1/7 セーラーサターンースターズver.ー

2025年製作予定

メーカー:コトブキヤ 原型製作:HIDE

かなり前から探していたコトブキヤのスーパーセーラー サターンを入手。結構なプレ値がついていましたが、迷わずポチってしまいました。😅😅😅

 

 

 

 

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ数は25点。肩のカバーは透明のバキュームパーツが付属しています。

組み立て

塗装

ハセガワ 1/12 白鳥のジュン

2025年7月完成

メーカー:ハセガワ 原型製作:あらけん氏

発売予定日が少しずれ込みましたが、ハセガワの「白鳥のジュン」がようやく到着!

『科学忍者隊ガッチャマン』はアカ抜けたデザイン、ハードなSF設定、シリアスなストーリー展開は当時のアニメとしては飛び抜けたもので、1972年から1974年にかけて全105話が放送されました。映画評論家の町山智浩氏の話によると、当時のアメリカの男の子は日本から輸入されたこの作品を見てジュンのパンチラキックにトラウマを植えつけられたそうです。

ジュンのフィギュアもいつか作ってみたかったのですが、造形的にクセが強いものやとんでもないプレミア価格のものしかなく、ハセガワさんが手軽な価格でリリースしてくれたのを見つけて迷わず予約してしまいました。まあ、個人的には1/8〜1/6くらいのサイズで出してくれると嬉しいのですが・・・。

 

 

 

製作記録

原型製作のあらけん氏はかなりの手練れのようで、派手なポーズを取りながらもどの角度から見ても破綻のない造形力が素晴らしいです!バイザーとマントの処理に少し不満が残ったので、もう一度キットが手に入ったらリベンジするつもりです。

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ数は全16点。小さいながらもディスプレイベースが付属しています。いちばんの制作ポイントは巨大なマントをどう処理するかです。

バイザー

バイザー部は透明レジンで再現されている・・・のはいいのですが、表面が曇っていいてこのままでは顔がはっきり見えなくなります。

デカール

瞳デカールは左視線、正面、右視線の3種類がそれぞれ2セット付属。さらにバードスーツのエンブレムもデカールで再現されています。

組み立て説明書

アニスと同様、親切な説明書で細かいパーツの塗装指示もきちんと書いてあります。

組み立て

離型剤落とし

いつものように中性洗剤を混ぜたお湯で20分ほど煮沸。お湯が冷めたら奥まった部分を歯ブラシで磨きました。

軸打ち

ゲート切り跡やバリを大まかに整えて1mm〜1.5mm真鍮線で軸打ち。マントをどうするか悩みましたが、左右を接着して塗装後に首から通して接着することにしました。接着時にパーツが多少開くようにエリの部分は接着しませんでした。

仮組み

主要パーツの仮組み完了。ジュンのイメージ通りのダイナミックなヒザ蹴りポーズでありながら、どの角度から見ても破綻のない造形が素晴らしいです。やられ役にギャラクター兵士のフィギュアも欲しいところです。

下地処理

120番〜600番のヤスリでバリや段差を消して、プライマーサーフェイサーで下地塗装をしました。

ディスプレイベース

キット付属のベースはコンパクトでかっこいいのですが、すぐにコケてしまうので、waveのDベースメカ(丸S)と組み合わせました。

塗装

肌部分の塗装

今回はクレオスのLASCIVUSシリーズを使用。ホワイトの下地にCL01ホワイトピーチをベタ塗り、CL03クリアーペールレッドでシャドー入れをしてから、CL09スムースパールコートで仕上げましたが、なかなかいい感じです。

ベルトのバックル

バックルのGマークはデカールを使用。蒸しタオルとマークソフターを使って強引に馴染ませました。デカールを使うなら事前に凹モールドを埋めておいた方がよかったかもしれません。

ホワイト部分の塗装

肌部分をマスキングしてホワイト部分を塗装。ガイアカラーのEXホワイトの下地にクレオスのパールホワイトでコーティング。ヘルメットのオレンジ部分はマスキングをしてオレンジ+蛍光オレンジ(少量)で塗装。

