1/7 セーラーサターン ミュージカルver.

2022年3月完成

メーカー:リューノス 原型製作:竜人

竜人氏原型の名作キットですが、あまりの出来の良さにビビってなかなか手がつけられませんでした。しかし、いつまでも押入れの肥やしにしていても仕方ないので、今年一発目の作品として選びました。

スカートは磁石接続で脱着可能。フリルを外すとお尻が丸見えになります(^◇^;)

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ数は全部で26点。この手のキットとしては珍しく専用ベースが付属します。抜きはきれいでパーツの合いも良好です。

頭部パーツ

3分割された髪は回り込みがキツく、顔を後ハメするのは無理なので、塗装→接着→タッチアップの工程が必要です。

サイレンスグレイブ

3パーツ構成。レジンキットの常で柄の部分が微妙にゆがんでいますが、下手に修正するよりプラパイプに置き換えた方が早くてきれいにできそうです。

イヤリングとモールドパーツ

左耳のイヤリングは3パーツで構成。恐ろしく細かいパーツを削り出して組み立てます。下はサイレンスグレイブのモールドパーツですが、これは使用せずに虫ピンの頭を埋め込む予定です。

組み立て

主要パーツの仮組み

腰を軽くひねってスラリとしたプロポーションが素晴らしいです!身長は25㎝で、ヒールの高さを差し引くと約24㎝。キットの表記は1/7ですが、24㎝×7=168㎝、24㎝×6=144㎝となり、ほたるちゃんが小6ということを考えると実質1/6と考えた方が良さそうです。

磁石接続

Instagramで見かけた動画に触発されて、ほとんど全てのパーツを磁石接続にしました。

頭部の接続

首に2mm真鍮線と3mm×3mmネオジム磁石を埋め込んで接続。

肩とヒジの接続

肩は2mm真鍮線で軸打ちし、3mm×3mmのネオジム磁石を埋め込み。ヒジはスペースが足りなかったので通常なら軸打ちをする位置に3mm×3mmのネオジム磁石を埋め込み、補強としてサイドに1.5mm真鍮線で軸打ち。あまり荷重のかからない部分なので特に問題ありませんでした。

の接続

2mm真鍮線で軸打ちして3mm×3mmのネオジム磁石を埋め込みましたが、2か所ではやや磁力不足だったので、後から磁石を1か所増やしました。

フリルの接続

スカートとフリルを磁石接続。最初は1mm磁石を埋め込みましたが、磁力が弱くて使い物にならないので、2mmに変更。内側に若干はみ出しましたが、普通は見ないところなのでまあいいでしょう。

太ももの接続

2mm真鍮線で軸打ちし、3mm×3mmのネオジム磁石を3か所に埋め込みました。この辺は定番的な工作ですね。

エリ・リボンなどの接続

エリやリボンは厚みがないので、2mm×1mmのネオジム磁石を埋め込み。星のアクセサリーは中心に虫ピンを打ち込み、胸に埋め込んだ磁石の穴に差し込むようにしました。

髪は最終的に接着するので軸打ちのみ。接着線のスキマが目立つところを瞬間カラーパテで修正。

仮組み完了

おおむねパーツの合いが良く主要パーツには軸打ちの印や固定用のダボが入っていたので、それほど苦労しませんでした。

後頭部

サイレンスグレイブは後ろ髪の上から通さないと収まらないため、組み立て時に注意が必要です。

表面処理

捨てサフを吹いてスポンジヤスリの600番で表面処理。サフレス塗装をするため肌の部分は1000番まで磨き込み。各部に入っている細かいモールドを避けながらの作業でいささか手間がかかりました。

塗装

肌の塗装

下地にメタルプライマーを吹いて、ガイアカラーのサフレスフレッシュピンク+サフレスフレッシュオレンジでシャドー入れ。

髪の塗装

まず、ハイライト色のパープルを全体にベタ塗り。さらにパープル+ブラックでシャード入れ。写真ではほとんどベタ塗りに見えますが、微妙にグラデーションをつけています。

アイペイント①

エナメル塗料で白目の部分を筆塗りしてクリアでコーティング。

アイペイント②

まゆ、アイライン、黒目の輪郭を描き込み。今回はピンクの下書きを省略。アイラインはブラックを混ぜずにシアン+マゼンタのみで塗装。

アイペイント③

瞳孔の部分を残して、シアン+マゼンタ+ホワイトで黒目の虹彩部を塗りつぶし。ティアラをシルバーで塗装してクリアーでコーティング。

アイペイント④

シアン+マゼンタで瞳孔を塗りつぶし。やや明度を上げた塗料で黒目にシャドー入れ。ティアラはシルバーの上からクリアーオレンジで塗装。

アイペイント⑤

まつ毛を描き込み、明度を変えた塗料で虹彩にグラデーション入れ。ティアラの宝石をクリアーパープルで塗装。

アイペイント⑥

白でハイライトを入れてアイペイント完了!今回はわりとサクサク進みました。新品の筆に変えたのがよかったのかな?

ホワイト部分の塗装

いろいろ試した結果、レオタードと手袋はフィニッシャーズのファンデーションホワイトの下地にクレオスのXC08ムーンストーンパールを重ね吹き。

紫部分の塗装

エリやスカートなどの紫部分はシルバーの下地にクレオスのクリアパープルを重ね吹き。ガイアノーツのクリアーパープルも試しましたが、赤みが強いクレオスのほうを選びました。

