1/43 TOYOTA BJ75 Maison du Café Paris Dakar 1988

メーカー:GAFFE

2023年7月完成(No.45)

ランクルシリーズ第5弾はBJ75です。「BJ75」というのはの70系モデルにB型ディーゼルエンジンを積んだロングホイールベースヴァージョンということで、「Maison du Café」というのはフランスのコーヒー屋さんでこの車のメインスポンサーのようです。

前回作ったLJ73 YAMATOと比較。同じ70系ですが、メーカーが違うせいかかなり印象が異なります。GAFFEのキットはDan’s modelやMINI-RACINGに比べるとモールドが細かくて精密感がありますが、カチカチで割れやすいレジンがどうにも馴染めません。(−_−;)

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

デカールは比較的状態がいいですが、組み立て説明書は完成写真のみで、組み立てかたは自分で考えなければなりません。

小パーツ一覧

主要パーツは揃っているようですが、組み立て説明がないので、どこに使うかよく分からないパーツもあります。

欠品パーツ

完成写真と照らし合わせると灯火類など細かいパーツが欠品していることが判明。中古のジャンクキットなのか?もともとこういう仕様なのか?

組み立て

フロントサスの破損

気をつけていたはずなのに早速破損が・・・(−_−;)。ボディとシャーシのすり合わせをしている時に力を入れすぎたのか、フロントサスがポッキリイってしまいました!(◎_◎;)。

シャーシの組み立て

折れてしまったサスを瞬着で補修してからシャーシの組み立て。エンジン、ドライブシャフトなどを接着します。タイプは違いますが以前作ったFJ60とほぼよく似たパーツ構成です。

コクピットの組み立て

ダッシュボードやシートはおそらくFJ60と共用パーツ。コクピット後部にメタル製のロールバーがつきます。

仮組み完了

主要パーツの仮組み完了。パーツの精度が低いので、四輪がきちんと接地するように何度も調整しました。

フロントウィンカーの自作

フロントウィンカーのパーツが欠品していたので、プラ板で作製しました。

ルーフのランプ自作

ルーフ右前につくランプも欠品していたので、ジャンクパーツから似た形のもを加工して接着。

リアバンパー

リアバンパーはなぜか2種類付属していましたが、依頼者様のご希望で下のロールバー風のものを使用。ボディとのスキマが広すぎるのでステーの部分を少しカットします。

塗装

表面処理

ボディ表面の荒れを磨いてプライマーサーフェイサーで下地塗装。

本塗装

完成写真ではダークブルーのようにも見えますが、依頼者様のご希望でブラックで塗装しました。

デカールはり

ボディ後部にはコーヒーを飲むお姉さんのイラストがデカデカと描かれます。デカールの質は比較的しっかりしていてスムーズにいきました。

シャーシ完成

内装はセミグロスブラックで、シートベルトはレッドで塗装。コクピットのロールバーは、完成するとほぼ見えなくなります・・・(⌒-⌒; )

フロントグリル

フロントグリルはセミグロスブラックで塗装。「TOYOTA」マークが入っていないと思ったのですが、デカールが付属していました。

フロントバンパー

例によってナンバープレート?のパーツが付属しないので、0.5mmプラ板を切り出して作製。ロールバー、フォグライトを接着してから塗装、デカールはり。

1/43 TOYOTA FJ60 PARIS DAKAR 1986

メーカー:GAFFE

2023年4月完成

1/43ガレージキットの製作依頼が入りました。GAFFEのキットは初めてですが、パーツ数は少なめでボディにはカチカチのレジンで表面がベトベトしています。同じフランスのメーカー、TENARIVのリジェJS7を作ったことがありますが、それとよく似た感じです。リジェを製作したときはカチカチのレジンがパキパキ折れたり、劣化したデカールがバラバラにちぎれたり苦労させられましたが・・・(´・ω・`)

製作記録

TOYOTA FJ60は1986年のパリ・ダカールラリー出場車のようですが、かえる工房はそちら方面は疎く、ネットで検索してもこの個体についての情報はほとんど見つからず、頼りになるのは完成写真一枚とペラペラの説明書一枚だけです・・・(´・ω・`)

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ数は約30点。エンジンレスで足回りやコクピットも簡素な作りで、エブロの1/43ミニカーなんかとよく似た構成です。

ボディパーツ

国産ガレージキットと違って焼き物のようなカチカチのレジンで成形されていて離型剤?で表面がベトベトしています。バキュームフォームのウィンドウは精度がイマイチですり合わせが大変そうです。