ピンク部分の塗装

蛍光ピンク+ホワイト(5:5)で下地塗装をして、蛍光ピンク+ホワイト(少量)でシャドー入れ。胸のマークはデカールを使用しました。

マントの塗装

表はホワイト部分同様、ガイアカラーのEXホワイト→クレオスのパールホワイトで塗装。裏側はクレオスのキャラクターレッドをベタ塗り。

頭部の塗装

瞳とマユはキット付属のデカールを使用。前髪と唇はエナメル塗料を筆塗りしました。

バイザーの塗装

コンパウンドでピカピカに磨いて、裏側からクリアーイエローで塗装しました。

ディスプレイベース塗装

全体をクレオスの RLM75グレーバイオレットで全体を塗装。

最終組み立て

各部パーツを接着して完成!

ハセガワ 1/12 アニス・ファーム

2025年6月完成

メーカー:ハセガワ 原型製作:つるぎ だん

アニス・ファーム3作目。

「超音戦士ボーグマン」は30年以上前の作品ですが、当時のアニメファンの心によほど深く食い込んでいるのか、21世紀になってからも新製品が次々と発売されています・・・まあ、アニスのフィギュアだけですが・・・😅😅😅

昔のハセガワは飛行機専門メーカーのイメージでしたが、やはりそれだけでは苦しいのか、80年代にはカーモデルにも手を広げ、最近では特撮やアニメメカ、美少女フィギュアなども数多く発売しています。かえる工房も次に発売予定の「白鳥のジュン」を予約していたりします。😆😆😆

 

 

製作記録

キットレビュー

レジンパーツ

左右の脚がつながっているのが少し気になりますが、レジンフィギュアとしては標準的なクオリティで特に苦労するところはなさそうです。

瞳デカール

1/12サイズでアイペイントはきついな〜・・・と思っていましたが、ちゃんとデカールが付属していました、最近のメーカーもののフィギュアでは瞳デカール付属が一般的になっているようです。

組み立て説明書

組み立て方や塗装指示が細かく指示されています。ガレージキットでは「完成写真を参考に自由に塗装してください」というものがよくありますが、この辺はメーカーもののプライドを感じさせます。

組み立て

軸打ち

1mm真鍮線で軸打ち。小スケールだし破損しやすいパーツもないので、今回は磁石接続は行いません。

ディスプレイベース

キットにはベースが付属しないのでジャンクパーツから適当なものをチョイス。スタンド用の穴が空いていたので丸モールドパーツを接着。

仮組み

ごく普通の立ちポーズで極端なアレンジもなく面白みはありませんが、万人に受け入れられる無難な造形です。

表面処理

捨てサフを吹いて240番〜600番のヤスリで磨いて表面処理。バリや段差もわずかで特に苦労するところはありません。

塗装

塗装①

肌はガイアフレッシュ、上着は蛍光ピンク+ホワイトで塗装。髪はオレンジ、ブーツはブラウンで下地塗装をしました。

瞳デカール

瞳デカールは左目線のものを使用。筆塗りアイペイントだと全体作業の半分近く時間がかかるのにあっという間に完成です。

塗装②

髪はオレンジの下地にエナメル塗料でスミ入れをしてから、オレンジ+クレオス131赤褐色+クリアーで色慣らし。

塗装③

ブーツはブラウンで下地塗装をしてからエナメル塗料でスミ入れをして、クレオス131赤褐色+クリアーで色慣らし。

塗装④

手袋とソックスはノーツフレッシュの下地にエナメル塗料のクリアーオレンジでシャドーを入れて、雲母堂本舗CCパール(イエロー)+クリアーで本塗装しました。

塗装⑤

スカート、ジャケットは一体成形で塗装が少しメンドー。きれいにマスキングするのは無理だと判断して筆塗りに変更しました。

完成

上着はセミグロス、手袋、ソックス、スカートは光沢でクリアーコート。イヤリング、ブローチ、ベルトなど細部を塗装して完成です。

GLITTER&GLAMOURS スーパーセーラーサターン(改造・リペイント)

2025年10月製作開始

メーカー:バンダイ 原型製作:?