ブーツの塗装

ブーツは明るい青になっているイラストもありますが、今回はコスチュームの紫と同様にシルバー→クリアーパープルで塗装。

赤部分とフリルの塗装

キットの完成写真ではリボンは黒になっていますが、アニメ版同様暗い赤で塗装。いろいろ試した結果、シルバー+ブラック→クリアレッドで塗装。

スカートのフリルはレオタードと同じでもよかったのですが、アクセントをつけるために下地をシルバーにしました。

モールの塗装

コスチュームのモール部分をエナメルのゴールドとシルバーで筆塗り。

髪の接着とタッチアップ

顔パーツをマスキングして、3分割された髪パーツを接着。接着線を処理してタッチアップ。

セミグロスクリアで髪のツヤを整えて完成!瞳の部分はUVジェルクリアでコーティング。

イヤリング

土星の形を模したイヤリングは別パーツになっていますが、非常に細かいパーツを削り出して接着しなければなりません。

組み立てたパーツに0.2mm真鍮線を通して耳に接着。このキットでいちばん細かくて繊細な作業でしたが、なんとかうまくいきました。

サイレンスグレイブ

刃の部分は0.5mm真鍮線で軸打ちをして接着。柄の部分は微妙にゆがんでいるので、3.5mmプラパイプに置き換え。

杖と手のひらに2mm磁石を埋め込んで接続。杖のモールドは虫ピンの頭で再現。

下地にブラックを吹いて、柄の部分を黒鉄色で塗装。

刃の部分を磨いてガイアノーツのプレミアムミラークロームで塗装。

ディスプレイベース

ディスプレイベース

右足に真鍮線で軸打ち、左足には3mmネオジム磁石を埋め込み。

「土星の戦士」ということで宇宙をイメージしたラップ塗装をしてウレタンクリアで仕上げました。ラップ塗装のやり方については下のリンクからどうぞ。

アクセサリーなど小物パーツまで磁石接続で自由に分解組み立てができます。組み立て時間は約2分。

アイペイントは一発で決まりましたが、コスチュームのツヤを出すために乾燥時間をしっかりとったので、製作にに2ヶ月ほどかかってしまいました。

1/7 シェリス・アジャーニ

メーカー:グレインズワークス 原型製作:智恵理

2021年12月完成

2001年にサンライズで制作されたTVアニメ『スクライド』の悲劇のヒロイン、シェリス・アジャーニです。智恵理さん原型の躍動的なポーズに感動してつい購入してしまいました。キャラクターデザインは『機動戦士ガンダムSEED』で有名な平井久司で当時メインヒロインより人気がありましたが、今では正直知っている人は少ないのではないでしょうか?(´-ω-`)。

製作記録

キットレビュー

パーツ数は全部で22点。ディスプレイベースは付属しません。パーツの抜きやモールドの再現度はこの時期のキットとしては標準的なものです。腰パーツは2種類付属し、スパッツかパンティを選択できるようになっています。

ガレージキットにしてはずいぶん豪華なカラーパンフレットと完成見本写真3枚が付属。パンフレットはどういうわけか2セット入っていました。

組み立て

胴体パーツはパーティングラインやシワが集中していて面倒ですが、時間をかけて丁寧に表面処理をしました。

別パーツになっているスカートはスソがきちんと合うように慎重に接着。240番のヤスリでバリ取りやパーティングライン消しをした後で、捨てサフ吹き。さらに表面を400番〜600番で磨きます。

腰の接続面4か所に磁石を埋め込み、スカートのスソをはさみ込み方式にして上半身と下半身を脱着可能としました。

仮組み完了。つま先を伸ばしたハイキックの姿勢で、1/7にしてはかなり高さがあります。

塗装

まず肌塗装を開始!今回はガイアカラーのノーツフレッシュを基本色にして、フレッシュピンクでシャドー入れ。シャドーは控えめにして柔らかい感じに仕上げました。

タイツ部分は黒+CCパール(パープル)で塗装。きれいに塗れましたが、このままでは少しどぎつい感じがするので、セミグロス仕上げにしたほうがよさそうです。

パンツはピンクで塗装。マスキングもうまくいきましたが、完成すると後ろは全く見えなくなります。(´・ω・`)

制服の白部分を塗装してからマスキング。基本色(パープル+ピンク)に白を加えて、まずハイライト色から塗装。

基本色にマゼンタを加えて赤みを増したものでシャドー入れ。この時点ではちょっとキツすぎるくらいに塗装します。

薄めた基本色を吹き付けてシャドーとハイライトの境界を慣らします。さらに黒の部分を塗装して制服の塗装完了!

アイペイント

エナメル塗料は長年タミヤのものを使っていましたが、最近、アイペイントにはガイアエナメルカラーを使うようになりました。

①まず、白目を筆塗り。

②ピンクでまゆ、アイラインなどの下書き。

③まゆ、二重のライン、アイライン、口の中を塗装。

④黒目の輪郭と瞳孔を描き込み。

①グリーンで瞳を塗装。

②明るいグリーンでハイライト入れ。

③さらに明るいグリーンでハイライト。

④はみ出しを修正し、まつ毛と白でハイライトを入れて完成!

仕上げ

今回のキットの最大の難所!シェリスの髪型はあっさりしたオカッパで分割線がはっきりと見えるので、そのまま接着というわけにはいきません。

というわけで髪の接着線をタッチアップをします。せっかく塗装した顔に塗料がつかないように薄いビニールシートで包んで塗装完了後に引き抜くという作戦です。鼻の頭がビニールを突き破らないようにマスキングテープで補強します。

接着線をシアノンで埋めてヤスリで磨き直し。サフ吹きからハイライト、シャドーを入れて髪の再塗装完了!さて、マスキングがうまくいっているかどうか・・・(´・_・`)

成功!(^O^)

顔の部分をマスキングしていたビニールシートを引き抜き。塗料の漏れもなくきれいに塗装できました!

完成!(^∇^)

肌部分はフラットクリア、髪とコスチュームはセミグロスクリアでコーティング。各部を組み立てて完成です!

