塗装テスト(メッキ塗料・シルバー)

古い年式の自動車やバイクを作っていると、バンパー、窓枠、トリムなどのメッキ部分の扱いに悩まされます。最近は各社から様々なメッキ塗料が発売されているようなので、塗装テストをやってみました。

使い方はどれも似たようなもので、下地に光沢ブラックを塗ってからメッキ塗料を吹きます。下地のブラックで仕上がりが決まるのでキレイな光沢が出るように吹いてしっかり乾燥させます。メッキ塗料はシャブシャブの状態でビンに入っており希釈する必要はありません。通常の塗料のようにウェットに塗ると塗料に含まれる金属片がツブれてしまうので「塗料をミスト状にしてフワリとかぶせる」感じで3〜5回に分けて塗装します。

BORN PAINT メッキ調お試しセット

1,375円(各15ml)

メッキ塗料の難点はクリアーコートをするとせっかくのメッキ調の塗膜がくすんでしまうこと。ところが、最近クリアーコートができる発売されていると聞いて早速試してみました。

「メッキ調お試しセット」にはアンダーブラックII、ボーンクロームII、フィニッシュクリヤの3種が付属し、各15ml入りで1,375円です。

①アンダーブラックII塗装

まず、下地として専用のアンダーブラックを塗装。光沢が出るように吹き付けて1日以上乾燥させます。

②ボーンクロームⅡ

メッキ塗料のはずですが、フタを開けるとジャーマングレイのような塗料が。これで本当にメッキ塗装になるのでしょうか?

③ボーンクロームⅡ塗装

アンダーブラックの下地にボーンクロームを重ね吹き。薄く数回に分けて少しずつ吹き付けます。ウェットに吹くと原液のようにグレーになってしまうので、砂吹きにするのがコツのようです。

④フィニッシュクリヤ(砂吹き)

ボーンクロームを2時間ほど乾燥させてから、フィニッシュクリヤを吹き付け。表面をクリアで保護するために最初は砂吹きするので表面が曇ってしまいます。

④フィニッシュクリヤ(本吹き)

1時間ほど乾燥させてから本塗装。曇っていた表面に光沢が戻ってきました。金属感はありますが、キラキラのシルバーメッキではなくメタリックグレーに近い感じになりました。同シリーズに「ボーンミラー」というのもあるので、いずれそちらも試してみるつもりです。

SHOW UP ハイパークロームAg

3,691円(各15ml)

こちらはいつも愛用している「リアルクロームライト」のSHOW UPさんの製品です。ベースカラーブラック、ハイパークロームAG、トップコートクリアーの3本セットでBORN PAINTさんのものと同じ組み合わせですが、値段は2倍以上します。

①ベースカラーブラック

BORN PAINTのものと似た感じの深みのある黒で光沢もキレイに出ました。このまま常温で24時間乾燥させます。

②ハイパークロームAG

BORN PAINTのものと同じように原液状態ではシルバーになるとは思えない色。こちらはダークグリーンという感じです。

③ハイパークロームAG塗装

ハイパークロームAGを吹き付け。少しコツがあるようで、何回か失敗しましたが、エア圧を高めにしてドライで吹くとやっとメッキらしい色になりましたが、こちらもグレーがかった色合いです。

④トップコートクリアー

常温で24時間乾燥後に、トップコートクリアーで仕上げ。吹き方が悪かったのか少し曇った感じになりました。

SHOW UP リアルクロームライト

1,500円(15ml)

クレオス、ガイアのものと比べてはるかにメッキ感があります。SHOW UPは模型専門メーカーでないため店頭に置いている店は少ないので、ネット販売で購入しました。アルコール系なのか消毒薬のような匂いがします。テストピースはやや暗く見えますが、吹き付け方が足りなかったのかもしれません。

メーカーの説明によると薄めにで5〜8回重ね吹きし24時間乾燥させると書いてあります。非常に質の高い塗料なのですが、弱点は値段が高いこと。15mlで1,500円ほど、50mlで3,500円ほどします。写真は50mlビンでかなり大きく見えますが、希釈済みなので少し広い面積を塗るとあっという間に無くなってしまいます。

タミヤ 1/12 CB750F

マフラー、フロントフォーク、リアサスに使用。塗装のシルバーとは明らかに違うメッキ調に仕上がりました。キャブやクラッチカバーはメッキパーツのままですがほとんど違和感がありません。

タミヤ 1/6 CB750F

エンジン周辺のパーツはキットのメッキをそのまま生かし、マフラー、ミラー、リアサスなどをメッキ塗装。

タミヤ1/20タイレルP34

ロールバー、エアファンネルなどをメッキ塗装しました。今のところこの塗料が一番メッキをキレイに再現できますが、塗膜が弱くてハゲやすく、クリアーコートをすると曇ってしまうのが難点です。

タミヤ1/12 ヤマハRZ350改

チャンバーにメッキ塗装を施し、クリアイエローで焼けあとを表現しました。

ガイアノーツ プレミアムミラークローム

1,650円 (30ml)

金属塗装としては十分に金属移管が出ていますが、キラキラしたシルバーメッキというよりマット仕上げのメッキに近いです。

トヨタ2000GTのマフラーを塗装。リアルクロームライトに比べるとメッキ感は少ないですが1/24なのでこのくらいの方がいいでしょう。

セーラーサターンのサイレンスグレイブの刃部分に使用。鋭い刃先の金属感がうまく出せました。

クレオス Mr.カラー メッキシルバーNEXT

通常のシルバーより輝きはありますが、銀塗装の範疇を出ない発色です。かなり前に購入したものなので塗料の粒子が劣化していたのかもしれません。機会があれば新品でまた試してみたいと思います。

トヨタ2000GTのホイールを塗装。メッキ部品ではなく金属の地肌の感じを出すのに向いています。

クレオス ガンダムマーカーEXメッキシルバー

輝きはなかなかのものですが、広い面積をマーカーで塗るのは難しくムラが出てしまいました。小部品などのワンポイントに効果を発揮しそうです。

1/144ガンプラのパンツァーファースト頭部を塗装。このくらいのサイズなら本当にメッキをかけたかのような輝きです。

1/32キャデラックのモール部分に使用。エナメル溶剤で溶かして修正することができないので、直線をピシッと決めるのが難しかったです。

ハセガワ ミラーフィニッシュ

塗装ではなくメタリックシールですが、メッキ表現の一種として紹介します。以前使っていたモデラーズの「メタルック」は極薄のアルミ箔シールですぐにちぎれたりシワができたりしましたが、ハセガワの「ミラーフィニッシュ」はビニールのような素材で少し引っ張ったくらいでちぎれることはなくなかなか使いやすいです。

1/32のデコトラ颯大丸のフェンダー部分に使用。

1/24のトヨタ2000GTの窓枠に使用。

タミヤ LP48 スパークリングシルバー

ラッカー系塗料はクレオスをメインに使っていますが、タミヤの「スパークリングシルバー」が発色が良いと聞いて使ってみました。

メタリック系の塗装には発色を良くするため、下地をブラックで塗装します。

なかなかいい感じに仕上がりました( ´∀` )。

クレオス SM208 スーパージェラルミン

メッキ調ではありませんが、金属感のあるシルバーになります。Mr.カラーのスーパーメタリック2シリーズ。このシリーズは発色に高級感があってなかなかいいです。

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