『劇場版 美少女戦士セーラームーンEternal』の公開に合わせて発売されたプライズフィギュアですが、どうにもデキが微妙なので、小改造をした上でリペイントしました。

造形はそれほど悪くはなく原型師さんの腕に問題はありません。それより、商品コンセプトに疑問があり、どういう狙いでこういう仕様に決めたのか実に興味深いです。普通は変身シーンや必殺技などの決めポーズを再現すると思うのですが、これはいったい何をしているポーズなのでしょうか?ガンプラなどもそうですが、本当にバンダイさんは原作に対するリスペクトがないメーカーだなあ・・・と感じさせます。

 

 

 

製作記録

この製品の問題点

武器(サイレンスグレイブ)を持っていない。
②ちゃんとしたディスプレイベースがついていない。
肩のクリアーパーツが再現されていない。

レビュー

サイズ

リューノスのセーラーサターンと比較。12歳と8歳の年齢差を考慮すると、ほぼ同スケールの1/7〜1/6程度と考えてよさそうです。

ディスプレイベース

ディスプレイベースはなしでショボい補助パーツが付属。ガシャポンフィギュアではよく見ますが、このサイズのものでは見たことがありません。「セーラームーン」という人気コンテンツだから、こんな貧乏くさい仕様でも売れるという計算なのでしょうか?

サイレンスグレイブ①

ウラヌスやネプチューンならともかく、サターンがサイレンスグレイブなしで活躍した場面など見たことがありませんが、何を考えているのでしょうか?ちなみにプルートもガーネットロッドがついていません😞😞😞

サイレンスグレイブ②

フルスクラッチするのも大変だなあ・・・と考えていましたが適当なものを発見!ガシャポンの「スティック&ロッド5」が使えそうです。

サイレンスグレイブ③

フィギュアと並べてみました。少し太いですが、大きさはピッタリです。しかし、このままでは持たせることができないので、腕を改造する必要があります。

肩のクリアパーツ

肩は本当はクリアーパーツなのですが、ピンクの塗装で誤魔化されています。価格帯を考えればやむを得ないのかもしれませんが、メーカーのこだわりの無さを感じます。

改造

ディスプレイベース①

黒のアクリル板でベースを新造します。足の裏にナットを埋め込み、ベースの裏から皿ビス(2mm×7mm)で固定します。

ディスプレイベース②

このようになりました。カカトのへんなカタマリがなくなって、スッキリしますし、安定して飾ることができます。

分解①

いつものように熱湯につけてパーツ分解。

分解②

接着剤がたっぷりつけられていて少し苦労しました。髪の前後と顔の前後、右足は特に分解の必要がないので、このまま作業を進めます。

右腕

右腕を開いたポーズに変更するために上腕部でカットして、1.5mm真鍮線で軸打ち。

右手首

グーになっているので、モールドを削り落として握り手に改造します。人差し指〜小指は0.4mm真鍮線を軸打ちして芯にします。親指は根元に切れ込みを入れて少し開いた形にしました。

サイレンスグレイブの接続

しっかり固定できるように手のひらと柄の部分に3mm×3mmのネオジム磁石を埋め込み。

メッキ落とし

メッキがキレイすぎておもちゃっぽいので、サンポールに漬け置き。プラモデルのメッキなら10分〜30分程度で落とせるのですが、これは高級なメッキなのか3日近くかかってしまいました。

