PLAMAX 1/20 カメラマン

アイルトン・セナのロータス99Tを取り囲む観客のカメラマンの製作依頼が入りました。

キットはマックスファクトリーから発売されている「PLAMAX 1/20 MF-49谷口信輝」ですが、今回はオマケのカメラマンのみ製作。同社の1/20フィギュアには前から興味がありましたが、実際に製作するのは今回が初めてです。

キットレビュー

一昔前のインジェクションキットのフィギュアはモールドがダルダルで棒立ちのマネキンみたいなものばかりでしたが、いつの間にかずいぶん技術が進歩したようです。

メーカーページでもアピールされていますが、今までのキットでは考えられない異次元のパーツ割り。胴体は接合線が目立たないラインで4分割されているのですが、この状態で見ると何のパーツか想像もつきません。

製作

仮組みをしてみましたが、カメラバッグが重すぎるようで、すぐに尻もちをついてしまいます。というわけで右足の付け根をくり抜いて鉛玉を仕込みました。

重心が右によって簡単に傾くことは無くなりました。完成写真ではシュッとしたカッコいいカメラマンに見えますが、実際には小太りで天パーのおじさんです。

パーツの合いがいいし、モールをツブしてしまわないようにパーティングライン消しはほどほどに。サーフェイサー、ベースホワイトで下地塗り。肌とズボンはガイアカラーのノーツフレッシュオレンジで塗装。

シャツ、ズボン、カメラバッグなどをエナメル塗料で筆塗り。

顔の細部塗装を行い、クリアオレンジで肌にスミ入れ。グッと立体感が出てきました。残念ながら完成するとカメラに隠れてほとんど見えなくなりますが・・・(´・ω・`)

カメラや腕時計などの細部塗装をして仕上げにツヤ消しクリアをかけて完成!本当は服にもシャドーやハイライトを入れたほうがいいのですが、今回はお手軽コースとしてのご依頼ですのでここまでとします。

完成!(^O^)

タミヤ1/12マクラーレンMP4/6

2021年7月完成

●クリックすると画像を拡大できます。

製作記録

今回の依頼品はタミヤの1/12マクラーレンMP4/6のリペイント。「McLaren」ロゴを「Marlboro」に貼り替えようとして塗装面を傷つけてしまったそうで、傷ついた塗装面をリペイントしデカールを貼り直すだけのお手軽コースです。

ボディのリペイント

デカールをはがす際にナイフか何かを使ったようで結構な傷がついていたので、240番のやすりで磨いてデカール落としとキズ消しを行います。ボディサイドは状態が良かったので、元の塗装を生かしました。

マルボロレッドとボディサイド部をマスキングしてサーフェイサー→ベースホワイトを塗装。400番〜600番で磨いてからフィニッシャーズのファンデーションホワイトで塗装。

マスキングをはがした状態。まあまあうまくいきましたが、塗装が若干ヨレた部分をタッチアップして塗装完了。

デカールは純正品と社外品のタバコデカールを使用。社外品デカールは印刷も鮮明で非常に質の良いものでした。国産キットはなべてデカールが貧弱なものが多いですが、特にレーシングカーの場合はもう少しデカールにこだわって欲しいものです。

ネットの画像を参考にしてデカールを貼り付け。本当はこの後クリアーをかけて塗装の段差消しとデカールの保護をした方がいいのですが、今回はお手軽コースなのでここで完成とします。

ヘルメットのバイサー作製

今回のもう一つの依頼はドライバーのヘルメットにバイザーをつけるというもの。たしかにキットのままでは顔が丸出しでちょっとマヌケ・・・。

ヘルメットから型取りをして0.3mm透明プラ板を切り出し。ドライヤーで熱して丸みをつけました。

テープで仮止めして雰囲気を確認。なかなかいい感じです。バイザーの裏からスモークを吹いてドライバーの顔が見えなくなるくらいにしました。

エポキシ接着剤で接着して完成!バイザーは固定式ですが、ヒンジの部分に虫ピンを埋め込んで可動しそうな雰囲気にしてみました。

(^O^)完成!

上がリペイント前、下がリペイント後です!

カーモデル製作

※プラモデル以外にレジンキットやタメオ等のメタルモデルの製作も承ります。その他、特にご希望があればご相談ください。

基本メニュー

①おまかせコース
明らかなミスやごく簡単な修正は無料で承りますが、微妙な形状や色合いについてはこちらにお任せいただきますので、事前にできるだけ正確な指示をお願いします。
作業開始後の依頼内容変更は追加料金が発生します。

②こだわりコース
作業内容はおまかせコースと同じですが、工程ごとにチェックしていただき、微妙な形状や色合いなどをお客様が納得いくまで修正します。費用も手間もかなりかかりますが、理想通りの完成品を手に入れたいお客様にオススメします。

①仮組み

主要パーツの仮組みをして、パーツのの合いやバランスをチェック。合いの悪い部分を調整します。

②表面処理

捨てサフを吹いて240〜600番のヤスリで磨いて接着線やバリやヒケをなめらかにします。表面状態がいいキットの場合はサーフェイサーの代わりにフィニッシャーズのファンデーショングレイを使用します。

③塗装

塗装色に合わせた下地塗装をしてエアブラシで主要パーツを塗装。作例の場合はファンデーショングレイ→ホワイト→マスキング→ブルーで塗装しました。

④デカールはり

デカールが古い場合はクリアーコートで補強してから使用します。タバコデカールがついていないキットの場合はサードパーティーから発売されているデカールを使用します。

クリアーコート

カーキットの仕上がりはボディ塗装の良し悪しが大半を決めます。お客様のご予算に合わせてご希望のコースをお選びください。

①クリアーフィニッシュ1

ラッカークリアーでボディの塗装面をコーティングしてデカールのハガレ防止をします。この状態でも十分な光沢が出ますが、研ぎ出しを行わないので、表面に若干のうねりが残ります。

②クリアーフィニッシュ2

ラッカークリアーでコートをした上で塗装面を1000番〜3000番のヤスリで研ぎ出し、コンパウンドとモデリングワックスで仕上げます。

オプションメニュー

ドライバーフィギュアの製作

写真はタミヤの1/20ジョディ・シェクターです。スーツ部にドライブラシをかけて立体感を強調。ヘルメットにシールドを追加することもできます。

ディスプレイケースに固定

本体とベースをネジ止めで固定します。同じモデルでもディスプレイケースに入れて飾ると高級感が1〜2割アップします。また、運送中の破損防止にも役立ちます。

オリジナルナンバープレートの製作

写真は某スーパーカー漫画のマシンをコピーしたものです。自分の愛車と同じナンバーのモデルを手にいれることができます。

エアファンネルカバーを追加

プラモデルでは通常省略されるエアファンネルカバーも製作できます。

エンジンにプラグコードを追加

詳細な資料をご提供いただければプラグコード以外の配線やパイプの追加も承ります。

メッキ塗装

メッキパーツのメッキを落とし、パーティングラインや接着線を消した上でメッキ調の塗装をします。

エッチングパーツを使用

プラモデルではF1マシンの翼端版などがどうしても厚ぼったくなります。シャープな雰囲気をを再現するならエッチングパーツの使用が有効です。

カスタムバイクの製作

写真はタミヤの1/12RZ350をベースにアオシマのXJR400の足回りなどを組み込んだものです。適当なキットがあればミキシングビルドも可能です。

※ごく簡単な作業であれば基本メニューの料金内で行います。