クレオスプロコンBOY LWA ダブルアクション05

ノズル:0.5mm カップ容量:15cc  価格:13,200円(税込)

エアブラシを一本しか持たないなら、オールマイティに使える0.3mmがいいのですが、カーモデルのボディなど大面積の塗装には0.4mmか0.5mmが最適です。サフ用と通常塗装用にエアブラシを使い分けたかったので、買い足すことに決定。エアテックスのビューティー4も悪くはないのですが、色々なものを試したかったので今回はクレオスの0.5mmを購入しました。ネットで調べるとトリガータイプが人気があるようですが、余計な機能がついていないシンプルなものが好みなので、こちらを選びました。

本体

大型の塗料カップは本体と一体式。余計な機能は一切ついていません。欲を言うとエアテックスのように色分けをしてくれると複数のエアブラシを使う時、区別がしやすくなるのですが・・・。

付属品

メンテ用のレンチとスプレー缶接続用のアダプターとホースが付属。不要なものを売りつけるのではなく、本体のみにしてもっと価格を下げてもらいたいものです。

ニードルキャップ

ニードルキャップは一般的なフラットタイプですが、広い面積に塗装することを考慮してか、少し短く口が広がっています。

塗料カップ

「プロコンBOY WA プラチナ0.3 Ver.2」はフタの締まりが悪くてすぐに飛んで行きましたが、こちらは特に問題なし。

ニードルアジャスター

「プロコンBOY WA プラチナ0.3 Ver.2」ではここも弱点の一つで、ネジが緩すぎていつの間にか狂ってしまうことがありました。デザインはほとんど同じですが、さて、これはどうでしょうか?

カーボン塗装

80年代以降レーシングカーやチューニングカーなどにカーボンファイバーが使われるようになり、その再現が大きなポイントになります。平板な部分には市販デカールが使えますが、複雑な曲面にキレイに貼るのはなかなか難しいです。

カーボンデカール

タミヤ カーボンスライドマーク(綾織り・極細 2)

ルーフやボンネットなど平板な場所にはタミヤのデカールが便利です。デカールの質もなかなかよく、GRヤリスのルーフに使用しました。

カーボン塗装

塗装テスト(フレッシュ系)

1.ガイアノーツ フレッシュカラーシリーズ

  価格:275円(税込) 容量:15ml

051 ノーツフレッシュ

最も標準的な肌色で、特にこだわりがなければこれ一色をベタ塗りしてもそれなりの仕上がりになります。

052 ノーツフレッシュホワイト

かなりホワイトに近い色でベタ塗りでは少し特殊な肌色になります。かえる工房の場合、擬似サフレス塗装の場合の下地に使っています。

053 ノーツフレッシュピンク

ノーツフレッシュをベースにしてシャドーを入れるときに使っています。サフレス塗装に比べて柔らかい色調になります。

054 ノーツフレッシュオレンジ

ノーツフレッシュピンク同様、色調整やシャドー入れに使います。一般的にはピンクとオレンジを5;5に混ぜて使います。

059 サフレスフレッシュピンク

クリアーピンクのような塗料でレジンの成形色を生かした「サフレス塗装」で使用します。

060 サフレスフレッシュオレンジ

サフレスフレッシュピンク同様、クリアーオレンジの塗料です。ピンクとオレンジを好みによって調色します。

  