頭部の可動

特に必要はないのですが、何か新しいことをやってみたかったので、首に
ホビーベース 関節技 球体ジョイント(小)を仕込んで可動できるように改造しました。

頭部の可動②

Y軸回転はもちろん、うつむいたり見上げたり、少し首をかしげたりできるようになりました。これでポージングの幅が広がり表情がつけられるようになりました。

肩クリアーパーツ①

オリジナルのままでも良かったのですが、肩の角度を変えたかったので、結局クリアーパーツを新造することに。まず、肩の部分にエポキシパテを突っ込んで原型を作ります。

肩クリアーパーツ②

透明プラ板を台所のコンロで熱して絞り出し。絞り出しは久しぶりでコツを忘れていたため、何個も失敗してやっっとキチンとしたものができました。

改造完了

各パーツの改造が完了して仮組み。どうして最初からこういう仕様で発売しなかったのか、本当に担当者の頭を疑います。

塗装

PLAMAX Artistic arrange アニス・ファーム

2025年4月完成

メーカー:マックスファクトリー  原型制作:田中冬志・松宮誠一

かえる工房のフィギュア作品はレジン製のガレージキットばかりで、組み立て式プラモデルフィギュアは今回が初挑戦となります。最近は組み立て式プラモデルフィギュアが主流となってきたので、試しに一つくらい作ってみようと思っていましたが、オリジナルキャラには興味がないし、バンダイ製品はイマイチ信頼できないので、どうしたものかと思っていたところに、発売情報を見て速攻でポチってしまいました。

ボックスアートは劇中のアニスにも完成品にもぜんぜん似ていないしなんでこんな絵を・・・と思いましたが、イラスト担当はなんと!キャラデザインを担当した菊池通隆(麻宮騎亜)氏。30年も昔の作品で描き方を忘れたか?それとも単なる手抜き仕事か?ネームバリューだけでこんな絵を使うくらいなら完成写真だけでよかったんじゃないかと思います。

写真は自由にDLしていただいて結構ですが、二次使用目的の場合は必ず事前に連絡をお願いします。

ヘルメット装着モード

2体分のパーツを使用して2丁装備にしてみました。

製作記録

初心者や時間のないユーザーを意識して、ガンプラと同じように接着剤や塗装は不要ですが、ABSが多用されていて塗装派にはいささかキビシイ仕様になっています。全体によくできているので、細かい点を改修し、塗装は最低限に抑えてキットの成形色を生かした製作をしました。

製作上のポイント

①顔パーツの交換がやりにくい

②透明パーツの下地が透けて色が濁る

③太ももの可動部にカタイ部分とユルイ部分があって調整が必要。

 塗装に失敗してパーツ購入をしましたが、こちらでは③の問題は解消していました。

 すぐに改修を行ったのか、たまたまハズレのキットに当たったのかもしれません。

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ数は約270点。箱から溢れるほどパーツが詰まっていてガンプラのMGシリーズのような感じです。

組み立て説明書

組み立て説明書はオールカラーの冊子形式。初心者でも組み立てられるように初歩的なことから非常に丁寧に指示されています。このへんはスケールキットメーカーも見習ってもらいたいものです。

主要パーツ

白パーツ52点、青パーツ52点、ピンクパーツ84点。手足は左右同じ形状で、ランナーが2セット付属しています。ヘルメットのシールド、関節の丸モールド、肩の装甲やオッパイカバー(笑)などはクリアーパーツで再現できます。

髪パーツ

髪パーツは18点。ヌキの問題かガレージキットやPVCフィギュアに比べるとかなり細かく分割されています。

顔パーツ

顔パーツは完成済みのものが3点。自分でデカールを貼るものが3点付属。笑い顔の口内は別パーツになっています。

手首パーツ

手首パーツは8点。ポージングによって握り手、銃の持ち手、開き手2種が交換可能です。

武器パーツ

武器パーツは12点。通常のソニックガンにオプションをつけることでライフルモードにすることができます。

ディスプレイベース

パーツ数は8点。クリアーパーツで成形されキットの付属品としてはかなりかっちりした作りです。短いアームと長いアームが2セット付属していて好みによって交換できます。

シール類

黒ラインや白ラインまで完全に色分けをするのは難しかったようで、ここはホイルシールをはって再現。瞳デカールは正面、左目線、右目線の3種類が付属します。

仮組み完成

とりあえずゲート部分を処理しただけのパチ組みで仮組み完了。1日1時間程度の作業で1週間ほどかかりました。この手のキットに何を求めるかの問題ではありますが、無塗装のままではやはりオモチャっぽく見えます。

頭部(素顔ver.)

