No.56 大怪獣総進撃 サンダ対ガイラ

2023年10月製作開始予定

メーカー:WAVE 原型製作:

次の依頼品はWAVEの「大怪獣総進撃」シリーズ「サンダ対ガイラ」です。

「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ(1966年)」はゴジラに続く怪獣スターを生み出そうと試行錯誤をしていた時期の作品で、東宝怪獣としては珍しく「人を食う」ことがわりとはっきり描写されています。

モスラやラドンはその後もゴジラシリーズのゲストとしてたびたび登場しますが、版権上の問題かフランケンシュタインの怪獣はいまだに再登場しません。人間の体格に近い着ぐるみは格闘演技がやりやすく、後の「ウルトラマン」を生み出したという説があります。

WAVEの「大怪獣総進撃」シリーズは全高約50mmとごく小さいサイズで、ディティールアップや塗装に凝り出すと大変なことになりますが、お手軽コースでのご依頼なので、無改造でベタ塗り塗装で製作します。

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

組み立て

塗装

大怪獣総進撃 ゴジラと息子

2023年8月完成(No.46)

メーカー:WAVE 原型製作:酒井智文

仮面ライダーの怪人に続いて、今度は手のひらサイズ(全高約50mm)のホワイトメタル製の怪獣フィギュアです。「大怪獣総進撃 ゴジラと息子」はゴジラシリーズ第8作「怪獣島の決戦 ゴジラの息子(1967年)」をモチーフとしたゴジラとミニラのキットです。

ドライブラシやウォッシングでグラデーションをつけた方が立体感が出るのですが、今回はお手軽コースでのご依頼でしたので、ベタ塗りで完成としました。

ゴジラ

ミニラ

製作記録

キットレビュー

パーツ一覧

パーツ数は7点+デェスプレイベース。ごく小さいキットですが全てホワイトメタル製なのでずっしりと重いです。

組み立て

軸打ち

中性洗剤で煮沸してから、真鍮ブラシで表面を磨いて離型剤落とし。尻尾は1.0mm、両手は0.5mmの真鍮線で軸打ち。

仮組み完了

説明書の完成写真はミニラがゴジラの尻尾にのって遊んでいる様子が再現されていますが、依頼者様のご希望で別々に立たせることにしました。

塗装

下地処理

バリ取りや接着線の処理をしてプライマーサーフェイサーで下地塗装をしました。

基本塗装

ゴジラはジャーマングレイ、ミニラは軍艦色(1)で基本塗装。光の関係で明るく写っていますが、実際にはもっと暗い色です。

ベースの塗装

ベースはサンディブラウン+ブラウンで塗装。

細部塗装

目、背びれ、ツメなど細部を筆塗りで塗装。

1/15 仮面ライダー怪人セット(蜂女 蜘蛛男)

2023年5月完成

メーカー:海洋堂 原型製作:木下隆志

「シン・仮面ライダー」公開記念・・・なのかな?海洋堂の1/15ライダー怪人セット(蜂女、蜘蛛男)の依頼製作です。

蜂女

蜘蛛男

製作記録

海洋堂の特撮シリーズはガレージキット黎明期の製品で、かえる工房も昔「快傑ズバット」と「星雲仮面マシンマン」を作ったことがあります。このシリーズは70〜80年代のラインナップが充実していて仮面ライダーシリーズは怪人もキット化されていました。このシリーズの造形はマンガ的なデフォルメはせずに、スーツアクターのモッサリしたプロポーションまでそのまま再現されていてなかなか味わいがあります。

キットレビュー

蜂女

パーツ数は6点。触覚やサーベルなどの細い部分は金属パーツに置き換えた方が良さそうです。写真を撮ってから気がつきましたが、左下のパーツは蜘蛛男のマントの一部でした。(⌒-⌒; )

蜘蛛男

パーツ数は5点。形状は単純ですがマントの蜘蛛の巣状の塗り分けが少し面倒そうです。すごくどうでもいいことですが、蜘蛛男の声優がアニメ「赤毛のアン」のマシュー・カスバートを担当した槐柳二であることを知るとなんか蜘蛛男がいいヒトのように感じます。