2.クレオス Mr.カラー ラスキウスシリーズ

  CL01〜02・06〜09 価格:264円(税込) 容量18ml
   CL03〜05  価格:220円(税込) 容量10ml

CL01 ホワイトピーチ

下地に使う塗料でガイアカラーのフレッシュとフレッシュホワイトの中間くらいの色になります。

CL03 クリアペールレッド

シャドー入れの専用色でガイアカラーのサフレスフレッシュピンクに似ています。

CL04 クリアペールオレンジ

CL05 クリアペールブラウン

CL06 クリアーホワイト

パールホワイト+クリアーという感じで、仕上げ段階で明るさ調整に使います。

CL09 スムースパールコート

ラスキウスシリーズの特徴はこれ。パールホワイトのようですが、仕上げにこれをフワッとかけることで独特の質感がでます。

CL102 栗毛

茶髪系の塗装に使います。オレンジやブラウンを混食するより手間が省けてよさそうです。

PROFIX AIR-SYSTEMS エアブラシ用エアータンク T-25

2025年7月購入

エアテックスのコンプレッサーAPC-001R2を3年にわたって使い続けてきて、概ね満足していましたが、最近、エアブラシから出る空気量の微妙な変化が気になってきました。これは故障というわけではなく、コンプレッサーのもともとの性質のようです。そこで、いろいろ調べた結果、外付けのエアータンクを組み合わせてみることにしました。タンクを介したエアを使用するためコンプレッサーの脈動の影響を受けずに安定した塗装ができるというわけです。

安定したエアーの供給

コンプレッサーの微妙な脈動がなくなりエアーが安定しました。気にならない人には不要ですが、かえる工房的にはかなりアタリでした。特に細かく繊細な塗装をする時に効果を発揮します。

②コンプレッサーの保護

タンク内にエアを溜めて作業をするのでコンプレッサーの自動ON・OFFスイッチの切り替え回数が少なくなり負担が減るというわけです。この自動スイッチが故障しやすいという声もよく聞きますが、幸いかえる工房はまだ経験がありません。

水抜き効果

かえる工房では半屋外で塗装作業をするので、湿気対策が大問題です。コンプレッサー本体の他にエアブラシのグリップにも水抜きをつけて、必ず作業前に水抜きをしているのですが、その時に溜まっている水の量が明らかに少なくなりました。逆にタンク内に水が溜まってサビる可能性があるので要注意です。

④その他

特殊な使用法として電源のない場所で作業したい場合、コンプレッサーを外してエアータンクのみで作業ができる、ということもあります。

コンプレッサーAPC-001R2より一回り大きいサイズですが、中身は空気だけなのでかなり軽量です。

サイズ:255✕140✕197mm 重量:約1545g           タンク容量:2.5L 最高使用圧力:1.0MPa 動作設定圧力:0.7MPa   価格:¥8,250

下のノズルからコンプレッサーの空気を取り込み、上のノズルからエアブラシに空気を送り込みます。空状態から満タンに充填するまでは1分30秒ほどとコンプレッサー直付けに比べると少し時間がかかります。

コンプレッサーとエアブラシは全開状態にしておき、タンクのレギュレーターで圧力を調整します。下の圧力計は過剰供給になっていないかを確認するためのものですが、最高使用圧力が1.0MPaもあるので一般的な模型用コンプレッサーを使用する分にはあまり気にする必要はないでしょう。

タンクの下にドレンボルトがあります。作業が終了するたびにここからエアを抜かないと水がたまってサビの原因になります。出荷状態では非常に硬くてプライヤーを使いましたが、その後は指で普通に開け閉めができます。

コンプレッサーと接続するとこんな感じになります。欠点としては置き場所を取ることです。最初から2段重ねでセットになっているものもあるので、次に買い替える時にはそっちのタイプを選んだ方がよさそうです。

塗装テスト(グレー系)

グレー系の塗料といえばミリタリーモデルでよく使われ、特にクレオスのMr.カラーは種類が豊富でいいのですが、名称が専門的でわかりにくいので、わかりやすく一覧にしてみました。