 

1/7 セイバー オルタ

メーカー:VISPO 原型製作:片桐克洋

2021年11月完成

このキットにはずっと興味があったのですが、プレミア価格がついていてなかなか手が出せませんでした。運良くオークションで安価に手に入ったのでさっそく製作を開始しました。

製作記録

私が今までに作った中では新しめのキットで、瞳デカールが付属しており、バリもゲート跡もほとんど目立ちません。ガレージキットも進歩したものだと感動しました(^O^☆♪。ホワイトレジンで成形されていて表面の状態も良好なので、今回はサフレス塗装にする予定です。

本体13パーツ+剣2パーツで構成。チョーカーやリボンは別パーツになっていますが、足首は一体成形でマスキングが大変そうです。

ベビードールは透明レジン3パーツ+リボン3パーツで構成。イマイチ合いがよくないのですり合わせが必要です。表面がすりガラスのように梨地になっているので、スポンジヤスリとコンパウンドで磨いたほうが良さそうです。

椅子は8パーツで構成。細かいモールドで髑髏のレリーフが再現されており塗装が楽しみです。

組み立て

離型剤落としをしたパーツに2mm真鍮で軸打ち。ネオジム磁石を埋め込んで左右の足、腰、首を脱着可能にしました。

主要パーツの仮組み完了。まだベビードールをつけていないため、このままではイマイチ安定しません。

塗装

スポンジヤスリで肌表面を1000番まで磨いて、メタルプライマーで下地作り。サフレスオレンジ+サフレスピンクを薄く吹いてシャドー入れ。今回はできるだけ色白にしたいので、シャドーも控えめにしました。

瞳デカールは2セット付属。まゆと瞳が一体になっていて筆塗りより遥かに簡単!と思っていましたが・・・。クリアーでコーティングするときに吹きすぎてデカールを溶かしてしまいました。( ´△`)

なんとか完成!デカールが2セットついていて助かりました・・・(^∇^)

髪は銀に近い金髪のイメージ。基本色はGXシルバー+白+クリアイエローで塗装して、クリアーイエローでシャドーを入れました。

肌の部分をマスキングして靴、下着、チョーカーなど黒部分の塗装をします。

靴本体は黒にCCパール(パープル)を混ぜたもので塗装。その後さらにマスキングをしてカカトを金で塗装。若干はみ出しがありましたが、タッチアップで十分修正できるでしょう。

本体の塗装がほぼ完了。血の気がない吸血鬼のようなイメージで塗装しました。

手首、足首の塗装のはみ出しをタッチアップ。金具の金の部分をエナメル塗料で筆塗り。

ベビードールの塗装。フチやフリルの部分は濃いめに塗り、それ以外はシースルーになるようにしました。

透明エポキシ接着剤でベビードールを本体に接着。透明エポキシ接着剤を使うとはみ出しが目立たず、万一大きくはみ出してもエナメル系溶剤でぬぐい取ることができるので重宝しています。

剣の作成

エクスカリバー・モルガンの本体は黒で塗装。赤部分はエナメル塗料を流し込み塗装。この後、クリアをかけてコンパウンドで磨いて光沢を出します。

椅子の作成

座面は赤で塗装。少し鮮やかになりすぎたので、仕上げ時にシャドーを入れてもう少し暗くするつもりです。

本体を金で塗装して、エナメルブラックでモールドにスミ入れをしました。

完成!(^∇^)

繊細なモールドがあちこちに入っており製作前はやや腰がひけたのですが、瞳デカールが付属していて、段差や気泡処理もほとんどしなくて良かったため意外なほど早く完成しました。(^O^)

 

1/6 木之本桜アリスver.(二人目)

メーカー:クレイズ 原型製作:宮川武

2021年10月完成

yahooオークションに出品中!

製作記録

最近、色々あって落ち込んでいたので、癒しをもらうため次の作品はさくらちゃんアリスver,に決定。ちょうど1年前に同じキットを製作しましたが、その時は経験不足で時間をかけた割に悔いの残る出来になってしまったので今回はそのリベンジです(`・ω・´)

キットレビュー

ガレージキットとしてはずいぶん立派なパッケージで塗装ガイドもついています。以前はこれにしたがって混色したところへんな色になってしまいましたが、今回改めて見るとこれは混色の指示ではなく「ハイライト」「基本色」「シャドー」を表しているらしいことに気がつきました。

1年前に初めてこのキットを作った時はフリルの多さにビビった記憶がありましたが、「ホシノルリ16才メイドver.」や「木之本桜3rd OP ver.」などのフリフリ衣装を作った今ではいたってシンプルに見えます。個体差があるのか、前回作ったものよりバリや気泡が少ないようです。

軸打ち・表面処理

いつものように中性洗剤を混ぜたお湯で20分ほど煮沸。念の為、髪やフリルなど奥まった部分はハブラシでゴシゴシ。

頭部は組み立て方が複雑なので、組み立て順をよく考えて軸打ち。前髪と顔、後ろ髪とリボンをそれぞれ接続してから前後を合体させます。後ろ髪には組み立て用とは別に塗装用の持ち手を差し込むための穴を空けます。

2mm真鍮線で手首を接続。肩は2mm真鍮線と3mm磁石を埋め込んで脱着可能に。

2mm真鍮線で太ももと足首を接続。太もも部は接着して接合線を消した上で塗装します。

腰の部分は軸打ちがずれてしまったのでシアノンを使って修正。磁石接続にしてスカートを脱着可能にしましたが、3mm磁石2カ所では少し磁力が弱いようで、うっかり持ち上げるとすぐに下半身が抜けてしまいます。

腰の部分を接着しないとスカートが下にずれて後ろに少し隙間ができます。そこで胴体とスカートに磁石を仕込んで接続しました。おかげで腰の磁力不足も解消しました。

フリルは少し合いが悪かったので、改めてお湯で茹でてゆがみを修正。スカートとフリルに2mm真鍮線と3mm磁石をそれぞれ2か所ずつ埋め込んで接続。

腰のリボンは1.5mm真鍮線で接続。

仮組み完了!2回目なのでここまではスラスラいきました。作業用の仮のベースに立たせましたが、このくらいのサイズもコンパクトで意外といい感じです。

前回作った時は巨大なスカートを保持するのに苦労したので、専用の塗装台を作製しました。

フリルの方は大型の洗濯バサミで保持。

捨てサフを吹いて表面処理完了!

