はサフレスピンクを強めにしてみました。

スカートとシャツの塗装

スカートはブラック+グレー(少量)で塗装してクリアパープルでコーティング。シャツは蛍光ピンク+ホワイトを基本色として、基本色+クリアレッドでシャドーを入れました。

ソックスの塗装

ソックスはノーツフレッシュで下地塗装をしてからクリアオレンジでシャドー入れ。仕上げに雲母堂本舗CCパール(イエロー)+クリアイエローカラーでコーティングしました。

ジャケットの塗装

アニメ本編ではジャケットはもっと白っぽい色ですが、メリハリがなくなるように感じたので、完成見本を参考に紫を強めにしました。手袋?はソックスと同じカラーで塗装しました。

ジャケットのエリの塗装

エリはスカイブルーで塗装。ほとんどのパーツが色ごとに分割されているので、塗装作業は実にスムーズに進みました。

ソニックレシーバー

クレオス SM208 スーパージュラルミンで塗装。メッキ感がよく出て最近お気に入りの塗料です。銀一色では少し寂しいのでセンサー部?にクリアレッドで差し色を入れました。

髪の塗装

レッドブラウン+オレンジ+ホワイト(少量)で基本塗装をして、基本色+レッドブラウンでシャドー入れをしました。

アイペイント①

レッドブラウンでまゆとまつ毛を、オレンジ+ブラウンでアイラインと黒目の輪郭を描き込み。

アイペイント完成

瞳孔、虹彩、ハイライトを入れてアイペイント完成。肌はフラットクリアーでコートし、瞳はUVジェルクリアで仕上げました。今回、他の依頼品の作成で忙しかったので、過程写真は省略しました。

後頭部

後頭部の小さなポニーテール?とリボンは別パーツ。髪を上下脱着できるようにリボンは上パーツに、ポニーテールは下パーツに接着しました。

完成

非常にデキのいいキットだったので、全くストレスなく製作できました!今回は磁石接続は髪、肩、腰の三か所だけ。ディスプレイベースはダボに差し込むだけですが、バランスがいいので全く問題ありません。

塗装テスト(シルバー系)

ミニカーリペイントでシルバー系希望のお客様が続いたので、各社から発売されているシルバー系塗料をテストしました。特にタミヤはバイクやF1モデルを意識しているのか、シルバー系の塗料が非常に豊富です。

1.タミヤ ラッカー塗料

  価格:220円(税込) 容量:10ml

LP-38 フラットアルミ

その名の通りつや消しのアルミ色ですが・・・なんというかシルバーではなくコンクリートのようなグレーに見えます。エナメル塗料のフラットアルミはちゃんと金属感があるのですが・・・(−_−;)

LP-48 スパークリングシルバー

一般的なシルバーに比べて発色がよくキラキラしています。カーモデルのシルバーボディに似合いそうです。

LP-63 チタンシルバー

やや金色がかったシルバーです。その名の通りチタンパーツを多用したバイクやカーモデルに重宝します。

LP-70 アルミシルバー

通常のシルバーに比べると白っぽい色合いです。LP-38 フラットアルミはつや消しがキツすぎるので、アルミシルバーを混ぜることで調整ができます。

LP-72 マイカシルバー

メーカーHPには「若干の青味を含んだ明るい銀色」とありますが、塗装テストのピースを見る限り金色がかっているように見えます。

2.クレオス Mr.カラー

  価格:220円(税込) 容量:10ml

159 スーパーシルバー

特にクセのないシルバーですが、クレオスの通常のシルバーに比べるとやや高級感があります。

SM208 スーパージュラルミン

メッキ塗料ではありませんが、金属感のあるシルバーになります。Mr.カラーのスーパーメタリック2シリーズは発色に高級感があってなかなかいい感じです。

3.フィニッシャーズ カラー

  価格:420円(税込) 容量:20ml

ライトガンメタル

明るめのメタリックグレイでハコスカなどにピッタリです。タミヤのメタリックグレーがつや消しなので、光沢塗装にはこれを使います。

1/7 アニス・ファーム(すわりアニス) 

2024年1月製作開始(現在休止中)

メーカー:EBO 原型製作:模型サークルEBO 定価:12,000円

メーカーの模型サークルEBOさんはアニスがお気に入りのようで、「すわりアニスver.」の他に「テニスver.」「スイカわりver.」「レオタードver.」「あいどるver.」「バニーガールver.」「タンキニver.」などが発売されています。外箱は最近のガレージキットとは思えないほどショボイもので、完成写真も組み立て説明書もないという実に男らしい仕様です。(^∇^)

その後、仮組みを進めましたがとんでもなくひどいキットであることが判明。パーツの合いが非常に悪いのですが、3Dレジンはカチカチで削りにくいというシロモノ。かなり手間がかかりそうですが、現在、精神的にキツイ状態なので元気になったらいつか完成させるつもりです。

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ数は11点。髪はクリアーパーツで、巨大なガチャポンのようなディスプレイベースが付属。3Dプリンター出力キットで「スタンダードフォトポリマーレジン」というものを使っています。通常のレジンより硬くベタついた素材です。かえる工房は初体験ですが、うまく料理できますかどうか・・・。

組み立て

塗装

サイレンスグレイブ

ディスプレイベース

1/8 結城奈緒 制服ver.

