No.86 1/240 エレメントドーター・アイ スタチューVer.

2025年2月製作開始(予定)

メーカー:RCベルグ  原型製作:蘭穂

次の依頼品はゲーム「怒首領蜂大復活」に登場するエレメントドーター・アイ。かえる工房はゲームはほとんどしないので、最初「美少女フィギュアなのに1/240スケール?」とびっくりしましたが、実は身長48mにも及ぶ巨大メカ少女で、初代ゴジラやサイコガンダムなんかと対等に取っ組み合いができるほどの大きさでした。

 

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

全60点と美少女フィギュアとしてはかなりパーツ数が多く、ディスプレイベースも付属しています。高校生くらいの女子として換算するとスケールは概ね1/8程度になります。

組み立て

塗装

ディスプレイベース

地下人形の系譜 美奈〜みな〜

2025年1月製作開始

メーカー:岡山フィギュアエンジニアリング 原型製作:Bond

「かえる工房製作予定」の中で圧倒的にアクセスが多かったので、宣伝効果を考えてこれを製作することにしました。かなり古いキットのようですが、この手のフィギュアは最近は完成品ばかりなので組み立てキットとして貴重なものです。

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

主要パーツは10点程度ですが、パーツ成形はイマイチだし、拘束ベルトやら鎖やらがたくさんあってけっこう手間がかかりそうです。

付属パーツ

本体以外に、エサ皿、拘束用の杭や鎖などが付属。説明書に記載がないので少し悩みましたが、左上のパーツはどうやらシッポとして使うようです。レジン製の金具パーツが付属しますが、金属パーツに置き換えた方が良さそうです。

組み立て

仮組み

とりあえず仮組みをして手持ちのディスプレイベースに合わせてみましたが、ベースが少し大きいのでもう少し小さいものを探すつもりです。

パテ埋め

足や胸の接続部にはけっこう大きなスキマができるので、瞬着パテを流し込んでスキマ埋めをしました。

磁石接続①

軸打ちをすると脱着がしづらくなるので、ネオジム磁石の4mmと3mm×2のみで接続。

磁石接続②

両足の接続部分は1.5mmと1mm真鍮線で軸打ちをして、3mmネオジム磁石を埋め込みました。

磁石接続③

頭部は肩上と一体パーツになっていますが、工作や塗装のしやすさを考慮して首の部分でカット。1.5mm真鍮線で軸打ちをして3mmネオジム磁石を埋め込みました。

磁石接続④

前髪には2mmのネオジム磁石を埋め込んで脱着可能に。後ろ髪は一体成形なのでマスキングをしなければなりません。

お団子カバー

髪にはお団子カバーをつけていますが、このままでは少し寂しいので0.3mmプラ板でリボンを作ってみました。

首輪製作

カットした首の部分を隠すために0.5mm鉛板から首輪を作製。アクセサリーパーツを利用して鎖をつけました。

鎖の取り付け①

首輪、手枷、足枷、背中、太ももに鎖を追加。鎖はアクセサリー用のカニカンで接続しているので、自由に脱着できます。

鎖の取り付け②

反対側の状態。鎖の長さや配置はベースが完成してから調整する予定です。

鎖の取り付け③

20mm径のプラスチック球を加工して鎖と鉄球を再現。写真では足枷に繋いでいますが、カニカンを使っているので首輪や手枷に繋ぐことも可能です。

塗装

ディスプレイベース

カワイプラークP-11(200×200八角形)

砥の粉で目止めをしてからニスを筆塗り。ここまではいつも通りですが・・・。

下地塗り

石造りの床を表面するためにセメントで下地塗りをします。フチをマスキングしてから木工用ボンドを薄く塗りつけて茶こしでセメントをふりかけます。

本塗装

グレー系の色を何色か重ね吹きしてあえてムラをつけて塗装。フラットクリアーで仕上げてマスキングを剥がしましたが、なかなかうまくいきました。

犬用皿

ドックフードの部分をブラウン系で塗装。マスキングをしてからSHOW UP リアルクロームライトで塗装しました。

鎖と鉄球

プラスチック球に薄くセメントを塗りつけて鋳造の鉄球の感じを表現しました。塗装はブラックの下地にライトガンメタルを軽く吹き重ねました。

1/6 希(のぞむ)

2024年5月製作開始 

メーカー:半眼工房 原型製作:不明

懲りずにまたまたやばいフィギュアを製作開始。普通に販売されているキットなので問題ないと思いますが、小柄で貧乳ですが今年18歳のAV女優という設定にしました。

以前作ったDF研のものとそっくりですので今回も同じような仕様で製作しようと思います。

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ数は16点。右腕は2種類、ネコミミ、シッポ、手袋ありなしが選択可能。カラーレジンで整形され、無塗装でも髪や肌の色が再現されます。瞳デカールがついていないので、アイペイントは必要ですが・・・。