ノーマル状態では頭が体に埋もれていかり肩に見えるので、2mmほど首を延長しました。

塗装

下地にガイアカラーのフレッシュホワイトを吹き、クリアオレンジ+クリアレッドでシャドー入れ。エリのしまった長袖ドレスにドロワースというコスチュームなので肌塗装はこれだけです。

今回はアイペイントから開始。ピンクで下書きをしてから、まゆはオレンジ+ブラウンで、アイラインはブラック+ブルーで塗装。二重のラインと黒目の輪郭を追加。口の中はピンクの下地に赤でシャドーを入れました。黒目のグリーンはいつものようにアクリルガッシュのエメラルドグリーンを使用。

左の黒目が少し大きかったので輪郭を修正し、黒で瞳孔を描き込み。髪のハイライトを強調。だいぶらしくなってきました。

瞳にシャドーとハイライトを入れ、艶消しクリアーで仕上げ。頭部はほぼ完成です。

エリ、ソデ、ソックスをイエローホワイトで塗装。ソックスは素材の違いを表現するためホワイトパールで光沢仕上げにします。

エプロンの白の部分をマスキングして青部分を塗装。まず、シャドー部にコバルトブルーを細吹き。

インディブルーを薄めて全体に吹き付けて色を慣らします。

ドレスの塗装完了!塗装のはみ出しを筆塗りでタッチアップしました。

ドレスの白部分に軽くシャドーを入れました。表面のツヤを整えてUVジェルクリアで瞳をコーティングすればいよいよ完成です。

封印の杖

手のひらと封印の杖、羽の部分はそれぞれ1.5mm真鍮線で接続。封印の杖はインジェクションのプラ製なのでレジンキットでありがちなゆがみもありません。

杖の本体をピンクで塗装してからマスキング。杖の頭とお尻はガイアカラーのスターブライトゴールドで、羽根の中心の目玉(?)はクリアーピンクで塗装。

マスキングをはがして、エナメルのクリアーレッドでクチバシを塗装して完成!

ディスプレイベース

いつもは150サイズの木製ベースを使っていますが、今回は100サイズのものを使用。これはこれでコンパクトでいい感じです。

霧吹きで湿らせて陰干し。乾燥した頃にケバダチを240番のペーパーで慣らしてとの粉を塗って目止め処理。

スプレーのウレタンニスで着色。薄めに吹いて乾燥後にヤスリで表面を研ぎ出しを3回ほど繰り返します。

公園の芝生をイメージして作製。今回は光栄堂のグランドマットを貼り付け。以前はジオラマ用のシーナリーパウダーを使いましたが、それよりはるかに簡単で清潔感のある仕上がりになりました。

完成!(^O^)

製作中には首が短いように感じて延長工作をしましたが、あらためて見るとやはり長すぎるように思えてきたので、結局元に戻しました(´・ω・`)。

1/5 ホシノ・ルリ 16才 メイドタイプ

メーカー:ムサシヤ 原型製作:?

2021年10月完成

2021年2月に一旦完成させましたが、改めて見るとアイペイントに不満を感じたので、顔だけをリペイントました。

ギャラリー

顔だけを取り外してシンナーにドボン!サフ吹きからやり直しました。前回はイメージ優先で塗りましたが、今回は設定画と見比べながらできるだけアニメ劇中のものに近づけてみました。

リペイント前は瞳が小さく三白眼になっていましたが、今回はグッと瞳を大きく描きました。

リペイント前
リペイント後

スカートは脱着可能(^_^)

製作記録

オークションで16才メイドタイプを購入。1/6より少し大きいくらいだろうと軽く考えていましたが・・・。

パーツ状態。ゴロっとした巨大な足パーツを見て、本当に完成させられるかちょっと後悔・・・(´・ω・`)。

驚いたことに下半身には下着のモールドがなくすっぽんぽん。サービスのつもりなのかもしれませんが、エロチックというより不気味なので、ここは何とかしたいところです。

仮組みをしてその大きさにビックリΣ(゚Д゚)。右は比較用の1/144ギラドーガ。ガンプラでいうとサイコガンダムくらいでしょうか?

完成見本写真では気が付かなかったのですが、まるでサリーちゃんのような足首をしています。

スカートは5ピース構成になっていて、すり合わせをしながら慎重に組み立てましたが、なかなかうまくいかないので、最終的に熱湯でゆでて歪みを修正しました。

仮組み完了!写真を撮り忘れましたが、腰、太もも、首、髪は磁石接続で脱着可能になっています。ひと手間かかりますが、私は製作中に仮組みを繰り返すほうなので結果的に効率が上がりました。これはYoutubeで「製作代行 MASKED MODELER」さんが紹介している方法です。この方の動画はフィギュア作りの勉強になりますので、興味のある方はぜひ視聴してみてください。

腰まわりにエポパテを盛って、パンツのラインにそって段差をつけました。

パンツのリボンは0.3㎜プラ板で作製。パテを使ったり何度も試行錯誤を繰り返してこんな小さなパーツ一つに一週間もかかってしまいました( ノД`)シクシク…。

捨てサフ吹き完了。この後しこしこヤスリがけをして表面処理。

ホームセンターで木製の飾り台を購入。との粉で目止め⇒ニス塗り⇒ヤスリがけ⇒ニス塗りを繰り返す。

写真では保護フィルムをはったままなので分かりにくいですが、ミラーシートを貼りました。

まず、パンツから塗装。ハイキューパーツのマスキングシールをチマチマと貼って水玉にしてみました。

肌塗装。パンツの造形のためけっこうパテを使ったのでサフレス塗装はあきらめて下地にアイボリーを塗っています。

肌の色合いをチェック。

ストッキングはパール塗装にしました。

アイペイント。「エナメルで塗装⇒光沢クリアーで保護」を何度も繰り返して完成。

今回のアイペイント用にタミヤのモデリングブラシPROを試してみました。上から順に「小」「細」「極細」。穂先の長さが絶妙でほどよくコシがあってなかなか使いやすかったです。

髪飾りはシルバー地にクリアーレッドを重ねたキャンデイ塗装。シルバー地にタミヤのスパークリングシルバーを使用。今までガイアのEXシルバーを使っていましたが、これもなかなか発色が良くて素晴らしいです。

髪はソリッドカラーで塗るといかにもマンガっぽい感じになるので、下地にクレオスのGXクリアシルバーを吹き、その上から少しずつクリアパープルでグラデーションをつけていきました。

仕上げにタミヤの「ウェザリングマスターH」のピーチでチークを入れてあげました。

完成!