その他のパーツ

ホワイトメタルの小物パーツとゴム製タイヤ。ダッシュボード、シート、デファレンシャルギア、ドライブシャフトは着色済みのレジンのようです。

デカール

いちばんの懸念はデカール。かなり劣化が見られます・・・。以前作ったTENARIVのデカールは水につけるとバラバラになって繋ぎ直すのにかなり苦労しましたが、さて・・・(´・ω・`)

説明書(表)

上段はフランス語、下段は英語の説明。念のため辞書を片手に読んでみましたが、レジンキットの組み立ての基礎知識とおおまかな塗装指示が書いてあるだけでした。

シフトレバー&消化器

組み立て説明図にはシフトレバーと消化器を接着するように指示されていますが、パーツの中にありませんでした。販売店のHP写真にも写っていないところを見ると不良品というよりメーカーが最初から入れ忘れていたようです。海外製キットあるあるですね・・・(−_−;)

説明書(裏)

車体の四面図、これを見てデカールをはれ・・・ということなのでしょうが、白黒なので塗りわけかたがよく分かりません。

組み立て

レジンパーツの洗浄①

中性洗剤で煮沸すると表面のベタベタはキレイに落ちましたが、説明書にはアセトンで洗浄するように書いてあったので念のためこちらも試してみました。

レジンパーツの洗浄②

「in aceton for a few minuts」と指示されていたので、5分ほどつけ置き。アセトンは引火性が強いので火気厳禁。臭いもキツイので、屋内で作業する場合は換気に注意しましょう。

シート、ダッシュボードなど

おそらく黒に着色済みのレジンで成形されているようですが、アセトンで脱脂すると塩を吹いたかように真っ白に・・・。どうせ塗装をするので問題ありませんが。

シャーシの組み立て

フロントサス、ドライブシャフトなどを接着。車軸を通す穴がきちんと開いていないので、掘り直しましたが・・・ドリルが通る時のテンションでリアサスの一部が欠けてしまいました・・・・( ´△`)・・・瞬着で補修できましたが、フランス人はなんでこんなにカチカチのレジンが好きなのでしょうか?・・・。

車軸の調整

ホイールに車軸のはまる穴をあけて仮組みをしましたが、少し長すぎました。これ以上穴を深くすると貫通してしまう恐れがあるので、車軸を5mmほどカットしました。

前後バンパーの調整

前バンパーは取り付けダボがボディの穴と微妙にずれていて左側が下がってしまうため修正。リアバンパーは取り付け位置がかなりズレていたのでダボをカットして真鍮線で作り直しました。

サイドミラーの調整

ホワイトメタル製のサイドミラーはステーの長さが左右で違いますが、自分で適当な長さにカットして使うようです。ミラーの取り付け穴が狭いのでドリルで広げたら、またしてもパーツの欠けが(o_o)。欠けたパーツをプラ板で新造して補修しました。

主要パーツの仮組み

ウィンドウの合いがイマイチですが、その他は特に問題なし。ボディ表面のモールドは割とキレイでヒケやバリはほとんどありませんでした。

塗装

下地塗装①

1/24用の塗装台ではサイズが合わないので、コンビニに行って「ソルマック胃腸液プラス」を購入。別に胃は悪くないのですが・・・。プライマーサーフェイサーを吹いて下地処理。

下地塗装②

本塗装の発色を良くするためにガイアノーツのピンクサーフェイサーで下地塗装。

本塗装

ボディはクレオスのピンクで、バンパー、フロントグリルはフィニッシャーズのファンデーションホワイトで塗装。

デカール補強

デカールは劣化の心配があったので、タミヤのアクリルクリアーをさっと吹いて30分ほど乾燥。

デカールはり

細かい部分が少し切れたりしましたが、概ねキレイにはることができました。見た目はヨレヨレでしたが国産キットより質の良いデカールを使っているようです。d(^_^o)

シャーシの塗装

シャーシ全体はセミグロスブラックで、タイヤハウス内部はホワイトで塗り分け。

シャーシ完成

セミグロスブラックで内装を塗装。タイヤをつけてシャーシ完成!

フロントグリル

ホワイトで塗装。ヘッドライト部にはミラーフィニッシュで裏打ちしたレンズを接着。グリル中央には「TOYOTA」のエンブレムが付くはずですが、キットには付属していないので残念ながらエンブレム無しで仕上げます。

リアプレート

リアバンパーにはプレートがつくようですが、例によってパーツが付属していないので、0.5mmプラ板を切り出して作成。

リア周り

完成したプレートをリアバンパーに接着。上部に並ぶオレンジのランプはキットのパーツのデキが悪いので、WAVEのHアイズ4の2.0mm角を使用しました。

次の依頼品は同じランドクルーザーの70系になります。