仮組み

とりあえず主要パーツを仮組み。右手を上げた状態ではバランスが悪いので真鍮線か磁石でベースに固定した方が良さそうです。

肩の接着部

肌部分の接着線はどうしてもキレイに消えずにうっすら線が残ることがあるのですが、このキットでは肩の接着線をうまく髪で隠してくれます。d(^_^o)

組み立て

接続部①

首、両肩、髪などの接続部には四角いダボがありますが、凹側が浅くてこのままでははめることができません。

接続部②

凹部分を平の彫刻刀で掘り直し。柔らかいレジンを使っているので、サクサクと掘ることができました。

磁石接続

ネオジム磁石を埋め込んで右腕を交換できるように加工。

塗装

Love Toys Vol.5 磔台

2024年製作予定

メーカー:スカイチューブ

一時1/12のアクションフィギュアにハマっていたころに購入して、仮組みをしたところで飽きてしまって倉庫の奥にしまってあったものを引っ張り出しました。

同じシリーズの「木馬」が欲しかったのですが、すでに生産終了しているようで、ネット検索をしてもほとんど売り切れかプレ値になっています。

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

組み立て

塗装

サイレンスグレイブ

ディスプレイベース

No.67 タミヤ 1/35 日本陸軍歩兵セット

2023年4月完成

次の依頼品はタミヤのMMシリーズ1/35日本陸軍歩兵セットです。

ミリタリーモデルはあまり経験がないのですが、小スケールフィギュアは「ボトムズ」のATパイロットやカーモデルのドライバーをいくつも作っているのでその応用でやってみます。

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

歩兵が4体セットでパーツ数は全57点。1/35スケールですが、アニメキットと違って装備品など細かいパーツがたくさんあってなかなか作りがいがありそうです。

組み立て

組み立て①

とりあえず主要パーツを組み立て。足に0.8mm真鍮線を埋め込んでベースに固定できるようにしました。

組み立て②

主要パーツの接着線やパーティングラインを処理して、サフ代わりにファンデーショングレイで下地塗装。

塗装

塗装①

肌部分をガイアカラーのノーツフレッシュで塗装。この後は筆塗りに切り替え、エナメル塗料でチマチマと塗装をしていきます。

塗装②

エナメル塗料のカーキ、バフ、グリーンなどで少しずつ筆塗り。スミ入れやドライブラシをかけてだんだん立体感を出していきます。

塗装③

フラットクリアで肌や軍服のツヤを調整してから、銃や日本刀などの装備を塗装。

完成!

煩悩亭1/12ボディシリーズ

PCのデータを整理していたら、アマチュア時代に製作したものが出てきたので、まとめて紹介します。スマホで撮ったので写真がイマイチですが:::(*´ω`*) DF研のキット同様、figmaなど3mm軸の首がすげ替えできるシリーズです。

①1/12ぽっちゃりボディ

② 1/12女王様ボディ

③ 1/12ブラジル水着ボディ

綾波レイ パジャマベイビー(脱衣ver.)

PVCフィギュア改造

2024年2月完成

前回の製作は露出度の高いコスチュームでしたが、今回はしっかり服を着たフィギュアを脱がすことにチャレンジ。何をベースにするか考えた結果、「綾波レイ パジャマベイビー」を選択。かえる工房は「アスカ派」というわけではないのですが、なぜかアスカのフィギュアばかり作っているので、今回は綾波を選びました。

 

この手のフィギュアはオークションに出品しませんので、興味のある方は「見積もり依頼・問い合わせ」からご連絡ください。

製作記録

レビュー

原型製作はVISPOの片桐克洋氏。造形に色気があってかえる工房の好きな原型師さんの一人です。

造形は素晴らしいのですが、2006年発売のプライズフィギュアとあって、ゲート跡や接着線がけっこう目立ち、塗装も少し退色しているようです。

パーツ分解

最近はあまり見かけませんが、2本のビスで両足を固定しています。このビスを外せばベースは簡単に分解できる・・・と思ったのですが。

毛布にも2本のダボがあってがっちりと接着されていました。1本はなかなか外れなかったので、ベースの裏からドリルでえぐって分解しました。

分解完了

接着剤がたっぷりついていてどうしても外れない部分はナイフで切り離して分解完了。パジャマの下にはなんとパンツや素肌がちゃんと再現されていました。

仮組み

このようになりました。今回の目標はボディを徹底的に造形することでしたが、結局、肩と胸を造形するだけになりました。(´・_・`)

改造・組み立て

不要部の切り取り

キズがつかないように顔をマスキングして肩と胸のパジャマ部分を削り取り。胸の造形さえすればすぐに完成しそうですが、ボディや足に接着跡やパーティングラインがけっこう残っているので、それなりに手間がかかりそうです。

腕の接続

腕の接続部にスキマができるので、パテで修正。改めて造形しなおすので、一旦胸を全て削り落としましたが・・・なんかこのまま仕上げればオトコの娘になりそうです・・・(⌒-⌒; )。

乳房の造形①

胸の中心に真鍮線で軸打ちをして、それを中心にエポキシパテで乳房を造形。造形の都合を考えてこの段階ではボディから外せるようになっています。

乳房の造形②

乳首の位置に穴を開けて乳房を造形。大まかな形状ができたら胸に接着してさらにラインを整えます。

アームレット

腕を接着してしまうと塗装がやりにくいので、腕にアームレットを造形して、塗装後に接着できるように加工しました。

ショーツ①

完全な「全裸」というのはあまり好きではないので、ショーツは残します。お尻の辺りにパテを盛って、ショーツの後ろが少し浮いた感じにします。

ショーツ②

このままで水着のようにも見えるので、プラ板とパテで小さなリボンを作ってショーツの前にをつけました。

下地塗装

プライマーサーフェイサーを吹いて表面の荒れた部分を修正。次はいよいよ塗装に入ります!