仮組み

細かいパーツを接着した状態。顔パーツを交換するためにはここまで分解が必要です。figmaなどと比べて脱着部が多くて面倒だし破損の心配もあります。

顔パーツのダボ

ダボがひっかかって顔の交換がやりにくいので、2mmほど残してカット。ここは完全に設計ミスで、髪やヘルメットで顔をしっかり保持するので、こんなに長いダボは全く必要ありません。

アホ毛の取り付け位置

アホ毛の部分も少し問題。アホ毛は前髪の一部なのになぜか頭頂部に接着するようになっていて、前髪を外す前に頭頂部を外す必要があります。

アホ毛の取り付け位置変更

アホ毛の取り付けダボをカットして前髪のほうに接着。これだけで前髪の脱着がスムーズになり、頭頂部を外す必要もなくなります。

改修完了

以上の改修で髪パーツを2ヶ所外すだけで顔の交換ができるようになりました。耳が鬢にひっかかるため取り付けには少しコツがいります。

顔パーツ完成

素体パーツ(上段)にデカールを貼って、口とピアスを塗装。塗装済みパーツ(下段)はそのまま使用します。六つもありますが、目線が変わるだけでほとんど変わり映えしません。

頭部完成

ブラウン系の塗料で髪に軽くシャドーとハイライトを入れて、セミグロスクリアーで仕上げました。

頭部(ヘルメットver.)

顔の脱着

ヘルメットver.も顔のダボをカットすることで交換可能になりましたが、耳の部分を左右に広げる必要があるので、◯のパーツは接着せずにパチ組みにします。

耳のクリアーパーツ

そのままクリアーパーツをはめると下地の色が透けて濁って見える(左)ので、市販のメッキシールを7mm径にカットして貼り込みました(右)。

額センサー

額の左右センサーも下地のピンクが透けてしまうので、裏のダボの部分を削ります。

アンテナ

左右の耳パーツから伸びるアンテナ。付け根がボールジョイントになっていますが、ユルユルだし可動してもあまり嬉しくないので、適当な角度で接着しました。

内部塗装

メットオフ状態でも飾れるように内部をセミグロスブラックで塗り潰しました。

ヘルメット完成

黒のラインは塗装で再現。クリアーコートをしてバイザーと顔を組み立てて完成。ううむ・・・いろいろと手を入れましたが、素組みと大して変わりないような・・・😅😅😅

ボディ

仮組み

首、胸、腹、腰と4か所にボールジョイントが仕込まれ、女性らしい柔らかいポージングが再現できます。胸の下の小さな装甲は外れやすいし可動してもあまり意味がなさそうなので、固定したほうがいいかもしれません。

白ライン塗装

最初はエナメル塗料を筆塗りしたのでが、塗膜が弱くて可動部がすぐにはげたので新品パーツ購入をしてやり直し。マスキングをしてラッカー塗料で塗り直しました。この辺は可動部が多いので、取り扱いは要注意です。

背中のセンサー

キットのパーツにはデカいダボがあり目玉の親父みたいになるので、市販のレンズパーツに交換。メッキシールで裏打ちをして接着しました。

ボディ完成

紫のインナースーツ部はセミグロスクリアーで、赤のハードパーツ部は光沢クリアーでコーティング。光沢部はコンパウンドで軽く磨きました。

脚部

仮組み

太ももの外側に追加装甲が付くようにデザインがアレンジされています。太もものロール軸が抜けやすいので、少し加工した方がよさそうです。

可動範囲

ヒザはかなり深く曲げられ、ボールジョイントでつま先も可動しますが、ヒザアーマーとスネの差し込みが抜けやすいので接着した方がいいかもしれません。スネの裏のカバーは開閉可能でメカ部分が露出します。

