No.62 大怪獣総進撃 メカゴジラⅡ号

2023年12月製作開始(予定)

メーカー:WAVE 原型製作:酒井智史

次の依頼品はまたしてもWAVEの「大怪獣総進撃」シリーズの「メカゴジラⅡ号」です。

メカゴジラはキングギドラ、ガイガンと並ぶ東宝怪獣映画の悪玉で、初登場は「ゴジラ対メカゴジラ(1974年)」。メカゴジラⅡ号は翌年、昭和ゴジラ最後の(厳密には違うけど)作品、「メカゴジラの逆襲」に登場しました。メカゴジラはこの後、姿や設定を変えつつ平成の「VSシリーズ」「ミレニアムシリーズ」にも登場し続け、「レディ・プレイヤー1」「ゴジラvsコング」といったハリウッド映画にも出演するなどなかなかの人気怪獣です。

WAVEの「大怪獣総進撃」シリーズは3作目になります。全高約50mmとごく小さいサイズのホワイトメタルキットで、今回も無改造ベタ塗り塗装で製作します。

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ数は全9点。秘密基地のドッグをイメージしたディスプレイベースが付属します。

組み立て

軸打ち

1mm真鍮線で両手両足に軸打ちをしました。

ディスプレイベース組み立て

こちらはパーツが薄くて軸打ちが難しいので、接着剤をたっぷりつけてマスキングテープで一晩固定。

組み立て完了

ワイヤーブラシで表面を磨いて組み立て完了。

塗装

No.56 大怪獣総進撃 サンダ対ガイラ

2023年10月完成

メーカー:WAVE 原型製作:酒井智史

次の依頼品はWAVEの「大怪獣総進撃」シリーズ「サンダ対ガイラ」です。

「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ(1966年)」は東宝が「ラドン」「バラン」「モスラ」など、ゴジラに続く新怪獣を生み出そうと試行錯誤をしていた頃の作品の一つで、東宝・円谷怪獣としては珍しく「人を食う」ことがはっきり描写されていてホラー色が強いのが特徴です。

モスラやラドンはその後ゴジラシリーズのゲストとしてたびたび登場しますが、「フランケンシュタイン」の版権に引っかかるためか、サンダとガイラの再登場はいまだにありません。人間のプロポーションに近い着ぐるみは格闘演技がやりやすく、後の「ウルトラマン」に繋がったという説があります。

WAVEの「大怪獣総進撃」シリーズは全高約50mmとごく小さいサイズで、今回もお手軽コースでの製作依頼でしたが、単色ベタ塗りではあまりにも単調なので、少しシャドーとハイライト入れてみました。

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ数は全5点。シッポやツノのない人型怪獣なので造形は実にシンプルです。

組み立て

パーツの軸打ち

接着するだけでは強度が足りないので、軸打ちをします。腕には0.5mm、足には0.8mmの真鍮線を埋め込みました。

仮組み

とりあえず仮組みをしてポーズや体の向きを確認。ダイナミックなレイアウトで小さいながらもなかなかの迫力です。(^∇^)

表面処理

デザインナイフやヤスリでバリを削り、離型剤を落とすため表面を真鍮ブラシで磨きます。

塗装

下地塗装

塗料がしっかり食いつくようにマルチプライマーで下塗りしてから、暗いブラウン、グリーン、ブラックで下地塗装。

本塗装①

お手軽コースでのご依頼なので、塗装は単色ベタ塗りですが、それではあんまりなので、暗い色から明るい色を塗り重ねてかるくグラデーションをつけます。ベースのサイド部はマスキングをしておきます。

本塗装②

タミヤのウェザリングマスターで軽くハイライトを入れて、フラットクリアーでコーティング。

No.46 大怪獣総進撃 ゴジラと息子

2023年8月完成

メーカー:WAVE 原型製作:酒井智文

仮面ライダーの怪人に続いて、今度は手のひらサイズ(全高約50mm)のホワイトメタル製の怪獣フィギュアです。「大怪獣総進撃 ゴジラと息子」はゴジラシリーズ第8作「怪獣島の決戦 ゴジラの息子(1967年)」をモチーフとしたゴジラとミニラのキットです。

