クレオスプロコンBOY LWA ダブルアクション05

ノズル:0.5mm カップ容量:15cc  価格:13,200円(税込)

エアブラシを一本しか持たないなら、オールマイティに使える0.3mmがいいのですが、カーモデルのボディなど大面積の塗装には0.4mmか0.5mmが最適です。サフ用と通常塗装用にエアブラシを使い分けたかったので、買い足すことに決定。エアテックスのビューティー4も悪くはないのですが、色々なものを試したかったので今回はクレオスの0.5mmを購入しました。ネットで調べるとトリガータイプが人気があるようですが、余計な機能がついていないシンプルなものが好みなので、こちらを選びました。

本体

大型の塗料カップは本体と一体式。余計な機能は一切ついていません。欲を言うとエアテックスのように色分けをしてくれると複数のエアブラシを使う時、区別がしやすくなるのですが・・・。

付属品

メンテ用のレンチとスプレー缶接続用のアダプターとホースが付属。不要なものを売りつけるのではなく、本体のみにしてもっと価格を下げてもらいたいものです。

ニードルキャップ

ニードルキャップは一般的なフラットタイプですが、広い面積に塗装することを考慮してか、少し短く口が広がっています。

塗料カップ

「プロコンBOY WA プラチナ0.3 Ver.2」はフタの締まりが悪くてすぐに飛んで行きましたが、こちらは特に問題なし。

ニードルアジャスター

「プロコンBOY WA プラチナ0.3 Ver.2」ではここも弱点の一つで、ネジが緩すぎていつの間にか狂ってしまうことがありました。デザインはほとんど同じですが、さて、これはどうでしょうか?

クレオス Mr.エアブラシカスタム018 ダブルアクション

ノズル:0.18mm カップ容量:10cc  価格:33,000円(税込)

口径0.18mmでかえる工房の知る限り世界でもっとも細吹きができるエアブラシです。ずっと欲しかったのですが、かなり高価なのでずっとエアテックスの0.2mmで代用していました。

塗料カップのフタ

プロコンBOYと同じサイズですが、なぜかこちらは鏡面仕上げの美しいフタが付属。コストの問題かと思いましたが、アフターパーツの価格は梨地のものと同額でした。(´・ω・)

クレオス プロコンBOY WA プラチナ0.3 Ver.2

ノズル:0.3mm カップ容量:10cc  価格:14,630円(税込)

しばらくブランクがあって久しぶりに模型作りに復帰すると、各社からさまざまな製品が発売されて驚きました。昔はオリンポスのPC101一択だったのに・・・。これを選んだ理由は単純に「一番人気のあるモデルだから」というもの。「エアアジャストシステム」「エアアップ機構」「セミイージーソフトボタン」と豪華スペックです。ボタン操作が滑らかで気に入って一時はメインに使っていましたが、個人的に不満点がいろいろあって結局手放してしまいました。

不満点①エアアジャストシステム

全開にしても全閉にしても風量にほとんど変化がなく、「回しすぎると破損する」という代物です。かえる工房は別売の「ドレン&ダストキャッチャーⅡ」を使っているためそもそも無用の長物で、ハンガーに引っかかったりして取り回しの邪魔になるだけです。

不満点②塗料カップのフタ

塗料カップのフタが梨地の安っぽいもの(左)で、ピッタリと収まらず、すぐに外れて転がってしまいます。結局、クレオスのオンラインショップで鏡面のフタ(右)を購入。見た目もキレイだし、カップの収まりも少しマシです。

不満点③ニードルアジャスター

お尻についたアジャスターでニードルの後退量を調整できますが、これが緩くてすぐに狂ってしまいます。

不満点④エアバルブの角度

「手に馴染みやすく」ということでエアバルブに角度がつけてあります。欠点というわけではありませんが、普通のエアブラシと並行して使っていると違和感を感じますし、ハンガーの種類によってはにうまく収まらないことがあります。

WAVE スーパーエアブラシ アドバンス

ノズル:0.3mm カップ容量:10cc  価格:15,180円(税込)

