ハセガワ 1/24 BMW 2002 ターボ

2024年6月製作開始

BMW 2002 ターボは60年代から70年代にかけて発売された「02シリーズ」の末弟で量産車で初めてターボエンジンを積んだマシンとして有名ですが、ドッカンターボで問題点も多くおりしもオイルショックの時代とあってわずか1,672台で生産終了となりました。西風氏の漫画で年代物ターボエンジンのため、停車後もしばらくアイドリングをしておく必要があるというエピソードが印象的でした。

1,990cc 水冷直列4気筒SOHC  最高出力:170hp 最高速度:211km/h         全長:1,410mm 重量:1,060Kg    1973年発表

ハセガワのカーモデルは細かい点でいろいろツメが甘く残念なキットが多いのですが、「ヒストリックカーシリーズ」など製品ラインナップがかえる工房の好みだということが悩みの種です。(⌒-⌒; )

ハセガワの02シリーズは「ターボ」以外にも「2002ti」「2002tii」「ラリー仕様」「パトカー仕様」などバリエーションが数多く発売されており、このキットもベースキットにエアロパーツを追加する構成になっています。

キットの問題点

①タイヤ:「2002ターボ」ではタイヤ幅もトレッドも広くなっているはずですが、「2002ti」の足回りをそのまま流用しているようです。

②内装:実にテキトーな設計でボディの造形がしっかりしているため、かえってショボさが目立ちます。

③シャーシ:ハセガワカーのモデルの特徴ですが、ボディとシャーシのはめ込みが非常にタイトです。

④ゲート:これもハセガワの特徴ですがゲートが異常に多く、処理が面倒だし、せっかくのメッキを剥がさなければならないあります。

⑤デカール:これは解釈の違いがありますが、赤の部分が薄くてオレンジに近い色になっています。

 

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

バリエーション展開のための不要パーツを差し引くとパーツ数は100点程度になります。モールなどのメッキパーツが大量にあるので、エンジンレスキットにしてはパーツ数は多めです。

デカール

赤・紺・青のラインの赤の部分がオレンジになっています。こういう仕様のものもあったのでしょうか?

シート

写真ではよくわかりませんが、変にでかい!一応実車のシートのデザインに似せてはいますが、妙に角張っていてまるで段ボール箱で作った工作のように見えます。

コクピット

コクピットは一体成形のバスタブ型。よく見るとドアの内張りはツルツルテンでドアノブもハンドルもありません。うっかり乗り込んだが最期2度と出られないというネズミ取りのような仕様です。(−_−;)

タイヤ・ホイール

写真上はオーバーフェンダーなしの状態。これでピッタリ合う設計なので、オーバーフェンダーをつけると妙に引っ込んでいるのが分かります。

表面処理

ボディ製作

シャーシ製作

コクピット製作

No.72 Cararama 1/24 BMW Z4 クーペ(改造リペイント)

2024年5月製作開始

次の依頼品はBMW Z4の改造リペイント 。BMWといえば箱型セダンのイメージがありますが、Z4はジャガーEタイプのようなロングノーズ、ショートデッキで一目でスポーツカーと分かるスマートなスタイリングをしています。

製作記録

「Cararama」というのは香港のミニカーメーカー「HONGWELL」のブランドのようです。ドアやボンネットは全て開閉可能。細部の作り込みが甘く塗装が波打っているなど、エブロや京商などのミニカーと比べると明らかにクオリティが低く大味な作りですが、全体のフォルムはなかなかカッチョいいです。

ボディの分解と塗装剥離

ボディ分解

ドアとエンジンフードのヒンジはネジ止め。それ以外のパーツははめ込みかカシメで固定されていて接着剤はほとんど使われていません。ヒンジにバネなどが入っていないため勝手にパタパタ開いたりします。

リヤハッチ

ヒンジがハメ殺しになっていて分解不可能。ヒンジをカットして固定式にした方がキレイに塗装できるのですが、依頼者様のご希望で可動を生かすことにしました。

シャーシ分解

背もたれは外せましたが、シートはフロアと一体成形。成形色の黒一色で塗装箇所はほとんどありません。

コクピット

お客様のご希望は左ハンドル仕様のミニカーを右ハンドルに改造するというものですが、パーツ数が少なくシンプルな構成なのでなんとかなりそうです。

コクピット改造

ダッシュボード①

写真の四角の部分を切り取って右に移植します。ダッシュボードにきついテーパーがついているところはパテで修正する予定です。

ダッシュボード②

メータ部を右側に移植。左右でテーパーのつきかたが逆なので、ポリパテを盛って形状を修正します。

ペダル類

フロアーからペダルを切り取ってこれも右側に移植。

ステアリング部

ステアリングシャフトの受けとステアリングと連動するタイロッドの部分をプラ板で新造しました。

動作チェック

仮組みをしてスムーズに動くか確認。写真では分かりにくいですが、前輪を左右に切るとステアリングホイールが連動して回ります。

ボディのリペイント

塗装剥離①

ボディを金属パーツだけに分解して「ナトコ スケルトンM-201」をハケで塗り付け。数分で塗料がモコモコと浮いてきます。

塗装剥離②

オリジナルの塗料を完全に剥離できました。

本塗装①

ボディ塗装はタミヤのLP-70アルミシルバーを使用。複数の塗料見本から依頼者様に選んでもらいました。

本塗装②

写真を撮り忘れましたが、下地にマルチプライマー→ブラックを吹いてから、アルミシルバーで塗装しました。

タッチアップ

塗装後に表面の荒れやパーティングラインが気になる部分が見つかりました。普通のミニカーはしっかり表面処理がしてあるのですが、この製品は手抜きをして塗料の厚塗りで誤魔化していたようです。

内装のリペイント

塗装①

内装はダークグレーとレッドのツートンカラーにリペイント。とりあえず基塗装としてクレオス(40)ジャーマングレーで塗装してマスキングしました。

塗装②

シート表面、ドア内張などをタミヤのTS85ブライトマイカレッドで塗装。暗めの赤なのであえてジャーマングレーの下地に直接塗装しました。

メーターデカール

オリジナルのメーターはただの丸いモールドだけなので、ハセガワのBMW 2002ターボからスピードメーターとタコメーターのデカールを流用します。

組み立て