No.80 アオシマ 1/150 粉粒体運搬トレーラー(太平洋セメント)

2024年10月完成

この仕事を始めてから、それまであまり興味のなかったアイテムの製作をすることが増えました。今回のご依頼は粉粒体運搬車(ふんりゅうたいうんぱんしゃ)!(@_@)!!要するにセメントなどを運搬するトラックのことです。これを「太平洋セメント」専用車にリペイントしました。

製作記録

ご依頼品はアオシマ製の1/150 リアルディティール トレーラートラックシリーズのもので、ミニカーといってもほとんどのパーツはプラスチックと軟質樹脂製です。

ボディの分解と塗装剥離

パーツ一覧

食玩のような簡素な箱に本体と軟質樹脂製のバックミラー+サイドガードのパーツが付属します。

トラクター部分解

ネジ止めはなしですが、接着部はごく部分的だったので、割と簡単に分解できました。

トレーラー部分解

ネジを外せばシャーシは簡単に分解できましたが、細かいパイプ類は無理にイジると折れそうなので、分解は最小限にとどめました。

タンクパーツ接着

タンク部分は上下2パーツ構成ですがかなり段差やスキマがあるので、きちんと接着して接着線を消しました。

リペイント

デカール作成

ネットで拾った画像を加工して版下にします。とりあえず普通紙に印刷してバランスをチェックしてからデカールを作成します。

塗装剥離

プラスチック製なので、クレオスの薄め液とIPAを使って塗装剥離。時間は少しかかりましたが、なんとか剥がれてくれました。

キャブ塗装

キャブは少しクリーム色がかった白なので、クレオスの316ホワイトFS17875で塗装しました。

タンク塗装

タンク部分は明るいグレーなので、クレオス315グレーFS16440で塗装。

デカールはり

A-oneの「自分で作るデカールシール」で作成したデカールを貼り付け。通常の水転写デカールに比べて位置調整が難しいのですが、なんとかうまく行きました。

最終組み立て

トラクター部完成

フロントグリル、灯火類など細部を塗装してから組み立て。

トレーラー部完成

全体にセミグロスクリアーを吹いてデカールを馴染ませてから、パーツを組み立て。

完成!

トラクター部とトレーラー部を連結させて完成。連結部は差し込むだけなので、角を曲がる状態も再現できます。

No.74 京商 1/43 レクサスRX500h

2024年8月完成

去年からミニカーリペイントのご依頼が急に増えてきましたが、今回はホワイトボディのレクサスを「ソニックカッパー」にリペイントします。

 

製作記録

ボディの分解と塗装剥離

分解①

シャーシ裏のネジを外してボディ、コクピット、シャーシを分解。後部のネジはマフラーの下に隠されていたので、マフラーも外しました。

分解②

カシメ部を削り落としてから熱湯につけて接着部を分解。いろいろな方法を試しましたが、結局、温熱法が一番効果的です。ただし、熱しすぎて樹脂パーツが歪まないように注意が必要です。

分解③

ボディ分解完了。樹脂製パーツは塗装剥離剤で溶けてしまうので、外し忘れがないかしっかりチェックします。

ナトコスケルトン

いつものようにナトコスケルトンで塗装はがし・・・。と思いましたが、缶がベコベコに・・・(°_°)。踏んだり落としたりした覚えはないのですが・・・。

塗装剥離①

溶剤には問題なかったようで塗装剥離はできましたが、缶が凹んだ理由が気になる・・・。メーカーに問い合わせましたが、1週間経っても返事なし・・・( ´△`)

塗装剥離②

オリジナルの塗料を完全に剥離できました。前後のフェンダーはプラ製なので、IPAにつけ置きして塗装を剥がします。

ボディのリペイント

内部塗装

マルチプライマーを吹いて下地処理。内装部をセミグロスブラックで塗装してからマスキングをします。

下地塗装

本塗装の前にファンデーションホワイトで下地塗装。

本塗装

ガイアノーツの「133パールカッパー」で塗装。実車はもう少し赤っぽい色ですが、既製品塗料ではこれが一番近いようです。

クリアコート

クリアコートをしてからヤスリで研ぎ出し、コンパウンドで磨いてツヤをだします。ちょうど梅雨の季節に重なったため塗装→乾燥にずいぶん時間がかかってしまいました。

最終組み立て

ウィンドウ、ミラー、灯火類を再接着して、シャーシを組み込み。