飾り台の保護フィルムをはがすとこのように・・・(/ω\)。

頭部、腰、太ももは磁石接続になっているので、完成後もこのように分解することができます。肩は接着するつもりでしたが、組み立て時にスカートと干渉するのであえて差し込み方式にしておきました。

モデラーズ 1/24 アクセサリーフィギュア

2021年8月製作開始(現在休止中)

カーモデルのアクセサリーに女性フィギュアを製作。やはりこういう小物があると模型がグッと引き立ちます。タミヤからもインジェクションキットが発売されていますが、モデラーズのレジンキットが手に入ったので、今回はこれを製作します。

「アクセサリーフィギュア②」

コンパニオンガールと革ジャンのおねーさんの2体セット。今回は革ジャンのおねーさんを作ります。

こちらも2体セットのはずですが、中古を単品で購入。金髪モデル風のおねーさん。

作業中の持ち手兼、ベースに固定するための1mm真鍮線を軸打ち。金髪おねーさんは足が細くてギリギリでしたがなんとかおさまりました。

捨てサフを吹いてパーティングラインやバリの修正。磨きすぎるとせっかくの繊細なモールドが消えてしまうのでほどほどに。

表面処理が完了して塗装準備として下地にベースホワイトを吹き付け。

基本塗装完了。肌とストッキングはエアブラシで塗装。髪と服はエナメル塗料で筆塗り。ここからシャドー入れとドライブラシで質感と立体感を出していきます。

ドライブラシで髪やジャケットの質感を出してみました。サングラスをかけているので顔の処理は簡単です。スカートとビスチェは光沢仕上げにしようかな?

こちらもドライブラシで革ジャンとジーパンの質感を出しました。顔のペイントがイマイチですがキリがなくなってきたのでこのへんで諦めます。もっともっと精進せねば・・・(´・_・`)

一応完成しましたが、どうもイマイチ・・・(´・ω・`)

それなりに仕上がりましたがイマイチ気に入らないので、思い切ってドボンしてやり直し。下地にガイアカラーのノーツフレッシュを吹いて、ストッキング部にスモークグレーを吹きました。

続く・・・(^O^)

レジンキットフイギュアの軸打ち

軸打ちをする意味

レジンキットは瞬間接着剤やエポキシ接着剤で接着可能ですが、プラモデル用接着剤のようにパーツ同士を溶融させる訳ではないので、ショックを与えたり横から力を加えたりするとヒビが入ったり、接着面がはがれてしまうことがあります。そのため、足、腰、肩など大きめで負荷のかかるパーツに軸打ちをしておくとあとあとまで安心できます。また、塗装時の持ち手にできるというメリットもあるので、私は塗装用クリップではさむことを考慮して長さや太さを決めています。

プラ棒はNG

人によってはプラ棒で軸打ちをする人もいますが、修理のために持ち込まれたフィギュアの中にはそのプラ棒の軸が折れたものがけっこうあります。やはりアルミや真鍮などの金属線を使ったほうがいいでしょう。

アルミ線か?真鍮線か?

真鍮線に比べてアルミ線は柔らかくて多少のズレならかんたんに調整できるというメリットがあります。以前はよく使用していましたが、一方で以下のようなデメリットもあります。

①ズレが調整できるといってもやはり限界がある。

②強度的には真鍮線に劣り扱い方によっては簡単に折れてしまう。

③扱っている店舗が少なく入手しにくい。

そこで、試行錯誤の結果、現在はほぼ真鍮線のみで軸打ちをしています。このページでは真鍮線を使って正確でスムーズに軸打ちをする方法について紹介します。

1.材料とツール

真鍮線

主に2.0mmと1.5mmを使用。アクセサリーなど、ごく小さいパーツには1.0mmや0.5mmを使用することもありますが、1/6〜1/8フィギュアの軸打ちならこの2種類でほとんど間に合います。

ケガキ針とピンバイス

ピンバイスは0.5mm〜3.0mmを使用。事前にドリルをセットしたものを用意しておくと圧倒的に作業効率が上がります。費用的に厳しい人はクレオスの「ピンバイス5本セット」がおすすめです。質はそれなりですが安価なので、本格的なものをそろえるまでのつなぎとして有効です。

WAVE HG金属専用ニッパー

1.5mm以上の真鍮線をカットする時に使用しています。小気味良い切れ味で切断面もきれいですが、ニッパー本体が重くて取り回しが悪く歯が分厚いため、細かいカット作業には向いていません。

金属用ニッパー

1mm以下の真鍮線をカットするときに使っています。刃先が細いので細かい作業に向いています。プラスチック用のニッパーでは歯が欠けてしまうので、必ず金属用のものを使いましょう。

スプリングコンパス

軸打ちの2点間の間隔を正確に出したい時にディバイダーなどがあると非常に重宝します。定規でも可能ですが、これがあると作業がぐっと楽になります。

2.一般的な軸打ち

写真はニューラインの藤崎詩織のレジンキット。このキットには軸打ち位置にモールドがあるのでこれを利用します。キットによってはこのモールドがなくて正確な穴あけが難しい場合があります。その対応は「4.ズレを修正したい場合」で紹介します。

ケガキ針などでモールドの中心に印を打ちます。ピンバイスの刃先が入る中心点になるのでできるだけ正確に。

軸打ち位置の中心にごく小さな穴が空きました。微妙なズレがあとあと大きなズレにつながるのでしっかり確認しましょう。もし、ズレてしまった場合は瞬間接着剤などで穴を埋めてやり直します。

2.0mm真鍮線を通す予定ですが、まず1.0mmのドリルで下穴を開けます。斜めになったりしないように確認しながら慎重に穴あけをします。ピンバイスは細いものから段階的に太いものに変えて徐々に穴を広げていきます。

次に1.5mm、2.0mmと段階的に穴を広げていきます。下穴が正確に開けられていればこの工程はごく簡単です。細かいパーツの場合、この工程でパーツが歪んだり裂けたりすることがあるので注意しましょう。

2.0mm真鍮線を通して、組み合わせてみます。

成功!ピッタリ収まりました!

