メーカー:グレインズワークス 原型製作:智恵理
2021年12月完成
2001年にサンライズで制作されたTVアニメ『スクライド』の悲劇のヒロイン、シェリス・アジャーニです。智恵理さん原型の躍動的なポーズに感動してつい購入してしまいました。キャラクターデザインは『機動戦士ガンダムSEED』で有名な平井久司で当時メインヒロインより人気がありましたが、今では正直知っている人は少ないのではないでしょうか?(´-ω-`)。
製作記録
キットレビュー
パーツ数は全部で22点。ディスプレイベースは付属しません。パーツの抜きやモールドの再現度はこの時期のキットとしては標準的なものです。腰パーツは2種類付属し、スパッツかパンティを選択できるようになっています。
ガレージキットにしてはずいぶん豪華なカラーパンフレットと完成見本写真3枚が付属。パンフレットはどういうわけか2セット入っていました。
組み立て
胴体パーツはパーティングラインやシワが集中していて面倒ですが、時間をかけて丁寧に表面処理をしました。
別パーツになっているスカートはスソがきちんと合うように慎重に接着。240番のヤスリでバリ取りやパーティングライン消しをした後で、捨てサフ吹き。さらに表面を400番〜600番で磨きます。
腰の接続面4か所に磁石を埋め込み、スカートのスソをはさみ込み方式にして上半身と下半身を脱着可能としました。
仮組み完了。つま先を伸ばしたハイキックの姿勢で、1/7にしてはかなり高さがあります。
塗装
まず肌塗装を開始!今回はガイアカラーのノーツフレッシュを基本色にして、フレッシュピンクでシャドー入れ。シャドーは控えめにして柔らかい感じに仕上げました。
タイツ部分は黒+CCパール(パープル)で塗装。きれいに塗れましたが、このままでは少しどぎつい感じがするので、セミグロス仕上げにしたほうがよさそうです。
パンツはピンクで塗装。マスキングもうまくいきましたが、完成すると後ろは全く見えなくなります。(´・ω・`)
制服の白部分を塗装してからマスキング。基本色(パープル+ピンク)に白を加えて、まずハイライト色から塗装。
基本色にマゼンタを加えて赤みを増したものでシャドー入れ。この時点ではちょっとキツすぎるくらいに塗装します。
薄めた基本色を吹き付けてシャドーとハイライトの境界を慣らします。さらに黒の部分を塗装して制服の塗装完了!
アイペイント
エナメル塗料は長年タミヤのものを使っていましたが、最近、アイペイントにはガイアエナメルカラーを使うようになりました。
①まず、白目を筆塗り。
②ピンクでまゆ、アイラインなどの下書き。
③まゆ、二重のライン、アイライン、口の中を塗装。
④黒目の輪郭と瞳孔を描き込み。
①グリーンで瞳を塗装。
②明るいグリーンでハイライト入れ。
③さらに明るいグリーンでハイライト。
④はみ出しを修正し、まつ毛と白でハイライトを入れて完成!
仕上げ
今回のキットの最大の難所!シェリスの髪型はあっさりしたオカッパで分割線がはっきりと見えるので、そのまま接着というわけにはいきません。
というわけで髪の接着線をタッチアップをします。せっかく塗装した顔に塗料がつかないように薄いビニールシートで包んで塗装完了後に引き抜くという作戦です。鼻の頭がビニールを突き破らないようにマスキングテープで補強します。
接着線をシアノンで埋めてヤスリで磨き直し。サフ吹きからハイライト、シャドーを入れて髪の再塗装完了!さて、マスキングがうまくいっているかどうか・・・(´・_・`)
成功!(^O^)
顔の部分をマスキングしていたビニールシートを引き抜き。塗料の漏れもなくきれいに塗装できました!
完成!(^∇^)
肌部分はフラットクリア、髪とコスチュームはセミグロスクリアでコーティング。各部を組み立てて完成です!