パーツ洗浄

レジンパーツに残った離型剤を落とすために中性洗剤で10分ほど煮沸。

ディスプレイベース

長方形に切り出した1mmプラ板を2枚重ねして、フィギュア固定用の真鍮線を埋め込み。

蜂女

仮組み

右肩、左ヒジに真鍮線を埋め込んで仮組み。

サーベルパーツ

レジン製のサーベルパーツは歪んでいるし折れやすいので、0.6mm洋白線に置き換え。

表面処理

捨てサフを吹いて、400〜600番のヤスリで表面処理。

スーツの塗装

スーツ全体をスカイブルーで塗装。腰のあたりをブルーで塗り分け。

スーツの塗装

肩、腰、ヒザののあたりにブルーでグラデーションを入れ、イエロー部分をホワイトで、髪と目の部分はシルバーで下地塗り。

細部塗装

マフラー、腰帯はクリーム色、胸と頭部はイエローと濃紺で塗装。エナメル塗料でチマチマ筆塗りしているので、ここまで来るのにかなり時間がかかってしまいました。

完成

顔のお化粧と目をクリアーグリーンで仕上げて完成!

蜘蛛男

仮組み

腰、両手首、左腕のマントに真鍮線を埋め込んで仮組み。

表面処理

こちらも400〜600番のヤスリで表面処理。塗装の都合を考えて下半身と左腕のマント部分はまだ接着していません。

スーツの塗装

グリーン+ブラックでスーツ全体を塗装。ブーツとマントはミッドナイトブルーで塗装してクリアーブラックでシャドーを入れました。

下地塗装

オレンジの模様部分をホワイトで下地塗り。だいぶ雰囲気が出てきました。

細部塗装

スーツの模様、触覚、目などをオレンジで塗装。マントの蜘蛛の巣模様はタテ線のみ完了。

完成!

マントのヨコ線を入れて、塗装のはみ出しや歪みを修正。セクグロスクリアーでコートして完成。

イマイ キャプテンスカーレット 秘密トレーラー & コナミ 追跡戦闘車

『キャプテン・スカーレット』は『サンダーバード』で有名なジェリー・アンダーソンが1967年に製作したSF特撮人形劇です。

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イマイの秘密トレーラーは今や歴史的なキットですが、何度か目の再販キットを購入。もともとはモーターライズでしたが、再販ではオミットされています。真の主役は追跡戦闘車ですが、出来がイマイチでどう料理するか手を付けかねていたところコナミの塗装済み完成品を手に入れました。

これが非常に出来が良くサイズもピッタリ!追跡戦闘車はアンテナを追加したのみで、製作のメインは秘密トレーラーということにしました。

コンテナの上部のボタンを押すとスプリングで自動的にコンテナが開くというギミックがあり、それはそれで楽しいのですが、今回はギミックを廃して磁石で接続しました。

キット付属の「SWIFT REMOVALS」というシールはかたくて表面のリブに沿ってきちんとはること不可能なので、インレタを使用ました。

コンテナ上部にネオジム磁石を埋め込みました。

コンテナ展開状態。

スペクトラム基地から連絡を受けた隊員が各地に隠してある追跡戦闘車に乗り込むと、秘密トレーラーが「バカン!」と展開して追跡戦闘車が出動します。サンダーバード同様、燃える名シーンです。

バンダイ ひよっこりひょうたん島 ドンガバチョ

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昔、バンダイから発売されていた「ひょっこりひょうたん島」のドンガバチョです。なかなか出来が良くトラヒゲやダンディさんも発売されるかと思いましたが、残念ながらシリーズ化はされませんでした。

ディスプレイベースと関節部分を少しいじっただけで基本的にストレート組みです。筆塗りで塗装し仕上げにフラットクリアーを吹きました。

帽子の部分を押すとヒゲが動いて横を見ます。接続部分が長すぎたのでカットして少し短くしています。

この写真では分かりにくいですが、足裏とディスプレイベースにネオジム磁石を埋め込んで固定できるようにしました。

腕関節にポリパーツを仕込んで可動範囲を広げました。

この改造でしっかり固定し、可動も自由にできるようになりました。