3.貫通式の軸打ち

髪の毛など厚みのないパーツの場合は思い切って貫通させたほうが手っ取り早く正確な軸打ちができます。まず、髪の適当な位置に穴を貫通させます。

頭部に髪を組み合わせ、貫通した穴からドリルを通します。この際パーツがズレないようにテープなどで固定しておいた方が安心です。

このように穴が開きました。

髪に空いた穴は瞬間接着剤かシアノンで埋め直します。モールドの復元に苦労しないようにできるだけ平面的な部分を選びましょう。

4.ズレを修正したい場合

うまくやれば真鍮線とピンバイスだけでも十分ですが、失敗した時の修正やより高い精度がほしい場合には瞬間接着剤、シアノン、メンソレータム、瞬間接着剤硬化促進剤があると役に立ちます。

写真はクレイズの「木之本桜アリスver.」のキットですが、軸打ちモールドが崩れていて中心点がはっきりしません。そこで、まずサインペンなどで十字を書いて軸打ちの中心点を決めます。

上半身を組み合わせて、下半身にあわせて印をつけ、それを基準に上半身にも十字線を入れて中心点を決めます。

センターを決めて真鍮線を通しましたが、それでも微妙にズレてしまいました。このキットの場合、下半身の四角部分が上半身に差し込まれるのでズレていることがはっきりわかります。

そこで軸打ちの穴を一回り広げます。この部分には2mm真鍮線を通したいので、2.5mmのピンバイスを使いました。この広げた穴に瞬間接着剤やシアノンなどを流し込んで、パーツを組み合われて正しい位置で固定します。

真鍮線を固定しない側の接続面にメンソレータムなどを塗布しておくと硬化後にきれいに外すことができます。瞬間接着剤より硬化が遅く焦らずに作業ができるので、私はシアノンを愛用しています。

スカートをはさんで上半身と下半身を合体。ぴたりとおさまりました。

磁石を使った軸打ち

ヒジなどスペースがせまく、あまり荷重のかからない部分は軸打ちを省略して磁石そのもので軸打ちをかねる方法もあります。

4mmネオジム磁石

軸打ちをしないので、磁石だけでがっちり固定できるように4mm×4mmのネオジム磁石を使用します。

WAVE HGワンタッチピンバイスセット

一般的なピンバイスでは3mmが限度なので、WAVEのHGワンタッチピンバイスを使用します。このセットには4mm、5mm、6mmのドリルが付属します。

左肩と左ヒジの接続

肩とヒジに4mmネオジム磁石を埋め込み。3mm磁石より磁力が強いので、軸打ちをしなくてもしっかり固定できます。

1/6 藤崎詩織[水着]

2021年10月完成

メーカー:ニューライン

恋愛ゲームの草分けとして有名な「ときめきメモリアル」のメインヒロイン「藤崎詩織」の製作依頼が入りました。「ときめきメモリアル」ついては名前くらいしか知らないので、このキャラについてネットで調べましたが、学業優秀でスポーツ万能の理想的なガールフレンドという設定のようです。

●クリックすると画像を拡大できます。

キットレビュー

パーツ数は10点と少なめで、浜辺をイメージしたベースが付属。やや古めのキットですが、目立った気泡や成形不良はなく、製作上苦労しそうなところはなさそうです、

組み立て・表面処理

いつものように中性洗剤を混ぜたお湯で煮沸して離型剤落とし。念のため、髪のモールドなど奥まった場所は歯ブラシで磨きます。

前髪、後ろ髪、首、両腕、両足を2mm真鍮線で軸打ちをして仮組み。パーツの合いは良好ですが、髪や水着のぬい目などモールドがダルいところが目立ちます。

髪のパーツは合いがよく、首筋の接合線も目立たない構成になっているので、パテ埋めをしなくても大丈夫そうです。

組み立て説明書にも書いてありますが、完成見本は試作品なのか製品版とは右手の指の位置が微妙に違います。

ディスプレイ時に安定するようにヒザとベースにネオジム磁石を埋め込み。

ヘアバンドと髪の間に若干スキマがあるので、ポリパテで修正。あまりぴったり合わせると塗料の厚みではまらなくなるので、微妙にスキマを作ってやります。

モールドの彫り直しなど表面処理がおおむね完了。腕を接着してから塗装か、塗装してから接着か思案中・・・。

塗装

髪のテスト塗装。ピンクなのかオレンジなのかよくわからない色で、いろいろ試しましたが、結局、クレオスのあずき色+オレンジで塗装しました。依頼者様と相談した結果、もう少しオレンジを強めにすることにしました。

水着とヘアバンドの塗装は光沢ホワイトというオーダーだったので、ホワイトパールで塗装。下地にベースホワイトを塗って、ビキニを塗装。散々悩みましたが、ビキニの塗装→マスキング→肌塗装→腕の接着→タッチアップという段取りにしました。

ビキニの部分をマスキング。マスキングテープのスキマから塗料が入り込まないように、さらにマスキングゾルでコーティング。

肌は色白でとの指定でしたので、基本色はガイアカラーのノーツフレッシュホワイトを使用。同じくガイアカラーのノーツサフレスオレンジとピンクでシャドー入れ。

指の間など細かい部分のシャドーを入れてから腕を接着。接着線を処理した後で塗装のタッチアップをします。

ディスプレイベースの塗装完了。サンディブラウンに白を混ぜて塗り、仕上げにホワイトパールをふわっとかけました。

アイペイントはエナメル塗料で筆塗り→光沢クリアでコーティングを繰り返し、少しずつ進めます。まず、ピンクで眉とアイラインの下書き。髪と同色で眉を塗り、ブラック+ブルーでアイラインと瞳の輪郭を描き込み。瞳は赤とピンクで塗り、上部に影を入れました。白でハイライトを入れて完成!

