レーシングカーなど大きいデカールをはったモデルのクリアーコートにずっと悩んでいました。時間をかけてデカールをしっかり乾燥させたり、砂吹き塗装を試したり、いろいろやってみましたが、デカールが浮いてきたり、ブツブツができたりすることを完全に防ぐことはできませんでした。結局デカールの傷んだ部分をタッチアップしたり、ヒドイ時は完全に塗装をやり直ししなければなりませんでした。
Mr.カラー GX100スーパークリアーⅢ
フィニッシャーズ オートクリアー
まとめ
結論としては「カーモデルのクリアーコートにはオートクリアーしかない!」です。デカールに優しいだけでなくツヤもきれいだし、気のせいかもしれませんがホコリもつきにくいようです。欠点としては①少し値段が高い②乾燥に時間がかかる③匂いがきついこと。おそらく専用のピュアシンナーに大量のリターダーが入っているのでしょう。
かえる工房の尊敬するモデラーさんの言葉に「腕は3割程度で、道具が7割」というのがあります。昔は「道具なんかに金をかけるよりも腕を磨くことじゃね?」と思い込んでいました。しかし、道具や塗料を変えることで何度やってもうまくいかなかった作業があっさりできるようになってからは、キットを購入する費用を塗料や道具に回すようになりました。