1.クレオス Mr.カラー

  価格:220円(税込) 容量:10ml

戦車や飛行機モデルに特化した塗料がたくさん発売されていますが、名前だけではどんな色か全く分からないので、明るい(と思われる)順に並べてみました。

315 グレーFS16440

「グレー」といってもほとんどホワイトに近い色で、航空機の明るいグレーに使うものです。

11 ガルグレー

こちらも米海軍機に使われる明るいグレーですが、グレーFS16440に比べるとグレー寄りの色です。

116 RLM66 ブラックグレー

明るいところでは普通のグレーに見えますが、暗いところではブラックよりに見えます。

40 ジャーマングレー

写真では明るめに写っていますが、ほとんど黒に近いグレーです。ブラック一色では単調でニュアンスが欲しいときに使っています。

2.ガイアノーツ

  価格:275円(製込) 容量:15ml

072 ニュートラルグレー

ガイアカラーのニュートラルグレーはⅰ〜ⅴまでの5段階があり、数字が大きくなるほど暗い色になります。クレオスと違って汎用カラーなので光沢色になります。

ピンセット・ピックアップツール

昔はピンセットといえば何も考えずにタミヤのものを使っていましたが、バイクやカーモデルのディティールアップや1/43のメタルキットを作るようになって、虫ピンや極小メタルパーツをもっと楽に扱えないものかとよりよいツールを探し、現在ではお気に入りになったものを紹介します。

1.TENIR ピンセット

  価格:各1,650円(税込)

左がスタンダード、中央が先端細型、右が先曲がりです。TENIRはスイスのブランドですが、クレオスが代理店になっていて比較的容易に入手できます。

上がタミヤのストレートタイプ、下がTENIRのスタンダードタイプ。こうしてみるとそれほど違いはないように見えますが、TENIRのほうが動きがしなやかで微妙な力加減の調節ができます。

0.35mmのインセクトピンをつまんでみました。TENIRのピンセットは先端が非常に細くて精度も高いのでこのくらいのパーツでも簡単につまめます。弱点としては先端が極細で注意して扱わないと指を突いたり、簡単に曲がったりします。

2.ファレホ ピックアップツール

  価格:1,364(製込) 

アクリル塗料で有名なスペインのファレホ製のピックアップツール。ミラクルアッパーと同じように先端が吸着式になっていますが、先端が細く非常に吸着力が高いため、極小パーツにも対応できます。

使い捨てのミラクルアッパーと違って先端部分にウレタンのような吸着部がついています。

極小パーツを埋め込む作業に最適。赤丸の部分は志賀昆虫針3号の頭の部分をカットしたものです。ピンセットと違って飛ばしてしまう心配がありません。

3.ビューティーネイラー ミラクルピックアッパー

  価格:385円(税込)

ネイルアート専用ツールで、吸着力がある先端でラインストーンなどをつまみ上げます。1番の特長は非常に安価なことです。

色鉛筆のような形状で吸着力が弱まったら、キャップの部分の鉛筆削りで削るようになっています。

1/20のF1エンジンのファンネルカバーをつまみあげたところ。先端ではなく腹の部分に吸着させた方がいいようです。このくらいのサイズが一番使いやすく、さらに小さいものになると吸着力が不足します。

4.フィニッシャーズ ダストピック

  価格:1,650円(税込)

カーモデル専門のフィニッシャーズらしく、塗装面のホコリ取り専用のツールです。ピンセットでもとれないほどの極小のホコリをエッチング製のピックに引っ掛けて取り除くというものです。

このようにデザインナイフのホルダーなどにセットして使います。

クレオス Mr.エアブラシカスタム018 ダブルアクション

ノズル:0.18mm カップ容量:10cc  価格:33,000円(税込)

口径0.18mmでかえる工房の知る限り世界でもっとも細吹きができるエアブラシです。ずっと欲しかったのですが、かなり高価なのでずっとエアテックスの0.2mmで代用していました。

塗料カップのフタ

プロコンBOYと同じサイズですが、なぜかこちらは鏡面仕上げの美しいフタが付属。コストの問題かと思いましたが、アフターパーツの価格は梨地のものと同額でした。(´・ω・)

クレオス プロコンBOY WA プラチナ0.3 Ver.2

ノズル:0.3mm カップ容量:10cc  価格:14,630円(税込)