太もも関節

太ももの可動範囲を広げるために関節軸を引き出すことができますが、かなり動きがシブいので、すり合わせをしてスムーズに動くように調整しました。

太ももロール軸①

ここも明らかに設計ミス。けっこうスペースがあるのにロール軸(紫のパーツ)は受け側(白のパーツ)よりも短いです。おそらく太ももにはさむピンクの装甲パーツの厚みを忘れていたのでしょう。

太ももロール軸②

ロール軸が簡単に抜けないように2mmほど延長。上の写真と比べるとロール軸がポリパーツから飛び出していますが、スペースに余裕があるので問題ありません。

足首クリアーパーツ

足首のセンサー部も色が透けて濁ってしまう(左)ので、ここもメッキシールを張り込んでからクリアーパーツを組み立てました。

スネのカバー

カバーが開いて中のメカが見えますが、成形色の白のままでは寂しいので、シルバーで塗装してスミ入れをしました。

脚部完成

ボディ同様、光沢クリアーでコーティング。エナメル塗料のパープルでスミ入れをしてから、コンパウンドで軽く磨きました。

腕部

仮組み

ボディや脚部は関節部でほとんど脱着できますが、腕部で分解できるのは肩、腕、手首のみで、ヒジ関節ははさみ込み式になっています。

腕の可動

ヒジは二重関節になっていて、腕が細いため180度近く曲げることができます。

腕部完成

ボディや脚部と同じようにクリアーコートをしてスミ入れ。ヒジ関節は分解できないので、あまり溶剤がかからないように注意しました。

武器・ディスプレイベース

ソニックガン

オプションパーツをつけるとライフルモードになりますが、差し込みがカタイので、塗装をする場合はどちらかを選択して接着した方がよさそうです。赤丸のパーツをセンサーパーツと交換すると腰部に固定することができます。

クリアーパーツ

ライフルモードの銃身左右はクリアパーツになっていますが、やはり色が濁るので裏からシルバーで塗装しました。

クリアーパーツ

レーザーサイト?の部分はただの凹みになっているだけなので、市販のクリアーパーツをはめ込みました。

完成

グレー+パープル(少量)で塗装し、エナメル塗料のパープルでスミ入れ。2セットのパーツを使用して、ソニックガンとライフルモードの2丁を製作しました。

ディスプレイベース

普通の立ちポーズならスタンド無しでも自立しますが、ジャンプしたポーズなどで役に立ちます。アームは長短2種が付属しますが、写真は短いものです。

No.89 1/7 セーラーサターン ミュージカルver.

2025年6月完成

メーカー:リューノス 原型製作:竜人

次の依頼品は「セーラーサターン ミュージカルver.」。ありがたいことに当工房のHP作品を気に入ってご注文いただきました。基本的にはかえる工房作品と同仕様ですが、リボンやヒジの部分をオリジナル通りにブラックで塗装し視線を微調整します。

 

 

 

例によってスカートはキャストオフ可能

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

ベースや武器を含めてパーツ数は26点。無意味なパーツ分割はなく成形もキレイで軸打ち用のダボがしっかり入っています。造形の絶妙さも含めてで歴史に残る傑作キットだと思います!

組み立て

左モモの接続

中性洗剤で煮沸して離型剤落としをして、大まかにバリを取ってから組み立て作業開始。モモと腰の接続は2mm真鍮線で軸打ちをしてから3mmネオジム磁石を2か所に埋め込みました。

ベースの接続

前回の製作では軸打ちが1か所、磁石が2か所でしたが、イマイチ安定が悪かったので、今回は1.5mm真鍮線2本、3mmネオジム磁石1か所に変更しました。ベースは厚みがあまりないので真鍮線はベース側に接着します。