0.3mm口径はもっとも使用頻度が高いので、サブにWAVEのスーパーエアブラシ アドバンスを購入。今の所非常に調子が良くプロコンBOYのような欠点がないので、いずれこちらがメインになるかも・・・。

ニードルキャップ

ニードルキャップはクラウンタイプとフラットタイプの2種が付属していて、ユーザーが好みによって選べるようになっています。

エアマチックシステム

プロコンBOY の「エアアジャストシステム」と似たようなものですが、こちらはダイヤルが回しやすく効果もはっきりと分かります。

エアブラシ関連ツール

クレオス ドレン&ダストキャッチャーⅡ

エアブラシを3本同時に使えるようになったのはいいですが、使用するエアブラシを変えるたびにエア圧を調整し直すのが面倒なので購入してみました。

タミヤ エアブラシ用三連ジョイント

エアブラシの使い分けをするたびにホースの差し替えをして、そのたびにカップに入った塗料をこぼしたり・・・ということを繰り返していたので、三本のエアブラシを同時に使えるように三連ジョイントで接続しました。おかげで非常に作業効率が上がりました。

クレオス Mr.エアブラシスタンド

クレオスのスタンドと組み合わせてセットすると、ちょっとした要塞のようなルックになりました(^_^)。

ヤマゼン YDA-500W 食器乾燥機

塗装スペースが屋外にあるためドライブース導入を検討しましたが、クレオスのものはすでに絶版になっていました。ネットで調べると食器乾燥機が流用できることを知って購入しました。中の食器を支えるための突起を切り取り「Mr.ネコの手ステーション」を敷き詰めました。おかげで雨の日でもカブることがなくなり、ホコリ除けとしても重宝しています。

塗装テスト(ホワイト系)

美少女フィギュアの水着やレオタードなどを光沢ホワイトで塗装する場合にどのような表現ができるか、いくつか塗装テストをしてみました。

1.クレオス Mr.カラー

  価格:220円(税込) 容量:10ml

ホワイト+シャドー

クレオスのホワイトにガイアカラーの風群青でシャドーを入れたもの。白のブラウスやワンピースなどを塗装するときの定番です。

さくらちゃんのワンピースは風群青で、翼はピンクでシャドー入れをしました。

151 ホワイトパール(白下地)

ホワイトの下地にクレオスのC-151ホワイトパールを重ね塗り。淡いパールホワイトでこれといった特徴はなく無難な感じに仕上がります。

151 ホワイトパール(銀下地)

シルバーの下地にクレオスのC-151ホワイトパールを重ね塗り。ホワイトというより青みがかったシルバーグレーに近くなりました。

GX110 クリアシルバー

ホワイトの下地にクレオスのGX110クリアシルバーを重ね塗り。やや青みがかった銀に近い色になります。

XC01 ダイアモンドシルバー

ホワイトの下地にXC01ダイアモンドシルバーを重ね塗り。テラテラした感じがキレイなので、「アスカゴスロリver.」のストッキングに使用しました。

XC08ムーンストーンパール

ホワイトの下地にXC08ムーンストーンパールを重ね塗り。ダイアモンドシルバーより輝きが柔らかい感じがします。「セーラーサターンミュージカルver.」に使用しました。

316 ホワイトFS17875

クリーム色に近いホワイトで、旧車のホワイトボディに使えそうです。

GX1 クールホワイト

11 ガルグレー

315グレーFS16440

2.タミヤ ラッカー塗料

  価格:220円(税込) 容量:10ml

タミヤ TS-26 ピュアホワイト

タミヤの缶スプレーTS-26ピュアホワイトを塗料が垂れる寸前まで吹いたものです。黒や赤だとテロテロした面白い光沢がでるのですが白ではイマイチのようです。

3.フィニッシャーズ カラー

  価格:420円(税込) 容量:20ml

フィニッシャーズ ピュアホワイト

塗装テスト(ゴールド系)

メッキ塗装と並んで悩ましいのが金塗装です。各社から発売されているゴールド塗料の比較を行い、それぞれがどのような発色をするか簡単なテストをしました。テストしたのは次の4種ですが、他にもさまざまな塗料が発売されているので少しずつ更新していくつもりです。

