2024年6月完成
次の依頼品はタミヤのセリカGT-R。
かえる工房にとって「セリカ」といえば初代の「ダルマセリカ」こと1600GTなのですが、1989年にデビューした5代目セリカはヌルッとした曲面主体のボディにリトラクタブルヘッドライトを装備と時代の流れを感じさせます。このT180型は直4ターボエンジンを搭載しラリーマシンのベースにもなった名車です。
組み立て説明書によるとキットの発売は実車デビューと同じ1989年。タミヤのカーモデルはその時代の最新のものをキット化する傾向がありますが、個人的にはもっとヒストリックカーに力を入れてもらいたいと思っています。
製作記録
キットレビュー
パーツ一覧
パーツ数は約50点。以前製作したシティターボがシリーズNo.30で、このキットがNo.56。さすがにモーターライズではなくなりましたが、パーツは少なめで、おもちゃ的プラモからディスプレイキットに移行する過程が見えて興味深いです。
仮組み①
パーツ数は少なめですがタミヤらしくカチッと組み上がり、4WDの足回りの雰囲気をよく再現しています。
訂正:T180型はFFでした・・・。フロアトンネルがあるのでFRか4WDだと思い込んでいましたが、おハズカシイ・・・(⌒-⌒; )
仮組み②
エキパイの左にドライブシャフトが通ります。えらく細いように感じますが、実物でもこんなに細いのでしょうか?
訂正:コメントでもご指摘がありましたが、このキットのセリカはFFなので、エキパイの隣のパイプはドライブシャフトではありませんでした。少し調べましたが、どうも4WSのシャフトのようです。
仮組み③
接地性は良好。2代目、3代目の角張ったデザインとは全く違うヌルッとした曲面主体のデザインです。リトラクタブルライトは固定式になっています。
表面処理
捨てサフ吹き
サフ代わりにフィニッシャーズのファンデーショングレーを吹いて、180〜600番のヤスリでパーティングラインやヒケの目立つ部分を整えました。
ボディ製作
下地塗装
ボディはレッドで塗装するので、下地はガイアノーツのピンクサフで塗装しました。
本塗装
ボディ色はフィニッシャーズのリッチレッドを使用。複数の塗装見本から依頼者様に選んでもらいました。
デカールはり
フロントグリルは透明パーツになっていますが、デカールはりの段階でボディに接着して、クリアーコートをかけることにしました。
クリア研ぎ出し
1500番から3000番のヤスリで研ぎ出し→クリア→研ぎ出し→クリアを繰り返し、仕上げにコンパウンドで磨いて光沢を出しました。
ウィンドウ
ウィンドウのフチは裏側からエナメル塗料セミグロスブラックで塗装。
マスキング
ボディサイドのモールと窓枠を塗装するためにボデイをマスキング。
塗装完了
モール塗装後にウィンドウ、灯火類を接着。黒の差し色が入るとグッとしまって見えます。
シャーシ・コクピット製作
塗装①
シャーシはボディと同色で塗装。マスキングをしてからエンジン部やタイヤハウスをブラックで塗装します。
塗装②
シャーシ関連パーツの塗装完了。あとはエナメル塗料筆塗りで細部塗装をしたら組み立てに入ります。
シャーシ完成
各パーツを接着してから軽くスミ入れをしてシャーシ側は完成です。
コクピット完成
塗装指示がエナメル塗料だったので、近似色としてクレオスのラッカー系塗料C317グレー FS36231とC-331ダークシーグレーで塗り分けました。
完成