腰の接続

左モモ同様2mm真鍮線で軸打ち、3mmネオジム磁石を2か所に埋め込み。この辺は定番工作なので悩むことはありません。

スカートの接続

以前の製作では「どこまで細かく磁石接続ができるか」がテーマだったので、スカートのフリル(赤丸の部分)のフチに極小の磁石を埋め込みましたが、そもそもはさみ込むだけでもしっかり固定できるので、今回は省略。

髪の接続

最終的には接着する予定ですが、作業上の利便を考えて軸打ち以外に磁石も埋め込んでおきます。

首の接続

1.5mm真鍮線で軸打ち+3mmネオジム磁石を埋め込み。

腕の接続

肩とヒジにも1.5mm真鍮線で軸打ち+3mmネオジム磁石を埋め込みました。

エリの接続

両肩とエリに3mmネオジム磁石を埋め込み。エリのパーツは厚みがないので、厚さ1mmのものを使用しました。

胸リボンの接続

エリと同じように3mmネオジム磁石を埋め込み。

腰リボンの接続

胸リボン同様、3mmネオジム磁石を埋め込み。ピッタリ位置が合うようにリボン側の穴は貫通させて後からパテで修正します。

イヤリング組み立て

イヤリングはパーツを薄く削ぎ取って張り合わせ、2mm真鍮線で丸パーツに接続と、超細かい作業作業になります。

サイレンスグレイブの組み立て

柄の部分は歪みを修正するより早いので、WAVE3.5mmプラパイプに置き換えて1.5mm真鍮線で軸打ち。刃先は08mm真鍮線で軸打ちして塗装後に接着します。

手首との接続

右手と柄に2mmのネオジム磁石を埋め込んで脱着可能としました。

仮組み完了

久しぶりにこのキットを組んで竜人氏造形の凄さを再認識。首の傾げ方、背筋の反らし方、腰のひねり、脚の組み方など、ただの立ちポーズなのにセーラーサターンの性格や位置付けなど微妙なニュアンスが表現されていることに驚かされます。

塗装

仮塗装

「こだわりコース」でのご注文ですので仮塗装を行い、イメージに合わない部分をお客様にチェックしてもらいます。

下地塗装

お客様のご希望をチェックしたら、シンナー風呂にドボンして塗装剥離。改めて表面処理をしてプライマーサーフェイサーで下地塗装しました。

肌塗装

サフレス塗装の予定でしたが、パテが必要なキズが見つかったので、通常塗装に変更。下地にノーツフレッシュホワイトをベタ塗りし、サフレスピンク+オレンジでシャドー入れをしました。

髪塗装①

下地にクレオスのパープルをベタ塗り。

髪塗装②

パープル+クリアブラックでシャドーを入れました。

アイペイント①

シアン+マゼンタでまゆとアイラインを描き込み。

アイペイント②

シアン+マゼンタ+ホワイトで虹彩部分を塗りつぶし。

アイペイント③

シアン+マゼンタで黒目のフチと瞳孔を描き込み。二重のアイラインを細く修正しました。

アイペイント④

上まつ毛と下のアイラインを追加。

アイペイント⑤

下まつ毛と瞳のハイライトを入れて完成!

白部分の塗装

レオタード、手袋は下地ホワイト→クレオスのXC08ムーンストーンパールで塗装。セーラースーツの超常的な雰囲気を出すために表面がテラテラになるように薄めた塗料を何回も吹き重ねました。