1.クレオス Mr.カラー

  価格:220円(税込) 容量:10ml

8 ゴールド

このテストの中では最も歴史のある塗料でこれといった特徴はありませんが、何に使っても無難に合いそうな色調です。ただし金メッキのようにキラキラした金属感を再現するには少し物足りません。

SM207 スーパーリッチゴールド

その名の通り、「リッチ」な金色です。通常のゴールドとガイアのスターブライトゴールドの中間程度と言ったら分かりやすいでしょうか?金塗装でも少しキラキラ感を出したい時によさそうです。

GX201 ブルーゴールド

2.ガイアノーツ

  価格:275円(製込) 容量:15ml

Ex-08 Ex-ゴールド

クレオスのゴールドに比べてかなり渋くて落ち着いた感じです。メッキや金属パーツではなく金塗装された部分を再現するのに向いています。

ランボルギーニミウラのホイールとボディ下部に使用。変に主張しすぎない落ち着いた感じに仕上がりました。

122 スターブライトゴールド

通常の金にクリアーオレンジが混ぜられているようです。すごく派手な色合いで美少女フィギュアのアクセサリーなどのキラキラした感じにぴったりです。

星の部分はガイアノーツのスターブライトゴールド、杖の基部はクレオスのゴールドで塗装。部品によって塗料を変えることで質感の違いを出してみました。

133 パールカッパー(下地ホワイト)

正確にはゴールドではありませんが、近似色として紹介。カッパーというと地味な印象がありますが、ガイアのパールカッパーはなかなか派手な感じになります。

133 パールカッパー(下地シルバー)

同じ塗料ですが、こちらはシルバーの下地に重ね塗りしたもの。ホワイト下地に比べると落ち着いた感じになります。

3.タミヤ エナメル塗料

  価格:220円(税込) 容量:10ml

X-12 ゴールドリーフ

タミヤのゴールドリーフは古くなると顔料が変質して輝きが失われます。また、一旦乾燥した塗料を溶剤で薄めても顔料が分離したままになってもとに戻すことはできません。タミヤのHPによるとXF-6コッパーも同じような性質の顔料を使っているそうです。

かえる工房では主に細部を筆塗りする時にタミヤのゴールドリーフを使っていますが、古くなったものは黄土色になっていました。こうなったらあきらめて新品に買いかえるしかありません。右の写真は新品の塗料でコスチュームのモールを筆塗りしたものです。

4.シルバー→クリヤーカラー

金表現をするのにシルバーの下地にクリヤーイエローやクリヤーオレンジを重ね吹きする方法もあります。左はその方法でHGUCゲルググのバーニア部を塗装したもの。

RZ350のチャンバーの溶接部分に軽くクリヤーイエローをかけてみました。

クレオス ウェザリングカラー(スティンブラウン)

スミ入れやウェザリングは長年エナメルカラーを使っていましたが、エナメル系塗料はプラを侵してしまうことがあるので、クレオスから発売されているウェザリングカラーを試してみました。

いすゞフォワードの荷台部分に使用。まずラッカー系塗料のタンを塗装。

ウェザリングカラーのステインブラウンを全面に筆塗り。

20〜30分ほどおいてから専用薄め液で拭き取るとモールドにウェザリングカラーが残ってきれいな木目になりました。

ターナー アクリルガッシュ

フィギュアのアイペイントにアクリルガッシュが使えると聞いて試してみました。アイペイントのみに使うつもりなので基本色のみを近所の画材屋で購入。

エナメル塗料でフチどりを入れてから、アクリルガッシュで瞳の緑を塗装。隠ぺい力が高く乾燥が早いので濁った下地の上からでも鮮やかな発色です。

ガイアノーツ メカサフ

ガンプラなどの関節部を塗装していてサーフェイサー⇒本塗装と重ね塗りをするうちに塗膜が厚くなって可動部に干渉して塗装がはげることがあるので、メカサフを試してみました。

隠ぺい力が高くサーフェイサーの機能を持ちながら、発色もなかなかきれいです。

特に色にこだわりがなければこのシリーズは重宝しそうです。