依頼者様よりアイペイントの修正指示あり。筆塗りでチョコチョコやってみましたが、イチからやり直したほうが早くきれいにできると判断し思い切ってドボンしました。

塗装を全て落としてサーフェイサー、ベースホワイト、ガイアカラーのノーツフレッシュホワイトを吹き直しました。

肌にシャドー入れ。クリアーをかけて十分乾燥したら、あらためてアイペイントを始めます。

まゆとアイラインの再塗装。まつ毛の形にこだわりのあるお客様で、数度の描き直しの末にようやく完成!

黒目の輪郭と二重のラインを追加。二重のラインはギリギリまで細くしました。

黒目の中を塗り、白でハイライトを入れて完成!

顔を塗り直したことで肌の色が合わなくなったので、ボディの方も塗り直し。ドボンしてサーフェイサーからやり直しました。(´・ω・`)

肌塗装完了!ビキニのマスキングをはがしてタッチアップをして、いよいよ仕上げに入ります。

瞳の光沢出しは依頼者様のご希望でUVジェルクリアではなく、エナメルクリアーを使用。髪の取り付けはけっこうタイトで、注意しないと塗装がはげてしまいます。

完成!(^O^)

ビキニのマスキングをはがして、塗装の欠けやはみ出しをタッチアアップすれば完成!

👇写真をクリックすると拡大します。

 

1/6 木之本桜 3rdOPver.

メーカー:クレイズ 原型製作:宮川武

2021年7月完成

「カードキャプターさくら」は個人的には「クロウカード編」でキチンと完結していると思っていて、その後の続編は蛇足感があってそれほど好きではないのですが、それでも「さくらカード編」のOPで少し大人っぽくなったさくらちゃんの憂いを含んだ表情にはドキッとさせられました(^∇^)

スカートのフリルは脱着可能

製作記録

クレイズのキットはOPアニメと違ってさくらちゃんらしい明るい表情をしていて可愛いです。(^∇^)原型製作の宮川武氏はおそらく世界で一番ccさくらのフィギュアを数多く手がけていらっしゃる方で、イベント品などの限定商品を含めると20種類以上のキットが発売されています。私もまだ手に入れていないものもあるのですが、プレミア価格がついていてとても手が出ません(T_T)

パーツ状態。フリル、フリル、フリルがいっぱい・・・(−_−;)ニーソのヒザの長いリボンの処理もメンドくさそう・・・。

いつものように中性洗剤を入れた熱湯で煮沸。前回は離型剤落としが不十分だったので、たっぷりと洗剤を入れました。通常はこれで十分ですが、髪の隙間やフリルなど奥まった場所は念のため歯ブラシでこすって洗浄します。

組み立て

首にwaveの2mm真鍮線とハイキューパーツの2mmネオジム磁石を2か所に埋めこんで接続。

スカートを接着すると腕が下から入らなくなるので、真鍮線をギリギリまで切り詰めてハイキューパーツの3mmネオジム磁石を腕に埋め込み、横から差し込めるようにしました。

モモの部分はは重量がかかるので2mm真鍮線を通し、周囲の4か所に3mmネオジム磁石を埋め込んで接続。

主要パーツの仮組み完了!宮川氏原型のさくらちゃんはスラリとしてかっこいいのですが、頭身が高くて中学生くらいに見えます。まだスカートを付けていないので、パンツが丸見え。ここの処理が最重要ポイントになるのかなあ・・・σ(^_^;)。

宮川氏原型のもう一つの特徴は顔が平たいこと。パーツ状態で見ると「こんなので本当にだいじょうぶか?」と思えますが、不思議なことに組み立ててみると違和感がなくなり自然な感じになります。二次元を三次元に置き換えるアプローチには様々な解釈があることが分かります。

お尻がペッタンコだったので、waveのポリパテを盛りつけて丸みを出して、シアノンで表面をコーティングして縫い目やシワなどの質感を表現しました。

スカートは三段重ねでバリもけっこうあって、またしてもフリル地獄の始まりです!Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

2mm真鍮線と3mmネオジム磁石を2カ所ずつに埋め込み、スカートの下2枚を脱着可能としました。

さくらカードの「フライ」の能力で背中から翼が出せるようになりました。サイズも重量もかなりあるので、2mmと1.5mmの真鍮線2本でしっかりと固定します。位置決めにかなり苦労しましたが、なんとか左右対称になりました。

髪につけるリボンは1mm真鍮線で接続。

小さすぎてゴミかと思って捨てそうになりましたが、胸元につける星も1mm真鍮線で接続。

リボンの付け根に1mm真鍮線を埋め込みソックスのフリルに接続。キットのままでは収まりが悪かったので、ドライヤーで温めながら少しずつ曲げて理想の形状に近づけました。

捨てサフを吹いて、600番のヤスリでシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ・・・(´・ω・)表面が滑らかになるまで磨きます。非常に単調ですが仕上がりを左右する重要な作業なので、ここで手を抜くわけにはいきません。

髪とアイペイント

今回は原作イラスト版のように明るい色の髪にしてみました。基本色はクレオスの黄橙色+ブラウン(少量)。まずハイライト色をベタ塗りし→基本色→シャドー色と段階的に暗くしていきました。

アイペイント完了!だいぶ手慣れて作業速度そのものは上がってきましたが、出来の方は正直まだまだです。もっとシャキッとした線で透明感のある瞳にしたいのですが・・・。

瞳の光沢を出すために今まではエナメルクリアを使っていましたが、今回は初めてガイアノーツのUVジェルクリアを使用。UVジェルを爪楊枝で瞳にチョンチョンとつけてUVライトを照射すると約60秒で硬化します。硬化が早くて作業性に優れますが、接着力が弱くてポロリと落ちるとも聞きますが、さて・・・。

最後に髪にリボンをつけてクリアを吹いてツヤを整えて完成!