紫部分の塗装

エリ、スカート、ブーツはシルバーの下地にクレオスのクリアーパープルを重ね吹き。ブーツが少し柚子肌になってしまったので、1000番のヤスリで磨いて再塗装。

黒部分の塗装

リボン、ヒジの部分は完成見本通りブラックで塗装。スカートやブーツ同様、シルバーの下地にクリアーブラックでキャンディ塗装をしました。

細部の塗装

スカート、エリ、リボンのフチなどモール部分をエナメルゴールドとシルバーで筆塗り。ブーツのヒモは白のバージョンもありますが、今回はブラックで塗装しました。

髪の接着

①顔をマスキングして髪を接着

②接着部を瞬着パテで埋めて表面処理

③接着部を中心にプライマーサフを吹き直し

④パープル→パープル+クリアブラックでシャドーを入れて完了

サイレンスグレイブ①

刃の部分はSHOW UPのリアルクロームライトで塗装。柄の部分は下地に黒鉄色をベタ塗りをしてから、クリアーパープルを軽く重ね吹きしました。

サイレンスグレイブ②

柄の部分に虫ピンの頭を埋め込んで金具を再現しました。

ディスプレイベース

以前の製作と同様にラップ塗装。ブラック→シルバー→クリアーバイオレットで塗装して、ウレタンクリアーでコーティング。表面をヤスリで研ぎ出してコンパウンドをかけてツヤ出しをしました。

No.88 1/7 ミツネシリーズ 女性ガンナー

2025年6月完成

メーカー:フリュー 原型製作:きむ+まつを(モワノー) 彩色製作:La Plastique

次の依頼品はフィギュアの顔のリペイント。誤って汚してしまった顔をリペイントします。「MONSTER HUNTER XX」というゲームのキャラクターらしいですが、かえる工房はほとんどゲームをしないので全く知りませんでした。😅😅😅デザイン的にはキツネの精霊で弓矢を武器にするキャラクターのようです。

製作記録

分解

現在の状態

除光液をこぼしてにじんだ塗装を依頼車様が自分で修復されたそうですが、瞳を中心にほおの刺青や口まで崩れています。ここまで汚れていると分解して全塗装をするしかありません。

分解①

頭部パーツを分解。いつものように熱湯に浸けましたが。後ろ髪を支えるために巨大なダボがあってがっちりと接着されていたので、キレイにはがすのにかなり時間がかかりました。

分解②

修復には水性塗料を使っていたようで、熱湯で簡単に流れてしまいました。

顔のリペイント

塗装剥離①

リペイント前にできるだけ汚れを落とすために、30分ほどシンナー風呂につけます。

塗装剥離②

オリジナルの塗装も含めて塗料がスッキリ落ちました。

表面処理①

分解時に首の表面がガタガタになったのでポリパテを盛って修正。額に成形不良の溝があったので、こちらもついでにパテ盛り(前髪に隠れてほとんど見えませんが・・・)

表面処理②

表面の荒れた部分をヤスリで磨いてからプライマーサーフェイサーで下地塗装。

本塗装

サフ表面を軽く磨いてから本塗装。ガイアカラーのノーツフレッシュホワイトでベタ塗りをしました。

シャドー入れ

フレッシュホワイトがしっかり乾燥したら、サフレスオレンジ+ピンクでシャドーを入れました。

色合いのチェック

部分塗装でいちばん難しいのはオリジナル塗装と色合いに合わせること。段階的に塗装してはチェックを何度か繰り返してボディ側の色に合わせます。

アイペイント①

髪と同じ色でまゆ毛とアイラインを書き込み。正面からの見本写真がないので、前髪をつけて完成写真と同じ角度で形状を確認します。

アイペイント②

二重のラインを追加してマゼンタ+シアン+ホワイトで虹彩を塗りつぶし。だいぶ表情が出てきました。

アイペイント③

ピンクのアイシャドウとほおの刺青を描き込み。

アイペイント④

まつ毛とハイライトを入れてアイペイント完了。あとは細かい汚れやはみ出しを修正すれば完成です。

髪のリペイント

下地塗装

依頼者様が汚した部分の他に分解時に色がはげた部分があるので、髪も部分的に再塗装をします。まず、塗料がしっかり食いつくように全体にマルチプライマーを吹きました。

タッチアップ

エナメル塗料のシアン+マゼンタ+レッドブラウン+ブラック(少量)で調色。色のはげた部分を筆塗りでタッチアップしました。

最終組み立て

各パーツ組み立て

髪、首、アクセサリーなどを接着して完成です!