2025年2月完成
次のご依頼品はマクラーレンM23。といってもチャンピオンのジェームス・ハントではなく、ゼッケン40のジル・ヴィルヌーヴ車とマニアックな選択です。ヴィルヌーヴは1977年のイギリスGPでマクラーレンのサードドライバーとしてF1デビューしました。結果は11位と振るいませんでしたが、この時の走りがエンツォ・フェラーリの目に留まり、同年カナダGPからからフェラーリ312T2のシートに座ることになりました。
M23は2度もチャンピオンを獲得し、映画の『ラッシュ/プライドと友情』ではフェラーリ312T2と並んで主役となった名車ですが、ウェッジシェイブボディ、サイドラジエーター、コスワースDFVエンジンと70年代キットカーの典型で、これといった特徴がないせいか、ネットで検索してもプラモデルやミニカーの情報しかないのに驚いてしまいました。😵😵😵
製作記録
中古品ながら比較的程度はいいのですが、ドライバーフュギュアを外してボディをクリアーコートして欲しいというご依頼です。かえる工房はレーシングマシンはドライバーとワンセットで捉えていて、ヴィルヌーヴがなくなってしまうのは寂しいのですが、ドライバーを乗せないのが最近の流行のようです・・・😢😢😢
分解
パーツ一覧
センターカウルとインダクションポッドは脱着可能・・・というか載せてあるだけです。
シャーシ裏
シャーシはビスで固定されていますが、よく見るとダボの合わない部分を無理に押し込んでいてシャーシが歪んでいます。・・・まあ、「made in china」ですから・・・。
シャーシ分解
部分的に接着されていましたが、ビスを外すとシャーシとフロント足回りはわりと簡単に分解できました。
ボディ分解
本当はエンジンユニットも分解したほうがいいのですが、固定用のネジがエンジン内部に隠されているようで、これ以上イジると破損しそうなのでマスキング塗装で対応することにします。
コクピット分解
ボディからコクピットを外してドライバーフィギュアを分解。ドライバーのお尻の下に固定用の大きなダボがあります。
改造
タミヤ1/20キット
M23のコクピットの詳しい資料がないので、タミヤのキットを参考に改造します。
シート&消化器
シートの省略された前半分をプラ板で作製。プラパイプを半分にカットしたもので消火器を作りました。
パテ盛り
プラ板で作った芯にポリパテを持ってシートの形状に削ります。
塗装
シートと消化器を塗装してコクピットに仮組み。まあまあ雰囲気が再現できたでしょうか?
シートベルト
金具はホビーデザイン1/18シートベルトセットを使用。ベルトは鉛板を切って製作します。
シートベルト
エッチングパーツの金具とシートベルト用の紙が付属。残念ながらデカールは付属しません。M23のシートベルトは青なので鉛板で製作する予定です。
説明書のミス
組み立て説明書のミスを発見。6点式シートベルトなのに金具が5つしかありません。かなり悩みましたが、どうも赤丸の二股パーツを使うようです。
組み立て完了
0.25mmの鉛板を2.8mm幅にカットして、エッチングの金具を通して組み立て。鉛板を正確に2.8mmにカットするのが難しく、けっこう時間がかかりました。
リペイント
マスキング
どうしてもこれ以上分解できなかったので、エンジン周りマスキングをしてクリアーコートをします。
クリアーコート
フィニッシャーズのオートクリアーでクリアコート。思ったよりデカールが弱くて下手に厚塗りをする溶けてしまうので、慎重に薄塗りを繰り返しました。
研ぎ出し①
デカールのシワや欠けた部分を修正する作業を何度も繰り返したため非常に時間がかかりましたが、ようやく研ぎ出し作業にたどり着きました。
研ぎ出し②
1000番〜3000番のヤスリで研ぎ出しをしてから、タミヤのコンパウンド粗目→細目→仕上げ目で磨いてから、ハセガワのセラミックコンパウンドで仕上げ。だいぶツヤが出てきました。
コクピット完成
ボディのツヤ出しが完了したので、改造したシートを接着。あとは分解したパーツを組み立てれば完成です。