肌とドレスの塗装

まず、肌の塗装。クレオスのベースホワイト→ガイアノーツのノーツフレッシュホワイトで下地を作り、ガイアカラーのサフレスフレッシュオレンジサフレスオレンジピンクを3:1で混合したものでシャドー入れ。最後にノーツフレッシュを薄めて全体に吹き付けて色を慣らしました。

ドレスの塗装。フィニッシャーズのファンデーションホワイトの下地に紫でシャドーを吹き、最後にホワイトを薄めて全体に吹き付けてシャドーをぼかしました。

靴の星の部分を塗装するためにマスキング。今回、新兵器を導入してみました。面積が広い部分は従来のマスキングテープを使い、隙間から塗料が染み込まないようマスキングゾルで固めます。

これが今回の新兵器。ハセガワのマスキングテープ 0.5mm。従来のマスキングテープと違って柔軟性があり、05mmと極細なので細かい部分のマスキングに威力を発揮できそうです。

下半身の塗装完了!ソックスの塗り分けが複雑でマスキングが大変でしたが、なんとかまとまりました。

スカートのフリルなど、ピンクの部分を塗装。完成までもう少しです!

パンツもピンクで塗装。ルリちゃんの時の経験がうまく活かせて今回はサクサク作業が進みました。

翼の塗装完了!キットの完成写真ではブルー系ですが、可愛さを強調するためにピンク系のシャドーを入れました。

星の杖の作製

杖パーツはインジェクション製でレジンのようにゆがみを心配する必要はありません。大と小の2種類の羽根が付属しています。

星の杖は魔法少女のアイコンとして分かりやすいデザインですが、封印の杖のような個性がなくなって残念でした。魔力発動時に羽根が伸びて中の星がクルクル回るギミックもオモチャっぽくて、初めて見たときにズッコケたことを覚えています。(~_~;)

インジェクション製とはいえ所詮はガレージキット。組み立て方法は自分で工夫しなければなりません。キットのままでは手に握らせることができないので、杖の頭をカットし手首を通してから再接着するように加工。星と羽には0.5mm真鍮線を埋め込んで本体に差し込むように加工しました。

組み立て完成!真ん中の星がくるくる回るギミックは・・・まあ、・・・やめときましょう(^_^;)

星の杖完成!

星の部分はガイアノーツのスーブライトゴールドで杖の飾りはクレオスのゴールドで塗装し、質感を変えてみました。

ディスプレイベースの作製

今回のディスプレイベースは魔法陣をイメージしたものを作製。ネットで拾った画像を適当なサイズに拡大してとりあえず普通紙にプリント。

プリントした魔法陣をプラークに貼り付けてどんな雰囲気になるかチェック。プラークはつや消し黒で塗装するので、サーフェイサーで木目を消して下地作り。

色々テストした結果、もっとも色が鮮明だった写真印刷用紙を使用。プリントした紙と0.4mm透明プラ板をロータリーコンパスカッターで切り出し。

ディスプレイベース完成!

ベースに魔法陣を貼り付け、その上から透明プラ板でカバーして周囲の8か所を虫ピンで固定。

完成!(^O^)

1/8セーラームーン

メーカー:G-PORT 原型製作:智恵理

2021年5月完成

ギャラリー

製作記録

①キットについて

外箱のデザインはシリーズ共通のものでどのキットか区別ができないし、ちょっと味気ない。せめて完成写真をつけてほしかったです(´・ω・`)。

智恵理氏のフィギュアは初めてですが、生き生きとしたポーズが魅力的です。このキットは顔と髪が一体成型になっていてマスキングに注意が必要です。

②製作開始

いつものように、中性洗剤を混ぜたお湯で煮沸して離型剤落とし。ついでにパーツの歪みを修正します。たいていはこれだけでOKなのですが、念のため奥まった場所を歯ブラシでゴシゴシします。

首、肩、腰は2㎜の、髪は1.5㎜の真鍮線で軸打ち。

腰の部分には3㎜ネオジム磁石を埋め込んで脱着できるように加工。

飾り台には百均で見つけた木製コースターを使用。

仮組み完了!おなじみの決めポーズです。アニメや漫画のイラストに比べるとちょっと頭が大きいかな?

足を開いた直立ポーズですが、単なる棒立ちではなく腰に絶妙なひねりが入っていて可愛さを引き立てています。

髪の先、イヤリングなどは別パーツになっていて細かいディティールを再現しています。

240番⇒400番⇒600番と表面処理をしてサフ吹き完了!

サーフェイサー⇒ベースホワイトで下地を作ってから塗装開始。今回はガイアノーツの「ノーツフレッシュホワイト」を使用しました。

同じくガイアノーツの「サフレスフレッシュピンク」+「サフレスフレッシュオレンジ「(1:3)でシャドー入れ

シャドー色を薄めて色を慣らして肌塗装完了!スカートはコバルトブルーで塗りましたが、少し明るすぎるので普通のブルーで塗りなおす予定です。

基本塗装完了!心配していたマスキングもだいたいうまくいきました。後はアイペイントと細部塗装をすればいよいよ完成です。

髪のシャドー入れもまあまあうまくいきました。

胸と腰のリボンを塗装。シャインレッドを基本色にして、シャドーとハイライトを入れました。

前髪が一体成型になっていて塗りずらかったですが、アイペイントもだんだんまとまってきました。

完成!😁😁😁