塗装

肌の塗装①

ベース色としてファンデーションホワイト→ノーツフレッシュホワイトをベタ塗り。

肌の塗装②

ガイアカラーのサフレスフレッシュピンク+サフレスフレッシュオレンジでシャドー入れ。時々マスキングをはがして顔の色と合っているかをチェックします。

パンツの塗装①

腰も太ももも分解できないので、少し面倒ですが、肌部分をマスキングします。

パンツの塗装②

シルク生地の感じを出すためにホワイト→ムーンストーンパールを重ね塗り。

髪の塗装①

下地としてガイアカラーのサーフェイサーEVOスカイブルーを塗りましたが、なかなかいい色なのでそのまま生かすことにしました。

髪の塗装②

髪のモールド部にクリアーブルーでシャドーを入れて立体感を出します。

毛布の塗装①

オリジナルでは茶色ですが、ちょっと地味な気がしたので、ピンクに塗装。明るいピンクで基本塗装をして、濃いピンクでシャドーを入れました。

完成!

今回の目的はきっちり着込んだ服を脱がしてボディを作り込むことでしたが、パジャマの下に素肌がきっちり造形されていたので、結局おっぱいを作るだけになってしまいました。(⌒-⌒; )

ハセガワ 1/20 F-15J 女性パイロット

2023年3月完成

1/72のF15-Jに1/20のレジン製フィギュアが付属したキットですが、今回はフィギュアのみの製作依頼です。模型雑誌がガンプラ専門誌になって久しく、ハセガワさんもマクロスなどのキャラものに手を出し、飛行機やカーモデルにも美少女フィギュアを組み合わせたキットが発売されるようになりました。一昔前は「飛行機のハセガワ」と言われたものですが、時代の変化を感じさせます。「FSS」の作者の永野護氏がタミヤMMシリーズのファンであるが故に、自身がデザインしたモーターヘッドを「タミヤだけには商品化して欲しくない」と言っておられた気持ちがなんとなくわかります。

・・・とかなんとか言いながら、かえる工房もいつかハセガワの1/24MAT女性隊員付きマットビハイクルを手に入れようと思ってたりします・・・(^_^*)

製作記録

レビュー

パーツ一覧

ハセガワのHPによると原型製作は辻村聡志氏。1/20のごく小さいフィギュアですが、左足と左腕が分割されていて恐ろしく緻密なモールドが再現されています。

組み立て・表面処理

パーツ洗浄

中性洗剤を混ぜた熱湯でゆでて離型剤落とし。この後、念のため奥まった部分を歯ブラシで磨きました。

仮組み

大雑把にバリを取った状態でとりあえず仮組み。ううむ・・・、こんなに美人でスタイルのいい女性自衛官が現実に存在するのだろうか・・・なんて言ったら叱られるかな?

表面処理①

捨てサフを吹いてパーティングラインやバリを修正。首の周りの荒れた部分はWAVEの「ダイヤモンドヤスリナイフ型」でコリコリ削ってみがきました。

表面処理②

頭頂部にあったレジンの湯口をカットして、消えてしまった髪のモールドを雲母堂本舗の「ライナーソー」で掘り直しました。

塗装

塗装①

下地にマルチプライマーを吹いて、肌の下地塗装としてガイアノーツフレッシュホワイトを吹き付け。

塗装②

エナメル塗料で髪、衣装などを筆塗り。下地塗装なのでまだムラムラですが、ここから少しずつシャドーやハイライトを入れていきます。

塗装③

塗料を一段暗くして髪や衣装をウォッシング。同時に塗り分けの細かい部分を修正。

塗装④

一段明るくした塗料で髪や衣装にドライブラシ。ツナギの色がまだ暗いのでもう少し明るくします。

塗装⑤

さらに明るい色でドライブラシをかけてツナギの色を調整。階級章などのデカールをはって胴体部はほぼ完成。

塗装⑥

瞳はデカールを使いましたが、そのままでは少しブキミなので、クリアオレンジとクリアレッドで目のフチにシャドーを入れ、ホワイトでハイライトを入れました。

ディスプレイベース

ディスプレイベース①

キットにはディスプレイベースが付属しないので、適当なものをジャンクパーツからチョイス。

ディスプレイベース②

何に使われていたものか不明ですが、タタミのようなモールドが入っていて流石に不自然なので、グレーで塗りつぶしてコンクリート風にしました。