2023年4月完成

メーカー:グレインズワークス 原型製作:ぶんめい

久々にフィギュアの依頼品が入りました。ロボットアニメの老舗サンライズ制作の「舞-HiME」に登場する12人のHiMEの一人、結城奈緒ちゃんです。

「舞-HiME」は名前だけは知っていましたが未見だったので、Amazonプライムで無料の第1話のみ視聴。「仮面ライダー龍騎」を美少女キャラに置き換えて、前半はラブコメ、後半はHiME同士のバトルロワイヤルといった内容のようです。依頼品の結城奈緒ちゃんはサブキャラですが、結構人気があるようでフィギュアも複数発売されています。家族の不幸をきっかけに人間不信に陥り、一人美人局をする不良少女という設定で「まどか☆マギカ」でいうと杏子ちゃんポジションにあたるのかな?無料配信のサイトがあればいずれ全話視聴してみようと思います。

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ数は27点。組み立て説明書のほかになぜかカラーパンフが3セット付属しています。同じグレインズワークスのシェリスと同様キレイな成形で、気泡やパーティングラインの段差などはほとんどありません。

表情パーツ

好みに合わせて表情が違う3種類の顔パーツが選択できます。今回はいちばん右を使用します。

腕と指パーツ

ガラケーを持った通常の指と爪のエレメントを発現させた指が選べます。それに合わせて腕も2種類付属。

組み立て

離型剤落とし

中性洗剤を混ぜた熱湯で20分ほど茹でて離型剤落とし。念のため奥まった部分は歯ブラシで磨きます、

髪の組み立て

とりあえず左右の後ろ髪を接着。髪の前後も接着する予定ですが、作業上の効率を考えて、磁石接続にしました。

首部の組み立て

頭部に2mm真鍮線とネオジム磁石を埋め込んで脱着可能に。タートルネックの部分も軸打ちをしましたが、完成時に接着する予定です。

右腕の組み立て

肩に2mm真鍮線とネオジム磁石を埋め込んで脱着可能に。爪と手首には1mm真鍮線を埋め込んでおき完成時に接着します。

左腕の組み立て

右腕と同じように肩に2mm真鍮線とネオジム磁石を、爪と手首には1mm真鍮線を埋め込み。

腕のすり合わせ

依頼者様のご希望で右腕はツメ指用、左腕は通常指用のものを使用。右腕はほとんど同じに見ますが、微妙に形状が違い、左腕に干渉するヒジの部分がえぐられています。

腕のすり合わせ

何度も仮組みをして腕の干渉する部分を少しずつ削ってすり合わせをしました。

腰の組み立て

上半身、スカート、下半身を2mm真鍮線で貫通。3mmネオジム磁石を埋め込んで上半身を脱着可能にしました。

足の組み立て

靴と足は2mm真鍮線を埋め込んで完成時に接着。太ももとパンツも接着する予定ですが、作業の効率を考慮して磁石接続にしました。

仮組み

ヒジのすり合わせに少し手間がかかりましたが、なんとかキレイにおさまりました。

仮塗装

今回は「こだわりコース」のご依頼ですので、いったん仮塗装をして依頼者様にチェックしていただいたうえで修正を加えて本塗装を行います。

エリのV字ゾーン

早速チョンボを発見。上着のV字部分はエリと同じ色に塗り分けるのを忘れていました・・・(´・ω・`)

手のひらの塗り分けとツメの色

手のひらの肌色部分も塗り忘れ。ツメの色はもう少し赤みを強くするようにとのご希望だったので。本塗装で修正します。

本塗装

塗装の剥離

仮塗装のチェックが終わったのでシンナー風呂にドボン。いつもなら失敗した時の作業でワジワジした気分になりますが、今回は予定通りの工程なのでむしろスガスガしい気分です!d(^_^o)!

下地塗装

モールドの甘いところを掘り直し、表面の細かいキズ消してから、プライマーサーフェイサーで下地塗装。

肌の塗装

ガイアノーツのノーツフレッシュホワイトで基本塗装をして、サフレスオレンジ+サフレスピンクでシャドー入れ。

アイペイント①

髪と同色でまゆを描き込み。ホワイトで白目、前歯を塗装しました。

アイペイント②

シアン+マゼンタでアイラインと黒目のフチを描き込み

アイペイント③

蛍光グリーンで虹彩を塗装。二重のラインを描き込みました。

アイペイント④

瞳孔と黒目のシャドーを入れてアイラインを微調整。

アイペイント⑤

瞳にハイライトを入れ、唇に薄くピンクをのせて完成!

下半身完成

ホワイト+パープルでストッキングを、ブラウンで靴を塗装してシャドー入れ。ストッキングはセミグロスで、靴はグロス仕上げにしました。

上半身完成

アンダーシャツはレッドブラウンの下地にクリアーブラックでシャドー入れ、上着はホワイト+パープルで塗装しました。

指とツメ

依頼者様の希望で指とツメの色は仮塗装よりグッと暗めに調整しました。

髪の接着

顔の部分をマスキングして髪の前後を接着。接着線を処理してからタッチアップをします。

ディスプレイベースの製作

木製デコバージュ

ディスプレイベースはいくつかの候補から依頼者様に選んでもらって、円形の木製デコバージュを使用することになりました。

椅子の組み立て

椅子は上下2パーツ構成。負荷のかかる部分なので2mm真鍮線と1mm真鍮線でガッチリ接着します。

椅子の接続

椅子を固定できるように2mm真鍮線で接続。

下地処理

霧吹きで木製ベースを湿らせて一晩乾燥。ケバダチを240番のヤスリで落として砥の粉で目止め。砥の粉と水を1:1で混ぜたものを表面に塗り付け。ウェスで磨くようにして半乾きになった砥の粉を木目に擦り込みます。

ニス塗り

目止めが完了したベースにハケで水性ニスを塗布。陰干しをして乾燥したらヤスリで研ぎ出し。これを何回か繰り返して色付けとツヤ出しをします。

本塗装

クレオスのパープルをそのまま吹き付け。高級感のある光沢を出すためウレタンクリアーでコーティング。