エアブラシについて

大昔に購入したオリンポスのPC101がだいぶガタが目立ってきたので、プロに転向したのをきっかけにエアブラシやコンプレッサーを買い替えました。かなりの期間エアブラシを封印して筆塗りにこだわっていたため、エアブラシやコンプレッサーがいつの間にか進化して驚いた感想などについて書いていきます。

エアブラシを買い替えて一番助かったことは今はどれもボタンが垂直についていることです。気を利かせたつもりでしょうが、PC101はボタンが右に傾いていたのです。しかし、左利きの私にはただ単にボタン操作が苦痛でした・・・( ´△`)。

クレオス プロコンBOY WA プラチナ0.3 Ver.2

現在のところこれをメインとして使用しています。一番人気のあるモデルなので間違いないだろうと単純に選びました。口径は0.3mm。ボタンやダイヤル操作が非常に滑らかで使い心地がいいです。風量調節機構が内蔵されていますが、私にはあまり必要性がなく、本体下からネジが飛び出しているため取り回しが悪く、あまり好みではありません。

全体的なクオリティは高いのですが、なぜか塗料カップのフタが鋳造の安っぽい作りで他のメーカーのようにピッタリとおさまらず、勝手に外れてどこかに転がっていくことがたびたびあります。

〔追記〕カップの不具合をメーカーに相談したところ、無料で代品のフタを送ってくれました。こちらは前のものより合いがよく実用上の問題はなさそうです。

エアテックス ビューティ4+(0.2mm仕様)

フィギュアのシャドー入れなど細吹き専用として購入。細吹き用のエアブラシとしてはクレオスのMr.エアブラシ カスタム 0.18mmが最高峰ですが、あまりにも高価なので、とりあえずのつなぎとしてこちらを購入。ボディがアルミ製で非常に軽く、最初は少し戸惑いましたが慣れると実に使いやすい。ボタン操作もクレオスと違ってカチッとした感触です。

エアテックス ビューティ4 ナイト(0.5mm仕様)

0.3mmのエアブラシでメタリック塗装やサフ吹きをすると詰まることがあるため口径の大きいものを購入。カップと口径以外、ビューティ4+と全く同じものに見えますが、こちらはなぜか新品購入時から不調が目立ち、ちゃんとクリーニングをしているのにニードルが下がったままになり塗料を噴き出したりしました。おそらく製品管理上の問題だと思うのでメーカーに問い合わせてみるつもりです。0.2mm仕様が気に入っていただけに残念です。

タミヤ スパーマックス エアーブラシ SX0.5D

ビューティ4ナイトの不調がどうしても改善しないので、思い切って新調しました。値段も手頃だしタミヤのエアブラシは初めてなので、試してみるつもりで購入しました。ちょっと使ってみた感じではボタンのスプリングが強めですが、操作は滑らかでいい感じです。余計な機構もついておらず塗料カップのフタも気持ちよく閉まります。(^_^)

クレオス Mr.リニアコンプレッサー L5/圧力計付レギュレーターセット

長年愛用していたコンプレッサーは模型用ではないためやたらとでかくて重くてやかましく、レギュレーターもついていないのでエア圧を調整して繊細な塗装をすることができませんでした。そこで、思い切って模型専用のものを新調。非常にコンパクトで騒音も振動も少なく夜間や早朝の作業も問題なくできるようになりました。

クレオス ドレン&ダストキャッチャーⅡ

エアブラシを3本同時に使えるようになったのはいいですが、使用するエアブラシを変えるたびにエア圧を調整し直すのが面倒なので購入してみました。

タミヤ エアブラシ用三連ジョイント

エアブラシの使い分けをするたびにホースの差し替えをして、そのたびにカップに入った塗料をこぼしたり・・・ということを繰り返していたので、三本のエアブラシを同時に使えるように三連ジョイントで接続しました。おかげで非常に作業効率が上がりました。

クレオス Mr.エアブラシスタンド

クレオスのスタンドと組み合わせてセットすると、ちょっとした要塞のようなルックになりました(^_^)。

ヤマゼン YDA-500W 食器乾燥機

塗装スペースが屋外にあるためドライブース導入を検討しましたが、クレオスのものはすでに絶版になっていました。ネットで調べると食器乾燥機が流用できることを知って購入しました。中の食器を支えるための突起を切り取り「Mr.ネコの手ステーション」を敷き詰めました。おかげで雨の日でもカブることがなくなり、ホコリ除けとしても重宝しています。