しばらくブランクがあって久しぶりに模型作りに復帰すると、各社からさまざまな製品が発売されて驚きました。昔はオリンポスのPC101一択だったのに・・・。これを選んだ理由は単純に「一番人気のあるモデルだから」というもの。「エアアジャストシステム」「エアアップ機構」「セミイージーソフトボタン」と豪華スペックです。ボタン操作が滑らかで気に入って一時はメインに使っていましたが、個人的に不満点がいろいろあって結局手放してしまいました。

不満点①エアアジャストシステム

全開にしても全閉にしても風量にほとんど変化がなく、「回しすぎると破損する」という代物です。かえる工房は別売の「ドレン&ダストキャッチャーⅡ」を使っているためそもそも無用の長物で、ハンガーに引っかかったりして取り回しの邪魔になるだけです。

不満点②塗料カップのフタ

塗料カップのフタが梨地の安っぽいもの(左)で、ピッタリと収まらず、すぐに外れて転がってしまいます。結局、クレオスのオンラインショップで鏡面のフタ(右)を購入。見た目もキレイだし、カップの収まりも少しマシです。

不満点③ニードルアジャスター

お尻についたアジャスターでニードルの後退量を調整できますが、これが緩くてすぐに狂ってしまいます。

不満点④エアバルブの角度

「手に馴染みやすく」ということでエアバルブに角度がつけてあります。欠点というわけではありませんが、普通のエアブラシと並行して使っていると違和感を感じますし、ハンガーの種類によってはにうまく収まらないことがあります。

WAVE スーパーエアブラシ アドバンス

ノズル:0.3mm カップ容量:10cc  価格:15,180円(税込)

0.3mm口径はもっとも使用頻度が高いので、サブにWAVEのスーパーエアブラシ アドバンスを購入。今の所非常に調子が良くプロコンBOYのような欠点がないので、いずれこちらがメインになるかも・・・。

ニードルキャップ

ニードルキャップはクラウンタイプとフラットタイプの2種が付属していて、ユーザーが好みによって選べるようになっています。

エアマチックシステム

プロコンBOY の「エアアジャストシステム」と似たようなものですが、こちらはダイヤルが回しやすく効果もはっきりと分かります。

塗装テスト(シルバー系)

ミニカーリペイントでシルバー系希望のお客様が続いたので、各社から発売されているシルバー系塗料をテストしました。特にタミヤはバイクやF1モデルを意識しているのか、シルバー系の塗料が非常に豊富です。

1.タミヤ ラッカー塗料

  価格:220円(税込) 容量:10ml

LP-38 フラットアルミ

その名の通りつや消しのアルミ色ですが・・・なんというかシルバーではなくコンクリートのようなグレーに見えます。エナメル塗料のフラットアルミはちゃんと金属感があるのですが・・・(−_−;)

LP-48 スパークリングシルバー

一般的なシルバーに比べて発色がよくキラキラしています。カーモデルのシルバーボディに似合いそうです。

LP-63 チタンシルバー

やや金色がかったシルバーです。その名の通りチタンパーツを多用したバイクやカーモデルに重宝します。

LP-70 アルミシルバー

通常のシルバーに比べると白っぽい色合いです。LP-38 フラットアルミはつや消しがキツすぎるので、アルミシルバーを混ぜることで調整ができます。

LP-72 マイカシルバー

メーカーHPには「若干の青味を含んだ明るい銀色」とありますが、塗装テストのピースを見る限り金色がかっているように見えます。

2.クレオス Mr.カラー

  価格:220円(税込) 容量:10ml

159 スーパーシルバー

特にクセのないシルバーですが、クレオスの通常のシルバーに比べるとやや高級感があります。

SM208 スーパージュラルミン

メッキ塗料ではありませんが、金属感のあるシルバーになります。Mr.カラーのスーパーメタリック2シリーズは発色に高級感があってなかなかいい感じです。

3.フィニッシャーズ カラー

  価格:420円(税込) 容量:20ml

ライトガンメタル

明るめのメタリックグレイでハコスカなどにピッタリです。タミヤのメタリックグレーがつや消しなので、光沢塗装にはこれを使います。