タミヤ 1/12 スズキ RG250Γ

2022年8月完成

VT250、RZ250とともに80年代のクオーターバイクブームを牽引したRG250Γです。市販車で初めて角形アルミフレームを採用、理想的な形状のチャンバーを搭載するためにセンタースタンドを省略、3,000rpm以下は表示されないタコメーターなど当時の常識を覆しレーサーレプリカの先駆けとなった革新的なマシンです。私はフルカウルのバイクはあまり好きではないのですが、Γの場合はアンダーカウルがないと腰高に見えてカッチョ悪いので、フルオプション仕様を選びました。今回の製作のテーマとしてネオジム磁石を使用してカウルの脱着に挑戦してみます。

2ストローク 水冷並列2気筒

最高出力 45馬力 乾燥重量 131 kg

1983年発売

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

リヤサスペンションにコイルスプリングを、スイングアームの取り付けに金属ビスを使用するなど少し進化している点もありますが、全体的にはこの時期のタミヤ製キットの標準的なものです。できるだけパーツを一体成形するといい意味でタミヤらしい構成になっています。

追加パーツ

「フルオプションバージョン」の追加パーツ。アンダーカウル、シングルシート、メンテナンススタンドがつきます。

デカール

RZ350の製作では古いデカールに苦労したので、メーカーに問い合わせて新品のデカールを購入。やはり古いものはかなり変色しています。

仮組み

主要パーツの仮組み。この時代のマシンとしては非常にレーシーなスタイルですが、後のレーサーレプリカに比べるとカウルやハンドルの位置がけっこう高くてツアラーっぽい雰囲気も残しています。

外装パーツの製作

2mmネオジム磁石を埋め込んでアンダーカウルが脱着できるように加工しました・・・が、エンジンを積んでみたら、磁石を埋め込んだ部分がミッションカバーに干渉して脱着できないことが判明・・・(´・ω・`)

タンク、アッパーカウル、アンダーカウルを接着。アンダーカウルの合いが悪かったので、接着線にクサビ状のプラ板をはさんで後部を若干幅増し。サフ代わりのファンデーショングレーを吹いて表面をチェック。ヒケやキズがある部分を修正。

ファンデーションホワイトで白部分を塗装して乾燥後にマスキング。ブルーFS15044+ブラック(少量)で青部分を塗装。箱絵の赤塗装もいいのですが、やはりΓは青塗装でしょう(^○^)。

マスキングをはがしてデカール貼り付け。ストライプの白部分をうまく重ねればマスキングのはみ出しをきれいに隠すことができました。ナックルガード下の白部分もデカールですが三次曲面にきれいになじんでくれました。

フレーム・エンジンの製作

エンジン完成

2ストローク 水冷並列2気筒とこの前作ったRZと同じで外見もよく似ています。4ストローク空冷エンジンに比べて外見的にはいささか面白みに欠けます。(´・ω・`)

足まわりの製作

メッキ落とし

Fフォーク、スイングアームなどのメッキ落とし。この前作ったフジミのブラバムはメッキ落としが大変でしたが、これはサンポールに5分ほど浸けただけできれいに落ちてくれました。

フロント周り完成

Fフォークボトムケースはexシルバーで塗装し、チューブにはメッキシールをはりこみ。

リヤ周り完成

スイングアームはガイアノーツのプレミアムミラークロームで塗装。説明書ではブレーキキャリパーはシルバー+オレンジと指示されていましたが、なんかウンコみたいな色になったので単純にゴールドで塗りました。

チャンバー・マフラーの製作

チャンバーのパーティングライン消し。マスキングテープを貼り込み、すき間に黒い接着剤を流し込んで消えてしまった溶接跡を復活させました。

各パーツの組み立て

フレームにエンジンをのせて、前後の足回りを組み込み。

マフラーを取り付け。マフラーはガイアノーツのプレミアムミラークロームで、チャンバー部はフラットブラックで塗装。

完成!( ̄∇ ̄)

ミラー、灯火類をつけたカウルをのせて完成!今回はデカールが新品だったおかげでずいぶんスムーズにすすみました。アンダーカウルの磁石接続は失敗しましたが、ストレート組みでも脱着可能にできました。