2023年4月完成
旅客機シリーズ第2弾。今回の依頼品は機体番号を「JA808A」に変更するだけで、新品キットを普通に製作しました。
軍用機のプラモデルは子供の頃死ぬほど作ったので、軽い気持ちで始めましたが、大きな機体の取り回しが面倒で、デカールのはりつけにかなり手こずりました。
製作記録
キットレビュー
パーツ一覧
ハセガワの飛行機キットとしては一般的なパーツ構成で、全面に繊細なモールドが入っています。ネットの評判では作りやすい良キットらしいです。
組み立て説明書・デカール
青のストライプはデカールで再現。MD11のリペイントではデカールの劣化に泣かされましたが、今回は新品なので大丈夫でしょう。駐機状態で製作するので、スタンドは使用しません。
組み立て
仮組み①
とりあえず仮組み。ハセガワらしく精度が高くパーツがピッタリと合いますが、胴体と主翼ははめ込みがキツいので少しクリアランスを取る必要があります。
仮組み②
B787は機首が短めで主翼の先端がイルカのヒレのような独特の形状をしていて、この角度からがいちばん美しく見えます。
胴体の組み立て
駐機状態でバランスをとるため機首にオモリを入れる必要がありますが、このキットにはオモリ用のネジが付属していました。昔は自分で粘土や鉛を詰め込んだのですが、ずいぶん親切になったものです。
主要パーツの接着
胴体、主翼、水平尾翼を接着。長いパーツは接着剤が乾燥する前にハガレて来ることがあるので、輪ゴムやクリップで固定して一晩放置。
パテ埋め
精度が高いと言っても多少の段差はできるためパテ埋めをします。瞬間接着剤のほうが作業時間が短縮できるのですが、繊細なモールドをツブさないようにあえて溶きパテを使用しました。
ランディングギア仮組み
ランディングギアを仮組み。きちんと地面に接地するようにすり合わせをします。
パーツ洗浄
組み立てが完了したので、次はいよいよ塗装作業ですが、その前にパーツ洗浄を行います。ぬるま湯に中性洗剤をまぜて歯ブラシで磨きます。
本体塗装
サフ吹き
モールドが埋まらないように、サーフェイサー代わりにフィニッシャーズの「ファンデーショングレー」を使用。表面の細かいキズをチェックして600〜1000番のヤスリで磨きます。
ホワイト塗装
胴体と主翼を接着してファンデーションホワイトで塗装。水平尾翼とエンジンはまだ仮組みです。
翼端のシルバー塗装
主翼、水平尾翼、垂直尾翼のそれぞれ翼端をマスキング。
翼端のシルバー塗装
翼端をシルバーで塗装。大きなはみ出しもなく割とキレイに塗り分けられました。
デカールはり
通常なら塗装を済ませてからデカールをはるのですが、デカールのラインと下面色をピッタリと合わせる必要があるので、先にブルーのラインのみ貼りつけ。デカールが乾燥したら保護のためクリアーコート。
機体下面塗装
1週間以上かけてデカールとクリアコートを乾燥。マスキングをしてグレーFS16440で機体下面を塗装。
マスキングはがし
デカールがはがれないように注意してマスキングはがし。下面色のラインはキレイに出ましたが、やはりデカールの一部が持っていかれました・・・。
デカールの修復
マスキングを剥がす時に持っていかれたデカールをタッチアップ。
機体番号の変更
今回のご依頼は機体番号「JA808A」で製作ですが、このキットには「JA804A〜JA807A」のデカールしか付属しないので切り貼りをして「JA808A」を再現。
塗装のタッチアップ
マスキングテープでは尾部の下面塗装の丸みがどうしてもうまく出せなかったので筆塗りで修正。その他、細かい塗り忘れやはみ出しを修正。
エンジン塗装
下地塗装
エンジン周りは主にシルバーなので、とりあえずブラックで下地塗装。
エンジン中心の渦巻きマーク
キットには黄色の渦巻きデカールが付属するのですが、依頼者様のご希望でホワイトで筆塗りしました。
エンジン前縁部
エンジン前縁部はシルバーに塗装しましたが、組み立て説明書をよく見ると、機体色と塗り分けがあることが判明・・・(´・_・`)。改めて塗り直しましたが、もう少し分かりやすく塗装指示をしてもらいたいものです。
エンジン噴射口
エンジンの噴射口は黒鉄色、シルバー、焼鉄色で塗り分け。
エンジン完成
エンジン吸気ファンの塗装は説明書では黒鉄色と指示されていますが、依頼者様のご希望でシルバーで塗装してブラックでスミ入れをしました。これはこれで模型映えしてなかなかいい感じです。
完成!