ドライブラシやウォッシングでグラデーションをつけた方が立体感が出るのですが、今回はお手軽コースでのご依頼でしたので、ベタ塗りで完成としました。

ゴジラ

ミニラ

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ数は7点+デェスプレイベース。ごく小さいキットですが全てホワイトメタル製なのでずっしりと重いです。

組み立て

軸打ち

中性洗剤で煮沸してから、真鍮ブラシで表面を磨いて離型剤落とし。尻尾は1.0mm、両手は0.5mmの真鍮線で軸打ち。

仮組み完了

説明書の完成写真はミニラがゴジラの尻尾にのって遊んでいる様子が再現されていますが、依頼者様のご希望で別々に立たせることにしました。

塗装

下地処理

バリ取りや接着線の処理をしてプライマーサーフェイサーで下地塗装をしました。

基本塗装

ゴジラはジャーマングレイ、ミニラは軍艦色(1)で基本塗装。光の関係で明るく写っていますが、実際にはもっと暗い色です。

ベースの塗装

ベースはサンディブラウン+ブラウンで塗装。

細部塗装

目、背びれ、ツメなど細部を筆塗りで塗装。

カーモデルの製作メニュー

※プラモデル以外にレジンキットやタメオ等のメタルモデルの製作も承ります。その他、特にご希望があればご相談ください。

基本メニュー

①おまかせコース

お客様の希望や組み立て組み立て説明書の指示にしたがって塗装を行います。完成後の変更はできませんので、微妙な色合いをご希望な場合は参考写真を添えて指示をお願いします。

②こだわりコース

本塗装の前に複数の塗装見本を作成し、その中から最もイメージに近いものをお客様に選んでもらいます。調色が必要な場合やボディの色合いにこだわりのあるお客様にオススメします。

①仮組み

ナイフやヤスリでゲート跡やパーティングラインの処理をして仮組みをします。

②表面処理

240〜600番のヤスリでボディのバリやヒケを磨きます。表面状態がいいキットではサーフェイサーの代わりにフィニッシャーズのファンデーショングレイを使用します。

③塗装

主要パーツの塗装にはエアブラシを使用。細部はエナメル塗料で筆塗りします。

クリアーコート

カーキットの仕上がりはボディ塗装の良し悪しが大半を決めます。お客様のご予算に合わせてご希望のコースをお選びください。

①クリアーフィニッシュ1

ラッカークリアーでボディの塗装面をコーティングしてデカールのハガレ防止をします。この状態でも十分な光沢が出ますが、研ぎ出しを行わないので、表面に若干のうねりが残ります。

②クリアーフィニッシュ2

ラッカークリアーでコートをした上で塗装面を1000番〜2000番のヤスリで研ぎ出し、コンパウンドとモデリングワックスで仕上げます。

③ウレタンクリアーフィニッシュ

作業内容は「クリアーフィニッシュ2」と同様ですが、ラッカークリアーに比べて硬度が高くカチッとした硬質の光沢が得られます。費用も時間もかなりかかりますが理想のマシンを手に入れたい方にオススメします。

オプションメニュー

ドライバーフィギュアの製作

写真はタミヤの1/20ジョディ・シェクターです。スーツ部にドライブラシをかけて立体感を強調。ヘルメットにシールドを追加することもできます。

ディスプレイケースに固定

本体とベースをネジ止めで固定します。同じモデルでもディスプレイケースに入れて飾ると高級感が1〜2割アップします。また、運送中の破損防止にも役立ちます。

オリジナルナンバープレートの製作

写真は某スーパーカー漫画のマシンをコピーしたものです。自分の愛車と同じナンバーのモデルを手にいれることができます。

エアファンネルカバーを追加

プラモデルでは通常省略されるエアファンネルカバーも製作できます。

エンジンにプラグコードを追加

詳細な資料をご提供いただければプラグコード以外の配線やパイプの追加も承ります。

メッキ塗装

メッキパーツのメッキを落とし、パーティングラインや接着線を消した上でメッキ調の塗装をします。

エッチングパーツを使用

プラモデルではF1マシンの翼端版などがどうしても厚ぼったくなります。シャープな雰囲気をを再現するならエッチングパーツの使用が有効です。

カスタムバイクの製作

写真はタミヤの1/12RZ350をベースにアオシマのXJR400の足回りなどを組み込んだものです。適当なキットがあればミキシングビルドも可能です。

※ごく簡単な作業であれば基本メニューの料金内で行います。