製作記録 俺たちの1/12和式便所&男子便所

①和式便所

マイルストンの「俺たちの1/12和式便所」。これを作るのはなんだかんだで3回目。今回はエフェクトパーツにこってみたいと思います。

キットでは壁の裏表2枚を貼り付けるよう指示されていますが、外側に壁モールドは必要ないと判断し1枚だけ使用しています。また、接着してしまうと前後からの鑑賞が難しくなるので、左右の壁はネオジム磁石で接続し脱着可能としました。

このシリーズは作りが割と大雑把で接着面の印もダボも何もないため、自分で位置決めをしなければなりません。磁石接続だけでは壁がずれてしまうのでストッパーをつけました。

塗装完了。このキットには給水タンクパーツもついていますが、シンプルにレバーのみのタイプを選びました。

フィギュアを飾ると・・・。

②男子便所

同じく「俺たちの1/12男子便所」。こっちはあまり需要がなく、今回初めて作ります。

便器2個に洗面台が付きます。

「和式便所」にはしっかりしたベースがついているのですが、「洋式便所」「男子便所」にはタイル地を印刷したペラペラのボール紙だけなので、壁パーツの余りを利用してベースを作製しました。

塗装完了。

ちょっとせまくて飾りにくい・・・。

エフェクトパーツ

透明ランナーとエポキシ接着剤で水流エフェクトを試作。透明ランナーが少し太すぎるようです。

水流表現のため表面にモデリングウォーターを塗ってみましたが、いくら乾燥させてもベトベトとした感じが残るので、今回はエポキシ接着剤のみで作成することにしました。

④ヤキイモパーツ

エポパテでサツマイモやジャガイモを作りました。

これを便器の中に並べます・・・。

⑤完成!

水流はクリアイエローで、ヤキイモはクリアオレンジとブラックで塗装。

マイルストン 1/12 俺たちの和式便所

こんなキットが発売されているとは知りませんでした。そこそこ需要があるのでしょう。キットは便所のパーツのみですが、このように飾るのが正しい使い方なのでしょうね。(;^ω^)

需要があるならもっとえげつないエフェクトパーツなども作ってみようかな・・・。

フィギュア製作

※レジンキットフィギュア以外に破損したフィギュアの修理やリペイント、小改造も承ります。その他に何かご希望があればご相談ください。

基本メニュー

①おまかせコース
明らかなミスやごく簡単な修正は無料で承りますが、微妙な形状や色合いについてはこちらにお任せいただきますので、事前にできるだけ正確な指示をお願いします。
作業開始後の依頼内容変更は追加料金が発生します。

②こだわりコース
作業内容はおまかせコースと同じですが、工程ごとにチェックしていただき、微妙な形状や色合いなどをお客様が納得いくまで修正します。費用も手間もかなりかかりますが、理想通りの完成品を手に入れたいお客様にオススメします。

①ガレージキットにはウレタン型から外すための離型剤が塗布されており、そのままでは塗料がしっかり定着しません。かえる工房では中性洗剤を混ぜたお湯で20分ほど煮沸して離型剤落としをします。同時にパーツのゆがみも修正します。

②ガレージキットは製法上、どうしても成形不良が避けられません。細かい気泡やパーツの欠けをチェックしてポリパテや瞬着パテで修正します。

③レジンパーツは瞬間接着剤で接着可能ですが、負荷のかかるパーツはかんたんに折れてしまうので、補強のため1mm〜2mmの真鍮線で軸打ちをします。

③発送時の破損を防ぐため、主要パーツや細いパーツは接着剤を使用せずに磁石で接続して分解可能にします。

④240番⇒400番⇒600番のヤスリでパーティングラインや成形不良部をきれいに磨きます。サフレス塗装の場合はパーツ表面の傷が目立つので、さらに800番⇒1000番まで磨き込みます。

⑤プラモデルと違ってレジンキットやソフビキットは塗料がはがれやすいので、プライマーサーフェイサーやメタルプライマーで下地処理をします。

⑥瞳デカールが付属しない場合は筆塗りでアイペイントをして、仕上げにUVジェルクリアで光沢を出します。

⑦ディスプレイベースが付属しないキットの場合は無料で木製コースターのベースをおつけします。(サイズやポーズによっては不可能な場合もあります)

オプションメニュー

①グラデーション塗装

基本色の上から極細のエアブラシを使って、シャドーやハイライトを入れて質感の高い塗装をします。

②サフレス塗装

ホワイトレジンを使ったキットの場合、サーフェイサーを使わずにレジンの色を生かしてクリアー塗料のみで塗装します。シャープで透明感のある仕上りになります。

③キャンディ塗装

シルバーやゴールドの下地にクリアーレッドを重ね吹きします。光の角度によってキラキラと色合いが変化します。

④ディスプレイベースの作製

透明アクリル板に真鍮線で接続。

木製デコバージュにニス塗りをして、芝生マットを貼り付け。

木製デコバージュをつや消し黒で塗装。魔法陣のデザインをプリントした紙を透明プラ板にはさんで貼り付け。

木製デコバージュをニスで塗装。タミヤの情景シートのレンガを貼り付け。

木製デコバージュをつや消し黒で塗装し、ミラーシートを張り付け。本体とディスプレイベースに磁石を埋め込めば、立てた状態で飾ることもできます。