No.115 ミニチャンプス 1/18 ポルシェ911GT3(992型)

2026年4月製作開始

偶然でしょうが、ミニチャンプスのポルシェ911GT3リペイント依頼が続きました。ただし、こちらは1/18スケールの8代目992型です。911シリーズは車名と型式名が似ていて紛らわしいのですが、5代目が996型、6代目が997型なのに7代目が991型となぜか数が減っていてこれも混乱の原因となっています。ドイツ人は優秀だと思っていましたが、実はけっこうバカなのでしょうか?

ミニカーといえばミニチャンプスというくらいの有名メーカーですが、大スケールの高級ミニカーはパーツ数が多く構造が複雑なので少し手間がかかりそうです。

依頼内容(おまかせコース)

①ボディ:ホワイトにリペイント
②クリアーコートなし
③エンブレム復元:フロントのエンブレム&リアの「PORSCHE GT3」
④内装・ホイールなどのリペイントは不要

写真は自由にDLしていただいて結構ですが、二次使用目的の場合は必ず事前に連絡をお願いします。

製作記録

パーツ分解

パーツ分解①

シャーシ、コクピット、ドアなどを分解。ここまではビスを外すだけなのでわりとサクサク進みました。

パーツ分解②

主要パーツはほとんどネジ止めですが、ボディの小物パーツはガチガチに接着されていて完全分解するのに2週間以上かかってしまいました。

塗装剥離

塗装剥離①

ナトコスケルトンを塗布すると樹脂パーツは溶けてヘロヘロになるので、分解忘れがないかよく確認してから塗装剥離をします。

塗装剥離②

ナトコスケルトンを洗い流し、真鍮ブラシで磨いて塗装剥離完了。ウィング、ドアノブ、サイドミラーは樹脂製なので、塗装剥離をしないでこのまま塗装をします。

破損部の補修

ドアミラー

分解時に右ミラーのダボが千切れてしまったので、0.8mm真鍮線を埋め込んでダボを再生しました。

ウィンドウ

分解時に左後のウィンドウのフチが欠けてしまったので補修。ガラス部をマスキングしてポリパテで成形しました。

エアスクープ①

最後まで分解に手こずったのがフロント左右のエアスクープ。なぜかガチガチに接着されていて、裏からボディを削ってやっと外せましたが、穴が空いてしまいました。

エアスクープ②

メッシュ部分をカットして穴の空いた部分を補修。真鍮メッシュを貼って再塗装。左側のエアスクープは無傷でしたが、バランスを取るために同じように加工をしました。

リアウィンカー

分解のためIPAに漬けているうちに塗装が剥がれてしまったので再塗装。裏からシルバーを塗装し、表からクリアーレッドを吹き付けました。

塗装

下地塗装

足つけをするためにプライマーサーフェイサーで下地塗装をします。

ブラック塗装

サーフェイサーが乾燥したら、ボディ内部やインテーク部分をセミグロスブラックで塗装します。

最終組み立て

No.112 ミニチャンプス 1/43 ポルシェ911GT3(997型)

2026年3月完成

次の依頼品はポルシェ911GT3。レッドのボディをメタリックブラックににリペイントしました。ポルシェといえば何といっても911ですが、初代の901型、ターボ化された930型、4WDのカレラ4の964型、最後の空冷エンジン車の993型、完全フルモデルチェンジされた996型、ボディデザインが変更された997型、7代目 991型、8代目 992型と進化してきましたが、車名は常に「911」ですが、形式番号が同じ9で始まる三桁で新しいモデルの番号が若くなったりして混乱します😅😅😅

かえる工房は4代目以降のポルシェについてはほとんど知らないので、いろいろ調べましたが、ご依頼品は6代目 997型のGT3ヴァージョンのようです。

依頼内容(おまかせコース)

①ボディ色:メタリックブラックでリペイント
②クリアーフィニッシュ2(研ぎ出し)
③ホイール:メタリックブラック&シルバーでリペイント
④ポルシェエンブレムと「GT3」のロゴを復元
その他:シャーシ・内装のリペイントは不要

写真は自由にDLしていただいて結構ですが、二次使用目的の場合は必ず事前に連絡をお願いします。

製作記録

パーツ分解・塗装剥離

パーツ分解①

シャーシ裏のビス2を外してボディとコクピットを分解。リアのビスはエンジンパーツの中に隠されていました。

パーツ分解②

ボディ内部のカシメ部分を削って小物パーツを分解。接着剤がほとんど使われていないので、比較的簡単に分解できました。

塗装剥離①

ナトコスケルトンを塗って塗装剥離。ナトコスケルトンは取り扱い注意ですが、剥離スピードが非常に早くて重宝しています。

塗装剥離②

真鍮ブラシで磨いてスミに残った塗料をかき落として剥離完了。リアのウィングとハッチはプラスチック製なのでIPAにつけ置きして塗装を落としました。

塗装

下地処理

タイヤハウスなど荒れた部分を整えてから、足つけのためプライマーサーフェイサーで下地処理をしました。

本塗装①

ボディ塗装にはクレオス GX201メタルブラックを使用。メタリックブラックと言っても各メーカからさまざまなものが発売されているので、複数の塗装見本を作って依頼者様に選んでもらいました。

本塗装②

ボディ、リアウィング、サイドミラー、ホイールをメタルブラックで塗装。

エンブレム①

フロントのポルシェエンブレムはMSMのステッカーを使用。

エンブレム②

リアの「GT3」エンブレムは ZoomOn のメタルステッカーを使用。ホワイト→レッドで塗装してからデカールのりで貼り付けました。

クリアーコート

フィニッシャーズのオートクリアーでクリアーコート。十分乾燥させてから研ぎ出しを行います。

スポイラー塗装

1000番〜4000番のヤスリでボディを研ぎ出しコンパウンドをかけてから、フロント部分をマスキングしてチンスポイラーをフラットブラックで塗装します。

小物組み立て

完成したボディにウィング、ミラー、ウィンドウ、灯火類を接着して仕上げにモデリングワックスを塗布しました。

ホイール塗装

リム部分をメタルブラックで塗装してからマスキング。リム部分はシルバーで塗装しました。

再リペイント

一旦完成したのですが、色合いがイメージに合わないとのことで、再注塗装のご注文をいただきました。

塗装剥離①

まずボディの細かいパーツを分解してIPAにドボンします。

塗装剥離②

1週間ほどIPAにつけ置きして、歯ブラシで磨いて塗装剥離完了。

表面処理

足つけにプライマーサーフェイサーを吹いて、表面の荒れた部分を軽くサンディングしました。

下地塗装

キャンディ塗装をするので、下地はシルバーで塗装しました。

本塗装

シルバーの下地にクリアブラックを重ね吹き。ほとんどブラックのご希望でしたので、濃いめに吹きつけました。

最終組み立て